司会進行が苦手な幹事さん必見!バス旅行を”美バス”で盛り上げよう
皆さん、こんにちは!編集部Iです。今回はバス旅行のツアーアテンダントを派遣している会社「美バス」さんを取材してきました。
TVや雑誌など、さまざまなマスコミで取り上げられているので、ご存じの方も多いのでは?
「美バス」を展開している人材派遣会社「美職カンパニー」さんには、モデルやコンパニオン、キャビンアテンダントなどの経験をお持ちの女性たちが所属。その中で旅行が好き、人を楽しませることが好きな女性たちが「美バス」に参加しています。
現在では約200名ぐらいの方が登録しているそうです。
楽しい移動空間、貸切バス車内がさらに華やかに!
今回はこのプロジェクトの立ち上げからかかわってきた蓑手(みのて)さんと永島さんにインタビュー。「美バス」の仕事としての魅力とバス旅行がもっともっと盛り上がるヒントをお届けしますよ!
エンタテイメント性を追求したイマドキのバス旅行
「美バス」がスタートしたのはいまから約8年前、2008年のことです。ビジネスを始めるきっかけとなったのは、とあるバス会社さんからの相談。
「バスガイドさんになりたい、という人が少なくなり、高齢化が進んでいる」
修学旅行や遠足、社員旅行など、参加者の方と一緒に楽しく盛り上がり、素敵な旅の思い出を作ってくれる元気で、しかも、人を楽しませることが得意な女性が同行してくれたらもっと楽しい旅になるはず・・・。
「美職カンパニー」には、現役の劇団員や女優、アナウンサーなども多く参加しています。年齢層も20代~30代前半の若い世代が中心で、人を楽しませる”エンターテナー”の才能を持つ人たち。
「旅行好き」な人なら親和性が高いのでは?というところから募集をしたところ好評。好きな仕事(モデルや女優など)を続けながら、時間が折り合うときに働けて、旅行も楽しめる!ということで登録者が増えたそうです。
「美バス」からツアーアテンダントを派遣してほしい!という学校や企業からの問い合わせも増え、都内近郊(東京・神奈川・千葉・埼玉)の観光バスツアーを中心に乗務しています。
美バスの「ツアーアテンダント」とはどんな仕事?
美バスの「ツアーアテンダント」とは、具体的にどんなお仕事なんでしょう?バスガイドさんや添乗員(ツアーコンダクター)さんとの違いはなんでしょうか。
ひとことでいえば「お客様のバス旅行を安全に、華やかに、楽しく盛り上げる仕事」と蓑手さん。
実際にツアーアテンダントとして乗務している永島さんも「運転手さんとともにバスの安全運行を確保し、お客様がけがしたり、事故に合わないよう気を配る”車掌”業務が第一でプラス、バスの中で過ごす時間を楽しいものにするよう、盛り上げていくこと」が大切だといいます。
バスガイドさんのように、観光地や立ち寄り先について詳しく、豊富な知識を披露する、ということよりも、トレンディな話題や直近の出来事など、旬な話題を提供できるように「アンテナを張っておく」ことを永島さんは心がけているそうです。
バスガイドさんの育成には最低でも3年はかかるところ、美バスのツアーアテンダントさんたちは最低限の研修を受け、独り立ちしていきます。
「経験豊富な先輩が同行してくれることはないので、いきなりソロデビューです(笑)」
運転手さんやお客さんに助けられ、失敗を重ねながら経験を積んでいく。「それだけにお客様に”とても楽しかった!”とおっしゃっていただけたときは達成感が違います」と永島さんはいいます。
「私たちは添乗員ではないので、旅先での行程管理(食事場所や駐車場の手配、確保など)や支払いなどはしません。個人旅行の場合は幹事さんにやっていただくことになります。
その代わり、旅行中、みなさんに楽しい時間を過ごしていただけるよう心を配ることは私たちにお任せください!そのために、各自で最新の情報をインターネットなどを使って収集し、リアルタイムの話題を提供できるよう、心がけていますよ」。
団体旅行の幹事さんの仕事は裏方に徹すること。いろいろな気苦労が絶えません。その上、旅行中のエンタテイメントも・・・というのはちょっと気が重いと感じる方も多いのでは?
そのエンタテイメントの部分を美バスのツアーアテンダントさんにお願いできれば、幹事さんも裏方の仕事に集中できますよね。
個人で社員旅行や研修旅行などを企画しているときは強ーい味方になってくれますね!
「ツアーアテンダント」の仕事で楽しかったこと、焦ったこと
幼稚園の遠足や修学旅行、社員旅行などさまざまなバス旅行に同行した経験をお持ちの永島さん。
いままでで『いちばん思い出に残っているエピソード』は?
「中学生の修学旅行に同行したときのことでしょうか。ツアー最終日にドライバーさんと私あてにサプライズで手紙を書き、バス車内で読み上げてくれました。そのときの内容に感動!嬉しくて思わず泣いてしまいました」。
全国から東京へ修学旅行で訪れる学生さん。地方によって特色があって面白いそう。「やっぱり関西の学生さんはノリが良くて、さすがだなーと思いました」。
『やってしまった!』という失敗談は?
「ベテランのバスガイドの講師さんに、研修中に教えて頂いた『絶対にすべらないギャグ』を、車内で言ったらすべったことです」。
「自分の身の丈にあったギャグを考えて言うべきだと痛感しました」。
乗務していて『大変だと思うこと』はありませんか?
「いろいろな世代や立場の人たちが一緒に乗車され、移動するときは話題の選び方などにちょっと気を使います」。
「あとこの仕事、朝はたいてい早起きしなければならないので、それがいちばんツライかも・・・(笑)」。
道路が渋滞して立ち寄り先の予約時間に間に合わなくなる、急にトイレに行きたい人、気分が悪くなった人がでたり・・・。
幹事さん1人では、対処しきれないことが起きたときは早め早めに手助けするように心がけているそう。臨機応変に気配りできる永島さんに、次回もぜひお願いしたい!といわれると「苦労も吹き飛びます」。
また、仕事中は立ちっぱなしの時間が長いので足がむくみやすいのが難点。「家に帰ったらストレッチをするなど、疲れを残さないようにしています」。
バス車内も乾燥するので化粧水をたっぷり使うなど、保湿に気を付けているそうです。
ちなみに永島さんおススメの東京みやげは?
「ありきたいかもしれませんけど、浅草・舟和のスイーツ。カフェではイモようかんソフトクリームが食べられます!また、最近話題の花月堂・ジャンボめろんぱんもおいしいです!」
皆さんも浅草に立ち寄ったときは、ぜひ食べてみてくださいね。
ツアーアテンダント、ここがだいご味!
ツアーアテンダントという仕事。どんな方が向いているのでしょうか。
「人前で話しをするのが苦痛ではない人。度胸が据わっていて、人を楽しませるのが大好きな方が向いていますね」と蓑手さんはおっしゃいます。
確かに、女優さんやアナウンサーなどの仕事を志す人なら普段の仕事にプラスになります。
永島さんは普段は野球のチアリーダーのお仕事をしていますが、大勢の人と一緒に盛り上がり、ハッピーな気持ちにさせるというところは共通しているといいます。
バスに乗務したとき、いちばん最初にするのは「笑顔で元気にあいさつ」。これでお客様との距離がぐっと縮まると永島さんはおっしゃいます。
「どの旅行でも『ランチをご一緒に』と誘ってくださいます」。皆さんと食事をしながらおしゃべりを楽しむことで、さらに親近感がわき、思い出に残る旅行ができるそう。
バスの大きなフロント越しに眺める景色も魅力のひとつ。「季節感を感じることができます」。
自分の「やりたいこと」にまい進しながら、旅行や人とのふれあいも楽しめる仕事。
デスクワークが苦手・・・という人にはまさにぴったり。苦労も多いとは思いますが、やりがいのある仕事といえますね。
「美バス」のツアーアテンダントをお願いするには?
乗務可能なエリアは都内近郊。
「1日3万円(税抜)で、宿泊を伴う場合は1日当たりプラス3千円となります」。(※金額はシーズンによって異なりますので、お問合せください)
ホテル手配は1泊2食付きで幹事さんにお願いしています。
「いちばんご注意いただきたいのは、必ずしもご希望の日程に乗務できるツアーアテンダントが見つかるとは限らないということ」と蓑手さん。
他に仕事を持ちながら、掛け持ちで「美バス」に登録しています。
旅行会社、バス会社はもちろん、個人・法人でツアーアテンダントをお願いしたい、という場合でも気軽にお願いしてみてはいかがでしょうか?
社員旅行幹事を任されたけど、人前で話しをするのは苦手・・・という幹事さんには特におススメ!
きっと思い出に残る、楽しい旅行になりますよ!
■取材・協力
株式会社 美職カンパニー「美バス」
東京都新宿区西新宿6-5-1新宿アイランドタワー6階
Tel:03-6833-0016
http://www.bibus.jp/
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