沖縄で送迎バスを貸切したらいくら?料金相場・計算方法を徹底解説

沖縄で送迎バスを貸切したらいくら?料金相場・計算方法を徹底解説

沖縄は移動手段が限られているため、レンタカーを借りるか、貸切バスをチャーターする場合がほとんど。大人数なら空港から貸切バスを運転手付きで借りるのが便利ですね。

空港からリゾートまでの移動手段として送迎バスを借りるケース、旅行中は借りたまま観光を楽しむ場合など、いろいろなケースがあると思います。

貸切バスの運賃・料金は、2023年6月27日に国土交通省が発表した「新公示運賃額(最低基準額)」に基づき、各バス会社が内閣府沖縄総合事務局運輸部に届け出た単価で計算します(9月下旬頃から適用)。

その金額は、各地方運輸局によって少しずつ違い、各バス会社ごとにも違うため、同じ条件でバスをチャーターしても出発エリアによっても値段が変わってくるんです。

送迎バスCVボタン

今回は、一般の方には難しい貸切バス料金の計算。沖縄出発でバスを運転手付きでチャーターした場合、いくらになるか「短時間送迎」「日帰り」「1泊2日」について詳しく解説します!

※「新公示運賃額」は2025年にも見直しが予定されるなど、随時変更になる可能性があります。ご紹介するバス料金はあくまでも目安として参考になさってください。

内閣府沖縄総合事務局運輸部が設定している「貸切バス運賃・料金」とは?

貸切バス料金は、国土交通省・地方運輸局が管轄していますが、沖縄のみ内閣府沖縄総合事務局運輸部です。

貸切バスの運賃は、「貸切バスを走らせた距離=キロ制運賃」と「ドライバーさんの時給=時間制運賃」を足したもの

キロ制運賃は1㎞あたりの金額(単価)で、時間制運賃は1時間あたりの金額(単価)で、「新公示運賃額(最低基準額)」を国土交通省が公示しています。

この金額を下回る料金では運行できないという最低基準額であり、この金額を基に各バス会社が下限額のみを届け出ればOK。時期や曜日、利用条件などにより、各社が自由に料金設定ができます(上限は特になし)。

バス会社ごとに単価が異なるため、複数のバス会社から見積りを取り寄せて比較するのがとても重要となります。

下の一覧表は、貸切バスを1人の運転手(ワンマン)が昼間運転した場合にかかる最低運賃(2023年6月27日発表の新公示運賃額)を示したものです。

沖縄エリア出発で貸切バスを借りた場合の運賃・料金表

バスの種類 キロ制運賃 時間制運賃
大型バス 200円(税抜)/km~ 5,230円(税抜)/時~
中型バス 170円(税抜)/km~ 4,420円(税抜)/時~
小型バス・マイクロバス 100円(税抜)/km~ 3,790円(税抜)/時~

(引用元:国土交通省「貸切バス運賃・料金制度ワーキンググループ」フォローアップ会合より)

沖縄で早朝や深夜バスを頼んだ場合、長距離走る場合は?

沖縄の場合、深夜バスや早朝送迎を依頼するケースはあまりないかと思います。ただ撮影のロケなどで、移動距離が長い、待機時間が長いという場合は注意が必要です。

貸切バスを1人で運転してよい時間は1日11時間まで。距離は昼間の運行で500㎞まで(夜間は400㎞まで)と決められています。

これを超える場合は、交替ドライバーが必要(ツーマン運行)となりますのでご注意ください。

また、貸切バスの早朝・深夜の時間帯とは、夜の22時~翌朝5時までを指します。この時間帯にバスの運行時間がかかる場合は、タクシーと同じように割増料金が必要です。

参考までに2014年に公示された「貸切バス運賃・料金制度」では、交替運転手が必要な場合や深夜割増料金は、通常の貸切バス料金に比べ10~20%程度高くなっていました。

バスの運賃は、ドライバーさんが営業所で、運行前の安全確認・運行後の安全確認の時間帯も含めて計算しますので、ご注意ください。

沖縄で電動リフト付きバスやトイレ付バスなど、特別なバスの貸切は料金高め

福祉施設などで、車イスの利用者多い場合の移動手段として電動リフト付きバスは便利です。また、撮影のロケなのでトイレが近くにない場所では、トイレ付バスを借りたいというケースもあることでしょう。

ただ、所有しているバス会社が少ないこと。バスの維持費やメンテナンス費用が高くなるため、通常の料金よりも高めに設定することが許されています。

いずれにせよ、所有しているバス会社が少ないので、レンタルしたい場合は、早めに相談することが大切ですね。

▼こちらの記事も参考に
≫貸切バス料金相場について
≫貸切バスをお得に手配するコツ
≫貸切バス(送迎バス)のキャンセル料は?

沖縄出発で貸切バスを「短時間」借りた場合の料金は?

沖縄でのリゾートウェディングは大人気!参列する家族や親せきなどをホテルまで、一度に大勢が移動する場合は、貸切バスはとっても役立ちますね。

この場合「片道だけ1時間ぐらい利用したい」という要望がありますが、実は貸切バス、最低でも3時間利用からという決まりがあります。また、バス運行の前後に各1時間ずつ、安全点検の時間をとることが義務付けられているため、最低でも5時間利用として料金を計算します。

つまり、1時間の利用であっても、3時間の利用であっても料金はまったく同じなのでご注意ください。

沖縄で結婚式送迎バスを借りた場合の料金例

沖縄リゾートウェディングに貸切バス送迎は人気

実際に那覇空港からウェディング会場(リゾートホテル)までの片道送迎バスを、運転手付きでレンタルした場合の料金を計算してみましょう。

那覇空港== ANAインターコンチネンタル万座ビーチリゾート(挙式・披露宴・宿泊)
[移動時間:約1時間/移動距離:約53㎞]
※貸切バス利用時間は最低3時間(安全点検の2時間を加えて5時間)10㎞以下はすべて切り上げで計算

バスの種類 貸切バス運賃
大型バス 55,165円(税込)~
中型バス 46,750円(税込)~
小型マイクロバス 39,325円(税込)~

上記バス料金は国土交通省が2023年6月27日に発表した「新公示運賃額」による最低基準額です。実際の料金は各バス会社ごとに単価が異なるため、見積りを取り寄せない限り正確な料金はわかりません。

またバス会社から、バス乗降場所(那覇空港)までの回送分は含まれていません。詳しくは見積りを取り寄せましょう!

例:沖縄出発で短時間の大型送迎バス(~45名定員/補助席利用で53~55名乗車可能)を借りた場合の計算方法(5時間利用・片道60㎞、空港までの往復120㎞で計算)

大型送迎バスの場合
距離単価200円~×120㎞=24,000円~
時間単価5,230円~×5時間=26,150円~
貸切バス料金:24,000円+26,150円=50,150円~ (税込:55,165円~)

▼お役立ち情報
結婚式の送迎バスならお任せ!料金相場・手配のポイント
貸切バスを片道だけ利用したい!料金相場と計算方法
貸切バスで名護市から古宇利島にある結婚式場へ!ゲスト往復送迎の料金目安は?

沖縄出発で貸切バスを日帰りで借りた場合の料金計算方法は?

社員旅行などで沖縄を訪れた場合、ホテルから日帰りで観光・アクティビティを楽しむことがあります。

日帰りバス旅行でリーズナブルに貸切バスを利用したいなら、運転手1名で運行できる時間・距離に抑えることです。

沖縄出発日帰り貸切バスツアー料金例

古宇利島のハートロック
古宇利島のハートロック

一般的な日帰りバスツアーで貸切バスを利用した場合の料金を計算してみましょう。

ルネッサンス リゾート オキナワ9時出発==美ら海水族館10時10分着・12時発==ランチ==古宇利島へドライブ13時30分~14時30分==オリオンハッピーパーク15時着・工場見学や試飲など ==万座毛17時着==ホテル18時着終了
[移動時間:9時間/移動距離:170㎞]

バスの種類 貸切バス運賃
大型バス 100,683円(税込)~
中型バス 85,272円(税込)~
小型マイクロバス 72,039円(税込)~

国土交通省が2023年6月27日に発表した「新公示運賃額」を基に計算。バス会社から、バス乗車場所(ルネッサンス リゾート オキナワ)までの回送分は含まれていません。詳しくは見積りを取り寄せましょう!

例:沖縄出発で日帰りバス旅行・大型観光バス(43~45名定員)を借りた場合の計算方法(9時間利用・170㎞走行・安全点検のための時間2時間をプラスして11時間で計算)

大型観光バスの場合
距離単価200円×170㎞=34,000円~
時間単価5,230円×11時間=57,530円~
貸切バス料金:34,000円+57,530円=91,530円~(税込:100,683円~)

▼お役立ち情報
日帰り貸切バスツアーならお任せ!バス料金・プラン

沖縄出発1泊2日旅行で貸切バスを借りた場合の料金計算方法は?

社員旅行やグループ旅行で沖縄を訪れた場合、那覇空港から貸切バスをチャーターし、現地での観光を楽しむにはとても便利ですね。

2日間バスを借りる場合、運転手が1名で運行できる時間・距離を守ることと、2日間の平均運転時間を1日9時間以内の抑えることがポイントです。

沖縄出発1泊2日貸切バスツアー料金例

那覇発1泊2日の貸切バスツアーの料金目安

那覇空港発着で1泊2日バスツアーを企画した場合の料金を計算してみましょう。

<1日目>
那覇空港10時出発==首里城見学==ランチ==識名園見学== 斎場御嶽見学== くるくまの森絶景カフェで一休み==Royal Hotel 沖縄残波岬18時着・宿泊
<2日目>
宿9時出発==真栄田岬==琉球村でアクティビティ&ランチ==国際通り・各自自由観光==那覇空港16時着終了
[移動時間:15時間/移動距離:160㎞]

バスの種類 貸切バス運賃
大型バス 144,507円(税込)~
中型バス 122,298円(税込)~
小型マイクロバス 103,851円(税込)~

国土交通省が2023年6月27日に発表した「新公示運賃額」を基に計算。バス会社から、バス乗車場所(那覇空港)までの回送分は含まれていません。詳しくは見積りを取り寄せましょう!

例:那覇空港出発で1泊2日バス旅行・大型観光バス(43~45名定員)を借りた場合の計算方法(15時間利用・160㎞走行・安全点検のための2時間×2日分をプラスして19時間で計算)

大型観光バスの場合
距離単価200円~×160㎞=32,000円~
時間単価5,230円~×19時間=99,370円~
,貸切バス料金:32,000円+99,370円=131,370円~(税込:144,507円~)

※すべての貸切バス料金には、バス車両チャーター代、ドライバー代、バス車内で起きた事故をカバーする保険代は含まれています。
※それ以外でお客様負担となる実費(駐車場代、有料道路代、ドライバーの宿泊費など)は含まれていませんのでご注意ください。

▼お役立ち情報
≫1泊2日の貸切バス旅行は駐車場・運転手のホテル予約は必要?

沖縄で貸切バスを借りた場合の料金相場・計算方法まとめ

路線バスや高速バスのようにあらかじめ料金がわかっているのとは異なり、貸切バスは1日いくらと決まっているわけではありません。

旅行プランに沿って、移動距離や時間を計算するのはなかなか難しく、しかも、各バス会社ごとに内閣府沖縄総合事務局運輸部に届けている単価が異なるため、正確な料金は見積りを取らない限りわかりません。

同じ内容でも、バス会社の場所によっても料金がかわりますし、時季や曜日によっても違いがでます。「貸切バスの達人」からぜひ見積りをまとめて取り寄せしませよう。

しっかりバス料金を比較ないと損をしてしまうかも!お得な貸切バスの旅・移動のことなら「貸切バスの達人」にお任せください。

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この記事を書いた人
バス観光マガジン編集部 編集ライター

バス観光マガジンの中のヒト。貸切バスについての基礎知識やバス旅行のヒント、バスファンのための情報など、バスに関する楽しいコンテンツを日々お届けします。

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