バス好きの20代女子再び!「西武バス90周年 大感謝祭」の様子をレポート、バスファンの笑顔にほっこり
皆さん、こんにちは!つい先日、「第8回バステクin首都圏」に出没し、再びバス愛に目覚めている今日この頃のアルバイト・N子です。
2022年12月11日(日)、西武園ゆうえんち駐車場で開催された「西武バス90周年 大感謝祭」に同行取材してきました。かなりの規模と来場者にびっくり!
パート1で紹介しきれなかったバスや展示ブースなどをご紹介したいと思います。
埼玉県初の燃料電池バスを運行中の西武バス・東武バス
2050年のカーボンニュートラルに向けて、各バスメーカーでも電動化が進められています。そんな中、トヨタ自動車×日野自動車で進められてきたのが水素を使った燃料電池バス(FCバス)です。
水素と空気中の酸素との化学反応で発生させた電気で走行する仕組み。西武バスでは、2020年12月から順次、燃料電池バスの運行を開始させています。
今回のイベントでは、西武バスの燃料電池バスと東武バスの燃料電池バスの両方が展示されていました。西武バスは「S-tory」のラッピングをベースにしたデザイン。
東武バスは、オレンジと赤を使ったデザインです。
バス車内の一部の座席に自動格納機構付きシートを採用するなど、ユニバーサルデザインが進んだバリアフリー対応。大きな窓はミラーからは外光がたっぷり取り入れられるので快適な乗り心地となっています。
伊豆箱根バス「ラブライブ!サンシャイン!!」ラッピングバス
伊豆箱根バスでは、「ラブライブ!サンシャイン!!」に登場するスクールアイドルグループ「Aqours」9名を描いたラッピングバスを運行中。今回のイベントに出展されたのは第4弾・4枚目シングル「未体験HORIZON」の発売開始記念として、2019年9月から運行しているものです。
「ラブライブ!」は架空の学園アイドルグループを主人公としたアニメで、ラブライバーと呼ばれる熱狂的なファンがいますが、このバスは熱狂的なファンじゃなくてもすごい!
バス車内アナウンスも「Aqours」メンバー9名の声。アニメ好き・声優さん好きな私としてはかなりテンションがあがりました。
ちなみにこちらのバスは、元西武バスでいすゞエルガミオ(PA-LR234J1)2006年式でした。
人気のキャラクター「かんにゃん。」を展開する関東バス
クラシカルな外観とラッピングの関東バス。B3008号車は日産ディーゼルスペースランナーUAという車種だそうです。最近ではみかけない結構角ばった感じのフォルムですね。
下の写真は西武バスのA7-403号車同様、3扉式の路線バス。
こうやって写真で並べて見るとなるほど、よく似ています。関東バスのキャラクター「かんにゃん。」と西武バスの「エンジェ」はメインステージで午前・午後と2回共演、紹介されたそうです。
バスまつり系のイベントではよく見かけていたので、今回お会いできず(?)残念でした。
西武グループのハイヤーも展示!
大きなバスに交じって西武ハイヤーの展示もありました。こちらはトヨタのJPN TAXI(ジャパンタクシー)という車種。
最近はセダンタイプが少なくなり、ミニバンのような感じのスタイルが増えていますね。
バス展示以外のグッズ販売や展示ブースを一回り
「西武バス90周年 大感謝祭」では、西武バス発となるオリジナルトミカ販売(笹カラーとS-toryの2種類)、グッズ販売、こども縁日、パネル展示、ライブステージ、謎解きイベントが開催されていました。
行列ができ、入場制限がかかっていた西武バス。さすが、地元の方から愛されていますね~。
小田急バスのブースでは、オリジナルグッズやキャラクター「きゅんた」のグッズ、2023年オリジナルカレンダーなどを販売。子どもから「きゅんたかわいいー」という声もあがっていました。
きゅんたのパイセンは、小田急バスに使われてきた“犬マーク”。犬のように人を温かく迎え、やさしく従順に付き添ってくれる犬のイメージをキャラクター化しているそうです。
実は、しばらく勝手にキツネだと思ってた時期がありました(茶色いから)・・・。
西武グループの伊豆箱根バス。走るぬいぐるみ?「とことこバス」が販売されていました。
同じく西武グループの近江鉄道。南草津駅と立命館大学の間を結んでいる連節バス「JOINTLINER」のグッズが並んでいます。連節バス型の目覚まし時計が気になる・・・。
この他、関東バス・東武バス・国際興業バス・西武鉄道・西武ライオンズのグッズが販売されていました。
西武バス90年の歴史を振り返る展示
「西武バス90周年記念パネル展」では、懐かしの車から最新車両まで、街の風景とともに紹介。昔から住んでいる方にとっては、なんとも懐かしい光景なのではないでしょうか。
昔使われていたパネルや方向幕、看板などもたくさん展示されていてワクワク。
バスの車内アナウンスの操作体験ができる音声合成装置なんていうのもありました。
これは、小さいお子さんだけじゃなくて、大人もちょっと挑戦してみたいですよねー。
西武バスオリジナルグッズのアイデアを展示、こんなの欲しいに投票できるコーナー
西武バスオリジナルグッズを募集し、その中から実際に商品化してほしいものに投票するというコーナー。
いろいろおもしろいアイデアがいっぱいです。編集部は押しボタン式の防犯ブザーに投票。
私は悩んだ末、シート生地で作ったネクタイに投票しました。こちらの柄は武蔵野美術大学の学生さんがデザインしたファブリックだと伺いました。
ちなみに、西武バスでは武蔵野美術大学と産学協同プロジェクトを2021年からスタートさせています。バス事業が抱える課題を解決し、利用者の快適性を向上させることを目的にバスサービスの在り方をデザインの観点から進めてきた試み。
「乗り方・支払い方法を表現したピクトグラム」「乗務員のイメージビデオ」に続き、バス車窓からの景色を活用したレクリエーション「CHIGITE(チギッテ)」、「ムササビご近所おりがみマップ」などさまざまな取り組みが行われています。
地元とのつながりを大切にしてきた西武バスならではですね!
バスファン垂涎のお宝グッズがいっぱい!西武バス初のオークションも開催
ひときわ熱量が高かったのは、バス部品販売ブース。方向幕やバス停板といった定番グッズから整備工場から集めた部品などが登場したそうです。
今回西武バスでは初のオークションも開催。いつも思うのですが、いったいどのぐらいの値段で皆さん、セリ落としているのでしょうか。
勇気がなくて聞けない・・・。いつか話しかけてみたい。
会場内はもちろん、西武園ゆうえんちのホームや電車で戦利品を抱えたバスファンの方とたくさんすれ違いました。
皆さん、素敵な笑顔。経済を回しているのはやっぱりオタクだっ!と、力強くうなずく私(1人で楽しむタイプのオタクです)であった。
おまけで西武園ゆうえんちや西武山口線もご紹介!
今回、国分寺から西武多摩湖線、多摩湖から西武山口線に乗り換えて初めて西武園ゆうえんちを訪れました。
こちら、「側方案内軌条式鉄道」というものだそうで、走行路面上の中央または側壁にある案内軌条に案内輪をあてて、ゴムタイヤで走行します。
こんな線路初めてみました。
そして人生初の西武園ゆうえんちにいってみました。2021年春にリニューアルし、古き良き時代を再現した夕日の丘商店街や、ゴジラやキングギドラなどが襲い掛かる「ゴジラ・ザ・ライド」が圧巻との噂。
園内に入ると、まさにそこは昭和な世界。撮影スポットや懐かしグルメ、駄菓子屋さん、お土産屋さんなどさまざまな商店が立ち並びます。
ちなみに西武園ゆうえんちでは「西武園」という独自の通貨が使用されており、お買い物や食事などはすべてこの通貨を使用することになります。
うーん。若干めんどくさい。しかし、このめんどくささが昭和らしさでもあるのかもしれません。
「ゴジラ・ザ・ライド」は噂にたがわず最高に面白かった。並んだ甲斐がありましたし、わざわざ乗りに来る価値ありです!
バスイベントを満喫した後、遊園地で久しぶりに絶叫できて素敵な1日でした。またどこかのバスイベントで皆さんにお会いできるのを楽しみにしています!
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