“バス推し”N子の【JR東海ツアーズ×帝産観光バス】ツアーレポート、初めて2台同時に停まっているドクターイエローを目撃!
皆さん、最近たびたび登場しているアルバイトのN子です。年末に編集部からJR東海ツアーズ・推し旅「発車、オーライ!観光バスの“裏側”まるごとみせます@東京」の情報を送っていただき、「参加したいっ!」と即レスしてしまいました。
バス旅の様子は編集部がレポートしているので、私は東京日帰り観光という視点で今回のツアーを振り返ってみます。バスガイドさんが同行する旅は学生以来、久しぶり(しみじみ)。
東京で暮らしているとはいえ、東京観光などはとんとしたことがないので楽しみです!しかも今回、ツアー中にドクターイエロー2台同時に品川で見るというかなりレア体験をしました。こうご期待!
第1回目「バスガイド編」はこちら≫
第2回目「バス会社営業所に潜入編」はこちら≫
「発車、オーライ!観光バスの“裏側”まるごとみせます@東京」の行程
東京駅丸の内鍜治橋駐車場出発==国立競技場周辺(車窓)==レインボーブリッジ==晴海フラッグ(車窓)==月島もんじゃ(自由ランチ)==帝産観光バス東京支店(車庫・社屋見学)==東京駅丸の内鍜治橋駐車場着・終了
東京駅から一路、国立競技場方面へ向かいます
今回ツアーに同行してくださったのは、帝産観光バスの櫻井さん。バスガイドの裏話をいろいろ披露していただきました。
帝産観光バスでは、東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会の際、地方から選手等の送迎応援に駆け付けたバス会社のために、運行ルート案内などの研修を担当されたそうです。
櫻井さんご自身も乗務し、東京観光案内も。オリンピック開催期間はたくさんの観光バスがずらりと停められていた場所も案内してくださいました。
バスの車窓からの見学でしたが、隈研吾さんが設計された国立競技場へ。鉄骨と木材を組み合わせたハイブリット構造を採用し、SDGsに配慮したつくりとなっていることで話題になりました。
軒庇(のきびさし)には47都道府県から森林認証を取得した木材を調達し、スタジアムの方位に応じて配置。スタジアム全体では2000㎥もの木材を使用しているそうですよ!
レインボーブリッジを渡り、選手村として使われた「晴海フラッグ」を遠望
東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会のレガシーとなるまちづくりとして、晴海五丁目西地区にあった選手村が、マンション「晴海フラッグ」として一般住宅に。2023年6月下旬から第1期の販売がスタートするそうです。
今回のツアーで、レインボーブリッジは高速道路下に設置されている一般道を使えばタダで渡れるということを知りました。有料道路は首都高などと繋がっており、約10分程度走り、首都高速の通行料と合わせて1,560円もかかるそうです。びっくり。
実は以前、レインボーブリッジを歩いて渡ったことがあります。所要時間はだいたい20~30分程度。こちらも無料で歩けます。
確かにその時、遊歩道の脇を車と電車が走っていたのを思い出しました。ゆっくりとお台場の絶景を楽しめるので結構お得ですよ♪
初めての月島、もんじゃストリートで自由昼食
今回のバスツアーは月島もんじゃストリートで自由昼食。1,500円分のお食事券をいただきました。
こちらのお食事券、月島もんじゃ振興会協同組合加盟店ならどこでも使えます。参加者それぞれが好きなお店を選び、食事ができるのは嬉しいサービス。
11時からお店がオープンするということなので、さっそくもんじゃストリートへ。
以前、両国にある江戸NOREN「月島もんじゃ もへじ」さんにおじゃましたことがあります。せっかくなので別のお店「月島名物もんじゃ だるま 粋な店」へ。
「月島名物もんじゃ だるま」の本店はもんじゃストリート四番街にある、昭和初期の古民家を改装したお店で、レトロ感のある雰囲気。私たちが食事をしたのは、月島駅寄りにできた新店舗です。
お店のおすすめである「だるまくんもんじゃ」と「もち明太子チーズもんじゃ+ベビースター」を注文しました。
どちらもすごいボリュームです。自分たちで焼くと失敗するので、お店の方にお願いして焼いていただきました。
家で焼いて食べるもんじゃとは別物です。ぱりぱりになったおこげも食べやすいように“はがし”でコシコシしてくれます。お、お、おいしい・・・。
二日酔いの胃にとってもやさしいもんじゃ焼き。ベビースターラーメンは食べる直前に振りかけると、パリパリした食感がとてもおいしいということを知りました。
団体でおじゃましても、各自が好きなお店で食べるというこのスタイルならみんなでもんじゃ、食べられますね。お店の指定はできませんが、団体予約も可能だそうです。
最近は修学旅行で人気の行き先にもなっていますよ。
月島もんじゃストリートにあった、月島観音にお参り!
もんじゃストリートを歩いてバス駐車場に向かう途中に発見!「月島観音」という文字。しかも、月島温泉という看板まで。
興味津々でビルの奥へと進むと提灯の先に観音堂が見えてきました。
こちらの観音堂は、1951年(昭和26年)に地元の有志の方々で建立されたもの。信州善光寺別院より、一光三尊善光寺如来像と開運観世音菩薩像を奉還しているそうです。
上の写真、よーく見るとわかるように空が見えています。ビルとビルの隙間に残されている異空間のような雰囲気でした。
鰐口と呼ばれる円形の鈴を鳴らしてお参り。また月島でもんじゃが食べられますように・・・。
時間がなかったので月島温泉(軟水銭湯)はのぞけずじまい。東京都の銭湯なので料金は他の銭湯と同じ、サウナ(別料金)がついているそうです。
月島駅近くにある「月島もんじゃストリート総合案内所」近くでもんにゃんを発見。
もんにゃんは、神出鬼没の忍者だそう。2021年に月島もんじゃ振興会協同組合が公募したマスコットキャラクターの中から選ばれ、活躍しています。
なぜ忍者なのかというと、もんじゃとの語呂合わせらしい・・・。「にんじゃ・もんじゃ」確かに。
月島観光の場合に利用できる「月島観光バス乗降場」。2台分のスペースがあります。バス乗降のみの利用となりますのでご注意くださいね。
品川でレア体験、あのドクターイエローが外に停車しとる!
皆さーん。見えますか?新幹線のお医者さん「ドクターイエロー」ですよー。
帝産観光バス本社・東京支店がある東品川へ向かう途中、品川駅で停車中のドクターイエローを発見しました。実は私の高校、大井町近くにありました。
なので、猛スピードで走り去っていくドクターイエローはたびたび目撃。しかし、停まっているのは初めてです。
しかも、いつもは車庫に入っていて、頭がちょこっとみえるぐらいなのだそう。JR東海ツアーズの方も「これは大変珍しい」とおっしゃっていました。
ドクターイエローは日本に2台しかないのに、もう一台は車庫に入っているのも発見。つまり、たった2台しかないドクターイエローがいま、目の前にそろい踏みということになります。
さすが、JR東海ツアーズのバスツアー。持ってますねー。
帝産観光バス本社・東京支店へGo!気になるバスをチェック
いよいよ、帝産観光バス本社・東京支店に向かいます。こちらでの体験は編集部の記事に詳しく紹介されているので、私が気になったところやバスについてのご紹介をしたいと思います。
「特定」と書かれたバスを発見!
上の写真は綱引きで使われたバスの写真です。タイヤに目印の黄色い線が引かれ、タイやの手前に割りばしが置かれているのがわかるでしょうか。
この写真を撮ってて気が付きました。「特定」って書いてある!
特定バスとは、企業の送迎や学校の送迎などに利用されているバスのこと。貸切バスとは別に「特定旅客自動車運送事業」という許可申請を行って、同じルートを定期運行する利用の仕方です。
「貸切バスの達人」にも定期送迎の契約をしたいという問合せが良くありますが、普通に貸切バス運賃を計算してしまうと、意外と高くなっちゃうんです。
決められた範囲のお客様を目的地まで運送する特定バスの場合、年間の売り上げや安全運行のための経費などがほぼ正確に予測できるため、もう少し安く運行できる可能性が高いそう。
見積りを取ってみなければわかりませんが、バス会社と相談ですかね。
帝産観光バスのシンボルマークはなぜ「犬」?
帝産観光バスのシンボルマークは「犬」。グレイハウンドが駆ける姿をモチーフにしたエンブレムになっています。
「犬のマークの帝産バス」というキャッチフレーズもあるそうです。
そういえば、小田急バスのシンボルも確か犬のマークでした。こちらは「わんわんバス」の愛称で知られています。小田急のマスコットキャラクターは犬で、カワイイと人気。名前は「きゅんた」です。
帝産観光バスではなぜ犬を採用したのか気になり、質問してみました。
帝産観光バスは1946年(昭和21年)、帝産オート株式会社としてスタート。元は米国最大規模のバス会社「グレイハウンド社」が由来で、かつてGHQの進駐軍サービスバス及びセダン運営を行っていた歴史があることから犬のマークになったそうです。
勉強になりました!
70周年記念のラッピングがされた帝産観光バス、愛称は「NEW METEOR」
今回のツアーで私たちが乗ったバスは、帝産観光バス創立70周年記念で導入された「NEW METEOR(ニューメーティア)」。“METEOR”とは、英語で隕石や流れ星という意味です。
一世代前の中二階車両につけられていた愛称だそうで、その伝統を引き継ぐものとして「NEW METEOR」という愛称になったそうです。
車体の横「NEW METEOR」の文字とゴールドカラーのグレイハウンドをあしらったオリジナルデザイン。
「NEW METEOR」の車内は縦11列・正座席45+補助席7の計52席。後方部分はシートを回転してサロン席になります。
他のバスと異なるところは、シートの色が赤系で木目調の床材を採用しているところ。また、3台のモニターを設置し、後ろの席からも画面が見やすくなっています。
確かに通常のバスって青系のシートが多いですよね。
帝産観光バスのナンバープレート
バスガイドさんから帝産観光バスのナンバープレートのトリビアを教えていただきました!
4桁の数字で向かって一番左にある「1」は東京支店に在籍しているバスであることを示しているそう。「2」なら名古屋・・・というようにエリアごとに決まっています。
そのお隣の数字はバスに乗車できる人数を表すことが多いそうです。
「落ちないバス」として受験生から人気がある帝産観光バス
阪神・淡路大震災が起きた1995年1月、私はまだ生まれていませんでした。この時、切断された阪神高速道路から奇跡的に落下を免れた帝産観光バス。
前輪がはみ出したまま停まっている映像はなんどもニュースなどで放送され「落ちないバス」として有名になりました。この時、そのバスを運転されていた安井さんは2023年に定年を迎えるそうです。
「落ちないバス」の映像を見て、自分がそのバスに乗っていたら・・・と考え、ゾッとしました。この時の「落ちないバス」が、受験に「落ちない」とのゲン担ぎで、“帝産観光バスが人気”なのだそうです。
帝産観光バスでは被災をきっかけにボランティア委員会を発足。災害が発生した場合、被災地にボランティア派遣をするなど今も活動を続けています。
つい先日の福島県沖地震(2022年3月16日に発生)の際、東北新幹線が脱線。長期間交通がマヒした時も、輸送バスを運行したそうですよ。
最後にバスガイドさんから教わった、お土産を買うときの血液型別の傾向をご紹介!
バスツアーといえばお土産購入も楽しみの一つですよね。バスガイドの櫻井さんから、お買い物の仕方が血液型ごとに違うというお話がありました。
- A型:悩んで買うが後で後悔する
- B型:衝動買い(→これ私)
- O型:他の人につられて買う
- AB型:悩んだ末に買わない
いかがですか?当たっていますか?私は当たっていました・・・。
また、浅草で人気のお土産でメロンパンというのがありますが、櫻井さんは月島のメロンパンもおススメとのことです。
上写真は月島もんじゃストリートにある大人気のパン屋さん「久栄」。週末ともなると、1,000個も売れるという人気のパン屋さんだそうです。
残念ながらダイエット中のため、買えませんでした。皆さんは、月島に行くチャンスがありましたらぜひお買い求めくださいね。
今回、バス業界の裏側を見るツアー、参加してとても楽しかったです。ただ私、このツアーに参加して貸切観光バスよりも路線バスの方が好きかも、というのを自覚。
JR東海ツアーズさん、次回はぜひ路線バスの裏側を見るツアーを実施してください。路線バスを貸切して都内をぐるぐる回るとか、意外に面白そうです。
楽しみにしています!
■取材協力
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