道の駅にしお岡ノ山

愛知へ観光バス旅行!おすすめの休憩スポット「にしお岡ノ山」

(写真提供:西尾市観光協会)道の駅「にしお岡ノ山」は、岡崎バイパス上り線(豊橋方面行き)・小島江原IC出口からすぐ国道23号線沿いにあります。

下り線(名古屋方面行き)からは直接入ることはできないので、西尾東ICを下車してすぐの信号を右折し、一つ目の「江原町東」交差点を左折。県道の小島インター交差点から側道経由で入れます。

駅のある西尾市は愛知の中央から北から南へ流れる矢作川流域の南端に位置し、東には三ヶ根山などの山々が連なるエリア。南には渥美半島と知多半島に挟まれた三河湾を望みます。

三ヶ根山
三ヶ根山(写真提供:西尾市観光協会)

鎌倉時代は足利義氏によって築かれたと伝えられる「西条城」を中心に江戸時代には城下町がつくられました。1764年に大給松平家の居城となると六万石城下町としてさらに発展し、西尾祇園祭として有形無形で今も大切に伝えられています。

西尾祇園祭
(写真提供:西尾市観光協会)

西尾祇園祭は、毎年7月中旬に行われているもので、伊文神社が行っていた厄除けの祭礼がもとになっています。神輿の渡御(とぎょ)と呼ばれる西尾城内にある御劔(みつるぎ)八幡宮に神輿を渡御し、伊文・御劔両社の神様同士の「ご対面」を行うのが祭りのメインイベント。

このような形をとるようになったのは1731~1749年の土井氏・三浦氏の城主の時代から。この時代に町人が本丸へ立入ることが許されるというのは異例のことだったそうです。

その他、市街地を巡行する「天王町の獅子舞」「肴町の大名行列」「中町の大屋形」などの催し物が行われ、祭りや行列を華やかに盛り上げます。

西尾市は日本有数の抹茶の生産地。カーネーションや養殖うなぎ(一色産うなぎ)、あさりなどの水産物の生産拠点としても発展しています。

西尾産あさり
(写真提供:西尾市観光協会)

駅ではこの特産品である西尾の抹茶を使った銘菓や加工品などをたくさん取り揃えており、抹茶入りの焼売や肉まん、生キャラメルなど人気のお土産になっています。

また、物産館の隣にはコンビニ「デイリーヤマザキ」が併設されているのでとても便利。朝早くから遅くまで営業しているので地元の人からもよく利用されています。

「にしお岡ノ山」のグルメ情報

●食事処「いっぷく亭」

一色産うなぎ
(写真提供:西尾市観光協会)

三河の豊富な食材を使ったメニューがずらり。一色産のうなぎや三河産豚肉を使ったカツ丼やカツカレー、生姜焼き定食なども人気です。また、西尾の抹茶を練りこんだ抹茶ざるそばも香りがいいと評判。

一色産うなぎは三河湾に面した一色町で明治37年ごろから本格的なうなぎの養殖にとりくんできたもので、今では日本の生産量の約1/4を出荷。しらすと呼ばれる稚魚の頃から生育し、健康に育てたものです。「一色産うなぎ」としてブランド化されています。
[営業時間]11時~15時(土日祝 10時~15時)

●焼き立てパンコーナー

店内で焼き上げているパン屋さん。40~50種類とラインナップも豊富。特に人気なのが西尾抹茶を使った抹茶クリームパン。甘さ控えめでおいしいと人気を呼んでいます。

●西尾「酪」ソフトクリーム

愛知県「西尾「酪」ソフトクリーム」

西三河にある合同会社「酪」の牛乳を使ったおいしいソフトクリーム。有限会社小笠原牧場と北村牧場が共同出資して設立した会社です。酪牧場のしぼりたて牛乳を使い、濃厚に仕上げています。西尾抹茶を使った抹茶ソフトもおいしい!

「にしお岡ノ山」周辺の見どころ

●潮干狩り

愛知県「潮干狩り」

3月~8月まで、三河湾に面した8か所で潮干狩りを楽しむことができます。三河湾のあさりはぽっちゃりとしていて甘みがあると人気。旬の時期は駅でもあさりを購入可能です。漁船に乗って無人島「梶島」で潮干狩りができるほか、宮崎東海岸、吉田海岸など詳しくは西尾市観光協会のHPで確認ください。

●吉良家ゆかりの史跡

吉良公木像
(写真提供:西尾市観光協会)

吉良ゆかりの3人の歴史上人物、吉良上野介義央、尾崎士郎、吉良の仁吉を吉良三人衆と呼んでいます。吉良上野介といえば、忠臣蔵では赤穂浪士から仇討される悲劇のお殿様で知られていますが、地元では名君として知られています。

吉良の仁吉は、浪曲、講談、映画、芝居で演じられた「荒神山の喧嘩」で知られる人物。尾崎士郎は大正~昭和にかけて文壇で活躍した小説家。「吉良の男」という小説では吉良の仁吉の生き様をたたえています。

吉良家の菩提寺「華蔵寺」、尾崎士郎の墓所「福泉寺」、清水次郎長が建てたといわれる吉良の仁吉墓所「源徳寺」など史跡めぐりがおススメです。

●吉良温泉

吉良温泉
(写真提供:西尾市観光協会)

「風光明媚な三河の名勝」と謳われる、三河湾を一望する絶好のロケーション。目前には美しい白砂が広がる宮崎海水浴場(平成18年に吉良ワイキキビーチと命名)があります。

「にしお岡ノ山」おすすめのお土産情報

●西尾抹茶

愛知県「西尾抹茶」

西尾抹茶のルーツは13世紀までさかのぼります。実相寺の境内で茶種がまかれ、当時は僧侶や貴族などが愛飲したと伝えられています。江戸時代に入り栽培が奨励されるようになり、明治に本格的な栽培が始まります。

現在では日本有数の産地として知られるようになりました。矢作川左岸一帯の小高い丘「稲荷山茶園公園を中心に西尾の抹茶産業は成長。市内には製茶工場見学ができるところがいくつかあります。

西尾の抹茶
(写真提供:西尾市観光協会)

「西尾の抹茶」は極上の香りと味わいがあるとし、西尾・安城・吉良で生産・てん茶加工・仕上げ・茶臼挽きした抹茶は特許庁により地域ブランドに認定されています。

駅にはお茶はもちろん、この抹茶を使ったオリジナルの加工品もいろいろあります。「茶サイダー」や「抹茶バームクーヘン」、「和風抹茶プリン」「抹茶ロール」などいろいろ選べます。

●「酪」のスイーツ

牛乳プリンはプレーンなミルク、抹茶、たまご、ほうじ茶があります。お土産用にはアイスクリームやジェラートもおススメ。

特にジェラートはイチゴやバラなどをイメージしたものがあっておもしろい。ひとつひとつ手作りで仕上げる生キャラメル、地元のチーズ職人が作った酪チーズもあります。

●お酒・甘酒

愛知県「甘酒」

尊皇蔵元は西尾市内唯一の造り酒屋。清酒と甘酒を製造しています。「尊皇」の他、「にしお岡ノ山」などの銘酒の他、ワインや焼酎もあります。

また、最近では甘酒が美肌によいとブームになっています。抹茶味や赤米を使ったもの、こだわりの糀で仕上げたものなど種類も豊富。夏は冷やし甘酒が夏バテに効きますよ!

information
施設名:道の駅 にしお岡ノ山
アクセス:県道(主要地方道岡崎碧南線)から
「小島インター」交差点を左折(右折)し、側道へ入り、道なりに約400m。
住所:愛知県西尾市小島町岡ノ山105-57
電話:0563-55-5821
開館時間:9時~18時(コンビニは6時~22時)
休館日:年中無休(臨時休館あり)
駐車場:普通車:66台 大型バス:34台 身障者用:4台
トイレ:男性:9器 女性:9器 身障者用:1器(スロープあり)

※最新情報は公式ホームページを参照してください

この記事を書いた人
バス観光マガジン編集部 編集ライター

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