愛知へ観光バス旅行!おすすめの休憩スポット「筆柿の郷・幸田(こうた)」
道の駅「筆柿の郷・幸田(こうた)」は、愛知県額田郡幸田町にあります。
名古屋四街道市方面へ向かう国道23号線岡崎バイパスの下り車線側にあるため、上り車線の蒲郡・豊橋方面行き側からは直接入ることはできないので注意が必要です。蒲郡方面からくる場合は岡崎バイパスを進み、幸田桐山ICから約700m進み、「筆柿の里・幸田」入口を左折してください。
駅名の通り、幸田町は筆柿の名産地。周辺は筆柿の果樹園に囲まれ、秋にはたわわに実る筆柿の景色に目を奪われます。全国1位の出荷量を誇り、旬の時期はもちろん、加工品も多くつくられ、1年を通して筆柿を味わうことができます。
幸田町は、愛知県の中南部にあり、名古屋からは約45㎞圏内(車で約1時間10分)。北は岡崎市、西は西尾市、南東は蒲郡市と接しています。温暖な気候に恵まれ、緑豊かな自然に囲まれた美しい町です。
幸田町といえば、テレビや映画でおなじみ、頑固一徹、天下の御意見番「大久保彦左衛門」縁の町として知られています。
大久保彦左衛門は三河の国額田郡(現在の岡崎市も含む)の地内に二千石の領地をもつ直参旗本。そのうち約千石が幸田町内の坂埼にあり、家康・秀忠・家光と徳川3代に仕えた人物です。
ドラマのイメージでは庶民のヒーロー。旗本以下は駕籠を使っての登城が禁止されたことに対し、自らたらいに乗って登城。それを見とがめた役人に一言「たらいは駕籠にあらず」といったとか。年よりや病人などの足の不自由な人が駕籠を使えないのは思いやりにかける、ということに対する彦左衛門ならではの、抗議ということなのでしょう。
実際の彦左衛門はたらいに乗って登城するようなことではなかったそうですが、彼の書いた「三河物語」は自分の子孫にあてて書かれたもので門外不出でした。しかし写本され、武士から町民にいたるまで読まれた門外不出のベストセラーになったとか。
「中途半端な妥協はせず、批判すべきことは徹底的に批判し、貫くべき信義に関してはどこまでも貫き通す。つまり、自分の生き方に忠実でありたい」という彦左衛門の心がよくあらわれ、多くの人から愛され続けてきたのだといいます。
大久保彦左衛門の陣屋跡は八百富社(やおとみ)として大切に保存されています。また、郷土の英雄として「大久保彦左衛門」や「一心太助」などにふんした人々が幸田駅前通りを練り歩く「彦左仮装行列」が行われる「幸田彦佐まつり」が7月下旬に行われています。
駅には豊富な品ぞろえを誇る産直コーナー、野菜や果物が並ぶ青果直売コーナー、地元産の食材や特産品の筆柿を使った創作料理が人気の食事処「笑意軒」、三河名物五平もち、生フランクの美河ハム、季節の生花や苗、鉢植えを扱う鉢物コーナーがあります。
また、イベントコーナーでは毎月第3日曜日にフリーマーケットを実施。地元の人たちでにぎわっています。
「筆柿の里・幸田」のグルメ情報
●食事処「笑意軒(しょういけん)」
ここの目玉はなんといっても筆柿を使った創作メニュー。筆柿なすカレーは筆柿のペーストを使用。柿の甘みがスパイスとよく溶け合い、まろやかなおいしさを醸し出しています。1日限定20食なので、売り切れ御免!もうひとつ、柿のペーストを使っているのが筆柿天丼。タレにペーストを使うことで、みたらし団子のあんのような甘辛さが癖になります。この他、お得な日替わりランチや手軽なラーメンなど定食もあります。朝は11時までモーニングサービスあり。
●幸田・里山の五平
駅の外にある出店で販売されている五平餅。長野県の最南にある根羽村にて各家庭に古くから伝わる秘伝のタレを使用しています。
餅は地元里山のコシヒカリを使用し、薪で釜炊き。炭で香ばしく焼き上げ、秘伝のタレで仕上げています。串は新潟産の会津桐を使用し、当たりくじ付き!筆柿の形をした駅ならではの五平餅や大スズメバチの幼虫入り、ヘボ入り五平餅(受注品)もあります。
●三河名物生フランクの美河ハム
農作物直売所の左隣にある黄色い小屋で焼かれている生フランクはまさに素通りできない香ばしい香り!あふれる肉汁がたまらないと評判です。ジャンボ、スーパージャンボサイズもあり。他にもベーコン串、牛串、スモークチキンステーキなどもあります。
[営業時間]9時~17時
「筆柿の里・幸田」周辺の見どころ
●本光寺(ほんこうじ)
曹洞宗のお寺で、開基は三河十四松平の一つ、深溝松平の初代となる松平忠定公。ここの名物は参道の両側に植えられている約1万本のあじさい。「三河のあじさい寺」として知られています。
毎年6月には紫陽花祭りを開催。期間中は宝物館の一般公開や地元農産物の販売などが行われます。2月には椿や梅も楽しむことができます。
●深溝断層(ふこうずだんそう)
昭和20年1月13日、蒲郡市西浦沖合を震源としたマグニチュード7.1の三河地震がおこりました。この際に生じた地表のずれが深溝断層です。
太平洋戦争の末期であり、戦意に影響を及ぼすという政府の判断により地震の詳細な発生状況や被害が報道されませんでした。1975年、愛知県指定天然記念物になっています。
●幸田の三河万歳
三河地方に伝わる伝統芸能。もともとは正月の招福芸でしたが、最近では季節を問わず慶事の際に披露されています。一人の太夫、複数の才蔵の掛け合いが面白い。幸田の三河万歳は西尾の流れをくむもので、国の重要無形文化財に指定されています。
イベントやアトラクション・余興や敬老会への慰問等で出張公演もOK。
「筆柿の里・幸田」おすすめのお土産情報
●筆柿ワイン、スイーツなど
特産品の筆柿を使用した商品がいっぱい!筆柿ワインはまろやかでかすかな酸味のある甘口タイプ。他にリキュールもあるので飲み比べてみてもいいかも。幸田銘菓「筆柿っこ」はラム酒を使った和菓子。この他、筆柿まんじゅう、ゼリー、ようかん、シャーベットも人気があります。もう一つの幸田名産の梨を使ったシャーベットもさっぱりしておいしい!
●えこたんグッズ
エコな街づくりを象徴するキャラクター「えこたん」。「エコ+幸田(こうた)+タウン」をイメージしたものです。町の特産品である筆柿をかぶった女の子、えこたんのかわいいイラストを使ったバッチやトートバックなどがあります。
●美河ハムのフランクフルト、ベーコンなど
愛知県豊川市でフランクフルトソーセージなどさまざまな加工品の製造・販売をしている美河ハム。人気は厳選した豚肩肉を使用した粗挽きウインナー。
この他、あぶりジャンボフランク、豚の舌を使ったスモークタンスライス、鶏胸肉を特製ダレに漬けてスモークした鶏ムネ肉スモーク、ベーコンなどがおススメ。
施設名:道の駅 筆柿の里・幸田
アクセス:幸田駅から車で10分
住所:愛知県額田郡幸田町大字須美字東山17番地5
電話:0564-63-5171
開館時間:9時~18時(4/1から夏時間で~19時、土日祝は7時から営業)
休館日:年中無休(ただし1/1~2は臨時休業あり)
駐車場:普通車:38台 大型バス:34台 身障者用:2台
トイレ:男性:10器 女性:10器 身障者用:1器
※最新情報は公式ホームページを参照してください
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