愛知県瀬戸市 窯垣の小径

愛知へ観光バス旅行!おすすめの休憩スポット「瀬戸しなの」

陸と海の交通拠点、品野町の道の駅

道の駅「瀬戸しなの」は、焼き物の町・瀬戸市にあります。東海環状自動車道・せと品野ICから車で約5分。中央自動車道・多治見ICからも約30分、東名高速道路・名古屋ICからも40分とアクセス抜群。同じ敷地内には品野陶磁器センターもあります。

瀬戸という地名は「陶所=すえと」が転じて「瀬戸」になったといわれています。瀬戸市は濃尾平野の東、尾張丘陵の一画にあり、名古屋市からも近い距離にあります。

周囲を標高100~300mの山々に囲まれ、気候も温暖。丘陵地帯には瀬戸層群と呼ばれる新第三紀鮮新世(2,303万年前~258万年前の時代)の地層があり、焼き物の原料となる良質の陶土やガラスの原料になるケイ砂などが採掘されています。

瀬戸焼「灰釉」
瀬戸焼「灰釉」(写真提供:瀬戸市)

瀬戸焼は日本六古窯のひとつ。1,300年の歴史と伝統を誇り、瀬戸物は陶磁器を指す一般名詞にもなっています。鎌倉初期に宋(中国)で施釉陶器の技法を学んだ加藤四郎左衛門景正が窯を開いたのが始まりといわれており、近世には尾張藩の保護を受けて発展してきました。

「瀬戸蔵」
「瀬戸蔵」(写真提供:瀬戸市)

今での多くの窯元や工房が集まり、瀬戸市ではまち全体を博物館や美術館に見立てた「せと・まるっとミュージアム」を進めています。

市内を流れる瀬戸川沿いには多くのやきもの専門店が並び、窯元や工房が集まる地域では古い窯道具を積み上げて描いた壁や塀のある径、散歩道を整備し、長い歴史や文化の香りを楽しむことができます。

愛知県瀬戸市 窯垣の小径
愛知県瀬戸市 窯垣の小径

道の駅の「産直とれたて市場」では地元で採れた新鮮な野菜だけではなく、緑豊かな大地で丹精込めて育てられた「瀬戸豚」、スイーツやお惣菜、ハム・ウインナーなど、ここでしか出会えない味を提供。

瀬戸物の器に盛られた職人ごはんを提供する「せとめし食堂」も好評です。トイレの案内版も瀬戸焼になっているので、ぜひ、チェックしてみてください。

2014年3月に道の駅でご当地ヒーロー「陶神オリバー」がデビュー!「陶神」とは陶器の神様=陶祖・加藤四郎左衛門景正(藤四郎)、「オリバー」とは現代の瀬戸焼の代表格のひとつ織部(おりべ・釉薬)をさしています。

現代の瀬戸市に住む若者が陶祖のいにしえの力をかり、悪と闘うという設定。駅の3周年記念として陶神オリバーが描かれた記念切符も配布されました。

「瀬戸しなの」のグルメ情報

●「せとめし食堂」

愛知県「瀬戸焼そば」

瀬戸市を代表するB級グルメといえば「瀬戸焼そば」。定義としてはキャベツと豚肉、やや細めの蒸し麺を使用、豚肉の煮汁を出汁にしたお醤油味、器は瀬戸焼を使用していることです。地元では昔から食べられていたまさに家庭の味。食堂で食べることもできますし、お持ち帰りもOKです。

もうひとつは瀬戸豚を使った豚重や豚かつ、生姜焼き、豚つくねなどの定食もここでしか味わえないおいしさ!
麺類も瀬戸産のお米でつくった米粉うどんや米粉パンの瀬戸豚ドッグ、自然薯とろろそばなど軽食もあります。ランチタイムは漬物・惣菜バイキングも実施。
[営業時間]9時~16時(11時~14時ランチタイム)

「瀬戸しなの」周辺の見どころ

●品野陶磁器センター

駅に隣接、瀬戸・品野地区の窯元を中心にした陶磁器の展示・即売をおこなっています。また、センター内には陶芸教室も開催しており、1日体験から本格的に学べるコースまであり、団体での受け入れもOK。

吹きガラスの「バルト工房」でも耐熱ガラスを使った指輪作りやペンダント作りなども体験できます。おなかがすいたらお食事処「らーめん駒屋」もあります。
[陶磁器センター営業時間]9時~16時、年中無休
[陶磁器センター問合せ]Tel:0561-41-1141 ※各体験は教室や工房へ

「陶芸教室」
手びねりや電動ろくろを使い、広い空間でゆったりと作陶を楽しむことができます。団体では最大200名、絵付け体験なら300名まで受け入れ可能。学校の修学旅行や社会科見学、会社のレクリエーションなどでの参加もOK。
[営業時間]9時~17時、無休、年末年始休み
[問合せ先]Tel:0561-42-0958

「バルト工房」
東海地方では最も歴史のあるガラス工房。吹きガラス、サンドブラスト、とんぼ玉、耐熱ガラスを使ったアクセサリー作りも体験できます。
[営業時間]10時~17時
[問合せ先]Tel:0561-41-3535

●窯垣の小径

愛知県「窯垣の小径」

エンゴロやタナイタなど、窯を焼く際に使用した窯道具を積み上げて築いた幾何学模様の壁や塀のある径。かつては荷車や職人が行き来したメインストリートでした。沿道の「窯垣の小径資料館」には「本業タイル」で装飾した浴室や瀬戸染付の便器が保存されています。

●定光寺公園

愛知県「定光寺公園」

建武3年(1336)創建の臨済宗の寺院。左甚五郎作と伝えられる彫刻のある尾張藩初代藩主義直公の廟所と室町時代後期の建築である本堂「無為殿」はともに国の文化財に指定されています。

桜と紅葉の名所としても知られており、4月上旬には桜まつり、11月下旬にはもみじ祭りが開催されます。「定光寺キャンプ場」ではBBQを楽しむこともでき、6月中旬に一般開放されるほたるの里でほたる鑑賞もOK。

「瀬戸しなの」おすすめのお土産情報

●瀬戸豚ちゃん

瀬戸豚の精肉をリーズナブルな価格で販売。瀬戸豚は脂もさっぱりしていて特有の臭みもないと評判です。赤みは柔らかく、ジューシーであっさり。伝統的な製法で手間暇かけて職人さんが手作りしているオリジナルのハム、ベーコン、ウインナーなどもあります。

●瀬戸麦酒

愛知県「ビール」

人気の地ビールがそろっています。ヴァイツェンは濃厚な甘い香りと風味。スタウトはビターチョコレートのような酸味と苦味、甘酸っぱさがあり、飲みごたえ十分。アルコールが苦手な方は地サイダーをどうぞ。

●瀬戸しなのろーる

人気のロールケーキ。季節ごとのフレーバーもあり、栗や白桃、わらびもちロールも好評です。瀬戸物の器に入ったプリンもかわいくて人気。

●ふわ蒸し

リンゴ、ナッツ、レーズン、イチジクなどのフルーツが入ったふわふわの蒸しケーキ。もっちり食パンやフルーツ大福(ぶどう、くり、きんかん、梅、パイナップル、チョコバナナ)などの新作スイーツも続々登場。

●えんごろ餅

瀬戸伝統の瀬戸染付を瀬戸市マルチメディア伝承工芸館研修室卒業の2人の若手作家さんに依頼して陶板を製作し、それを元にパッケージで再現しています。中身は伝統的な7つの釉薬をイメージしたおもちが串にささって入っています。

●てりかけ

瀬戸の給食で不動の人気を誇るメニュー。鶏肉のから揚げに甘いタレをからめた懐かしい味。おつまみにも最高です。

●パワース豚(トン)

石にかわいい豚のイラストがひとつひとつ手書き描かれています。

information
施設名:道の駅 瀬戸しなの
アクセス:
品野ICから363号線を尾張瀬戸駅方面車で約5分
多治見ICから瀬戸方面の標識に従い248号線で品野へ30分
春日井ICから瀬戸方面の標識に従い高蔵寺駅前右折、新東谷橋を左折155号線にて品野へ(30分)
三好ICから155号線で猿投グリーンロード八草ICを直進し記念橋を右折品野へ(35分)
大森ICから瀬戸方面の標識に従い248号線を左折品野へ(40分)
品野方面のバスに乗り品野坂上で下車(徒歩10分)
住所:愛知県瀬戸市品野町1丁目126番地
電話:0561-41-3900
開館時間:9時~18時(食堂は~16時まで)
休館日:12/30~1/4
駐車場:普通車:57台 大型バス:12台 身障者用:2台 二輪車用あり
トイレ:男性:9器 女性:10器 身障者用:1器

※最新情報は公式ホームページを参照してください

この記事を書いた人
バス観光マガジン編集部 編集ライター

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