【2023年】秋田出発で楽しむ貸切バス旅行!定番の観光プラン&料金をご紹介
秋田県は全国で6番目に広い面積を持ち、日本海に面しています。冬は雪が多く、夏はフェーン現象により気温が高くなるのが特徴です。
北海道・関西・関東からは飛行機で秋田空港までアクセス可能。関東エリアからなら新幹線もおススメです。名古屋からも1日2便あるので意外に訪れやすいかもしれません。
フェリーなら苫小牧・新潟・敦賀発着もあります。
貸切バスは人数に合わせて大型から小型まで大きさを選べるので、リーズナブルにチャータ可能。空港や駅発着で現地をバスで巡るのがおすすめですよ。ぜひオリジナルのバス旅行を楽しみましょう。
今回は秋田へバス旅行。おすすめの日帰り旅行、1泊2日旅行のモデルコースと料金相場をご紹介します。
ぜひ、参考にして秋田へのバス旅行を楽しんでくださいね。
秋田日帰りバス旅行モデルコース(9時間・180㎞利用)
秋田駅8時出発→男鹿半島・ゴジラ岩→入道崎・灯台見学→寒風山回転展望台→ランチ→なまはげ館→道の駅おが オガーレ→秋田駅17時着・終了
<貸切バス料金相場>
・大型観光バス 79,013
円~
・中型観光バス 96,492
円~
・マイクロバス 83,094
円~
秋田1泊2日バス旅行モデルコース(11時間・250㎞利用)
【1日目】
秋田空港13時発→角館武家屋敷→田沢湖→乳頭温泉郷17着・泊
【2日目】
乳頭温泉郷9時出発→八幡平山頂展望台→ランチ→尾去沢鉱山→大館能代空港15時30分着・終了
<貸切バス料金相場>
・大型観光バス 154,495
円~
・中型観光バス 132,330
円~
・マイクロバス 113,960
円~
2023年秋田へのバス旅行でおすすめしたい注目のスポット3選
豊かな自然が残されている秋田県。最近ではインスタ映え観光名所としてフォトジェニックなエリアで人気急上昇中です。
特にインバウンドの方々からも支持されているということで、秋田の絶景を中心におすすめ最新スポットをご紹介していきましょう。
期間限定ですが一生に一度は見たい八幡平の「ドラゴンアイ」
八幡平の鏡沼で5月下旬~6月中旬の雪解け時期にだけ現れる「ドラゴンアイ」。最近、メディアなどでもよく紹介されているので有名になっているのでご存じも多いのでは?
鏡沼の雪解けの様子がまるで龍の瞳のように見えることからその名がつけられました。
岩手県と秋田県の県境に位置する八幡平頂上付近で見ることができます。沼・空・天候など自然条件が一致した時のみ現れる雪と氷が織りなす自然現象。
毎年同じように見えるとは限りませんので、まさに一期一会ですね。安比高原リゾートや八幡平リゾートではこのドラゴンアイをガイド付きで見に行くツアーを催行しています。そういうツアーを利用するのもおすすめですよ。
Information
八幡平ドラゴンアイ
住所:秋田県仙北市田沢湖玉川
問合せ先:0195-78-3500(一社)八幡平市観光協会
※八幡平アスピーテラインを利用して八幡平山頂駐車場へ。そこのレストハウス(4月下旬からの営業開始)から徒歩約15分です。
登山道に雪が残っていますので、防寒対策、トレッキングシューズ、スノーブーツの着用をお願いします。
東北の“耶馬渓”ともいわれる「抱返り渓谷」
田沢湖や角館を流れる玉川中流につづく全長約10kmの渓谷。以前は人がすれ違う際、お互いに体を抱きかかえるようにしながら通らなければならないほど、狭くて険しい山道だったことからその名がついたそうです。
両岸の原生林や滝、独特の青い色をたたえた渓流が美しく、秋田県屈指の景勝地といわれています。新緑の頃も素晴らしいですが、10月下旬〜11月上旬頃の紅葉の季節はとくに美しいと評判。
つり橋「神の岩橋」や回顧の滝、奇石、遊歩道の入り口にある抱返神社と、見どころ満点。ミシュラングリーンガイドにも取り上げられたことのあるおすすめ景勝地です。
田沢湖や角館とも近いので合わせてぜひ巡っていきましょう。
Information
抱返り渓谷
住所:秋田県仙北市田沢湖卒田~角館町広久内
※11月下旬~4月中旬までは冬期通行止め
問合せ:0187-43-2111(仙北市田沢湖観光情報センター「フォレイク」)
バス駐車場:要問合せ
日本三大霊地のひとつ「川原毛(かわらげ)地獄」
青森県の恐山、富山県の立山とともに日本三大霊地とされている川原毛(かわらげ)地獄。807年(大同2年)に月窓和尚が開山したと伝わり、辺り一面灰白色の溶岩に覆われた山肌が広がる光景が圧巻です。
今もいたるところで火山ガスが噴出し、硫黄臭が漂う荒涼とした様子はまさに地獄。川原毛地獄西側には、国内では大変珍しい滝の温泉「川原毛大湯滝」があります。
滝つぼや渓流はすべて天然の露天風呂となっており、7月上旬~9月中旬にかけて入浴に適した温度になります。入浴時は水着着用のこと。
川原毛地獄から徒歩約30分のところには秘湯といわれる「泥湯温泉」もあります。現在は小椋旅館と奥山旅館2軒の宿があり、異なる源泉が楽しめますよ。
Information
川原毛地獄・川原毛大湯滝
住所:秋田県湯沢市高松番沢
電話:0183-55-8180(観光・ジオパーク推進課 観光振興班)
バス駐車場:要問合せ
秋田バス旅行でおすすめの観光スポット&アクティビティ
秋田出発で日帰りや1泊2日のバス旅行でおすすめの立ち寄り先をダイジェストにご紹介!団体で楽しめるアクティビティも合わせてチェックしてみてくださいね。
十和田・八幡平エリア
山や渓谷、湖の雄大な自然が広がる十和田八幡平国立公園。青森県にまたがる十和田湖や鉱山で栄えた小坂町や鹿角市・尾去沢鉱山、「北海道・北東北の縄文遺跡群」の一つである大湯環状列石・大湯ストーンサークル館など見どころの多いエリアです。
二重カルデラ湖で、新緑や紅葉の時期は大勢の観光客でにぎわう「十和田湖」
十和田湖は水深327mと日本第3位の深さを誇る二重カルデラ湖。展望台や十和田湖を見下ろすスポットがあちこちにあるので、ドライブしながら様々な表情を楽しむことができます。
有名どころでいえば発荷(はっか)峠(標高631m)からの眺め。十和田湖南入口付近にあり、大館・小坂からの樹海ライン終点に位置し、正面にはカルデラ外輪山、その後方に南八甲田の櫛ヶ峰を臨むことができます。
発荷峠から小坂町への樹海ラインの途中にある紫明亭展望台からは、西湖と休屋の全景を眺めることができるビュースポット。ここから見える西湖はハート型をしていると話題です。
十和田湖名物といえばヒメマス。魚のいなかった十和田湖に明治時代、和井内貞行さんが苦心の末、ヒメマスの養殖を定着させたという歴史があります。
十和田湖を訪れた際はぜひ味わっていきたいご当地グルメですね。
Information
十和田湖
住所:青森県十和田市~秋田県鹿角郡小坂町
電話:0176-75-2425(十和田湖国立公園教会)
バス駐車場:発荷峠駐車場(無料)、休屋駐車場(マイクロバス1,000円、大型バス2,000円)
絶景や史跡がいっぱい!日本三大ばやし「花輪ばやし」で有名な鹿角市
鹿角市で有名な「花輪ばやし」は花輪の産土神「幸稲荷神社」の祭礼ばやしとして奉納されるもの。豪華絢爛・総漆塗りの10町内・10台の屋台がお囃子に乗って夜通し町を練り歩くという壮麗な夏のお祭りです。
屋台正面に据えられた鬼板に龍や獅子など独自の彫刻が施され、作られた年代や大きさ、意匠などがすべて異なるものです。2014年に国指定重要無形民俗文化財に指定、2016年に「山・鉾・屋台行事」の1つとしてユネスコ無形文化遺産に登録されています。
日本最大規模の坑道を公開しているのが史跡尾去沢(おさりざわ)鉱山。鉱山の発見は奈良時代の708年までさかのぼります。
主に銅、金を採掘しており、江戸時代から戦前にかけて日本屈指の産出量を誇る鉱山でした。国内最大級を誇っていた銅鉱脈群採掘跡を間近で体感できるのが人気です。
観光坑道見学や純金砂金取り・天然石堀りなどの体験コースがあり、尾去沢鉱山で採掘された貴重な鉱石類、江戸時代の史料、坑道の模型などが展示されている「鹿角市鉱山歴史館」もおススメです。
Information
史跡尾去沢鉱山
営業時間:4月~10月 9時~17時/11月~3月 9時~15時30分
料金:観光坑道入場料大人1,000円、65歳以上900円、中高生800円、小学生600円
※20名以上の団体で割引あり
※各種体験は別料金
※鉱山ガイド(要予約)は1名に付き20名まで対応(2,000円)
住所:秋田県鹿角市尾去沢字獅子沢13-5
電話:0186-22-0123
バス駐車場:あり(無料)
北海道・北東北の縄文遺跡群として世界文化遺産に登録「大湯環状列石」
大湯環状列石は、大湯川沿岸の標高約180mの台地にある祭祀遺跡の中心となる史跡。万座(まんざ)環状列石(最大径52m)と野中堂(のなかどう)環状列石(最大径44m)の二つの環状列石があり、いずれも大小の川原石を様々な形に組み合わせた複数の配石遺構を環状に配置したものです。
この環状列石を中心に掘立柱建物、貯蔵穴、土杭墓などが同心円状に配置されていたことがわかっています。周囲から土偶や土番、石棒など祭祀・儀礼の道具が数多く出土。
「大湯ストーンサークル館」が隣接され、遺跡についてのガイドや発見された遺物を見ることができます。勾玉ペンダントや土器などの手作り体験も。
1日6回、遺跡ガイドツアーも実施されてますのでぜひお願いしてみてはいかがでしょうか。
infomtion
大湯ストーンサークル館
開館時間:11月~3月 9時~16時/4月~10月 9時~18時
※11月~3月は月曜(祝日の場合は翌平日)、年末年始休館
入館料:入館無料、観覧料は大人320円、小中高校生110円
※20名以上の団体で割引あり
住所:秋田県鹿角市十和田大湯字万座
電話:0186-37-3822
バス駐車場:あり(要問合せ)
自然の大パノラマが広がる「八幡平」
八幡平は岩手県と秋田県にまたがる標高1,614mの山々と高原台地をいいます。八幡平アスピーテラインは八幡平を横断する全長約27㎞のドライブウェイ。
4月中旬に通行禁止が解除されると道路の両側に数mの雪が残り「雪の回廊」が楽しめるのが人気のポイントとなっています。夏は八幡平山頂散策路を散策したり、トレッキングに出かけたり。
5月中旬に条件が揃えば出現する八幡平山頂の「ドラゴンアイ」はその美しさで大人気の景勝地となっています。
infomtion
八幡平
住所:秋田県鹿角市八幡平~岩手県八幡平
※八幡平アスピーテラインを利用して八幡平山頂駐車の利用可能
大館・阿仁・森吉エリア
大館市は渋谷に銅像があるハチ公のふるさと。秋田犬についての展示もあります。
仙北市から鷹巣を結ぶローカル鉄道「秋田内陸縦貫鉄道」に乗って絶景を楽しむ旅もおすすめ。
「花の百名山」「樹氷鑑賞」で有名な森吉山は、冬はスキー、夏は高山植物が咲き乱れる美しい景観が人気を呼んでいます。
国の天然記念物「秋田犬」について詳しくなれるスポットがいっぱい
モフモフの毛並み、くるりとしたしっぽ、つぶらな瞳。秋田県原産の日本犬として親しまれている秋田犬は、狩りのお伴として重宝されてきました。
秋田犬に会える「秋田犬会館」は秋田犬保存会の本部であり、3階が秋田犬博物室となっています。館内では保存会会員の秋田犬が出迎えてくれますよ。
2019年にグランドオープンしたのが「秋田犬の里」。大館市観光交流施設で、秋田犬展示室では、秋田犬ふれあい隊のメンバーと保存会会員の秋田犬が日替わりでお出迎えしてくれます。
この他温泉宿やホテルでも秋田犬に出会えるところがあり、ふれあいが楽しめる場合も。毎月8が付く日の午前便で大館能代空港に到着した場合、秋田犬のお出迎えがある場合もありますので、こちらも楽しみですね。
infomtion
秋田犬会館
営業時間:9時~16時
入場料:大人200円、子ども100円
※30名以上の団体で割引あり
住所:秋田県大館市字三の丸13-1
問合せ:0186-42-2502
バス駐車場:あり
秋田犬の里
営業時間:9時~17時、月曜休み(祝日は翌平日休み)、年末年始
入館料:無料
住所:秋田県大館市御成町1-13-1
問合せ:0186-59-4649
バス駐車場:大型バス5台分あり
マタギ文化や縄文遺跡、森吉山で有名な北秋田市
大館能代空港のある北秋田市は、日本の原風景や自然が多くのこされているエリアで、2005年に北秋田郡合川町・阿仁町・鷹巣町・森吉町が合併して生まれた都市です。
森吉山は標高1,454m、秋田県中央にそびえるアスピーデ(楯状火山)・トロイデ(釣鐘のようなドーム状火山)の複式火山。標高1,000m以上の外輪山数座に囲まれた独立峰です。
山頂からは鳥海山、田沢湖、岩手山、白神山地、男鹿半島、日本海などが望める景勝地。ブナ林やアオモリトドマツの原生林が広がる自然豊かな山です。
冬は蔵王・八甲田とともに日本三大樹氷が現れ、夏は美しい高山植物のお花畑が広がるトレッキング・登山が楽しめる山。ゴンドラで新緑や紅葉を楽しむのもおすすめです。
古くから雪深く険しい山々で猟をしてきたマタギ。その習慣やおきては民俗学上からも貴重なものとして注目されています。
「マタギ資料館」ではマタギ用具などを展示。秋田県指定重要文化財として大切に保存されています。
阿仁地区にある「打当温泉 マタギの湯」では熊のはく製やマタギ小屋、マタギ語りが聞ける「マタギ学校」なども。温泉につかりながら地元の文化と触れ合うこともできますよ。
また、北秋田市には世界文化遺産「北海道・北東北の縄文遺跡群」の一つである「伊勢堂岱(いせこうたい)遺跡」があります。こちらも環状列石を中心にした祭祀遺跡。
巨大な板状土偶が発見されたことで注目を集めています。出土品や遺跡を紹介する「伊勢堂岱縄文館」「ミュージアムショップ」を併設。
XRデジタル技術により、3Dで現地にいるかのように鑑賞できるコンテンツや、360度VR鑑賞システム(バーチャル散歩)などもスタート。オンラインでも現地体験が可能となっています。
のどかな秋田の里山風景を楽しむなら秋田内陸縦貫鉄道「スマイルレール」がおすすめ。人数が多ければ貸切運行もできます。
鉄道ファンなら阿仁合車両基地見学もいいですね。貸切バスなら下車駅まで回送して迎えにきてもらえるので便利です。
infomtion
森吉山(もりよしざん)・森吉山阿仁スキー場
住所:秋田県北秋田市阿仁鍵ノ滝
問合せ:0186-82-3311
バス駐車場:あり
打当温泉 マタギの湯
※2名以上で日帰り利用可能
※館内に「マタギ資料館」あり。9時~17時、大人200円・子ども100円
住所:秋田県北秋田市阿仁打当字仙北渡道上ミ67
問合せ:0186-84-2612
バス駐車場:あり
伊勢堂岱遺跡
住所:秋田県北秋田市脇神伊勢堂岱
開館時間:遺跡は9時~16時30分まで(11月~4月は閉鎖)、縄文館は9時~17時まで、毎週月曜休み(祝日は翌平日休み)、年末年始休み
入館料:無料
※10名以上の団体は2週間前までに事前予約
問合せ:0186-84-8710
バス駐車場:大型バス6台
秋田内陸縦貫鉄道
住所:秋田県北秋田市阿仁銀山字下新町41-1
問合せ:0186-82-3231(平日8時30分~17時15分受付)
※貸切の場合片道50,000円~
白神・能代・男鹿エリア
日本海に面した白神・能代・男鹿エリア。青森県の県境に広がる世界遺産・白神山地のふもとにある藤里町は、秋田側からの玄関口となっています。
能代市の東能代駅と青森県川部駅を結ぶ五能線の観光列車「リゾートしらかみ」は、鉄道ファンのみならず、車窓からの景色が素晴らしいと大人気。
なまはげの文化が残る男鹿半島では映えスポットとして寒風山やゴジラ岩など見どころもいっぱいです。
世界自然遺産・白神山地の麓、ブナの森に抱かれた藤里町(ふじさとまち)
白神山地は秋田県と青森県にまたがる約8,000年前から手付かずの原生的なブナの森が広がるエリア。秋田側からの拠点となっているのが藤里町です。
白神山地ガイドの他、藤里町の暮らしや文化交流が楽しめるチクチクフェルト体験、きりたんぽづくり体験などもあります。
宿から気軽に楽しめる「峨瓏(がろう)の滝」や「銚子の滝」などの絶景スポットも。ぜひ宿泊して心身を癒してみては?
「ゴジラ岩」「なまはげ館」など魅力的な観光地がいっぱいの男鹿半島
なまはげは男鹿半島周辺で行われてきた行事。真山や本山といった男鹿の山々に住む神の使いといわれています。
大晦日の晩、集落の青年たちがなまはげに扮し、「泣く子はいねがー」などと叫びながら地域の家々を巡るのが習わし。怠け心をいさめるだけではなく、無病息災・五穀豊穣を祈る来訪神です。
毎年、2月の第2金・土・日には真山神社で「なまはげ柴灯(せど)まつり」を開催。「柴灯祭」と民族行事「なまはげ」を組み合わせた幻想的・勇壮な冬の風物詩です。
2018年に男鹿のなまはげ他、8件10行事が「来訪神:仮面・仮装の神々」としてユネスコ無形文化遺産に登録されています。
いつでもなまはげの文化に触れることができるのが「なまはげ館」。実物の面や衣裳を展示し、なまはげ行事を大スクリーンで上映するなど、なまはげや秋田の暮らし・風土についても学べます。
また、夕陽の名所としても人気なのが「ゴジラ岩」。門前地区の潮瀬崎の磯場にあり、いまでは男鹿を代表する映えスポットです。
また、男鹿半島の西北端にある入道崎は景勝地として有名。大潟ジオパークの一つで、他にも北緯40度モニュメント、入道埼灯台資料展示室などもあります。
名物の石焼料理(溶結凝灰岩と呼ばれる約7,000万年前にできた岩石を使う)が味わえるお店や海底透視船での遊覧も可能。入道崎灯台は「日本の灯台50選」に選ばれており、全国でわずか16ヶ所しかない登ることができる灯台のひとつ。上から眺める日本海はまさに絶景です。
石焼料理誕生と関係が深い「鹿(しし)落とし」やマグマの通り道として知られる「鬼の俵ころがし」などもぜひ!
infomtion
藤里町
住所:秋田県山本郡藤里町藤琴字藤琴8番地
問合せ:0185-79-2115
バス駐車場:要問合せ
ゴジラ岩
住所:秋田県男鹿市船川港小浜
バス駐車場:潮瀬崎に駐車場あり
入道崎
住所:秋田県男鹿市北浦入道崎字昆布浦 入道埼灯台
バス駐車場:あり
なまはげ館
開館時間:8時30分~17時
入館料:小中高校生275円
※15名以上の団体で割引あり、団体の場合は事前に要予約
住所:秋田県男鹿市北浦真山字水喰沢
問合せ:0185-22-5050(おが地域振興公社)
バス駐車場:あり
大曲・角館・田沢湖エリア
“みちのくの小京都”といわれる仙北市、花火大会で有名な大仙市、田沢湖や乳頭温泉郷などがあるのもこのエリアです。
春・夏・秋・冬に開催「全国花火競技会-大曲の花火-」
「大曲の花火」として全国にその名を知られている「全国花火競技会」。始まりは1910年に諏訪神社の祭典の余興として開催されたものです。
開催地である大仙市がかつて大曲市だったことから“大曲の花火”と呼ばれています。新潟県「長岡まつり花火大会」、茨城県「土浦全国花火競技大会」と合わせて日本三大花火のひとつ。
2000年に内閣総理大臣賞・夜花火の部最優秀賞として選ばれ、経済産業大臣賞・中小企業庁官賞・文部科学大臣賞・観光庁長官賞も授与されるなど、日本最高峰の花火競技大会となっています。
特に夏は全国から集まった一流の花火師たちが日本一を目指し競い合い、斬新は花火を打ち上げるので見ごたえ充分。一生に一度は見てみたいイベントのひとつです。
infomtion
大曲の花火
住所:秋田県大仙市大曲通町
問合せ:0187-88-8073
※会場等は大会ごとにことなるので公式HPを参照のこと。
たつこ像で有名、日本一の深さを誇る「田沢湖」
田沢湖は水深423.4mと日本一の深さを誇ります。瑠璃色から碧、藍と変化する色はとても神秘的。
遊覧船クルーズ(4月下旬~11月上旬運航)やカヌー、カヤック、SUP、足漕ぎボートなどで湖を遊覧するのもおすすめです。湖に建てられている「たつこ像」は、いつまでも若く美しくいたいと願った辰子という娘が龍の姿になり、田沢湖に身を投じたという伝説から。
東岸にある「辰子観音」や、御座石(ござのいし)神社境内にもたつこ姫像があります。
また田沢湖にはpH1.05という強酸性のお湯が沸く玉川温泉が有名。焼山のふもとにあり、源泉温度は98度です。
硫黄臭と微量のラジウム放射線が含まれており、療養・癒しの温泉として大変注目されています。
infomtion
田沢湖
住所:秋田県仙北市田沢湖
問合せ:0187-54-2700(田沢湖観光情報センター・フォレイク)
バス駐車場:あり
玉川温泉
営業時間:7時~21時、11月上旬~4月中旬まで休み
住所:秋田県仙北市田沢湖玉川字渋黒沢
問合せ先:0187-58-3000
バス駐車場:要問合せ
江戸時代にタイムスリップしたよう、桜の名所としても名高い角館
角館は江戸時代の城下町として栄えた場所で「みちのくの京都」と呼ばれています。武家屋敷群の表通りは国の重要伝統的建造物群保存地区です。
現在も住まいとして使われているお屋敷もあります。「石黒家」「角館歴史村・青柳家」「岩橋家」「松本家」「河原田家」「小田野家」は実際に見学可能。
特に桜の見ごろを迎える4月下旬~5月上旬は多くの観光客でいっぱいになります。
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角館武家屋敷
住所:秋田県仙北市角館町表町上丁~東勝楽丁
問合せ:0187-54-2700(仙北市観光情報センター「角館駅前蔵」)
バス駐車場:市営桜並木駐車場 大型・中型バス2,000円、マイクロバス1,000円
一度は訪れてみたい憧れの秘湯「乳頭郷温泉」
十和田・八幡平国立公園の乳頭山麓に点在している七湯の総称が「乳頭郷温泉」。独自に源泉を持ち、多種多様な泉質が楽しめるのが魅力です。
周りはブナ林に囲まれ、ゆったりとお湯につかれば森林浴も楽しめます。レトロな雰囲気と山奥という秘湯感がたまりません。
7つの施設のうち5つが通年営業しているので冬でも楽しめます。
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乳頭温泉郷
住所:秋田県仙北市田沢湖
由利本荘・鳥海エリア
由利本荘(ゆりほんじょう)市やにかほ市があるエリアで、秋田県内では最も大きな面積を占めています。このエリアのシンボルはなんといっても鳥海山。
にかほ市には古くから松島と並び称された「九十九島」があります。
秋田と山形にまたがる東北第2の高峰「鳥海山(ちょうかいさん)」
別名出羽富士と呼ばれている鳥海山は標高2,236m、日本海の海抜0mからそびえるように立ち上がる独立峰です。古くから守り神として崇拝を集めてきました。
激しい気象変化により四季の彩りは豊か。高山植物の宝庫として人気があります。登山口である鉾立までは鳥海ブルーライン(4月下旬~10月)を利用して車で登れます。
7合目にある御浜(標高1,700m)には鳥海湖も。鳥海山の絶景を楽しむなら「仁賀保高原南展望台」「道の駅象潟(きさかた)」「三崎公園」もおすすめです。
また、鳥海山の噴火でできた落差57mの大滝「法体の滝」は映画「おくりびと」「釣りキチ三平」などのロケ地として有名になったスポット。
鳥海山の雪解け水を集めながら、その山頂に面して流れ落ちる大変ユニークな滝となっています。「鳥海山・飛島ジオパーク」のジオサイトのひとつです。
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鳥海山
住所:秋田県にかほ市象潟町小滝
※11月上旬から4月下旬まで閉鎖
問合せ:090-2021-0270(鉾立ビジターセンター)
バス駐車場:あり
由利本荘市の羽後本荘駅から矢島駅を結ぶ「由利高原鉄道 鳥海山ろく線」
“ゆりてつ”の愛称でも知られている由利高原鉄道。国鉄矢島線を引き継ぐ第三セクターとして誕生した路線です。名峰「鳥海山」を仰ぎながら、由利地域の田園風景の中を走ります。
絣の着物をきた「秋田おばこ」の列車アテンダントが乗務するまごころ列車、お子様に人気の木のおもちゃで遊べるスペースがある「なかよしこよし」などさまざまなイベント列車が運行。
子吉駅では大型バスが駐車できるので、鉄道の旅をスポットで楽しむのも便利ですよ。
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由利高原鉄道
住所:秋田田県由利本荘市矢島町七日町字羽坂21番地2
問合せ:0184-56-2736
※貸切の場合、通常列車1両片道24,000円~
田園風景の中にまるで島々が浮かんでいるように見える象潟の「九十九島」
鳥海山が紀元前466年に山体崩壊を起こし、「象潟岩屑なだれ」を起こしました。山頂から滑り落ちてきた巨大岩塊の集積「流れ山」が東西1㎞、南北2㎞に渡り海の中に浮かぶ入江を形成。
これが象潟の九十九島の原形となりました。1804年に象潟大地震により海底が隆起し、干潟(陸地)になったものが現在の姿です。
景観が松島のようだということで象潟「九十九島」に。国指定天然記念物で、道の駅「ねむの丘」から一望できます。
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象潟 九十九島
住所:秋田県にかほ市象潟町字塩焼島
問合せ:0184-43-6608(にかほ市観光協会)
秋田市その他のエリア
この他、秋田でぜひ立ち寄りたいスポットをダイジェストでご紹介していきましょう。
東北三大祭のひとつ「秋田竿燈(かんとう)まつり」
「秋田竿燈まつり」は約270年の歴史を持つ国指定重要無形民俗文化財です。長さ12mの竿に46個もの提灯をつけ、重さ約50㎏にもなる竿燈を手のひら、額、肩、腰などに移し替えながらも自在に操る妙技。
稲穂に見立てた約280本の竿燈が林立しながら行列する様はまさに圧巻の一言です。
秋田市には他にも安藤忠雄氏が設計した「秋田県立美術館」や1912年建築の旧秋田銀行本店を活用した「赤レンガ郷土館」、旧奈良家住宅を併設した「秋田県立博物館」など、おすすめスポットがあります。
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秋田竿燈まつり
住所:秋田県秋田市山王一丁目1-1 秋田市竿燈まつり実行委員会事務局<秋田市観光振興課内>
問合せ:018-888-5602
豪雪地帯ならではの伝統行事「横手のかまくら」で有名な横手市
横手市は秋田県の内陸部に位置する豪雪地帯。水神様をまつった室(かまくら)の中で、火鉢で焼いた餅や甘酒などを道行く人にふるまう「横手のかまくら」祭が行われます。
約450年の伝統を誇る小正月行事。この伝統行事を通年で体感できるのが「かまくら館」で、横手の雪を使って作った本物の「かまくら」を常時マイナス10度に保ちつつ展示しています。
また、横手市は約900年まえに源氏が横手に本拠を構えていた清原氏を攻めた「後三年合戦」の舞台。関東における源氏の名声を高め、鎌倉幕府創建の礎になったといわれる闘いです。
また、合戦に勝利した清原清衡は藤原性にあらためて平泉に移り、中尊寺や金色堂を建立。「平泉文化」のルーツとなる重要な戦いの場だったのです。
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横手かまくら
住所:秋田県横手市地域内
問合せ:0182-33-7111(横手市観光協会)
秋田・岩手・宮城3県にまたがるコニーデ型(円錐状)火山「栗駒山」
奥羽山脈のほぼ中央に位置する、標高1,626mの栗駒山は山頂部は宮城県と岩手県の境界となっています。秋田県では大日岳と呼ばれており、山頂からは月山や鳥海山、蔵王連峰など東北の名峰が見渡せる景勝地です。
紅葉のシーズンなると赤、橙、黄、緑の紅葉によるグラデーションが素晴らしく「神の絨毯」と称されています。
またお隣の湯沢市は「稲庭うどん」発祥の地として有名。佐藤養助商店の稲庭うどんは1860年(万延元年)に宗家稲庭吉左エ門から二代目佐藤養助に一子相伝の製造方法を伝授されたときにはじまるそうです。
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栗駒山(秋田側からの登山口・須川温泉 栗駒山荘)
住所:秋田県雄勝郡東成瀬村椿川字仁郷山国有林(栗駒国定公園内)
問合せ:0182-47-5111
秋田のバス旅行で便利な休憩スポット
貸切バスの旅を企画する場合、休憩場所としてぴったりなのが道の駅。最近では道の駅に行くのが目的という旅も人気ですね。
そこで、秋田県内でのトイレ休憩や団体での食事、お土産購入にも便利な休憩スポットをご紹介しましょう。
道の駅 「あきた港 ポートタワー・セリオン」
秋田市の国道7号沿いにある道の駅で男鹿半島方面への玄関口としても便利なロケーション。中でもポートタワーセリオンは夜のライトアップが美しく、展望室からは男鹿半島、鳥海山、大平山を一望。
日本海に沈む夕陽の美しさでも人気があります。
道の駅「鹿角(かづの)」
鹿角市の国道282号沿いにある道の駅で、十和田湖と八幡平を結ぶ観光拠点として便利なロケーションです。
駅構内では「花輪ばやし」の屋台が飾られ、祭りの様子を体感することができます。きりたんぽ発祥の地ですので、ぜひ味わっていきましょう。
道の駅「象潟(きさかた)ねむの丘」
秋田県にかほ市の国道7号沿いにある道の駅。山形県との県境にあり、芭蕉も訪れた名勝で日本海を一望できる展望温泉が人気です。
8月に旬を迎える岩ガキが名物。
道の駅「十文字 まめでらが~」
横手市周辺のグルメが大集結。6月にはおいしいサクランボが並びます。鮮度抜群・品揃え豊富な直売所が特に人気で、年間4億円以上売り上げるとか。
奥羽国道沿いにあり、交通の要所として利用しやすいロケーションです。
道の駅「おが オガーレ」
男鹿市の新たな観光拠点として2018年にオープンした道の駅。特産物を販売する物産館、レストラン、軽食コーナーなどを設けた複合観光施設「オガーレ」を併設しています。
道の駅と共にJR男鹿駅新駅舎も開業。船川港を含め、アクセスの良さでも注目を集めています。また、秋田県ふれあい所in道の駅おがとして、5頭の秋田犬が日替わりで1頭ずつ来場。かわいい秋田犬との触れ合いも人気となっています。
レストランでは男鹿半島で水揚げされる特別なズワイガニ「舞雪ガニ」「北綱がに」を始め、新鮮な魚介類を使ったメニューがずらり。醤油ソフトも好評です。
Information
ホームページ
営業時間:9時~17時
※施設により異なる
住所:秋田県男鹿市船川港船川字新浜町1-19
問合せ:0185-47-7515
バス駐車場:大型バス7台
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秋田県の移動手段としては貸切バスが大変有効です。秋田や岩手、山形、宮城と隣接しており、エリアによっては周遊も楽しめます。
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