バスフェスタ2015 in Tokyoレポ~バス車両編~
こんにちは!編集部Mです。2015年10月3日に東京・代々木公園で開催された「バスフェスタ2015 in Tokyo」をレポートしますよ!
今回は1年生女児を抜いた(チアリーディングで不在)、赤ちゃん(7か月)、小学3年生男児、年中女児の3人を連れてのお出かけ。場所は、東京・代々木公園のケヤキ並木。当日は、北海道のうまいものが大集結する「北海道フェアin代々木」も開催されていて、そちら目当ての人出も重なり、辺りは人人人、です。
(ものすごい人で賑わっています。よく迷子にならなかったな・・・)
バスフェスタでは、バス車両の展示のほか、グッズ販売やバスキャラのステージイベント、クイズ、抽選会などが開催されます。バスとの綱引きもあったり、楽しいことが盛りだくさん。バス好きのちびっこに、ぴったりのイベントです。
さっそく、バス車両の見学です。
まずは、日の丸自動車興業の「スカイダック」。水陸両用バスとして、大人気の観光バスです。
行列に並んで、ようやく車内に入れました。
「オレは、7か月になりまちた。」(赤ちゃん)
運転席を見学。「水陸両用バス」のため、運転するには、バスの2種免許と、船舶免許の両方が必要だそうです。興味津々の長男が、質問攻め。
座席からの眺め。高いです。
まどがオープンタイプの観光バスだけに、解放感たっぷり。
「おーい」。
バスの車内、座席の下には救命胴衣があります。安全対策も大事です。
ちなみにスカイダックの車体の下はこんな感じ。ボートの船底からタイヤが出てる感じ?
バスからの乗降りも専用のステップを使います。気を付けて、気を付けて・・・
さて、お次はいすゞの「ボンネットバス」。レトロな外観の車両に、長男、大興奮。
いすゞのボンネットバスの製造年式は1966年。乗車定員は26席。三重交通(株)の路線バスとして活躍。映画「フラガール」やNHKバス旅番組などに出演、とあります。昭和レトロ感が漂うバスです。
後姿はこんな感じ。当時はこのスタイルが最もポピュラーだったそうで、中扉は手動ドアで車掌さんが開け閉めしていたとか・・・。
こちらも大行列ができていました。
お姫様気分で移動?!
夜行高速バス「プリンセスロード」
神姫バスの「プリンセスロード」は、渋谷~姫路・神戸をつなぐ夜行高速バスです。バスフェスタに展示するだけあって、会社の顔とをして、気合の入った内装・豪華シートでした。
車内は、3列独立シートで、ゆったりとした空間です。
うれしいオットマン(足置き台)がある上に、各座席に仕切りカーテンもあります。これだと睡眠もばっちり。女性にはうれしい車内です。これまで躊躇していた女性に向けた夜行バスへの乗車へのアピール度がなかなかいいです。東京→大阪間なら、乗りたいです。ある程度のプライバシーは確保されそうです。
母、赤ちゃんをずっと抱っこしていたので、リラックス中ー。
トイレはバス中央、車体の下の方に・・・。あっ、ぶれた・・・。写真は小さいままにしておきます。こんなバスだったら長旅でもラクラクですね!
お次の4台目は、関東バスの「都内最後の三扉車」。子どもたち、『三扉車』が貴重なバスである意味が、よく分からず、スルー。
ということで補足。日産ディーゼルのもので、昭和39年、日本で初めて採用され、平成7年まで走っていました。乗車定員は72名。降車口を2か所にすることで、終点で一度に多くのお客様がスムーズに降りれるのがメリットです。
途中のバス停ではイチバン後ろの扉だけを開け、バスを降りたお客様とバスが不用意に接触しないようにと考えたそうです。
5台目は、バスのデザインコンテスト受賞作品のラッピングバス。「このバス、乗りたい!乗りたい!」と次女。
確かに、子ども心をくすぐるイラスト。時間がないので、乗車せず。次のバスへ行きます。
ちなみにバスフェスタで毎年行われている「バスのデザインコンテスト」は、小学生以下の子どもたちにバスの車体外観デザインに使用する絵を募集しています。国土交通省大臣賞を受賞した作品は、都内近郊を走る路線バスの車体にラッピング。今年は所沢発着の西武バスの車体に描かれています。自分の書いた絵が町を走るって最高ですね!
フェスタのオープニングでは、コンテストに入賞した子どもたちの表彰式が行われました。入賞作を描いたのは小学生の男の子。ちなみに、我が家も応募しましたが・・・。見事、落選・・・。来年、また頑張ります!
お次は、はとバスの「ピアニシモⅢ」。はとバスって黄色のイメージだけど、こちらは黒。
こちらもやっぱり行列・・・。ピアニシモⅢはいすゞのガーラを使用。2014年に国内最高の安全性を追求し、リニューアルしたものだそう。革張りシートの内装で、シートはゆったりめの3列配置。
シートは白なので、明るい印象の車内です。
バスの一番後ろには化粧室、トイレがあります。
お茶をサービスできる給湯スペースもかなり本格的。
「貴賓室の旅」専用車として日帰りや宿泊のバスツアーに活躍。ちょっとお高いですが、ゆとりのあるバス旅を楽しみたいお客様に人気だそうです。
はとバスでは運転手さんとガイドさんの衣装も用意。運転席に座ったり、ガイドさん気分で記念撮影ができるようになっていました。なりきり運転手・なりきりガイドになって、にわかキッザニアと化していました。
その次は、東武バスセントラル「スカイツリーシャトル(R)」。東京スカイツリータウン(R)と上野・浅草地区を結ぶシャトルバスです。
一見すると、普通のバスのように見えますが・・・。普通のバスですよね。
なんとスカイツリーを車内から眺められるように、天井がガラス張りになっています。
きもちいいーーー!
バスの床も木目調で癒されます。「スカイツリーシャトル(R)」は、いすゞエルガミオを使用。中型バスをベースに天井部分をガラス張りに改造しているそうです。外観のデザインは「粋」と「雅」をイメージしたもの。外国人観光客の増加を見越した、日本的おもてなしの心が見られます。
そして、ナンバープレートにも注目。「634」とは、スカイツリーの高さ!こんなところにもこだわっているんですねー。話のネタになりそうです。
ちなみにこのシャトル。上野駅・上野公園から東京スカイツリータウン(R)までは約30分。浅草雷門からは約10分で結んでいます。お得な一日乗車券は大人420円、子ども210円とリーズナブル。すべてがこのガラス張り天井のバスではないそうなので、運が良ければ乗ることができます。
現代から昭和に再び、タイムスリップ!
神奈川中央交通の代燃車「三太号」。
資源の乏しかった戦中・戦後に活躍した、木炭で走るバスです。このボンネット型薪バスは、資料がだんだん失われてしまい幻となってしまうのを危惧し、自走可能な代燃車として制作。昭和56年に復元したものなのだとか。こちらが、その木炭。
バス後方部には薪ガス発生装置がついています。
薪を入れて燃やすのですが、空気通路を小さくし、薪を蒸し焼きにすることでいったん木炭化させます。そのときに水生ガスが発生し、その濃度を高めてエンジンの爆発力をつくりだすしくみだそうです。
運転席、なんとも味があります。
昭和25年製のトヨタ6気筒ガソリンエンジン車に、同年製のバスのボディの骨格を取り入れています。
外装はもちろん、内装も当時の工法、技法をなるべく踏襲し、解体材をできるだけ活用しながら、すべて手作りにより、約8ヶ月かけて復元したそう。
乗車定員は40名。1回の貯薪可能走行距離は約55キロ~60キロだそう。それなりにスピードが出ていただようです。
そして昔のバスは、ステップが高い!降りるのがちょっと大変だった、4歳児。ノンステップバスがいかに子どもに乗りやすいバスかに気づかされます。
さようなら~~~
最後のバスは、立川バス「すみっコぐらしバス」。かわいいバスで、子どもたちのお気に入りに!
「すみっコぐらし」は、リラックマでおなじみのサンエックスのキャラクター。作者はよこみぞゆりさん。日本人は「隅っこが好き」という気もちをテーマに生み出されたキャラクターです。バスは三菱ふそうエアロスターS(2009年製)を使用。バスの外観にはもちろん、車内にもキャラクターがいっぱい!
こんなバスなら、子どもたちもぐずらずに楽しく乗れそう!
すみっコぐらしのバスに乗りたい人は立川バスのホームページを参照してくださいね♪
立川バス・すみっコぐらしバス
と、ここで、あまりの人出に、4歳児が迷子になりそうな事件が発生・・・!
ぐったりしてしまった4歳児は、「お腹すいた」「帰りたい」とぐずり始めたのですが・・・そのとき、あのバスキャラが現れて・・・!後半は、バスキャライベントなどをお伝えします。
――(続く)――
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