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クラブツーリズム主催、初めての日帰り「ミステリーバスツアー」体験記

最近、ますます盛り上がっている(と思う)「ミステリーツアー」。
行き先はもちろん、立ち寄り先もギリギリまで教えてくれないという徹底ぶり。(でも、日帰りだとなんとなくわかっちゃうけどね・・・)

それでもあなたは参加しますか?

ということで、今回は、編集部Iが参加してきました。

主催はクラブツーリズム(株)で、『日帰り支店設立記念ミステリー 蝦夷アワビ・イセエビ汁・サザエ・松茸ごはんなど オーシャンビューレストランでお振る舞い』ってやつです。

「うれしい15のお楽しみ」がこのツアーのポイント。

◆オーシャンビューレストランで振る舞い
①蝦夷アワビ焼きの振る舞い ②サンマ焼きの振る舞い ③松茸ごはん ④イセエビ汁 ⑤サザエのつぼ焼き
◆さらに秋の味覚もお楽しみ
⑥サツマイモ堀り ⑦ミカン1キロ
◆そのほかにも盛りだくさん!
⑧はちみつパン ⑨○○○○飴 ⑩○○工房の見学 ⑪シーサイドドライブ ⑫海○○○で休憩 ⑬無人島!○○島の散策 ⑭お振る舞い会場はオーシャンビューレストラン ⑮ちょっぴり○○○

参加費は1人 8,990円(日曜日設定)

安いの? 高いの?

最近はバス料金が値上げしたことが影響して、どのバスツアーも以前より高くなっています。

また、運転手さんが1人で運行してよい距離、時間も厳しくなり、都内出発だと行き先が限られ、以前より観光客が減ったと嘆く自治体も・・・。

そこで今回のミステリーツアー。はたしてどんな旅だったのでしょうか?編集部Iが皆さんに代わって厳しく(?)チェックしてきましたっ!

『どこに行くの?』だから、内緒なんだってば!!

これは、バスツアーに誘った時のオットのセリフ。

『どこに行くかわからないのに、行くかどうか決められない』

じゃあ、行かなきゃいいじゃん!
私は行くけどね。

『ええー。じゃあ行く』

めんどくさいなー。

どこに連れて行かれるかわからないのを楽しむ旅がミステリーツアーでしょー。
最後までツアーの趣旨が理解できないオットであった・・・。

出発場所は渋谷駅東口クロスタワー前。

今回のツアーはクラツーのラッピングバスではなく、「ふじばす」さんのもの。

トン・トン・トン・トン・日野の2トンでおなじみの「日野セレガ」です。

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参加者の8割はシニア世代。家族で参加しているのはうちを含めて3グループぐらい。

ちなみに、我が家は小娘(19歳)も参加。3人という奇数だったからか、一番後ろの席(5席)を独占させていただきました。

高速道路にのって向かった先は・・・

海ほたる

そうです。海ほたる。

ってぇことは、本日の行き先は千葉ということですねー。

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あいにく雨交じりの天気でどんより曇っています。でも、海の上の休憩ポイントということでなかなかの解放感です。

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休日(日曜日)の千葉方面は車の渋滞が激しいこともあり、渋谷を出発したのは8時とやや早め。あと、天気がぱっとしないこともあり、さほど混んでいませんでした。

さて、トイレ休憩の後は「さつまいも堀り」の予定。でしたが、お芋畑のあるところは雨が降っているらしく中止に・・・。後でお土産にさつまいもをくれることになり、バスはそのまま次の目的地に向かいます。

「○○工房の見学」です。

あっ、ちなみに「シーサイドドライブ」は海ほたるから千葉までのドライブのことだそう・・・。まあ、シーサイドというか、海の上ということですな。

オット59歳(通称:はちみつ大好きぷーさん)は小躍りした!

つきました。「○○工房」とは「はちみつ工房」のことでした。

はちみつ工房

君津市にある「はちみつ工房」さんは、蜂が集めたはちみつに一切手をくわえず、100%ピュアな状態で製品化しているそうです。

最近では産地や花の種類にこだわったはちみつ専門ショップも見かけるようになってきましたが、国内でとれるハチミツはとても少なくなっており、スーパーなどで見かけるのはほとんど中国産・・・。

そんな中、はちみつ工房さんはがんばっていらっしゃいますねー。

はちみつ工房

はちみつができるまでを「はちみつ王子(年上)」が楽しく紹介♪

はちみつ工房

まずは蜂に煙を吸わせて落ち着かせるそう。

はちみつ工房

イケメン(!?)の若手はちみつ王子が巣箱の中のはちみつを
みせてくれます。

はちみつ工房

たっぷりたくわえられたはちみつ!

はちみつ工房

蜂を落としてこれからみつをとりま~す。
と、ポージング中のはちみつ王子(年上)。

蜂の社会は女王蜂が1匹と働き蜂、オス蜂に分かれています。
働き蜂は全員メスで、みつを集めてくるのも全部メス。
でもって、オス蜂は交尾以外は何もせず、ブラブラ~。

婚期を過ぎたオスバチは
メスの働き蜂から「じゃまだし!」ということで
ポイッと捨てられるそう・・・。
人間の社会だって・・・(うっ!)。
お気を付けあそばせ。

はちみつ工房

取り出した巣枠は遠心分離機にかけます。
お子さんやご年配のご婦人でも簡単に回せる軽いハンドル。
これをぐるぐる回せば、とろ~りはちみつがでてきます。

はちみつ工房

このままだと巣のかけらなど余分なものが混ざっているので
漉して、ビン詰してできあがり!
まさにしぼりたてのピュアなはちみつ。

はちみつには殺菌力があるので、そのままで腐りません。
風邪やのどの痛み、咳がひどいときにもおススメです。

さあ、さあ、さっそく試食です。

はちみつ工房

我が家のはちみつおじさんは
スプーンにたっぷりすくって至福のお味見タイムです。
最初はアカシアの花のみつ。
色はわずかに黄色っぽく、さっぱりとした味わいでした。

はちみつ工房

次は百花はちみつ。
いろんな花のみつを集めてきたもので、
色は濃い目。口に含むと、ふわっと花の香りが鼻に突き抜けます。

ミツバチも名残惜しそうにへばりついてました。

はちみつ工房

真ん中の黒いみつはそばのみつ。

鉄分が豊富で女性にはおススメ。
独特な風味で癖があります。
説明にもあったように、匂いの強いチーズに合いそう!

ここでは、花のアロマたっぷりの「百花はちみつ」を購入。
普段食べているはちみつとは比べ物にならないくらい
やさしい味わいでおいしゅうございました。

ここではおみやげにロールパンとハチミツ少々、はちみつ飴をGet!!

お約束のお土産タイムは、クラツーバスが大集結!

お次は館山道君津 I.C にほど近い
「四季の蔵」でトイレ休憩&お土産購入タイム。

四季の蔵

今回のミステリーツアーはとても好評だったようで、
駐車場にはクラツーバスがずら~り!!だそうで・・・。

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この後も、同じ行程だから当然、
行く先々でこのような光景が繰り広げられたのであった・・・。

ここはカフェやお食事処、直売所などが併設された
とても大きな施設。
大型バスがたっぷり停まれる駐車場もあります。

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ねっ?余裕でしょー。

お野菜がたくさんならぶ直売所をのぞいてみると・・・。
うっ。ない・・・。
やはり、このところの天気不良のため、
種類は少な目。

なので、新米1㎏(天日干し、低農薬)と
なす、ピーマン、ししとう、
一粒一粒がとてつもなくどでかいニンニクを購入。

プリン

小娘はプリンを購入。

千葉は酪農発祥の地ということで
おいしい牛乳がとれるそう。

お味はちょっと甘いかなー。でもおいしかったです。

そして、足湯があるということなので
のぞいてみることに。

(!?)

足湯

つ、冷たい・・・。

説明を読むと、地下150mからくみ上げる冷鉱泉だそうで
つまり、冷たい・・・。

みんな、冷たい、冷たい・・・と触るだけで入る人はほとんどいない。

そうだよね。夏ならいいけど、
今日は寒い。
温まらない足湯って、疲れがとれるのか?

ちなみに、近日中にこの冷鉱泉を使った温泉施設がオープンするそう。

こちらはさすがに沸かすのかなー?

「千葉のモンサンミシェルですっ!」ってそれは言い過ぎでしょう・・・

さて、お次は「無人島!○○島の散策」

島まで200mほどの砂地で結ばれているという「沖ノ島」です。
夏は海水浴で賑わうそうですが、
いまはもう秋。

ぽつん、ぽつんと釣り人が釣り糸を垂れておりました。

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バスの中ではツアーディレクター(添乗員さん)が
「日本のモンサンミシェルですっ!」といってましたが、
それはちょっと・・・どうかな・・・。

「すみません! いいすぎましたっ!」
とおっしゃっていましたがー。

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砂浜をえっちらおっちら歩いて島に向かいます。

おい、おい。

小娘のリュック、全開じゃないか・・・。

磯遊びや貝拾いに最適な海岸

森を抜けると奥に磯遊びや貝拾いに最適な海岸が
広がってました。

『おとうーちゃん。やどかりがいたよ』
『どれ、どれ・・・』

そっと、突き落とそうと近寄るツマ・・・(うそ)。

島の中にはトイレがありましたが、
こちらはバイオトイレというもので、
バイオ発酵により分解と循環をしているそう。

このため、分解の限界を越えてしまうと使用禁止に・・・。

この日は2つある個室のうち、
1個は使用禁止。トイレ休憩は次の立ち寄り先まで我慢、我慢でした。

やっと昼食にありつくが、お食事よりもソフトクリームが美味だったりして・・・。

さて、今回のツアー。

人気コースということで、
クラツーバスがどこにいっても大漁、大漁。

当然、お昼をとるのも同じ場所。
少しずつ時間をずらして調整をします。

わたしたちのバスは1時30分からの回ということで、
お土産屋さんパート2に突入。

ここでは、車内販売で注文をとった干物を積み込むことに
なっています。

でもって、ツアーのお土産として
みかん1㎏と掘れなかったさつまいも。

ちょっと待て!

我が家は3人が参加してる。
ということは、みかん3㎏、いも3人分じゃないか!!
なんてこった!何kgになるんだ?

と、つぶやくオット・・・。
寝たふりするツマ・・・。

お百姓市場

この「お百姓市場」。富浦市にあります。
ちなみにお隣は「道の駅 とみうら枇杷倶楽部」でした。

中をのぞくと、女子トイレが大行列・・・。
団体バスツアーの宿命ですな。

お野菜は種類多め。
特産品を使ったピーナッツやびわ製品もいろいろそろっています。

小娘はここで「醤油サイダー」と「伊勢海老ポテトチップス」を購入。
オットは恒例の「びわソフトクリーム」を購入。
いまいち、びわ感がなかったということで★ひとつだそう。

さあ、ようやく、お昼のおふるまいへ。
オーシャンビューのレストラン「The Fish」に向かいます。

The Fish

「The Fish」は金谷行きのフェリー発着場のすぐそば。
鋸山の近くです。

ここでもクラツーのバスがずら~り。
「おふるまい」を受け渡すテントまであって、
クラツー様御一行で大賑わい。

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人数が多いこともあり、
「おふるまい」は全部、使い捨て容器に盛り付け。

おふるまい

少々、微妙・・・。

伊勢海老汁、松茸ごはん、さんま、蝦夷アワビ、サザエのつぼ焼き。
確かにこうならぶと豪華なんだけど、冷たい・・・。
せめて、さんまだけでも、味噌汁だけでもアツアツが
食べたかったなー。

団体旅行だから仕方ないかもしれないのかも。
ちょっと残念。

気を取り直し、出発まで館内をウロウロ。

いかの塩辛なんかは何パターンも味付けが異なるものがあって、
試食できるようになっています。

賑やかな市場の雰囲気で楽しくお買いものできます。
(写真とるの忘れてすみません・・・)

と、ここで思い出す。

千葉は「酪農発祥の地」。
そとのソフトクリーム屋さんで売ってました!
三芳村の牛乳を使ったソフトクリーム。

ソフトクリーム バニラ
ソフトクリーム ビワ ミックス

低温殺菌牛乳なのでとってもミルキー。
ひとつはビワ味とのミックス、
ひとつはバニラだけのものを購入。

ではさっそくいただきますっ!

自称「ソフトクリーム」研究家のオットに感想を聞くと・・・。

『うまい!』
『ランキングでいうと何位?』
『・・・・』

答えが・・・ない。

『さっぱりしてて、ミルク感もあって、アイス感があるねー』

『で、何位?』
『・・・・』

『ただ、アイス感が強いなー。濃厚さが足りない』

『で、何位・』
『・・・・』

最後まで回答はいただけませんでした。

さすが、B型(?!)

ということで、この後はまっすぐ帰路へ。
アクアラインや首都高の渋滞を避けるため、早めに帰ります。

渋谷に到着したのは15時45分。
お疲れ様でした~!

今回の旅のおみやげはこちら!!

お土産

お1人様分(我が家はこれが3セット・・・)。
おいもはあと3本あったので1人5本ぐらいでした。

みかんはとっても小ぶりながら、
甘くて、ジューシーで、中の袋の皮が薄め。
大変美味でありますー。

ロールパンとハチミツ、飴ははちみつ工房さんから。
黒い物体はわかめで四季の蔵さんから。
オレンジのものはビワゼリーでお百姓市場さんからいただきました。

ごちそうさまでした!

旅の総括としては・・・。

何処に行くかわからないという旅もなかなか面白いもの。
行き先がわかっていたら参加しなかったかもしれません。
到着直前まで行き先は知らされないので、びっくり箱のようで楽しめました。

食事だけがやっぱり残念だったかなー。
お茶だけは激熱だったけど・・・。
さんまとごはん、味噌汁だけでもいいから
あったかいのが食べたかった・・・。

今回の旅のおススメポイントは「はちみつ工房」さん。
短い時間でしたが、はちみつのできるまではとても興味深かった。
純粋ははちみつはとっても癖がなくておいしいということが
わかりました。

天気がよければ「The Fish」のテラスでお食事はおススメかも。
今回は天気がイマイチだったことと、団体だったので室内から
海を眺めて・・・でしたが、もし晴れてたらとても気持ちよかったと
思われます。

お土産は「お百姓市場」さんと「The Fish」で
探すと楽しいかな。特に「The Fish」さんはすぐ近くに
鋸山があるので、ロープウエイで眺望を楽しむというのを
行程に入れてもいいですね!

これからバスツアーを企画するという幹事さん、
ぜひ、参考にしてみてくださいね。

次回は同じクラツーさんのツアー。
「四国でもやっぱりソフトクリームを食べるのだった編」を
お伝えします。

こうご期待!

■「はちみつ工房」
千葉県君津市皿引187 Tel:0439-71-8338

■「四季の蔵」
千葉県君津市三直170-1 Tel:0439-57-7011

■「お百姓市場」
千葉県南房総市富浦町青木103-1 Tel:0470-33-4432

■「The Fish」
千葉県富津市金谷2288 Tel:0439-69-2161

※料金やサービスは取材当時のものです。最新の情報は公式ホームページを参照してください。

この記事を書いた人
ちくわ

旅行メディア編集長兼ライター、総合旅行業務取扱管理者、旅行会社勤務経験あり、目黒区ボランティアガイド見習い中。プライベートでも古代史オタクとして年に数回フィールドワークに出かける旅好き。時々バス愛がさく裂!?

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