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古き良き塩づくりの様子を「伯方の塩」工場で再現

(写真はイメージです)

CMでもおなじみの「伯方の塩」を製造している伯方塩業大三島工場が、
平成22年秋に見学施設として「流下式枝条架塩田」を再現。
古き良き時代の塩田風景を、楽しみながら見ることができるようになりました。

「流下式枝条架塩田(りゅうかしきしじょうかへいようえんでん)」とは、
ゆるい傾斜をつけた流下盤をつくり、そこへ海水を流し、太陽の熱で塩分をゆっくり濃縮。
竹の枝を組んでつくった「枝条架(しじょうか)」の上から、濃縮したものを何度もつたい流し、
さらに風の力で濃縮させる方法をいいます。
この製塩法では、にがり成分がほどよく残るため、味がまろやかに仕上がるのが特徴。
昭和46年に法律で全廃されるまで、主に瀬戸内海沿岸でとられていた方法です。

塩づくりとしては最も原始的な製法として直煮製塩が縄文・弥生時代からあり、
海水を煮詰めて水分を蒸発させてつくります。
そこから、藻に海水を付着させる製法の「藻塩焼」、
海水を浜に揚げて天日で乾燥させる「揚浜(あげはま)式」、
さらに潮の干満を利用して海水を浜に揚げる「入浜(いりはま)式」へと、
その技術は進歩していきました。

瀬戸内海沿岸は、日本でも有数の塩田地帯でしたが、効率化とともにその姿は消え、
日本国内で最後まで残った塩田が伯方島の塩田(1971年12月廃止)だったそうです。

伯方の塩は、塩味の中にほんのりとした甘さを感じるのが特徴。
「にがり(苦汁)」が極端に少ないと、塩辛いだけですし、
多すぎると苦味が強くなります。この「にがり」を程よく残すというのが、
骨の折れる作業で、「流下式塩田塩」はその製法に最適だったというわけで。

伯方塩業では、この伝統的な「流下式枝条架塩田」の様子を見学できる他、
近代的な設備で製造されるこだわりの塩のできるまでをじっくり学ぶことができます。
工場の2階では伯方の塩を使った塩ソフトクリーム(1個・300円)もあります。

近くには大山祇神社や海洋温浴施設「マーレ・グラッシア大三島」、
ところミュージアム大三島など観光名所も多くありますので、ぜひ立ち寄ってみてはいかがでしょうか。

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【所在地】
愛媛県今治市大三島町台(うてな)32 大三島工場
*しまなみ海道大三島I.Cで降りて、大山祇(おおやまづみ)神社から約1.5km
【駐車場】
(工場)大・中型バス3台、乗用車15台
(塩田)大・中型バス5台、乗用車12台
【見学の内容】
伯方の塩の製造工程を映像や展示で見学。1名から見学OK、無料。
9時~15時半(見学は16時まで)
所要時間は工場 約20~40分、工場と塩田 約40~80分。
※休憩時間に機械は停止するが見学は可能。
※稼働中の様子はビデオで見ることができる。
※年末年始(12/28~1/7)、盆休(8/13~8/17)、地方祭、他休業。
※土・日・祝日も見学可。定期点検などにより休業している場合あり。
【申込み方法】
あらかじめ予約。
TEL:0897-82-0660
団体の場合はFAX、もしくはHPの問合せフォームからもOK。
https://www.hakatanoshio.co.jp/reservation/

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○トマトのもぎとり体験実施中

虹の森公園「森の国ファーム」では、年間を通じて完熟トマトのもぎとり体験を実施しています。
ハウス内で水耕栽培によって育てられているトマト。
栽培について説明を受けた後は、甘くてみずみずしい完熟トマトを収穫。
取れたてのおいしさを楽しむことができますよ。
最もおいしい旬の時期は4月~6月。植え替えの7月中旬から9月下旬まではお休みです。

虹の森公園ではこの他にも、四万十川に生息する魚たちや世界の魚の生態が見れる
「おさかな館」や、吹きガラス体験ができる「森の国ガラス工房 風音」、
物産館、地元の旬の素材を使った農家レストランなどがあります。

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春のバス旅行に楽しい1日を過ごせそうですね。

【開催場所】
北宇和郡松野町延野々1500 虹の森公園
森の国ファーム
【開催時期】
通年(7~8月は除く) 10:00~17:00(もぎ取り体験は10:00~16:00)
定休日:水曜日(祝日、ゴールデンウィークは営業)/春、夏、冬休み期間中は無休/元旦
※駐車場あり 140台/無料
※料金は時価(60円~100円)
【問合せ先】
TEL:0895-20-5346(森の国ファーム)

○久万高原ふるさと旅行村で「村のひなまつり」開催中

古い山村の風景や生活に触れたり、静かな自然の中での宿泊ができる久万高原ふるさと旅行村。
施設内の古民家や御堂、食堂におひな様を飾り付け、
春の節句を祝う「村のひなまつり」が3/2(土)より開催されます。

久万高原ふるさと旅行村には、久万高原町内から移築された古民家や辻堂、
土蔵などがあり、農村の生活を今日に伝える建物として5棟が国の有形文化財に登録されています。
また、農村の文化を知ることができる山村歴史館や、
プラネタリウムや天文台のある天体観測館、ケビンやキャンプ場も併設されているので、
のんびりとした滞在を楽しむことができます。

村内にはTVドラマ「東京ラブストーリー」で主人公が名前を刻んだ柱が
移築保存されており、今でも全国からファンが訪れているとか。
春の風に吹かれながらバーベキューを楽しむのもおススメです。
ピザ作りやうどん作りなど体験教室も実施されています。

【開催期間】
平成25年3月2日(土)~4月7日(日)
【開催場所】
愛媛県上浮穴郡久万高原町下畑野川乙488番地
久万高原ふるさと旅行村
【問合せ先】
TEL:0892-41-0711
※宿泊希望の場合は別途予約。

[写真・情報提供:社団法人 愛媛県観光物産協会 いよ観ネットhttp://iyokannet.jp/]

※料金やサービス等は取材当時のものです。最新の情報は公式ホームページを参照してください。

この記事を書いた人
バス観光マガジン編集部 編集ライター

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