北海道と札幌市の補助金制度について

【終了】札幌市への教育旅行で貸切バス借上げ料金を2月末まで補助!北海道の助成金と併用できる条件は?

札幌市内を訪れる教育旅行に対し、利用した貸切バス料金を補助する「札幌市教育旅行観光バス経費助成金」制度が2022年度も利用できます。2023年2月28日までに実施される場合はチャンスですよ!

札幌市以外でも「北海道が実施する教育旅行支援事業」を実施しており、それぞれを上手く活用すれば、新型コロナウイルス感染症対策としてバスの台数を増やしたい場合でも適用されます。

それぞれの違いや活用法について解説していきましょう。

札幌市が実施する教育旅行貸切バス経費助成金とは?

札幌市が実施する教育旅行支援
(2020年バステクin首都圏より)

札幌市外から札幌市内へ教育旅行を実施する場合に適用される助成金です。条件は以下の通り。

  • 出発地は札幌市外
  • 札幌市内で見学、体験プログラムを実施し、札幌市内に宿泊すること
  • 貸切バス1台あたり50,000円(下回る時は実費)
  • 1校あたり300,000円が上限
  • 旅行会社もしくは、学校からの申請も可

補助対象期間は2023年2月28日までに実施。予算額に達した時点で受付終了です。

他の助成金との併用は不可ですが、北海道が実施する教育旅行支援事業、全国旅行支援との併用は条件付きで可能となっています。

▼詳しくはこちら
札幌市経済観光局観光・MICE推進部観光・MICE推進課

北海道が実施する教育旅行支援事業(宿泊を伴うもの)とは?

感染リスク低減のため、定員数を減らして運行
(2020年バステクin首都圏より)

北海道では、新型コロナウイルス感染症予防策の一環として、北海道内外の学校が道内で実施する教育旅行において、貸切バス及び宿泊施設での感染リスク低減に取り組むために必要な費用を支援する「教育旅行支援事業」を実施しています。

2023年3月10日までに実施されるものが対象です。

つまり、感染リスクを低減するために増やした貸切バスの台数、宿泊施設の部屋数を増やした分に対し、助成するのが目的です。条件は以下の通りです。

  • 行き先が北海道内
  • 北海道内で見学、体験プログラムを実施し、北海道内に1泊以上宿泊すること
  • 貸切バス追加借上げ分に対し、1台1日あたり140,000円
  • 宿泊部屋数追加分に対し、その実費(1人1泊あたり3,000円)
  • 旅行会社もしくは、学校からの申請も可

支援金の対象となる貸切バス、宿泊施設の経費について他の支援金等を利用する場合、当該経費から他の支援金等の金額を差し引いた分が上限になります。

また、バスのみ、宿泊費のみ、併用のいずれもOKだそう。日数の制限はありません。

両方の補助金が適用されるのはどんな場合?

札幌市と北海道の補助金制度、併用ができませんが、条件によっては両方が適用されます。

それはどんな場合でしょうか。それは、札幌市内で教育旅行を行う際に、感染リスク低減のため、1台のバスに乗る人数を半分にし、もう1台増台した場合に2台目に対して適用されます。

当初はバス1台で運行予定で「札幌市の助成金」を申請

1台定員数ギリギリで運行予定だった

感染拡大でリスクを低減するため、バス2台で分乗に変更

感染リスク低減のため2台に分乗し、ソーシャルディスタンスを確保

この場合、増台した2台目のバスについては「北海道の助成金」を利用可能です(札幌市の助成金は利用不可)。仮にバス1台の借上げ費用が140,000円だった場合は以下の料金になります。

◆貸切バス1台借上げ費用:140,000円ー50,000円(札幌市助成金)=90,000円
◆貸切バス2台目の借上げ費用:140,000ー140,000円(北海道の助成金)=0円
合計:90,000円の支払い

もともと感染リスクを低減するため、定員数の半分を1台で利用。2台に増やして運行を計画して、札幌市助成金に申請。140,000×2台=280,000円で札幌市の助成金が2台分に適用され、50,000×2台=100,000円が助成。バス借上げ費用の支払いは180,000円です。

これはかなり大きな差ですね!北海道内で貸切バスを利用する場合、料金の目安は以下の記事を参考になさってください。

両方の補助金が適用されないケースは?

もともと2台で定員マックスで利用予定

もともと45名乗車可能な大型バス2台で、乗車する生徒の数が90名だった。1台だけ札幌市助成金に申請してもう1台は北海道の助成金に申請はできません(感染リスク低減のため、2台に増台したとは認められない)。

ただし、2台分を札幌市助成金に申請して補助金を利用することは可能

大型から中型へバスのサイズ変更

もともと27名乗車可能な中型バス1台で運行予定だったが、感染リスクを低減するため、45名乗車可能な大型バス1台に変更。このケースも北海道の助成金に申請できません(感染リスク低減のため、2台に増台していない)。

「札幌市の助成金」は、札幌市内への教育旅行を誘致するために企画されているもの。一方、「北海道の助成金」は、新型コロナウイルス感染症リスクの低減のために実施されているものです。それぞれの目的にあわせて利用できる補助金なので、その内容に適した申請が認めらます。

ちょっとややこしいですね。申請する前に適用されるケースなのかどうかしっかり確認することが重要ですね。

▼貸切バスの種類・定員数はこちらを参考に
・貸切バス乗車人数の目安について
・貸切バスの種類(大きさ)について

貸切バスは換気能力に優れた、コロナ禍でも安心・安全な移動手段!

貸切バスは換気能力に優れた乗り物

貸切バスの新型コロナウイルス感染症対策が気になる!という方からよく問合せをいただきます。実は貸切バス、窓を開けなくても「外気導入固定運転」をすることで、約5分程度(マイクロバスで約6~7分)で車内の空気が換気できるんです。

窓が開かない新幹線と同等の換気能力を持つ移動手段

各バス会社とも、新型コロナウイルス感染症対策に一生懸命取り組んでいますので、どうぞ安心してご利用ください。

この記事を書いた人
バス観光マガジン編集部 編集ライター

バス観光マガジンの中のヒト。貸切バスについての基礎知識やバス旅行のヒント、バスファンのための情報など、バスに関する楽しいコンテンツを日々お届けします。

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