ゴールデンカムイ聖地巡礼!北海道3泊4日の旅~サッポロビール工場・エスコンフィールドin札幌・小樽編~
5月・9月とオタク活動に余念のなかった私。10月は古代史とは全く関係のない北海道取材旅行に出かけてきました。
「貸切バスの達人」の姉妹サイトである「団体旅行ナビ」で人気の行き先ベスト3に必ずランクインしている北海道の今を訪ねる巡礼旅です。社員旅行で根強い人気を誇るのがサッポロビール関連施設で、さらに漫画「ゴールデンカムイ」の聖地巡礼やエスコンフィールドHOKKAIDOも行きたいスポットとして多くの方がリクエストしてます。
皆が「行きたい」と思うのは何故なのか。その人気のヒミツを探るべく10月11日(金)~14日(月・祝)の3泊4日で小娘と出かけてきました。
■札幌~小樽
新千歳空港着==レンタカーを借りる==サッポロビール 北海道工場見学&取材==エスコンフィールドHOKKAIDO見学&食事==小樽へ移動==ホテル着==居酒屋で夕食==宿泊・終了
■小樽~札幌
三角市場でモーニング==宿チェックアウト==小樽市内観光(小樽市総合博物館 運河館、日本銀行旧小樽支店他、徒歩)==レンタカーで移動==「青塚食堂」でランチ==にしん御殿 旧青山別邸取材==小樽天然温泉 湯の花手宮殿で日帰り入浴==レンタカーで移動==夕食==「佐藤堂」で〆パフェ==すすきのホテル泊
■札幌聖地巡礼①
コメダ珈琲店でモーニング==北海道観光(北海道大学植物園・札幌市と境内・日本基督教団札幌教会・さっぽろテレビ塔)==サッポロビール博物館・ビール園見学&取材=サッポロファクトリー取材==水族館「AOAO」取材==「米風亭」==「ペンギン堂」で〆パフェ==すすきのホテル泊
■札幌聖地巡礼②
「名大にぎりめし」モーニング==ホテルチェックアウト==北海道開拓の村・北海道博物館取材==新千歳空港==帰宅
スカイマークで新千歳空港までひとっ飛び、1泊2日でレンタカーを借りる
このところ飛行機はLCC利用が定着していますが、今回の札幌行きは悩みに悩んでスカイマークを選択。羽田から発着しているのでやはりこの便利さには代えられません。
新千歳空港着9時55分のフライトで行ってきました。空港からは無料の乗合送迎バスで「ホンダレンタリース北海道」へ。
今回は1泊2日で車を借り、札幌・小樽を移動。残り2日間は札幌市内中心なので公共交通機関を駆使して回ることにしました。
車種は軽自動車で新型N-WGN、車は札幌市内乗り捨てOKプランです。これがなかなか便利な上、とてもリーズナブルでした。
サッポロビール 北海道工場「サッポロ クラシック☆ツアー」に参加、巨大なタンクにびっくり
北海道への社員旅行やグループ旅行でダントツの人気を誇るサッポロビール園。博物館も併設されているので、観光とジンギスカン、生ビールと鉄板の組み合わせで札幌に来たら必ず行きたい場所になっています。
今回の旅行でももちろん訪れているのですがその前に、恵庭市にあるサッポロビール 北海道工場へ潜入。実は北海道工場では、2024年2月から全面リニューアルした「サッポロ クラシック☆ツアー」が行われています。
これはぜひ、取材したいということで撮影許可をいただきました。さっそくその見どころをご紹介してきましょう。
ガイドさんと一緒に「サッポロ クラシック☆ツアー」スタート
サッポロビール 北海道工場の「サッポロ クラシック☆ツアー」は、ガイドさんの巧みな話術でわかりやすいと大人気。この日、ツアーガイドを担当してくださったSさんも大いに楽しませてくれました。
最初は「サッポロ クラシック」誕生までの歴史や特徴、現材料などを映像やパネル、展示物等で紹介。
ホップの香りも嗅がせていただきました。
副原料は一切使用せず、北海道産の素材とビール本来のうまさにとことんこだわったビールであることが実感できました。
大麦・ホップを自社育種しているビール会社は大変珍しい
スライドでは上富良野町で大麦を栽培している様子を紹介。北海道では4月に種をまき、8月に収穫時期を迎えるそうです。
ホップは“希望のホップ”と呼ばれる「リトルスター」。収穫後、乾燥機に入れて6~8時間乾燥させて加工し、工場へと出荷されていくそうです。
ちなみにサッポロビール 北海道工場の敷地内でもホップを育てていました。機会がありましたら、ぜひ探してみてくださいね。
北海道を代表するグルメ、皆さんならなんと答えます?
と、ここでガイドさんから私たちに質問。「北海道を代表するグルメ(お料理)とは何でしょう?」
私「鮭!?(熊の置物がくわえてるし)」
他のお客様「じゃがいも?!」
もちろんその食材も正解なんですが、ガイドさんとしては「ジンギスカン」と答えて欲しかったようです(小娘から空気読めないな、と突っ込まれました)。
「サッポロ クラシック」は北海道の食事にぴったりな仕上がり。北海道旅行中はおいしいご当地グルメとともに、ぜひ「サッポロ クラシック」を満喫してほしいとおっしゃっていました。
「サッポロ クラシック」の飲みごたえと飲みやすさは「ホッホクルツ製法」によるもの
ビール醸造のプロセスを学んだ後は、麦汁にホップを加えて煮沸する釜・鍋を見学。この行程でビール特有の苦みと香りが生まれます。
「サッポロ クラシック」はドイツ古来の醸造法であるホッホクルツ製法(高温短時間仕込)で作られており、北海道の食材に良く合う“飲みごたえと飲みやすさ”を両立。日本有数の水質を誇る支笏湖と恵庭岳を源流とする水を使用した、北海道でしか飲めない特別なビールに仕上がっています。
熟成タンク1本に入っているビールの量は、私たちが死ぬまでに飲みきれない!
そして醸造されたビールは発酵・熟成のためにタンクに移され、0℃で約1か月の熟成を経て缶ビールや瓶ビールになっていくわけですが・・・。窓からそのタンクがちらりと見えます。
ここでSさんからのクイズ。1日1本缶ビール(350ml)を飲み続けたとして、タンク1本分のビールを飲み終わるまで何年かかるでしょうかという質問です。
「100年ぐらい??」いえいえ、約3,800年かかるそう・・・。1日10本飲んでも死ぬ前に飲みきれない。
1本の熟成タンクには約480キロリットル=350ml缶137万本に相当する量が入っているそうです。写真や模型では大きさ感がちょっとわかりにくいですね。
足元にタンクの半径サイズ、高さを赤いラインで書いてありました。
見学ツアーの後、間近でこの発酵・熟成タンクを特別に撮影させていただき、その巨大さを実感するとともに「こりゃ飲めないわ」と圧倒されました。
缶ビール・瓶ビールの製造ラインを見学、歴代のデザインラベルを激写!
製造ラインは撮影禁止なので写真はありませんが、びっくりするほどハイテクで高度にオートメーション化されていました。しかし、最後はしっかりと人の目で確認しているのが印象的。
そして、今回のツアーで大変レアだったのは瓶ビールの製造プロセスが見学できたこと。
瓶ビールは製造されている日が限定されているため、見学ツアーで見ることができるのは大変稀なのだそうです。私を含め今回のツアーに参加された皆さん、ラッキーでしたね~。
製造ライン見学後は、歴代缶のデザインやラベルなどを思う存分激写。
上写真は上富良野町で収穫したての生ホップを使用して醸造した「サッポロ クラシック 富良野ビンテージ」。生ホップを使うことで芳醇な香りとクラシックならでは爽快な後味で大好評なのだそうです。
そして歴代ビールの展示脇にあったサッポロビールの自販機。なんとタンクタイプのやつも売っていてなかなか面白い。車で来ている人なら記念に買って帰るものいいかもです。
キターー!!出来立てビール試飲タイムですが、私は飲めません
見学を終えた後はお待ちかねの試飲タイム。出来立てビールを2杯までごちそうしてくださいます。
試飲スペースは大きなガラス窓越しに庭園が見渡せてとてもいい雰囲気。
しかし、残念なことに私は車の運転があるので飲めません(涙)。こんな時貸切バスだったら思う存分飲めるのに悔しいですっ。
サッポロビールでは乾杯とは言わず「サッポロ~!」と掛け声をかけるのがお約束。
私はノンアルコールビールをいただき、小娘が“推し”と共に思う存分「サッポロ クラシック」を楽しみました。
缶ビールがおいしくなる注ぎ方を伝授、新入社員が注いだみたいに泡だらけにするのが正解!?
とここで、ガイドのSさんが缶ビールをおいしく飲むための注ぎ方を伝授してくれました。グラスを傾けて泡だてないように注ぐのではなく、豪快に泡だてながら注ぐのが正解なのだそう。
おいしくなるポイントは以下の5つ。
- グラスの口の約2倍の高さのあるグラスを用意(お土産ショップに売ってます!)
- 冷凍庫ではなく冷蔵庫で冷やす
- グラスは傾けず、グラスの中心に向かって豪快に泡立てながら注ぐ
- 少し泡が落ち着いて1:1の割合になったら再びゆっくりと注ぐ
- 最後にグラスのフチから泡が盛り上がるぐらい注ぐ
3回に分けて注ぐのがポイントで、ビールの泡の比率はだいたい7:3で、30%ぐらいが泡になるように仕上げるのがベストバランスです。
きめ細かくふわっふわで長持ちする泡が生まれるヒミツは、何十年以上にも渡り、原料の麦を研究し続けてきたことによるもの。この泡がフタの役割を果たすことでビールの風味や炭酸を閉じ込め、最後までおいしく飲めるのだとか。
いいなー。3日目にサッポロビール園で思う存分飲むぞーと心に誓う私でした。皆さんはぜひ、貸切バスで訪れて楽しんでくださいね。
新千歳空港から工場までは車で約30分程度でアクセスできました。
Information
サッポロビール 北海道工場
住所:北海道恵庭市戸磯542−1
「サッポロ クラシック☆ツアー(要予約)」
開催スタート時間:10時30分~、11時~、13時30分~、14時~、15時~
※実施回数が異なる場合もあります。
所要時間:約60分
休館日:月曜・火曜・年末年始(祝日の場合翌日以降が休館)、臨時休館日あり
参加費:20歳以上1,000円、中学生以上500円、小学生以下0円
申込はこちら≫
※11名以上の団体は電話で事前に問合せを(0123-32-5802 受付時間:10時~17時)
■取材協力
社員旅行に大人気「エスコンフィールドHOKKAIDO」へ
工場見学の後、レンタカーで向かったのは北広島市にある「エスコンフィールドHOKKAIDO」。プロ野球北海道日本ハムファイターズの新球場です。
社員旅行や町内会旅行などに大人気。球場だけではなく、グルメやアクティビティ、宿泊施設などエンタメ要素満載で、野球ファンではなくても1日楽しくすごせるのがポイントです。
私たちが訪れた日はちょうど「2024 パーソル クライマックスシリーズ パ」が行われていた日。残念ながらスタジアムツアーの開催がなく、施設の中をぐるりと見学させていただきました。
飲みながら食べながら野球観戦できちゃう「そらとしば by よなよなエール」
お昼がまだだったので「そらとしば by よなよなエール」でランチ。こちらは世界初のフィールドが一望できるクラフトビール醸造レストランです。
2階からはフィールドが一望できます。1階からもフィールドが見えると共に、醸造タンクもガラス越しに見学できる仕掛け。
私はアイスコーヒーとロールピザ(トマトとバジルのマルゲリータ)。
小娘は「そらとしばPlay Ball!! Ale(店内醸造)」「やわらかビーフのパイ包み焼き」。「名物ガーリックポテト~トリュフ風味~」を2人でシェアして頂きました。
「名物ガーリックポテト~トリュフ風味~」は刻んだニンニクがたっぷりとトッピング。これはビールが進むやつです(私は飲めないけど)。
お食事もビールもおいしかったですし、球場にビール醸造所があるなんてかなり贅沢ですね。野球好きの方はもちろん、野球に興味がない方も一緒に楽しめる要素が盛り込まれているので1日ゆっくりとここで遊んでいたくなりました。
社員旅行に大人気なのも頷けます。
お子さま連れでもめいいっぱい楽しめる
家族同伴の職場旅行や町内会旅行などで、小さなお子様連れの場合、野球観戦の途中で飽きてしまうことがありますよね。そんな時、楽しく遊べる施設が併設されているのはとてもGood。
ボーネルンド直営施設「リポビタンキッズ PLAYLOT by BørneLund」では赤ちゃんから小学生まで楽しく遊べる遊具が屋内外にずらりと揃っています。
またリポビタンGATE前にある「F PLAY FIELD supported by NIHON HOUSING」は、「エスコンフィールドHOKKAIDO」の形を模したミニフィールド。ボール遊びやブランコ、ターザンロープなど、思い切り体を動かして遊べる施設となっています。
さらに、農業学習施設「KUBOTA AGRI FRONT(クボタアグリフロント)」では、食物の栽培風景が見学できるとともに、ゲーム感覚で農業経営に取り組んだり、食体験ができるツアープログラムも。
この他、アドベンチャーアトラクション「F VILLAGE ADVENTURE PARK」もおススメです。
サッポロビール 北海道工場から車で約30分程度で到着できます。
Information
HOKKAIDO BALLPARK F VILLAGE
住所:北海道北広島市Fビレッジ1番地
※試合がある日とない日では営業時間等が異なります。
営業案内はこちら≫
入場料:無料
各アクティビティ等のチケット購入はこちら≫
※試合がある場合でも小学生以下のお子さまは無料で「エスコンフィールド」内に入場可能
バス駐車場:あり(要予約)
再びレンタカーで小樽を目指す!小樽市内にあるゲストハウスで宿泊
「エスコンフィールドHOKKAIDO」を出発し、北海道縦貫自動車道・道央自動車道で一路小樽へ。夕方の渋滞が少しありましたが、順調なドライブで約1時間ちょっとで到着できました。
こちら1階に国内外のクラフトビールを楽しめる立ち飲みビアバーを併設。ドミトリーやダブル、トリプル、和室、ツインルームがあるゲストハウスです。
建物のすぐお隣にコインパーキングがあり、大変便利でした。チェックイン後すぐに近くの銭湯「柳川湯」でひとっぷろ浴びて夕食は「がつや しまざき」に行くという予定。
ところが・・・これが大誤算。
週末の金曜日だからどちらも「営業している」だろうと出かけて行ったのですが、なんとお休み。がぁ~ん。
「小樽観光協会ナイトインフォメーション」の若者が居酒屋を予約してくれました
途方に暮れる母娘を救ってくれたのが「小樽観光協会ナイトインフォメーション」です。サンモール一番街 おたる屋台村レンガ横丁 入口前にあり、我々のような迷える子羊をお店に導いてくれます。
金曜の夜ということでどのお店も満杯のところ、いくつか当たってくれてみつかったのが和風厨房「み神」。海鮮の口になっていたのでお魚がおいしいお店を予約してもらいました。
今日1日我慢を重ねた生ビール飲むぞ。
小樽なんですからお刺身がおいしいに決まってます。この他、ピリ辛もやしサラダ、抹茶塩でいただくあわび天ぷらを注文。
〆にじゃこ炒飯のハーフをいただきました。
Information
和風厨房「み神」
営業時間:17時~24時、水曜休み
住所:北海道小樽市花園1-10-5 ノモスビル1F
問合せ先: 050-5486-3039
今日1日飲めなかったビールをOtaru Tap Room「Craft Beer Bar」でさらに補給
居酒屋から「Otaru Tap Room Craft Beer & Hostel」に戻り、今日1日の旅の振り返り。っていうかただもっと飲みたいだけ・・・。
娘は今日1日ひたすらビールを飲み続けることになりました。自分の足で立っていられるまで飲みまくれ!?
明日は小樽市内の観光とにしん御殿などを楽しみ、札幌市内にもどります。
Information
Otaru Tap Room Craft Beer & Hostel
ビールタップルーム営業時間:15時~22時(L.O21時30分)、木曜休み(不定休あり)
住所:北海道小樽市色内2丁目4-8
バス駐車場:なし
小樽市観光バス駐車場はこちらをチェック≫
北海道旅行でレンタカーを借りる、その前に「ペーパードライバーナビ」で講習を受けました
今回北海道でレンタカーを借りるに当たり、高速道路の運転がとんでもなく久しぶりだったため、関連サイトである「ペーパードライバーナビ」でペーパードライバー講習を受けることに。
担当してくださったのは出張型「TOTAL ESCORT BUDDIES」の石川義之さん。車を所有していないので、スクールの教習車(プリウス)で練習させていただきました。
普段は福島の田舎道を年に数回しか運転していないため、高速道路の走行が不安、ということで申込んだのは高速教習の可能な3時間パック。思ったほど運転技術はヤバくなかったので安心して旅行に臨めました。
石川さん、ありがとうございます。皆さんも運転に少しでも不安な場合は、ぜひペーパードライバー教習を検討してみてくださいね。
新千歳空港から札幌・小樽へ、貸切バスなら楽々アクセス!
北海道は広くて移動が大変。でも貸切バスを利用すれば希望する観光地へ楽々アクセスできます。
札幌市内から小樽市へはわずか1時間ちょっとでアクセス可能。日帰りでも十分楽しめますよ。
今回私たちが楽しんだ新千歳空港から小樽市までの観光コースをモデルにバス料金目安を計算してみました。もちろんゆっくり1泊して小樽市観光もめいっぱい楽しむのもおススメです。
■貸切バス料金目安
日帰り利用(150㎞・9時間)
大型バス:90,497円~
中型バス:76,670円~
小型マイクロバス:65,263円~
※有料道路・高速道路代、バス駐車場代、ランチ代、ツアー参加料などは別途実費となります。
新千歳空港の貸切バス乗降場所はこちら≫
北海道発で貸切バスを利用した場合の料金目安はこちらも参考に≫
▼貸切できる観光バスの種類一覧
貸切送迎バスの種類|大型バス|中型バス|小型バス|マイクロバス|サロンバス
バス会社の比較がポイント!