札幌市街地

ゴールデンカムイ聖地巡礼!北海道3泊4日の旅~札幌市内観光【前編】~

3日目は札幌市内を聖地巡礼です。【前編】では「北海道大学植物園」「札幌市時計台」「日本基督教団札幌教会」「さっぽろテレビ塔」「水族館AOAO」を訪ねた様子をお伝えします。

【後編】では社員旅行に大人気の「サッポロビール博物館・ビール園」「サッポロファクトリー」「米風亭」「ペンギン堂」で〆パフェまで一気にご紹介でーす。

札幌~小樽

新千歳空港着==レンタカーを借りる==サッポロビール 北海道工場見学&取材==エスコンフィールドHOKKAIDO見学&食事==小樽へ移動==ホテル着==居酒屋で夕食==宿泊・終了

札幌から小樽へ編≫

■小樽~札幌

三角市場でモーニング==宿チェックアウト==小樽市内観光(小樽市総合博物館 運河館、日本銀行旧小樽支店他、徒歩)==レンタカーで移動==「青塚食堂」でランチ==にしん御殿 小樽貴賓館(旧青山別邸)取材==小樽天然温泉 湯の花手宮殿で日帰り入浴==レンタカーで移動==夕食==「佐藤堂」で〆パフェ==すすきのホテル泊

札幌聖地巡礼①

コメダ珈琲店でモーニング==北海道観光(北海道大学植物園・札幌市時計台・日本基督教団札幌教会・さっぽろテレビ塔)==サッポロビール博物館・ビール園見学&取材=サッポロファクトリー取材==水族館「AOAO」取材==「米風亭」==「ペンギン堂」で〆パフェ==すすきのホテル泊

札幌聖地巡礼②

「名大にぎりめし」モーニング==ホテルチェックアウト==北海道開拓の村・北海道博物館取材==新千歳空港==帰宅

北海道に来てまで「コメダ珈琲店」かよ

コメダ珈琲店 すすきの店
コメダ珈琲店 すすきの店

北海道に来てるなら二条市場とかで朝食たべたいな、と思ってたのですが、すすきのからだとちと遠い。今日は結構予定が詰まっているので、ホテル近くの「コメダ珈琲店 すすきの店」でサクっと済ませました。

こちら、2024年7月にオープンしたばかりなのだそうです。ドリンクを頼むと、トーストがついてきてとってもお得。安定のおいしさです。

Information

コメダ珈琲店 すすきの店
営業時間:7時~23時
住所:〒064-0804 北海道札幌市中央区南4条西5-1 レストランプラザ札幌内1階
問合せ先:011-213-0409

江渡貝くんの家を見に「北海道大学植物園」へ

北海道大学植物園
北海道大学植物園

北海道大学植物園は札幌駅から徒歩約10分のところにあり、約13.3ヘクタールという広大な広さを誇る、緑のオアシスです。高山植物など北海道の自生植物を中心に約4000種類の植物が育成されている他、博物館や北方民族資料室なども。

こちらの博物館がゴールデンカムイの江渡貝くん家のモデルとなっているそうです。

北海道最古・重要文化財「博物館」

北海道大学植物園内にある博物館は、天才はく製師である江渡貝くんがたくさんのはく製と共に暮らしているという家のモデル。北海道で最古の博物館となっています。

ヒグマのはく製
ゴールデンカムイには何度も登場・ヒグマのはく製

上写真の「博物館本館」の他、6つの建物が明治15年から大正13年の間に建てられたもので、歴史的建造物として重要文化財に指定。「博物館本館」では北海道に生息する動物の他、エゾオオカミや日本カワウソなど絶滅してしまった動物のはく製も飾れていました。

エゾオオカミのはく製
エゾオオカミのはく製

北海道大学の教員が訓練に関り、南極観測で活躍したカラフト犬「タロ」の剥製も。ちなみにジロの方は国立科学博物館にいます。

ジャコウジカのはく製
ジャコウジカのはく製

ちなみにアロマセラピストとして気になるのはムスクの香りをとったといわれる「ジャコウジカ」のはく製ですかね。現在は乱獲により絶滅の危機に瀕しています。

この他、植物園の初代延長である宮部金吾博士の記念館や北方民族資料館なども。豊かな森や湿地帯など、別世界のような癒しスポットです。

豊かな自然がいっぱいの植物園

Information

北海道大学植物園
開園時間:夏季 4月~9月 9時~16時30分/10月~11月3日 9時~16時、月曜休み
冬季 11月4日~4月28日 平日10時~15時30分、土曜日10時~12時30分、日祝日と年末年始休み
入園料:高校生以上420円、小中学生350円
※30名以上の団体で割引あり(要予約)
※冬期は小学生以上120円
住所:北海道札幌市中央区北3条西8丁目
問合せ先: 0134-24-0024
観光バス駐車場:あり

路線バスで「日本基督教団 札幌教会」まで移動

日本基督教団札幌教会
日本基督教団札幌教会

日本のプロテスタント最大の教派として知られる日本基督教団。全国で約1,650の教会、16万人の信徒を有しているそうです。「日本基督教団 札幌教会」は1877年(明治10年)にクラーク博士に感化を受けた札幌農学校第一期生の佐藤昌介ほか14名が、函館在住のメソジスト監督教会宣教師M・Cハリスより洗礼を受けたことが始まり。

石造りの礼拝堂は1904年(明治37年)に建てられました。物語にも出てきそうなかわいらしい外観や美しいステンドグラスが目を惹く建物は国の登録有形文化財、札幌景観資産に選定されています。

石造りの礼拝堂は国の登録有形文化財

植物園から徒歩圏(約16分)ではあるのですが、体力的に不安な小娘が一緒なため、路線バスで近くまで移動しました。アシリパとソフィアが拉致された建物だったり、いろいろな場面で使われているそうです。

Information

日本基督教団 札幌教会
住所:札幌市中央区北1条東1丁目
問合せ先:011-221-2444
バス駐車場:なし
※信者以外は中に入れません。

定番だからこそしっかり観光すべし「札幌市時計台」

札幌時計台

札幌市内観光で必ずといってもいいほど名前が挙がる「札幌市時計台」。しかし、「車窓から」が多くてきちんと中を観光したという人は案外少ないのではないでしょうか。

正式名称は「旧札幌農学校演武場」で、北海道大学の前身となった教育機関として知られています。ゴールデンカムイでは何度も登場しているおなじみの場所。

実はまだ行ったことがない(私もだけど)という方のために、今回はしっかりと観光してきました。

1階の大展示室で札幌市時計台の歩みを知る

1階では「旧札幌農学校演武場」「札幌市時計台」の歴史や歩みなどを詳しく紹介する展示。初代教頭クラーク博士の提案で1878年(明治11年)に建築され、1881年(明治14年)に時計塔を併設してアメリカ・ハワード社製の振り子式時計を設置しました。

入口奥にあった「世界の鐘」で札幌の時計台との他、世界12箇所の時計、教会の鐘の音をヘッドホンで聴いてみます。それぞれ個性があり、音の響き方も違うのでなかなか楽しいです。

農学校全体の100分の1模型などもあり、当時の札幌市内の様子などがわかる展示。

農学校生徒の寄宿舎で提供されていた食事

農学校の生徒、寄宿舎での食事は当初は洋食だったそう。上サンプルは「札幌パークホテル」協力のもと再現したものです。

その後、財政上の理由から和食に変更になったそうです。なかなかモダンな食事だったようですね。

2階ホールは講堂と時計の仕組みがわかる展示

2階ホール(講堂)

2階は明治時代そのままに講堂の様子を復元。夜はコンサートや講演会などが行われています。

クラーク博士と記念撮影

クラーク博士と記念撮影だってできちゃう。こちらのクラーク博士は教頭として着任した50歳頃の姿を基につくられたものだそうです。

そしてE・ハワード社製の塔時計も展示。こちらは1928年頃、ニューヨーク州コーンウォールのファースト兄弟絨毯制作工場に備え付けられていたものですが、電気時計にその座を譲り、長らく放置されていたものなのだとか。

E・ハワード社の時計技師であるダナ・ブラックウェル氏と北海道工業大学西安信教授との親交に基づき、二十余年にわたる探査の結果、発見され、取得・修復・展示されたものです。

統計塔の仕組み

1881年(明治14年)に黒田清隆開拓長官の命を受け、付設された時計塔。当時、腕時計や懐中時計はとても高価なものであったため、時計塔が設置されることで市民に時間を知られる役目を担っていたそうです。

塔に設置されている時計は今でも現役。実物を見ることはできないので同じ仕組みのE・ハワード社製時計を展示して、近くで動く様子を見ることができる、というわけですね。

北海道開拓の歴史や当時の札幌の様子、生活などもわかるのでぜひ立ち寄って欲しいスポットです。

Information

札幌市時計塔
開館時間:8時45分~17時、1月1日~3日は休館
入館料:大人200円、小中高校生無料
※20名以上の団体で割引あり
住所:札幌市中央区北1条西2丁目
問合せ先:011-231-0838
バス駐車場:なし
※札幌駅南口から徒歩約10分、札幌教会から徒歩約7分でアクセスできます

ここもやっぱり車窓からが多い「さっぽろテレビ塔

さっぽろテレビ塔

札幌観光でやっぱり「車窓から」になりがちな「さっぽろテレビ塔」。実際に訪れたのは3日目の午前中ですが、時計塔などから近いのでまとめてご紹介しちゃいます。

チケットを購入していざ、いざ。

札幌テレビ塔の歴史などみつつ

1956年に完成、1957年に開業したさっぽろテレビ塔は大通公園東端に位置し、札幌の発展を見守り続けてきたシンボル的存在です。地上からの高さは147.2m、展望台は地上90.38mの位置にあります。

展望台までエレベーターで昇ります

展望台までエレベーターで約60秒。大倉山、藻岩山、手稲山等の山並み、大通公園、ビル群など、碁盤の目のように整備された札幌市の街並みを360度眺められます。

札幌の街が眼下に広がる展望台

2002年(平成14年)にキャラクター「テレビ父さん(非公式らしい)」が誕生してたちまち大人気に。

さっぽろテレビ塔非公式キャラクター・テレビ父さん

2010年にも再び展望台をリニューアルして、天井に星空が再現する仕掛けなど夜景を楽しむ演出が好評なのだそうです。

怖窓
怖窓(こわそう~)

そして足元まで伸びたガラスにもたれかかりつつ外を眺めるとなかなかの迫力ということで「怖窓」w

あなたの顔の方が怖い

いやいや、あなたの顔の方が怖いって。小娘はここで月寒(つきさっぷ)あんぱんとゴールデンカムイのコラボ商品をゲット。

月寒あんぱん

皆さんもぜひ「札幌で何が起きようとしているんだ?」の景色を眺めてみてはいかがでしょうか。

Information

さっぽろテレビ塔
営業時間:9時~22時(最終入場21時50分)
※設備点検で休業日あり
入場料:高校生以上1,000円、小中学生500円
※15名以上で団体割引あり、お得な札幌市時計台との共通入場券もあります。
住所:北海道札幌市中央区大通西1丁目
問合せ先:011-241-1131
バス駐車場:なし
※札幌市時計台から徒歩約6分、市営地下鉄東豊線「大通駅」から徒歩約1分

夕方から1人で水族館「AOAO SAPPORO」

都市型水族館「AOAO SAPPORO」

午後からサッポロビール博物館とビール園を取材。疲れてダウンする小娘をホテルに置き去りにし、母は1人で水族館「AOAO SAPPORO」に出かけました。

泊っているホテルから徒歩約11分の狸小路商店街のところにあります。2023年7月にオープンして以来、展示の仕方と内容がとてもユニークとして話題になっています。

さっぽろ地下街ポールタウン直結の複合商業施設「moyuk(モユク) SAPPORO」の4階から6階までの3フロアを使用。さっそく各フロアをダイジェストでご紹介していきましょう。

4階 CONNECT「人と水の世界がつながる」

AOAO SAPPORO 4階 CONNECT
水の生物のラボ

こちらのフロアでは水族館の裏側を紹介するゾーン。水族館の各水槽で使う海水は、「人工海水システム」でつくられています。

スタッフが働く様子を見ることが出来る

「水の生物のラボ」では水族館で暮らす生き物の健康管理などを行う予備水槽などを設置。水族館で働くスタッフの様子を間近で見ることができます。

5階 SCOPE「見えなかった世界を見つめる」

ネイチャーアクアリウム

水草が繁茂する美しい水中景観が楽しめる「ネイチャーアクアリウム」。4つの水景があり、そこで暮らす小さな生き物たちの姿を観察することができます。

詫び、寂びの世界観

常設展示は札幌が世界3カ所目になるのだとか。

水草の揺らぎ、優雅にひれを動かす魚。見えているだけでスーッと心が軽くなって癒されます。

そして5階フロアにはもう1つ「観察と発見の部屋」があります。

観察と発見の部屋

生物の特徴や魅力にフォーカスし、図書館のように分類された水槽と本がある展示となっています。大小様々な43本の水槽が並んでおり、それぞれに観察ポイントが。

「ぺったんこ」の分類にある魚

たとえば「ぺったんこ」という分類のところには「リーフフィッシュ」を展示。口の先は尖っていて、ぺったんこな体をしている魚です。

まるで植物の葉っぱのようにひらひらしていて面白い魚。そして大人気なのがこちら「ヘコアユ」です。

頭を下に向けた独特の姿勢で泳ぐヘコアユですが、危険が迫ると体を水平にして高速で泳ぐこともできます。細長くて木の葉のようにぺったんこなお魚。

そして「にょろ」のところでは「チンアナゴ」もいました。

こちらの魚は顔が犬のチンににていることから名づけられているとか。体の長さは30~40㎝程度、太さは1㎝未満と細長い体をしており、ゆらゆらと揺れている姿がかわいらしい。

「にょろ」には他にもウミヘビやウツボなどがいました。

ウミシダの仲間
ウミシダの仲間

そして「もさもさ」ではカサゴの仲間「ボロカサゴ」やウミシダの仲間、ムラサキハナギンチャクなど見た目がユニークな生きものがたくさん。

サカサクラゲ
サカサクラゲ

ここでは、普段わき役などに回ることが多い生きものたちが主役として楽しませてくれています。

この他にも札幌市内で見つかった大型カイギュウの化石「サッポロカイギュウ」全身骨格復元模型、生きている化石としてハゼの仲間・シロボシテンジク、アフリカハイギョの一種なども。

展示をゆったりと楽しみながらくつろげるソファもあるのでついつい長いしちゃいそうですね。

6階COMMONS「ひとつの世界をともにする」

人気者のペンギンも展示

6階では水族館の人気者であるキタイワトビペンギンを展示。飛び跳ねながら移動する習性があるので、ダイナミックな動きを間近で観察することができます。

六角形の展示ブロックを使って陸場の形状を変化できるため、訪れる度に違った景色が楽しめるのが魅力。かわいらしいしぐさに癒されます。

「プランクトンルーム」では水の中を漂いながら生活するプランクトンを間近に観察できる展示。16本の水槽にはミズクラゲなどがゆっくりと漂う姿を眺めていると、忙しい日常を忘れて寛げます。

子どもたちが大はしゃぎしていた「ブルールーム」。

ブルールーム

海の中の世界をデジタルアートで再現しており、海の生き物たちと一緒に泳いでいるかのような気分になれます。壁だけではなく床にも映像が投影されているので没入感たっぷりです。

この他、熱帯地方原産の植物が茂る「グリーンルーム」や「シロクマベーカリー」もありました。

最後は4階にある「ミュージアムショップ」でお買い物も。

ミュージアムショップ

ここだけのオリジナルグッズもあるので、ぜひ立ち寄ってみてはいかがでしょうか。

Information

AOAO SAPPORO
営業時間:10時~22時
※季節により変更する場合あり
入館料:高校生以上2,200円、小中学生1,100円、3歳以上200円
※時期により異なります。
※10名以上の団体は割引あり(事前に予約が必要
住所:北海道札幌市中央区南2条西3丁目20 moyuk SAPPORO 4階-6階
団体向けの問合せ先:011-212‐1316
バス駐車場:なし
※市営地下鉄南北線東西線、東豊線「大通」駅 徒歩約3分、札幌市殿「狸小路」停留場 徒歩約1分

★札幌市内で観光バスを駐車できる場所については、以下の記事を参考になさってください★

札幌市内【後編】ではいよいよ「サッポロビール博物館・ビール園」そして「サッポロファクトリー」を訪ねます。

この記事を書いた人
ちくわ

旅行メディア編集長兼ライター、総合旅行業務取扱管理者、旅行会社勤務経験あり、目黒区ボランティアガイド見習い中。プライベートでも古代史オタクとして年に数回フィールドワークに出かける旅好き。時々バス愛がさく裂!?

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