淡河町の武家屋敷

兵庫へ観光バス旅行!おすすめの休憩スポット「淡河」

道の駅「淡河(おうご)」は、山陽自動車道・三木東ICを下りて、県道三木三田線を三田方面へ約10分程度走ったところ、国道428号線と交わるあたりにあります。

駅のある淡河町は、市街地から約30分、神戸市北区の緑あふれる農村地帯。南に丹生・帝釈山系を望み、町の中央を淡河川が東西に流れています。古くから宿場町として栄え、港町神戸のイメージとは異なり、昔懐かしい故郷の雰囲気が残されているエリアです。

淡河町の歴史は古く、町内には萩原遺跡や中村遺跡など縄文時代のものが発掘されています。鎌倉時代、承久の乱の後、北条氏一族の北条朝盛が淡河地頭職に任命。その時、淡河庄(荘)の名前を取って「淡河」を名乗ったのが、淡河氏の始まりといわれています。淡河氏は、その後戦国の末期まで、淡河城を拠点にこの地を統治していました。

駅から歩いて5分程度のところには淡河城跡があります。

1958年に神戸市と合併。2002年に神戸市内では初めての道の駅としてオープン。淡河町内で採れたコシヒカリやキヌヒカリなどの農作物の他、淡河ブランドの新テッポウユリ、チューリップなどの花、味噌、竹炭などの加工品を提供しています。

また、淡河の笹を王子動物園のパンダの餌として提供し続け「パンダの里」としても知られている淡河町。雄雌2体の大きなパンダのぬいぐるみを所有し、秋の文化祭などで活躍しています。

「淡河」グルメ情報

●そば処「淡竹」

淡河・勝雄の郷産のそば粉を使用。つるつるののどごしの十割そばが名物です。メニューは麺りが中心ですが、そば粉入りのシフォンケーキ、サツマイモアイスクリームなどもあります。また、淡河のおいしいお米を使ったおにぎりもぜひ食べてみてください。
[営業時間]10時~17時

「淡河」周辺の見どころ

●北僧尾 農村歌舞伎舞台

北区は農村歌舞伎舞台の宝庫ともいわれ、丹生山を中心に多くの舞台が残っています。北僧尾は1777年の建築で、現存するものでは日本最古。バッタリと呼ぶ床面拡張機構と太夫座という舞台機構で、農村歌舞伎舞台成立期の示標として重視されたことにより、兵庫県の指定重要有形民族文化財になっています。
昭和30年ごろまでは演じられていたものの、昭和57年に屋根の吹き替え修復工事の完成を祝って播州歌舞伎でこけら落としをしたのが唯一の上演になっていました。2012年、30年ぶりに地元中学生による歌舞伎を上映されたそうです。

●淡河城址

河岸段丘上端に築かれたもので、現在は市民公園として整備されています。播磨一帯の豪族であった北条時房の孫にあたる淡河時治の城とされています。

兵庫県「淡河城址」


淡河の里を眼下に一望でき、豊かな田園風景を楽しむことができます。城の遺構は現在、本丸と天守台、堀を残すだけとなっています

「淡河」おすすめのお土産情報

●淡河産雑穀ブレンド、そば粉

ごはんに炊き込むとビタミンやミネラルを補給できる淡河産の雑穀。店で提供しているそば粉も購入できます。自宅でそばがきにしたり、ケーキにブレンドしてもOK

兵庫県「淡河産雑穀ブレンド、そば粉」

●竹細工、竹炭など

パンダへ提供している竹を使った加工品がいろいろ。

兵庫県「竹細工」

●テッポウユリ、チューリップ

全国でも有数の生産地。淡河のユリはふくよかな花弁と丸葉が特徴で最高級として知られています。

兵庫県「テッポウユリ」
兵庫県「チューリップ」

テッポウユリは7月上旬から、チューリップは12月~4月下旬が旬です。

●コシヒカリ、キヌヒカリ、ヒノヒカリ

兵庫県「コシヒカリ、キヌヒカリ、ヒノヒカリなど」

有機質を豊富に含む圃場で農薬を使用せずアイガモ農法などで栽培される有機米や、北区大沢町の“おおぞうそだち”、西区押部谷町の“おしべのゆめ”、西区櫨谷町松本の“菜の花米”など、消費者と一緒に取り組む都市農村交流を通して地域独自で名前を付けて販売する“地域ブランド米”が生産されています。
また、淡河町は酒米として有名な山田錦の栽培地としても有名。谷合の粘質がかった土壌と昼夜の温度差の激しさがよい米を育てます。淡河町の山田錦は最高級品として取引されています。

●北神みそ

北神地域で採れたお米、大豆を使用し、無添加でつくられる手作りみそ。神戸ブランドになっています。

兵庫県「北神みそ」
information
施設名:道の駅 淡河(おうご)
アクセス:中国自動車道路吉川ICから国道428号線を南へ約10キロ、約15分
住所:神戸市北区淡河町淡河字弘法垣643番1
電話:078‐959-1665
開館時間:10時~17時
休館日:無休、年末年始休み
駐車場:普通車:21台 大型バス:2台 身障者用:2台
トイレ:男性:5器 女性:4器 身障者用:1器

※最新情報は公式ホームページを参照してください

この記事を書いた人
バス観光マガジン編集部 編集ライター

バス観光マガジンの中のヒト。貸切バスについての基礎知識やバス旅行のヒント、バスファンのための情報など、バスに関する楽しいコンテンツを日々お届けします。

このライターの記事一覧
タグ
関連記事
ランキング
貸切バスの達人は
全国1,100社以上の
貸切バス会社をネットワーク
参加バス会社のロゴ一覧
貸切バス料金を安く抑えるなら
バス会社の比較がポイント!

全国1,100社以上のバス会社参加
お得にバスを借りるなら一括見積

まとめて比較!貸切バス料金お取りよせ