兵庫へ観光バス旅行!おすすめの休憩スポット「やぶ」(2019年2月営業終了)
道の駅「やぶ」は、朝来市と養父市を結ぶ県道104号線沿いにあります。104号線は円山川沿いに国道9号・312号線の対岸を走っており、別名円山川リバーサイドラインとも呼ばれています。駅は円山川(別名:朝来川)のほとりにあり、近くにはこの清流を引き込んだ養父市場があり、錦鯉の囲い飼いをしています。
養父市場は良い水み恵まれ、養蚕が盛んだったおかげで、副産物である蚕のさなぎを使った鯉の養殖が盛んでした。その歴史は江戸時代やそれ以前からとも伝えられています。養父町はもともと宿場町で、近隣の旅籠や城崎、湯村などの温泉旅館からも注文がくるほどだったそうです。
その後、昭和12年頃に新潟から錦鯉を移入。改良などを加えながら、鑑賞用の鯉の養殖が盛んになりました。現在全国で普及している「黒ダイヤ系」の品種は養父の養殖がふるさとです。平成12年には新品種「ひれ長鯉(羽衣)」が誕生。尾びれや背びれが長く、まるでロングドレスを着たような美しい姿が人気を呼んでいます。
駅の入口には巨大な錦鯉のモニュメントがあり、緑のとんがり屋根の建物が目印です。敷地内には観賞用の錦鯉が泳ぐ池もあり、ほっと一息つけます。但馬牛ステーキが味わえるレストラン、観光情報コーナー、地元の名品を集めた特産物コーナー、軽食コーナーがあります。イベント広場では四季折々の野菜や果物、花などを格安で提供。道の駅「但馬楽座」へは車で約7分なので、温泉を楽しみたい場合はこちらへ。
「やぶ」グルメ情報
●レストラン「グリーンヴィレッジ」
但馬牛を使った焼肉セット、ステーキ料理が楽しめます。この他、エビフライセットやとんかつ、ハンバーグ、メンチカツセットもあります。
[営業時間]10時~19時、年末年始休み
●軽食コーナー
各種麺類(うどん、そば、ラーメンなど)の他、カレー、焼きそば、たこ焼き、ハンバーガー、ホットドッグ、ソフトクリームなどが食べられます。オリジナルの「道の駅弁当」がおススメ。
「やぶ」周辺の見どころ
●葛畑農村歌舞伎舞台
氷ノ山のふもと、但馬の豊かな自然に囲まれた葛畑地区にある、江戸時代に建てられた歌舞伎の舞台です。1554年に荒御霊神社境内に建てられたものを本格的な歌舞伎舞台にするため明治25年に改修。間口・奥行きとも8m、入り母屋造り、カヤぶき屋根の建物です。内部は地下で舞台を回す独楽廻(こままわし)式で、「ぶどう冊、すっぽん、せりあがり口、田楽」など当時の型式による装置を殆ど備えています。
農閑期の娯楽として地元農民に親しまれてきましたが、明治3年に大阪の芝居小屋で修業した葛畑出身の藤田甚左衛門を中心に「葛畑座」が結成。祭礼時に公演され地元からは愛されてきました。
戦争などで長らく途絶えていましたが、平成14年に旧メンバーと新メンバーを集めて「葛畑座」を再結成。平成15年から公園を再開しています。国指定重要有形民俗文化財に指定。
●かいこの里 上垣守国(うえがきもりくに)養蚕記念館
日本の養蚕に多大な業績を残した郷土の偉人「上垣守国」は養蚕の神様とも言われています。養蚕の先進地であった陸奥の国伊達郡福島へ行き、養種を持ち帰り、改良につくしました。
養蚕記念館では養蚕の技術書である「養蚕秘録」や、守国が使用した煙草入れ、矢立などを展示しています。
かいこの里には交流施設や飼育所などもあり、関西における養蚕文化を知ることができます。交流館では桑うどんや桑の葉茶、桑の実を使ったフルーツソースなどのお土産を購入できます。
「やぶ」おすすめのお土産情報
●地元の名産
手造りみそや山菜の佃煮、はちみつ、とち餅などが人気があります。
●黒牛の鼻くそ
B級お土産の定番。ゴリラの鼻くそもあります・・・。
●出石そば
ソバで有名な出石に近いため、こちらでも購入可能。
施設名:道の駅 やぶ
アクセス:
播但連絡道路・北近畿豊岡自動車道「和田山」ICより約15分
北近畿豊岡自動車道「養父」ICより約15分
住所:兵庫県養父市養父市場1294-77
電話:079-665-0774
開館時間:10:00~19:00
休館日:12/31~1/1
駐車場:普通車:24台 大型バス:9台
トイレ:男性:7器 女性:7器 身障者用:2器
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