ミニバス(コミューター)タイプでの送迎も可能!アンバーバス(金沢)
アンバーバスは、石川県・金沢にある小型バス専門の貸切バス事業者です。 創業は2019年8月というとっても若い会社!
若手社長ならではの柔軟な発想を活かし、今までにない大変ユニークなサービスを提供しています。外国人観光客や荷物の多い家族旅行なども多い金沢で、とても喜ばれている「無料カーゴトレラー(荷物運搬)」サービス。
今回は、この画期的なサービスに密着しながら、アンバーバスについてご紹介したいと思います。
マイクロバスよりもコンパクトなミニバス(コミューター)を、金沢で運行中!
通常のタクシーでは乗り切れない。かといって、20名乗れるマイクバスはちょっと大きすぎる。そんなときに、ちょうど中間ぐらいの大きさのミニバス、もしくは、ジャンボタクシーがあったらいいのに・・・。
ところが、この11名~13名乗れるバンタイプのミニバス。所有しているバス会社さんがとても少ないんです。
また、8~9名まで乗れるジャンボタクシーを所有しているタクシー会社さんも実は少ないので、なかなか手配・予約が難しい車種。特に豪華客船で旅したい方から「タクシーでは荷物が乗らないし、マイクロバスでは大きすぎる」という相談を受けることも少なくありません。
東京都内では比較的所有しているバス会社さんがいるのですが、地方になるとほぼないというのが実情。
空港からの送迎や行き帰りのフライト時間、新幹線の時間までちょこっと金沢市内観光楽しみたいなどなど。大きなスーツケースもラクラク運べて、ご年配者や小さいお子様同伴でもスムーズに移動できるミニバス(コミューター)は、大人気だそうですよ。
荷物が多く、定員ギリギリだと乗りきれないのが難点!マイクロバス・ミニバス・ジャンボタクシー
マイクロバスもコミュータータイプのミニバスも、観光バスのように荷物室(トランクルーム)がついていません。
車種によっては、後部座席を折りたたみ、荷物スペースを設けることができるタイプ(トヨタコースターや日野自動車リエッセⅡなど)もありますが、基本はなし。
通路に荷物を置くのは危険なので禁止。スーツケースやゴルフバッグなどがある場合は、座席をつぶしてそこに積むことになります。
荷物が多くてもゆったり座れる!無料で受けられる「カーゴトレーラー」サービスが大好評!
荷物が多くてもバスを定員より少ない人数で利用するならば問題ありませんが、ぎりぎりだった場合は困りますよね?
そこでアンバーバスが導入したのが「カーゴトレーラー」による無料の荷物けん引サービス!
カーゴトレーラーに荷物を積み、バスでけん引して一緒に移動できます。もちろんご利用は無料!
このサービス、新しいようで実は昔も行われていたってご存じでしたか?
以前、日野自動車の博物館「日野オートプラザ」を取材させていただいたときに発見したのが下の写真です。
荷物を積んだトレーラーをけん引しているバスの写真。終戦直後、多量輸送の必要性に迫られ、開発されたものだそうです。
その後、大型バスが開発されるなどして、すっかり姿を消していました。
現代版・アンバーバスのカーゴトレーラーはとってもおしゃれ!荷物の積み下ろしも楽ちんですし、車内に荷物があふれることなく、ゆったり座って移動できますね。
スーツケースはもちろんのこと、「ロードレース用の自転車を運びたい」「ゴルフバッグを人数分積んでいきたい」「撮影用の機材運搬をお願いしたい」など、問合せが増えているそうですよ。
いまのところ、貸切バス業界では唯一の無料カーゴトレーラーサービス。金沢にお越しの際は、ぜひ活用してみてはいかがでしょうか。
新しくバス事業に参入することは、実はとても大変なこと
ご存じの通り、大きな貸切バス事故が続いたことを受け、国土交通省ではバス事業者に対する安全対策への取り組みを強化。特に新規でバス事業をスタートするには、以前にはなかった厳しい関門が待ち受けています。
役員への法令試験の厳格化や運行管理者、ドライバー雇用契約のチェックなどなど。こういったやり取りを重ねてスタートさせたアンバーバス。
「新しいバス会社さんて安全性はどうなの?」と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、むしろ安心・安全への取り組みは、歴史あるバス会社に負けていませんよ。
金沢で小型バスを利用したい時は、ぜひアンバーバスへ
アンバーバスでは、日産シビリアンマイクロバス(25人乗り)の他、13人乗りの日産キャラバンも運行しています。荷物が多い場合は、無料のカーゴトレラーサービスもあり!
車イスも2台用意しているとのことなので、ご年配者で歩くのが心配という場合は相談してみてはいかがでしょうか。
空港やクルーズ客船が発着する港、新幹線の駅からの送迎、日帰り観光、1泊2日旅行など、さまざまな要望に応えてくれるアンバーバス。ぜひ、覚えておいてくださいね。
■取材協力
アンバーバス
バス会社の比較がポイント!