こんぴら詣と小豆島オリーブ1泊2日旅行【オリーブ畑と千枚田編】
さて、夫婦限定の小豆島旅行。2日目のお食事処は「国民宿舎 小豆島」。
こちらの施設内にあるふるさと荘の会議室が昼食会場でした。
食事中の「静けさ」が新鮮!当たり前?の熟年夫婦かな・・・
団体向けのお弁当だったので、まあ、正直「えーーーー」っていうがっかりモードでしたがね・・・。
でもって、見知らぬご夫婦がずらり並んでもくもくと食べるお弁当。私のはす向かいに座ったご主人が、たまらず笑い出す・・・。
「こんな静かな食事は初めてです」
お向かいの奥様(私の右隣)も笑い出し
「いつもは私がしゃべりっぱなしだもんね」
なるほど。うちはどちらかというと会話は少ないかな。
おそらくご夫婦によっていろいろでしょうが、今回の参加者は夫婦の会話は少な目???それがスタンダード?皆さんのご家庭ではいかがでしょうか。
食後は近くをブラブラ~。ファミリーロッヂがずらり。
駐車場には私たちの他に2台のバスが。
やはり、平日ということもあり、空いておりました。
「小豆島オリーブ公園」でハート型オリーブの葉を見つけろ!
さて、次の目的地「小豆島オリーブ公園」へ。
日本に初めてオリーブオイルが持ち込まれたのは、400年前の安土桃山時代だったといわれています。その後、幾度か苗木が日本に持ち込まれ、栽培を試みますが、なかなかうまく育たなかったそう。
明治41年、農商務省がアメリカから輸入した苗木で試作をしたところ、唯一、香川(小豆島)だけが栽培に成功。
小豆島オリーブ公園では、大正8年に栽培開始。昭和48年に園内を自由に散策できる「観光農園」として営業(道の駅にも登録)しています。
香川県では、昭和29年にオリーブの花を県花に、昭和41年にはオリーブの樹を県木に指定しています。
さて、ここでのミッションはハート型をしたオリーブの葉っぱを見つけること。オリーブの木は「幸せを運ぶ」といわれているので、ハート型なら恋のお守りにも効く!そうです。
熟年夫婦なら、恋のお守りというよりは、いさかいが減るとかそういうことでしょうか・・・
「ハート型」認定の条件としては、葉脈が「2つある」というのが条件です。見つけたら、お店で記念としてしおりを作成してくれます(有料)。
オリーブ収穫時期に訪れるなら10月下旬以降
あ、実がなってる!
熟すと深い赤紫色になりますが、いま(9月)はグリーン。だいたい、熟すのは10月下旬~12月中旬頃。収穫後、果実を絞り、遠心分離機にかけてオイルを取り出します。
こちらでは、自家栽培&加工で行っているので、とてもフレッシュですね。
私はフレッシュなオリーブの漬物(新漬け)が好きなんですが、9月下旬から出始めるということで、今回は売っていなかった・・・残念。
そして、ガイドブックなどで見かける風景はこちら!
ギリシャは小豆島と姉妹島関係ということでギリシャ風車です。こちらの前で写真を撮るのが定番。
みなさんもぜひ!
9月中旬はジャスミンの花が咲き、よい香り!
9月中旬の園内にはジャスミンの花も咲いていて、とてもいい香り。
モクセイ科とあるのでJasminum grandiflorumなのではと推測。
アロマテラピーで使われる品種です。(アロマテラピーではもう一つ、Jasminum officinaleというコモンジャスミンも使いますが)
ちなみにジャスミン茶に使われるのはマツリカのJasminum sambacというもの。最近では精油もあるようです。
ちなみによくお庭に植えられているハゴロモジャスミンは品種が違いますー。
どうやら、ジャスミンの香り。男性はお好きなようです。女性はどちらかというとローズが好きな方が多いですが。さすが「花の王!」ですね。(ローズは花の女王ね)
オリーブオイルとパスタソースのお土産購入
お土産にはこちらをGet!
何枚だぁ?千枚だぁ!「中山千枚田」へ
次なるスポットは「中山千枚田」。
小豆島のほぼ中央にある中山地区にあります。日本の棚田百選にも選ばれた800枚を超える棚田ではすでに一部、収穫が始まっていました。
と、その前に「中山の舞台」へ立ち寄り。
小豆島町中山の氏神である春日神社の境内にあります。
建立は江戸時代後期といわれており、皿回し式回り舞台の他、ぶどう棚、太夫座、せり、花道、二重台等があります。客席は階段状になっています。
そして、下の写真の向かっていちばん右にいらっしゃるのが今回2日間ご一緒したバスガイドさん。
比較的ご年配の方が多いそうですが(香川県内では)、20代後半から30歳ぐらいの年齢とお見受けしました。
小柄ではきはきとした可愛らしい方で、ガイドもとても上手でしたー。(モザイクかかってますけどね)
さて、千枚田に向かいますよー。
機械は入れないので、すべて手作業です。田植えの時期はさぞ、美しいでしょうねー。
映画「八日目の蝉」で棚田の行事「虫おくり」の舞台がココです。
こちらで取れるお米は「とねのめぐみ」といって、コシヒカリ系だそう。上の方の田んぼでは、収穫中でした。
金運UPに効く?アート見学後、再びフェリーに
いよいよ旅もクライマックス。最後のアート鑑賞を兼ねて土庄港へ戻ります。
しつこいようですが、今回はアート鑑賞&女性に対して助成金が付くツアー。
次なるアートはこちら!チェ・ジョンファさん「瀬戸内国際芸術祭2013」に出品した作品。
金色に光り輝くオリーブの葉に刻まれた島の子どもたちのメッセージ。ライトをしこんだオリーブの実もあります。夜はライトアップされてなかなかロマンティックな風景。
「金色」ということで、金運アップに効くと評判に。記念撮影スポットPart2ということですね。
フェリーに乗るまでまだ時間があるということで、他の団体さんがボランティアガイドさんに連れられていくのをキャッチ!
われわれも便乗してついていきます。
他の団体を案内するガイドさんに勝手についていく私たち
実はガイドさんのお母さん、1954年(昭和29年)に公開された映画「二十四の瞳」、撮影用のエキストラ動員を受けたそうです。
他の方々があわてて美容院に行き、髪をセットしてもらう中、ガイドさんのお母さんを含む数人は「ありのまま」で参加。
監督さんから戦時中の設定なので、「ぼさぼさの(失礼!)庶民的なそこの人!でてください」と御指名がかかり、美容院組は参加できなかったそう。
どこかにガイドさんのお母さんが写っている、かもですね。
こちらのボランティアガイドさんもなかなかたくみなトーク。もちろんお茶屋ならぬ、お土産ショップの回し者だそうでした。
貸切バスっていいね!ビール飲んじゃうもんね
お土産屋さんでしっかり地ビール飲む私たち。運転しないっていいねっ!!
やっぱりバスは運転手付きで借りるのがGoodですよ、幹事さん。
試飲したオリーブ茶をここでは購入。
抗酸化力も高いということで、
アンチエイジングにもいい!ということだそうです。
夕食は空港で食べる「徳島ラーメン」
さて、再びフェリーに乗り、小豆島に別れを告げます。名残惜しいけど、四国ともお別れ。
帰りはフライトの関係で「徳島あわおどり空港」から飛行機に乗り、羽田に戻ります。
さすが「あわおどり空港」。
夕飯は自由ということだったのでさっそく空港内のレストランへ。ラーメンもLOVEなオットに合わせて徳島ラーメンをいただきます。
フライトボードを見て「もっと早いフライトがあるなら、便を変えてさっさと帰りたい!」と、子どものようにごねるオット(B型)を「アイス買ってあげるから」と必死になだめるツマ。
団体ツアーの場合、フライト変更はできません。わかったかな?
出発が遅れるというアナウンスが・・・ありましたが、定刻通り出発できそうです。
いろいろありましたが、無事羽田に到着。なかなか楽しい旅でした。
観光客&お土産販売の伸び悩み、ということもあるようでいろいろお土産を頂戴しました。
小さな島ですので、行く先々で同じような観光バスに出会います。こちらのラッピングバスはとても目立っていました。
いろんな楽しみ方があるかと思いますが、ダイジェストに小豆島の魅力をするにはとてもよかったと思います。
小豆島まで移動したあと、バスをチャーターして観光もおススメです。
貸切バス旅行の企画の参考になれば幸いです!
ボランティアガイドさんもぜひお願いしてみましょう。
(終わり)
▼「こんぴら詣と小豆島オリーブ1泊2日旅行」シリーズ
・金刀比羅神社で行き倒れそう編
・海猿がいる栗林公園編
・寒霞渓と二十四の瞳編
・オリーブ畑と千枚田編
※料金やサービス等は取材当時のものです。最新の情報は公式ホームページを参照してください。
バス会社の比較がポイント!