道の駅「きんぽう木花館」

鹿児島へ観光バス旅行!おすすめの休憩スポット「きんぽう木花館」

道の駅「きんぽう木花館」は、超早場米「金峰コシヒカリ」が取れる金峰町にあります。

超早場米「金峰コシヒカリ」が取れる金峰町

金峰コシヒカリは、霊峰「金峰山」からの石清水を貯水する「金峰ダム」から直接田んぼに水引き、有機質たい肥を使ったこだわりの栽培米。鹿児島県が独自に実施している「かごしまの農林水産物(K-GAP)」の認証を受けています。

金峰地区の稲刈りは7月下旬から8月上旬がピーク。どこよりも早く新米がとれます。しっかりめのコシ、控えめな粘り、ほどよい甘さ。新潟のコシヒカリに近い食味なので、関東エリアの人にも人気があります。

金峰町があるのは、鹿児島県南部、薩摩半島の中心部にあたる南さつま市。年間を通じて温暖な気候と霊峰金峰山の美しい姿、田園風景がひろがるのどかな町。

旧石器時代からの豊富な遺跡が発掘されており、「木花館」という名前は古事記に登場する木花咲耶姫(コノハナノサクヤヒメ)に由来しています。木花咲耶姫は天照大神の孫である瓊瓊杵尊(ニニギノミコト)の妻で、海幸彦・山幸彦の母親に当たります。

金峰町には東シナ海に面した場所に日本三大砂丘のひとつ、吹上浜があり、海ガメの産卵地としても有名。日本の白砂青松100選や日本の渚百選に選ばれています。

吹上浜
吹上浜

付近一帯は県立自然公園になっており、毎年吹上浜砂の祭典が開催されています。ココから見る夕日は格別。公園内には県立薩摩少年自然の家があり、キャンプやカヌーを楽しむ家族連れでにぎわっています。

町の特産品はコシヒカリだけではなく、白ネギやそば、金峰地鶏、芋焼酎、さつまいもなどがあり、農業が盛んな町として知られています。道の駅では、地元産のそば粉を使い、そばうち体験ができるのが人気で、自分で打ったものをその場で食べても、持ち帰りもOK。レストランでは、そば打ちを見ながら食事ができます。

「きんぽう木花館」のグルメ情報

●レストラン

広々とした和室とそば打ちを眺めながら食事ができるカウンター席など、全部で80席あるので団体もOK。おすすめはあったか膳でかけそば、しらす丼、そば団子などがついています。

この他単品でもいろんなそばメニューを用意しています。また、金峰コシヒカリを使用したおにぎりは絶品です。

そば打ち体験は予約制で、1人2,100円(4人分のそばを作れる)で1人追加するごとに500円プラス。うったそばは、レストランで食べることもできます。体験時間は約40分。
[営業時間]レストラン 10時~15時

「きんぽう木花館」周辺の見どころ

●金峰山(きんぽうざん)

本岳・東岳・北部の三峰に分かれている金峰山は標高636mの山。かつては山伏が修行を行う修練場であり、付近には霊場としての史跡も多く残されています。

金峰山
写真協力:鹿児島県南薩地域振興局

山頂からは南さつまの美しい田園風景が見渡せ、桜島や吹上浜、野間岬、東シナ海など雄大な眺めが楽しめます。

吹上浜から金峰山を眺めたとき、女神が横たわっているように見えるといわれていることから別名「美人岳」という名でも親しまれています。

●南さつまいなほ館

平成25年4月にグランドオープンした温泉交流の郷「南さつまいなほ館」。温泉やトレーニングジム、宿泊施設があり、パン工房や地元野菜などを販売する特産品コーナーがあります。

温泉施設には横になってくつろげるよう畳風呂も設置。足浴や半身浴をしながらゆっくり過ごせます。パン工房では80種類という豊富なパンが並び、地元の人からも好評。季節の野菜を使用したオリジナルパンがおススメです。
[営業時間]10時~22時、月一回不定休

●吹上浜

薩摩半島西岸に位置し、長さ約47㎞にわたる砂丘は日本一の長さです。毎年5月に行われる「砂の祭典」は、吹上浜の砂を使用し、イベントテーマに沿った砂像をつくり、展示されます。

吹上浜の砂の祭典
写真協力:公益社団法人 鹿児島県観光連盟

砂像制作は海外から作家を招いたり、地元有志グループや小中学生たちがボランティアの協力を得ながら行われています。

イベント期間中は花火や体験イベント、物産展などさまざまな企画があり、毎年大好評。県立吹上浜海浜公園内にはキャンプ場やサッカー場などがあり、サークル旅行や合宿などにもおススメです。

「きんぽう木花館」おすすめのお土産情報

●こだわりの特産品

金峰町の特産品をセット。おいしいふるさとの味をまとめて楽しめます。予算に合わせて2,000円、3,000円あり。

●地元の焼酎

金峰町にある櫻井酒造の「小さな蔵」は有機栽培の黄金千貫を丁寧に仕込んだもの。白麹9、黒麹1のブレンドでのど越しよく仕上げています。月産500本しかできない「金峰櫻井」など、南さつまの自然を閉じ込めた逸品がいろいろそろっています。

●伝統工芸品

鹿児島県指定伝統工芸品の加世田鎌、包丁。加世田鎌、包丁は、荒々しい鋼の黒光りが特徴で、日本刀と同じように鋼を軟鉄で包み、何度も何度も鍛え上げて作られる逸品です。

「はさみは種子島、鎌は加世田」といわれており、鋭い切れ味を誇る「加世田鍛冶」の火を消さぬよう現在は5軒の鍛冶が取り組んでいます。

薩摩切子
写真協力:公益社団法人 鹿児島県観光連盟

また、薩摩藩が幕末から明治初期にかけて生産したガラス細工の「薩摩切子」。篤姫の嫁入り道具ともなりました。

残念ながら技術が継続されていないため、国の伝統的工芸品には認定されていませんが、復刻品が生産され、かつての美しさを再び楽しむことができます。

●金峰産ごま

金峰山麓の石清水と南さつまの恵まれた気候、無農薬で自然農法で栽培された胡麻を使用。一粒一粒を選別し、少しずつ直火で丁寧に焙煎。胡麻本来のうまみと香をひきだしています。いりごまの他にごま油も極上!

information
施設名:道の駅 きんぽう木花館
アクセス:
鹿児島空港から:九州自動車道溝辺IC~指宿スカイライン谷山IC~南薩横断道路~南さつま市金峰町(所要時間60分)
鹿児島市から:鹿児島IC~指宿スカイライン谷山IC~南薩横断道路~南さつま市金峰町(所要時間35分)
住所:鹿児島県南さつま市金峰町池辺1383
電話:0993-77-3833
開館時間:9時~18時
休館日:なし(正月休みあり)
駐車場:普通車:54台 大型バス:3台 身障者用:2台
トイレ:男性:7器 女性:4器 身障者用:2器

※最新情報は公式ホームページを参照してください

この記事を書いた人
バス観光マガジン編集部 編集ライター

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