熊本へ観光バス旅行!おすすめの休憩スポット「不知火(しらぬい)」

(C)熊本県

道の駅「不知火」は、熊本県のほぼ中央部に位置する不知火町にあります。国道266号沿いの不知火海(八代海)に面しており、遠く九州山脈連邦や天草の島々を臨める風光明媚な場所。不知火海は、九州本土と天草諸島に囲まれた内海で、熊本から鹿児島県にまたがる位置にあります。

干潟が広がる遠浅の海で、毎年8月上旬~9月上旬(八朔:旧暦8月1日)の干潮時の夜(午前1時頃~3時半頃)だけ、数百もの火が海に浮かんでいるように見える神秘的な現象「不知火」が見られることで有名。鏡映(側方)蜃気楼とも呼ばれ、物体の側方に出現するきわめてまれな現象だそう。有明海でも見られます。この現象が起きる時期に合わせて「海の火まつり」も開催。地元・竜燈太鼓の演奏、松明行列、総おどり、海上花火大会や「不知火」観望(午前0:00~永尾神社)など、多くのイベントが催されています。

道の駅のある宇城市は、デコポン発祥の地であることから温泉館の施設にもデコポンのデザインを活かしたつくりになっており、デコポンを使ったお土産も充実しています。デコポンは清見とポンカンの交配種で、ジューシーな甘さが特徴。JA熊本うきを代表するブランド「不知火」は、みずみずしくバランスの良い酸味と食感の良さが人気です。大きく成長する果実を支えるため一つ一つの枝をひもでつるすなどの工夫をしています。デコポンは寒さに弱いため、温暖な宇城地方は最適な環境。最近では、ぎりぎりまで果実をならせ、甘みたっぷりの「こだわりデコポン」も出荷しています。

駅にある不知火温泉は、塩素イオンやナトリウムイオン、カルシウムイオンなどを含む特有の塩湯。塩分を多く含んでいるのが特徴で、肌触りがよく、湯上りはすべすべになります。週末にはかんきつ風呂も楽しめるそう。大浴場からは和風庭園と不知火海が広がり解放感たっぷり。露天風呂や総檜の家族風呂、サウナもあります。

「不知火(しらぬい)」のグルメ情報

●レストラン

海のそばらしく新鮮な魚介類がおススメ。貝汁定食や煮魚定食、刺身定食などがあります。この他定番のうどん類や天ぷら、とんかつなどもそろっています。デコポンジュースの他、デコポンワインやリキュールもぜひ試してみて。
レストラン前ではお弁当やあさりごはん、おにぎりなどの惣菜コーナーがあるので、小腹がすいたときはこちらへ。
[営業時間]11時~19時

●デコポンソフト

ご当地味といえばやっぱりこれ。

「不知火(しらぬい)」周辺の見どころ

●大見石畳公園

大見川上流にあり、長さ約150m・幅約10mの地質時代に溶岩流が流れ落ち冷え固まった「石畳」と呼ばれる景勝地。地質時代に溶岩流が大岳山腹に沿って流れ落ち冷え固まったものです。特に夏はハイキングに絶好の場所です。

●松合土蔵白壁群

江戸~明治にかけ、漁業と酒・味噌の醸造で栄えた町、不知火町の松合。何度も火災に見舞われた歴史から、防火に優れた白壁土蔵の建物や「火除道(ひよけみち)」と呼ばれる小路を設けるなど、当時の暮らしの工夫を見ることができます。
漁師が潮の満ち引きを見たという潮見坂からの眺めは抜群。古き良き港町の趣がどこか懐かしく温かく感じられます。
土蔵白壁づくりのレストランで郷土料理を楽しんだり、町歩きを楽しんでみてはいかがでしょうか。毎月1回開催されている「まっちゃ朝市」では、名物の「エビ入りだご汁」もふるまわれます。

●柴尾山展望台

標高359mある柴尾山の頂上にある展望台で、宇城市や不知火海、八代、天草方面までを眺望できます。南斜面には金魚草やカスミソウなどの花畑になっており、ハイキングにぴったりです。

「不知火(しらぬい)」おすすめのお土産情報

●かんきつ類

デコポンをはじめ、晩白柚(バンベイユ)、スイートスプリングなど太陽の恵みたっぷりのおいしい柑橘類がいろいろあります。
晩白柚は果肉は柔軟多汁で食味がよく、ざぼん漬けにして食べます。スイートスプリングは八朔柑と温州みかんの交配品種でやわらかな果肉でジューシー。酸味がすくないので甘さを感じます。

●デコポン加工品

(C)熊本県

熊本の水で作ったさわやか味の地サイダー「デコポン」。梅の香がするJA熊本市「地サイダー」もあります。この他、デコポンジュース、デコポンワイン、デコポンリキュールなど、まさにデコポンづくし!

●魚介類

不知火海産のカレイやホタテ、あさりなど魚介類も販売。不知火町の春の味覚「トクアミ(トッカン)」は、ユニークな形をしたイカ。干潟ではシャク(シャコ)が獲れるので、塩ゆでや素揚げ、天ぷら、味噌汁などにするとおいしく食べられれます。すぐに食べられないときは、あさりごはんの素もあります。

●幻の塩トマト

土壌塩分濃度が高い干拓地などで栽培されているトマトで糖度が高く、しっかりとした歯ごたえが特徴。

information
施設名:道の駅 不知火(しらぬい)
アクセス:
熊本市内より車で40分
松橋インターより車で15分
八代市内より車で30分
住所:熊本県宇城市不知火町永尾1910−1
電話:0964-42-3300
開館時間:
物産館9時~18時
温泉館10時~21時
レストラン11時~19時
休館日:第2・4月曜日(祝祭日の場合翌日)、12/31~1/1
駐車場:普通車:213台 大型バス:3台 身障者用:4台
トイレ:男性:8器 女性:6器 身障者用:2器
 
※最新情報は公式ホームページを参照してください

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バス観光マガジン編集部 編集ライター

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