京都へ観光バス旅行!おすすめの休憩スポット「農匠の郷やくの」
温泉や食事だけでなく宿泊施設まである夜久野の道の駅
福知山市の夜久野高原にある大規模な複合施設、道の駅「農匠の郷やくの」。舞鶴若狭自動車道・福知山ICから夜久野高原温泉を目指して車で約1時間。国道9号線沿いにあります。
福知山市は由良川流域の福知山盆地にあり、平成18年に福知山市、三和町、夜久野町、大江町が合併しました。京都市からは60㎞、大阪市からは70㎞の距離。北近畿の交通の要衝になっています。
市内には縄文時代からの遺跡が残され、特に昭和61年広峯古墳群(古墳時代)から盤龍鏡が出土。福知山地方が当時の大勢力圏の出雲・丹後と畿内との接点に当たることから、交通・文化などの重要な位置を占めていたと考えられています。
また、福知山は江戸時代、城下町として、明治維新以降は紡績を基盤とした商業都市として発展してきました。残念ながら江戸時代の武家屋敷などはほとんど残っていませんが、明治から昭和初期にかけての町やが軒を連ね、街並み全体が博物館のようになっています。特に下柳・菱屋は福知山の典型的な街並みで2階の窓が虫篭窓と出格子の組み合わせが多いことが特徴になっています。
駅のある旧夜久野町は、京都府の西北部に位置し、町の東部を子午線(東経135度線)が通っていたことから「時の町」と呼んでいました。少なくとも奈良時代末期ぐらいには夜久郷として呼ばれており、江戸時代から明治にかけ西日本を代表する漆の一大生産地でした。
京都府内唯一の火山、宝山(標高約350m)の山頂からは夜久野高原が一望でき、山裾には宝山公園が整備されています。道の駅から登山口までは約20分程度の距離です。
農匠の郷やくのはふるさとの技と心を交流を通して伝えていく場として整備。道の駅としては2002年8月に登録されました。
「農匠の郷やくの」グルメ情報
●レストラン「やくの本陣」
陣屋風の建物で和食を中心とした会席料理から定食、麺類、カレーなど豊富なメニューを用意。地元産のもち米、十勝黒豆、黒ゴマを使った黒豆せいろ、黒豆豆腐の御膳などはおススメです。夜は宴会などにも対応できます。夜久野産の黒豆を使用したそばはのどごしも良く、おいしいと好評。夏は野外BBQもできます。
[営業時間]11時~14時30分/17時~20時30分
●やくの高原市
宝山の噴火による火山灰土は栄養たっぷりの黒土で「黒ボク」と呼ばれています。この肥沃な土壌で育った地場産野菜をふんだんに取り揃えています。季節にもよりますが、だいたい20種類以上のラインナップ。漬物やパン、餅、花苗などもあります。毎朝、運び込まれてきますが土日は入荷と同時にどんどん売れてしまうことも。
●夜久野マルシェ
夜久野の豊かな自然を生かして作られた素材を使用した定食屋さん。夜久野産そば粉100%を使用した十割そばは歯ごたえ抜群。香りもよく人気があります。また、特産品の黒豆使用したユニークなそばも。特産品の販売や喫茶もOK。ジェラートもあります。
[営業時間]11時~15時(土日祝11時~16時)、特産品の販売・喫茶は平日10時~17時、水曜定休
●やくの花あずき館
丹波大納言小豆や黒豆を使った和菓子を販売しています。特にぎんつばは絶品!和菓子の手作り体験(要予約)もできます。参加費用は大人1,000円(税抜)、子ども500(税抜)。参加可能任数は30名まで。
[営業時間]10時~17時、水曜定休
[予約・問い合わせ]Tel:0773-38-1166
●子ども等体験農場
ぶどう狩りやブルーベリー狩りなど季節のフルーツや野菜の収穫体験が可能です。また、貸農園もあります。事前にお問い合わせの上、お出かけください。
[営業時間]8時~17時
[問合せ先]やくの農業振興団 Tel:0773-38-1377
「農匠の郷やくの」施設概要
●夜久野高原温泉「ほっこり館」
2008年にリニューアルオープンした温泉施設で、展望大浴場、露天風呂、岩風呂、ジャグジー、サウナ、打たせ湯などを備えた施設になっています。「ほっこり館」には休憩室や売店などもあり、入浴を楽しんだ後はリラックスできます。
[営業時間]12時~22時(土日祝10時~22時)、毎週水曜(祝日の場合や翌日休館)
●宿泊施設「夜久野荘」
企業研修にも最適な大部屋と個室タイプを準備。会議室やテニスコート、フットサルコートも完備。サークル活動や合宿にもぴったりです。
●茶室「一道庵」
本格的なお茶会などを楽しめる茶室になっています。研修室もあり、茶道や華道の合宿にもぴったり。天付窓やにじ窓、ようじ、にじり口、みざらし和紙を使用した障子など、随所にこだわりのあるお茶室。6月にはアジサイの花が咲き、とても風流な環境です。
[開館時間]13時~16時(予約の場合は8時~22時まで利用可)
●やくのベゴニア園
1,200㎡の観賞温室と芝生広場があります。様々な種類のベゴニアが見られるのは日本でも数少なく、気に入ったお花は購入して帰ることもできます。また、ベゴニアだけではなく椿やマーガレット、ライラックなど季節ごとの花々が楽しめます。
園内ではフリーマーケットやワークショップ、ライブなどさまざまなイベントもOK。ガーデンウェディングも受け付けています。
[営業時間]10時~17時、水曜定休
[問合せ先]Tel:0773-38-9227
●やくの木と漆の館
丹波漆かき技術は約1300年にわたる歴史があります。その伝統の技を学ぶ漆絵付け体験や蒔絵体験(要予約)ができるほか、漆器の販売や展示会なども行われています。
[営業時間]10時~17時、水曜定休
[問合せ]Tel:0773-38-9226
●化石・郷土資料館
地名を冠したアンモナイト「ヤクノセラスヌカタエンゼ」をはじめ、世界各地の化石や遺跡の出土品を展示しています。大人100円、中学生以下は無料。
[開館時間]13時~17時、水曜定休
「農匠の郷やくの」周辺の見どころ
●福知山城(郷土資料館)
1580年に丹波平定に成功した明智光秀が丹波の拠点として築城した福知山城は、明治の初めごろ廃城令で取り壊されましたが、1986年に再建。天守閣は、望楼型の独立式を基本として復元され、初期天守閣の特徴がよく現れたものとなっています。石垣は築城当時の面影を残しており、福知山市の指定文化財になっています。
●小倉の玄武岩公園
駅から歩いて約15分。京都府自然200選、府指定天然記念物。宝山の噴火により流出した溶岩が固まる際に形成された六角形の柱状節理が観察できます。夜間はライトアップされてとても幻想的。
●八十八か所石仏めぐり
駅から歩いて約5分。夜久野茶堂を中心に夜久野高原一帯に設置されている88の石仏で四国八十八か所大師霊場をあらわしています。8の字を描くコースをすべてめぐると徒歩約4時間かかります。野の花の中に静かにたたずむ石仏は素朴でのんびりとした気分になります。
「農匠の郷やくの」おすすめのお土産情報
●そば宝(やくの農業振興団)
夜久野産の薫り高いそば粉を使用。製麺直前に製粉し、挽きたて・うちたてを守り、のどごしのよいソバに仕上げています。乾麺、半生、生もあります。
●京都丹波 夜久野の黒豆味噌
夜久野産黒大豆のおいしさを活かし、米麹、天日塩だけで熟成させたコクのある田舎味噌です。
●きんつば
粒ぞろいの丹波大納言小豆の風味を引き出した餡を薄い衣で包み仕上げています。上品な甘さ。
●黒豆ぼうろ
丹波の銘菓。丹波産黒豆の豊かな風味とサクサクの食感が人気。
●黒豆まんじゅう
丹波産黒豆の餡を使ったユニークなまんじゅう。むっちりした舌触りとふくよかな風味。無添加で仕上げています。第23回全国菓子大博覧会で「内閣総理大臣賞」を受賞
●黒大豆ポン
夜久野産黒大豆を炒った素朴なお菓子。ロングセラー商品
施設名:道の駅 農匠の郷やくの
アクセス:
・JR上夜久野駅から徒歩で7分
・JR上夜久野駅からバスで3分
・農匠の郷バス停から徒歩で1分
・舞鶴若狭自動車道福知山ICから車で40分(国道9号線経由)
・北近畿豊岡自動車道山東ICから車で20分
住所:京都府福知山市夜久野町平野2150
電話:0773-38-0001
開館時間:
<温泉>
10:00~17:00
<特産販売>
12:00~22:00(土日祝 10:00~22:00)
<飲食施設>
10:00~17:00
11:00~14:00
17:00~20:30(土日祝 11:00~20:30)
休館日:毎週水曜日
駐車場:普通車:170台 大型バス:8台 身障者用:3台
トイレ:男性:6器 女性:6器 身障者用:1器
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