道の駅「舟屋の里伊根」

京都へ観光バス旅行!おすすめの休憩スポット「舟屋の里 伊根」

道の駅「舟屋の里 伊根」は、京都縦貫自動車道・宮津天橋立ICから国道178号線経由で約45分、府道622号線沿いにあります。丹後半島の東端にある伊根湾を一望できる丘陵地にあり、伊根町独自の舟屋が立ち並ぶ風景が有名です。

伊根の船宿

この舟屋は、母屋から道路を挟んで海側に建てられており、1階が船揚場、物置、作業場になっています。出漁の際、その準備や漁具の手入れを行ったり、魚の干場、農産物の置き場と様々な用途で活用されています。2階は生活空間や客間、民宿などに活用。伊勢湾の周囲5㎞にわたり230軒あまりの舟屋が立ち並んでいます。このような例は全国でも大変珍しく、重要伝統的建造物群保存地区に選定されました。

伊勢湾は水深が深く、絶好の釣りポイント。黒鯛(チヌ)釣りや夜釣りを楽しむファンが集まります。舟屋のどこか懐かしく暖かい風景を楽しみながら、おいしい海の幸に舌鼓。舟屋の民宿に泊まることもできるので、のんびりとした時間を楽しむこともできます。

伊勢湾めぐりの遊覧船もあるので、海から湾を取り囲みようにして達舟屋の詩情あふれる景色を楽しむのもおススメ。船に群がるカモメに餌をあげることもできます。

地元「伊根漁港」で水揚げされた旬の魚を楽しめる伊根町の道の駅

道の駅ではブリとタイのモニュメントがお出迎え。四季折々の美しい花々が咲き競う花公園も併設されているので、ドライブの休憩に一息つけます。伊勢湾でその日の朝に水揚げされた旬の魚を出してくれるレストラン、地元産のお土産が集まる物産コーナー、気軽に立ち寄れるカフェがあります。

寒ブリ丼
寒ブリ丼

伊根が誇る代表グルメは寒ブリ。雷(ブリおこし)に驚いて逃げ込むように定置網に入るという伊根の寒ブリは脂がのり、江戸時代の「本朝食鑑」では日本一と謳われたほど。この他、夏に日本海で捕獲されたクロマグロを冬まで育てて出荷する伊根マグロ、天然同様に3年間育てられる岩ガキ、丹後の中でも最高級といわれる舟屋グジ(アマダイ)、丹後半島伝統食であるへしこなど、おいしいものに事欠かない土地柄です。

7月下旬には海上安全、大漁、五穀豊穣などを祈願する「伊根祭」を開催。祭礼船や神楽船による海上渡御、太刀振、神楽と海を舞台に行われ、「海の祇園祭」と称されるほど。伊根の八坂神社の氏子が京都の八坂神社から牛頭天王を勧請したのが起源とされ、江戸時代から約300年続く丹後の夏の風物詩になっています。京都府登録無形民俗文化財に指定されています。

「舟屋の里 伊根」グルメ情報

●レストラン「舟屋」

伊根湾を望む眺めのよいレストラン。湾で朝水揚げされたものをそのまま料理するので、どの魚も鮮度抜群。刺身でも焼き魚でも煮魚でもすべておいしくいただけます。春はアジ、夏はツバス、秋はカワハギ、サンキュウ、冬はイワシがおススメ。
[営業時間]10時~17時(冬季は~16時まで)、火曜定休
[問合せ先]Tel:0772-32-0680

●お食事処「油屋」

奥伊根温泉「油屋」さんの直営で、丹後の海に泳ぐ魚をいけすに用意した活魚料理専門店。カウンター席からは、伊根湾を眺めながらの食事が楽しめます。伊根町は寒ブリが有名。旬の時期はおいしいブリシャブが食べられます。11月中旬~3月いっぱいぐらいまではカニ料理のフルコースもあり。電話で問い合わせてから来店を。
[営業時間]11時~18時(冬季は~16時まで)、火曜定休
[問合せ先]Tel:0772-32-0750

●なでしこ

駅の第2駐車場にあるお店。その日の朝に打った名産「筒井そば」やイカ焼き、かやくごはんなど、軽食が食べられます。また、幻の小豆といわれる「薦池大納言(こもいけだいなごん)」を使用した餡を筒井そば粉で作った生地でつくる筒井そば饅頭も大人気。
[営業時間]9時~16時、土日のみの営業(12月~2月末まで休業)

「舟屋の里 伊根」周辺の見どころ

●伊根のロケ地めぐり

いろいろな映画の舞台に使われた舟屋。「男はつらいよ」、「えぇにょぼ」、「釣りバカ日誌5」の現場を巡るのもおもしろい。七面山、寅さんが停まった舟屋、バス停、汽船乗り場など、映画に写った風景をたどってみてはいかがでしょう。
地元のガイド「伊根浦散策案内人」にお願いすると、舟屋の歴史や暮らしなどただ訪れるだけではわからない町の素顔に触れることができますよ。

●浦嶋神社

浦嶋神社

伊根町は日本最古の浦島伝説の地。神社には玉手箱などゆかりの品が数多く残されています。神社のそばにはドーナッツ型をした「水之江の里 浦嶋公園」があり、伊根町に残されている浦嶋伝説を映像や光で体験できるほか、本格的な手打ちそばなど、地元グルメも楽しめます。

「舟屋の里 伊根」おすすめのお土産情報

●へしこ、舟屋漬け

鯖をぬか漬けにした丹後半島の伝統的な発酵食品。若狭が有名ですが、ここ丹後エリアでも冬の保存食として昔から重宝されてきました。伊根では塩辛いへしこをマイルドに茶漬けでいただくのが地元流です。この他、こうじを使った舟屋漬けも地元ではよく食べられれています。

●薦池大納言

京都「薦池大納言」

生産量が少なく、市場にはほとんど流通していません。ふつうの大納言に比べ粒が大きく煮崩れしにくく香りがよいいのが特徴。伊根町薦池集落でしか育たないので「KOMOIKEあずきの会」で大切に継承されています。道の駅では11月からお赤飯として提供されています。
この幻の小豆を使った焼き菓子が2014年2月に完成。駅20周年を記念した「大漁まつり」で先行販売し、わずか2時間で完売。3月下旬より一般販売されています。

●お米

京都「丹後コシヒカリ」

伊根は丹後コシヒカリや紫黒米「紫小町」など有数の米どころとしても知られています。この「紫小町」を使って作られた黒米スイーツや地酒などもあります。

●伊根の筒井そば

京都「伊根の筒井そば」

戦前から伊根町筒井の各家庭で栽培されてきた希少なそば。伊根町の在来種になります。もともとは水田の転作作物としてつくられてきたもので幻のそばともいわれています。
ちょっと濃いめの出汁が合う野趣味あふれる味わいで、年に一度筒井地区住民がてづくりの餅やおしるこなどをふるまう「筒井そば祭り」が開催されています。

●地元産の海産物

干し魚やわかめなど、鮮度のよいものを加工しているので味は保証付。伊根で水揚げされた伸子イカのあっぱれコイカちゃんや塩わかめ、サバの塩干しなどがおススメ。

●向井酒造の地酒

向井酒造の地酒

全国でも珍しい女性杜氏、長慶寺久仁子(ちょうけいじ くにこ)さんが醸し出す独創的なお酒が注目を集めています。舟屋の蔵で江戸時代1754年創業。古代米である赤米を使った「伊根満開」は果実酒のような風味で女性にも人気があります。

information
施設名:舟屋の里 伊根
アクセス:北近畿タンゴ鉄道「天橋立駅」より伊根方面行バス50分・「伊根町役場前」より経ヶ岬方面徒歩15分
住所:京都府与謝郡伊根町亀島459
電話:
<管理:伊根町ふるさと振興公社> 0772-32-0680
<観光案内:伊根町観光協会>   0772-32-0277
開館時間:9:00~17:00
休館日:火曜日、12/31~1/1休み
駐車場:普通車:106台 大型バス:4台 身障者用:1台
トイレ:男性:小11器・大7器(洋1) 女性:10器(洋1) 身障者用:3器

※最新情報は公式ホームページを参照してください

この記事を書いた人
バス観光マガジン編集部 編集ライター

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