京丹波町の田園風景

京都へ観光バス旅行!おすすめの休憩スポット「丹波マーケス」

京都縦貫自動車道で京都沓掛から約25分。終点丹波ICを降りて国道9号を北へ500m走ると到着。京丹波町の玄関口にある道の駅「丹波マーケス」。「マーケス」とはデンマーク語で「市場」を意味します。生活先進国であるデンマークに学ぼうと考え名付けられたもので、ドライブインとショッピングセンターを兼ね備えた人々が集まる活気のある市場にしたいという思いが込められています。

丹波町は高原野菜の栽培や酪農がさかん。黒豆、松茸、栗など丹波には魅力的な食材がそろっていますが、丹波牛や丹波地鶏などの肉製品も充実。丹波地方はもちろん、京都の土産物がそろう物産館の他、16の専門店が軒を連ねます。レストラン街も450席の大フードコートと7つの味が楽しめる専門店がずらり。現代の宿場町として大変なにぎわいをみせています。

駅のある京丹波町須知(しゅうち)は、山陰道を登ると京都までちょうど10里。急峻な分水嶺である観音峠を控えている須知はかつて、本陣、脇本陣を構えた一大宿場町として栄えた歴史があります。今でもその面影を伝える古い町並みが残されており、山陰街道から若狭方面へ向かう街道筋として機能してきました。現在では京都縦貫自動車道(京都丹波道路)が通り、京阪神などの大都市圏へは1時間程度で移動できるなど、交通の便が大変よい場所になっています。

京丹波町は丹波高原の由良川水系上流部に位置しており、長老ヶ岳をはじめ標高400m~600m級の山々に囲まれたエリア。約83%も森林が占めており、京都市などの盆地に比べると比較的涼しく、昼夜の寒暖差が大きいのが特徴です。

平成24年2月に京丹波町食のキャラクターとして誕生した「味夢」くんは、京丹波の食をモチーフにしています。頭は丹波の黒大豆で松茸、紫ずきん、みず菜、京かんざしをつけています。丹波栗の体にはマントを身に着け、留め具には小豆を使用。全身で京丹波の味覚を表現するPRマンになっています。

また、駅ではエコへの取り組みも積極的。照明はLEDを使用し、店舗の床材(一部)に高反射セラミックタイル、高効率空調設備を採用するなど、省エネ化を推進しています。

新しい設備としては電気自動車(EV)の休息充電ステーションを設置。買い物や休憩の合間、約30分程度で約80%(120㎞)の充電が可能です。

京丹波野菜

別棟の「うるおい館」では、地元農家がつくる丹波高原朝採り野菜市が毎週、火・木・土・日の午前中開かれています。生産者組合には約100名が参加。町内はもちろん、京都、大阪方面からのお客様も多く、開店前から並んで買い求める方も。

また、男女用5台ずつ(計10台)のレンタサイクルを常設。町内の観光地巡りも楽しめるよう案内図(3方面)をつけて貸出しをしています。(申込み時に1,000円預かり、自転車返却時に返却)

「丹波マーケス」グルメ情報

●丹波味の郷レストランまこと

通常の椅子席の他、団体向けのホールや個室のお座敷なども備えたレストラン。1日20食のみの提供になる「さざなみ膳」、定番の山菜せいろ、ミニまぶし御前、にぎり天ぷら、やしろ弁当など、ゆっくり食事を楽しみたい方にぴったりです。
[営業時間]10時~20時(11時までは喫茶のみ)、年中無休

●京たんば

うどん、そばが食べられるお店。丹波大江山の鬼伝説に由来する黒くて太めの名物そばが鬼そば。炊き込みご飯のついた鬼ソバセットがお得。喫茶、軽食の「カフェ・ド・京たんば」もあります。
[営業時間]10時~20時

●どんぶりの都屋

黒豆みその味噌汁と純水で炊いた地元産米を基本に自家製かつやハンバーグなど丼物、定食を提供。
[営業時間]10時~20時

●シン・サン・カレ

オリジナルブレンドのスパイシーなカレーが自慢。黒豆カレーは人気メニューです。
[営業時間]10時~20時

●陽記ラーメン

黒豆で作った麺が特徴の黒豆ラーメン、朝市野菜ラーメンなど、ここでしか味わえないメニューがあります。
[営業時間]10時~20時

「丹波マーケス」周辺の見どころ

●丹波町須知(しゅうち)の街並み(駅から徒歩3分ぐらい)

江戸の末期から明治期にかけて建てられた建物が残されています。主に県道444号線の南側に集中し、正燈寺を境に南北で建物の様式が異なっています。北川にある町家は厨子二階の平入建築。南側は切妻妻入建築が並んでいます。街道筋には現役の旅館も残されています。

●琴滝(駅から徒歩3分ぐらい)

京丹波町の琴滝

高さ40mの一枚岩を流れ落ちるみずが13弦の琴糸のようにみえることからその名がついたといわれています。新緑の季節、紅葉の時期も美しく、静かな山間に響く琴の音のような滝の音に癒されます。

●大福光寺

大福光寺

南北朝時代、足利家の祈祷書として栄えたといわれ、本尊は毘沙門天。本殿と多宝塔は国重要文化財。寺宝には鴨長明著「方丈記」の日本最古の写本や狩野元信の絵馬があります。

●旧須知小学校

昭和初期、この地方で初めて創立された学校で、外壁やデザインなど、当時の小学校建築様式を見ることができます。映画の撮影にも使われました。

「丹波マーケス」おすすめのお土産情報

●丹波牛いづつ屋

丹波牛

自社牧場で育てた黒毛和牛「丹波牛」を扱うお店。お肉はもちろん、コロッケもおいしい!

●丹波ワイン

京丹波産のぶどうでつくられるワイン。豊田千原にはワインハウスもあります。

●季節のフルーツ

近くに農園がたくさんあるので、駅でフルーツ狩りの予約もOK。夏は桃、スイカ、メロン、秋は梨、ブドウなどが楽しめます。

●丹波高原朝採り野菜市(火・木・土・日) 8時~12時

京丹波町、丹波地域の農家が生産した農畜産物、加工品が並ぶ人気の朝市。出荷の朝に採れたものを出店しているので、鮮度は抜群。地元の須知高校食品化学科の作ったヨーグルトなども人気です。
朝市のない曜日はサンダイコー(スーパーマーケット)でも地元産直売コーナーがあるので、そちらをどうぞ。

information
施設名:道の駅 丹波マーケス
アクセス:JR嵯峨野線「園部駅」からバスで20分。JRバス園福線「新須知」下車すぐ
住所:京都府船井郡京丹波町須知色紙田3-5
電話:0771-82-3180
開館時間:10:00~20:00(一部店舗 9:00~21:00)
休館日:なし
駐車場:普通車:542台 大型バス:8台 身障者用:8台
トイレ:男性 大9器小17器:女性 25器 身障者用:2器(オストメイト対応)
その他:
<マーケス・ショッピング街> 10:00~20:00、原則 第2・第4水曜日休み
<うるおい館朝採り野菜市>  8:00~12:00(火・木・土・日開催)

※最新情報は公式ホームページを参照してください

この記事を書いた人
バス観光マガジン編集部 編集ライター

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