京都へ観光バス旅行!おすすめの休憩スポット「スプリングスひよし」
京都府道19号園部平屋線沿いに、日吉ダム建設に伴い1998年にオープンした天然温泉施設「スプリングスひよし」。2011年10月に道の駅として登録されました。京都市内からはバスで約60分程度。大阪や兵庫方面から訪れる人も少なくありません。
日吉ダムは淀川・桂川流域の治水と京阪神への利水を目的としてつくられたもので、人工ダム湖の広さは東京ドーム53杯分、甲子園球場70倍に相当します。湖にはコイ、フナ、ワカサギ、ウナギ、ニジマスなどが放流されており、スポーツフィッシングのメッカとして人気があります。2012年の台風18号の猛威から京都を救ったとして2013年12月には「日本ダムアワード2013」で「洪水調節賞」と「ダム賞」を受賞しています。
日吉ダムは堤体の名部まで見学できる日本で初めてのダム。ダムが出来上がるまでのプロセスをジオラマや実物の資材で紹介しています。堤体のすぐ下流は広々とした芝生公園になっており、そこから少し上ると桜並木が連なるお花見広場。桜の季節には大勢の観光客でにぎわいます。
駅のある南丹市は、京都府のほぼ中央にあり、丹波高原の一角に位置します。北は福井県と滋賀県、南は兵庫県と大阪府にも隣接。大半を丹波山地が占め、北部を由良川が、中・南部を淀川水系の桂川が流れ、その間はいくつかの山間盆地になっています。
豊かな自然とおいしい水ではぐくまれたみず菜、みぶ菜などの京野菜や丹波栗、マツタケ、丹波黒大豆などが特産品。日吉町ならではの味を取りそろえた「彩花菜園」では、地元農家が丹精こめて育てた新鮮野菜や果物が並びます。
駅長をつとめるのは南丹市観光大使である「ゆっぴ~」。ひよし温泉が好きであまりの気持ちよさについ長湯し、体がふやけて風呂桶が抜けなくなったひよこちゃんです。
ひよし温泉は源泉100%の露店岩風呂やつぼ風呂の他、ジェット浴、電気浴、冷水風呂などが楽しめる内風呂、森林浴サウナ、アロマロウリュウサウナ(フィンランドの熱気浴サウナにアロマミスとを加えたもの)、チムジルバン(岩盤浴)、足湯などがあります。
スポーツ施設も充実していて、自然光がたっぷりふりそそぐ温水プール、さまざまなスポーツに対応できる本格的なアリーナ、芝生コースを備えたグラウンドゴルフコース、ノルディックウォーキングやヒーリングヨガなど、合宿にもぴったりです。12月~3月を除いた時期はBBQが楽しめるBBQガーデンもオープン。
「スプリングスひよし」グルメ情報
●レストラン桂川
日吉の特産品を素材に使用したふるさとの味や、「医食同源」を基本にした明治国債医療大学監修の和風薬膳料理なども味わえます。おススメは日吉ダムカレー。ダムは地元産のお米、特製カレーを天若湖に見立て、芝生公園は古代米、ふれあい橋はゆで卵で表現しています。カレーには野生鹿肉と京野菜みぶなを使用。
ヘルシー志向の方にはうれしいみぶなうどん、黒米うどん。がっつり食べたい人向けには丹波美肌豚核にめしやカツ丼、セットもの定食などもあり。
自社農園でとれた野菜を使用した四季旬菜バイキングも実施中。
[営業時間]11時~21時(LO 20時)
●テイクアウトメニュー
からあげトルティーヤや鹿コロッケなどユニークなメニューあり。美山町の酪農家が提供する美山牛乳でつくったソフトクリームはおいしいと大好評。85℃で15分間殺菌を行う中低温殺菌で、風味と甘みを生かしています。丹波黒豆ソフトやひよし温泉ソフトなどオリジナルフレーバーもあります。
[営業時間]10時~19時
「スプリングスひよし」周辺の見どころ
●府民の森ひよし
京都府南丹市の天若湖畔に広がる広大な森林公園。ひよしの森は「散策の森」「観察の森」「体験の森」「森の広場」4つのゾーンに分けられて整備。散策路は総延長7,260mあります。
「散策の森」は桜、檜、松などの木々があり、ダムを見渡せる展望広場があります。「観察の森」は山桜、ツツジ、檜などがあり、ここからもダム湖の眺めを楽しむことができます。
「森の広場」は森の資料館、木工研修館、キャンプ施設などが集まっているエリア。日吉町郷土資料館などもあり、キャンプ場の背後には観察の森(珪石山)が見えます。
「体験の森」には学びの小径という散策路が通っており、炭焼きの「ひよし窯」、生態観察用のビオトープなどがあります。
この他、キャンプ場や宿泊施設、ドッグランもあるので、滞在しながら自然と親しむのもおススメ。
●かやぶき音楽堂
ピアノデュオ連弾で世界的に有名なザイラー夫妻が1989年、京都府胡麻の里にある自宅裏山に福井県の古い禅寺禅応寺を移築して建てたもの。300人収容のホールで毎年初夏と秋にコンサートが開かれています。コンサートには、全国各地はもとより海外からも聴衆が訪れ、夫妻が奏でるデュオの音色に魅了されています。ザイラー家住宅主屋とかやぶき音楽堂は国登録建造物に指定。
ザイラー夫妻は日吉に田んぼを持ち、自分で田植えや稲刈りをされ、自称「田んぼニスト」と言われています。
[問合せ先]Tel:075-781-9003 かやぶき音楽堂事務局
●海老坂峠と玉岩地蔵堂
海老坂峠は海老谷(えびたん)と呼ばれる集落を抜けて、美山町との境にあります。若狭と京都を結ぶ若狭街道(鯖街道)の峠の一つで、昔、八百比丘尼という尼さんが地蔵尊を背負って諸国行脚の旅をしていたところ、この峠に差し掛かりました。すると突然お地蔵さまが石のように動かなくなり、ここに祠を立てて安置したのが玉岩地蔵堂の始まりといわれています。
八百比丘尼は若狭の国に生まれたたいそう美しい娘だったといわれ、周りの女性たちの妬みをかい、18歳の時人魚の肉を食べさせられたとか。そのため、100歳になっても200歳になっても18歳の時のまま若く美しいままのため、周りから気味悪がられ、誰も近づかなくなりました。途方にくれた娘は髪を剃り、比丘尼になり全国を巡ることに。このため、玉岩地蔵は不老不死だった比丘尼にあやかり、長寿や安全の御利益があるといわれています。
「スプリングスひよし」おすすめのお土産情報
●紫ずきん
最高品質を誇る京都の丹波黒大豆を食べやすい枝豆として品種改良したもの。京野菜に指定されています。大粒でもっちり濃厚な甘み。出荷時期は9月~10月になります。
●丹波黒大豆
兵庫県、京都府にまたがる丹波地方で作られる有名な黒豆。大粒で味が濃いとして知られています。枝豆として食べるなら10月、黒豆としての販売は12月中旬~2月下旬になります。ブランデーで仕上げた「黒豆グラッセ」、「黒豆じゅれ」。
●丹波マツタケ
味と香りは世界一と称される京都丹波産のマツタケ。土瓶蒸し、マツタケご飯、焼きマツタケ、吸い物、天ぷらなど、京料理には欠かせない存在。価格は時価で出荷は10月上旬より。
●丹波栗、丹波大納言小豆
栗といえば丹波産!大粒でほくほくとしたおいしさが古来より人気です。京都の和菓子にも欠かせない。南丹の家庭では秋を代表する味覚。出荷は9月上旬~11月上旬。
大納言小豆もまた最高級品種として知られています。大粒で美しいつや、表皮が薄いのに荷崩れしにくいのが特徴。出荷時期は11月頃。
栗が入った最中「栗大納言」、「丹栗」、和風マロングラッセ「金の実」、丹波栗納豆など南丹市の銘菓もおススメ。
●地元野菜
大和イモの一種である丹波芋(山の芋)、みず菜の交配種であるみぶな(漬物にするとおいしい)、春菊、九条ネギ、伏見とうがらしなど、南丹市ならではの野菜がいろいろ。
施設名:道の駅 スプリングスひよし
アクセス:京都縦貫自動車道沓掛IC~園部IC経由「府道19号線」約30分・JR嵯峨野線(山陰本線)「日吉駅」下車→市営バス日吉ダム線「ひよし温泉」または「スプリングスひよし」バス停(約10分)下車すぐ
住所:京都府南丹市日吉町中宮ノ向8番地
電話:0771-72-1526
開館時間:10時~21時
休館日:水曜日(祝日の場合翌日)、年末年始(12/30~31)、1/1は12時より営業
駐車場:普通車:273台 大型バス:5台 身障者用:4台
トイレ:男性:大9器、小13器 女性:14器 身障者用:4器
※最新情報は公式ホームページを参照してください
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