京都へ観光バス旅行!おすすめの休憩スポット「舞鶴港とれとれセンター」
水揚げされたばかりの海産物を堪能できる下福井の道の駅
国道175号線沿いにある道の駅「舞鶴港とれとれセンター」は、日本海側最大級の海鮮市場(480坪)があり、京都府随一の水揚げを誇る舞鶴市場の鮮魚仲買人が5人、店舗を構えています。
まさに舞鶴港で水揚げされたばかりの新鮮な「とれとれ」の魚介類や地元の農産物などがそろう活気あふれる駅になっています。
舞鶴は海、山、川などの豊かな自然環境に恵まれたエリア。安土桃山時代に築かれた田辺城跡や城下町の古い町並みが残り、旧海軍ゆかりの赤れんが倉庫群、戦後の海外引き揚げ事業やシベリア抑留などの歴史的な資源なども多く残されています。
また、平成24年11月に京都舞鶴港が国際港として、日本海側拠点港に選定。中国や韓国、ロシアなどの対岸諸国との経済交流、観光振興に積極的に取り組んでいます。
施設内では豊富な海産物が並べられ、その場で海鮮焼きやお刺身、セルフ海鮮丼などにして食べられるのが魅力的!舞鶴の味覚といえば舞鶴ガニ(ズワイガニ)。お店でカニをまるごと一匹購入し、刺身、焼く、ゆでるの3つの方法で調理してもらえます。海鮮丼を提供しているお店からごはん、味噌汁などを調達し、お刺身を市場で選び、自分でオリジナルの丼を作るのもおススメです。
実は舞鶴、肉じゃが発祥の地としても有名。明治34年に舞鶴海軍鎮守府の初代司令官として着任した東郷平八郎が、かつて英国ポーツマスに留学した際、艦上食として食べたビーフシチューの味が忘れられず、部下に命じて作らせたのが始まりといわれています。航海中に水兵たちの脚気を防ぐ、営業バランスに優れたメニューとして広まったそうです。
舞鶴では平成7年から「まいづる肉じゃがまつり」を開催。平成10年には英国ポーツマス市との姉妹都市を提携し、肉じゃが発祥の地としておおいに盛り上がっています。かつての海軍レシピを再現した肉じゃがをはじめ、肉じゃがコロッケ、肉じゃがクッキー、肉じゃがパン、海軍肉じゃがカレーなどさまざまな商品も開発され、人気を呼んでいます。
「道ー1グランプリ2018」では「マイヅルプリン」で出場。舞鶴の赤岩高原で育まれた新鮮卵と丹後のミルクを材料に、冠島の碧く澄んだ海水をミネラルそのままに焚き上げたまろやかな天然塩を使ったキャラメルソースで注目を集めました。
「舞鶴港とれとれセンター」公園施設
●とれとれ寿司
市場に店舗を持つ吉本水産が提供するお寿司屋さん。新鮮なネタの握りずしは値段もリーズナブル。昼は行列ができます。お持ち帰りやお土産には名物焼さば巻きがおススメ。
●海鮮丼ととや
ごはんだけ購入して魚屋さんでお刺身の量り売りを乗っけていただくセルフ丼ができます。いくらやウニ、まぐろ、しらすなどいろいろな海鮮丼メニューの他、とんかつや焼き鳥、カキフライなどあり。
●魚なみ
屋外にあるお食事処。海鮮から揚げ、海鮮やきそば、各種定食などが食べられます。特にふぐのから揚げが人気。ソフトクリームもあるのでデザートにどうぞ。
●レストラン「一蔵」
屋外にあるお食事処。カニやタコなど海の幸をたっぷり使ったメニューが充実。冬季はかにづくりやとれとれカニセット、活賀に一匹コースなどがあります。団体向けの定食やお弁当などもあるので、予約をして来店を。
[営業時間]11時~20時、毎週木曜は~15時まで、元旦のみ休み
[問合せ先]Tel:0773-75-0032
「舞鶴港とれとれセンター」グルメ情報
●レストラン「メローネ」
丹後の郷土料理「丹後バラ寿司」の他、京のおばんざい、自家製ソーセージなどが楽しめます。「丹後バラ寿司」は、丹後地域の春祭りや田植え、婚礼などハレの日に作られる名物料理。木箱に盛り付けるので「まつぶた寿司」とも呼ばれます。
鯖やかんぴょう、しいたけ、ごぼう、インゲン、卵、紅ショウガなど彩豊かで目にも楽しい!
土日祝にはフルバイキング、平日にはセミバイキングを開催中。
[営業時間]11時30分~14時30分(12月~3月中旬まで休み)
●ハーベストホール
石釜ピッツァや竹炭と一緒に炊き上げた丹後コシヒカリを使用した黒丹カレーが名物。定番メニューになった竹炭入り米粉バンズの黒丹バーガー、自家製ソーセージと地発泡酒も楽しめます。黒丹バーガーはチキンとサワラの甘酢漬けを挟んだものの2種類。
[営業時間]9時30分~17時(12月~2月は16時まで)
●バーベキューハウス「キュルビス」
富士山の溶岩プレート焼きが楽しめます。海鮮串焼きコースやファミリーコースなどの他、単品メニューもあり。土日祝のみの営業で、団体予約の場合は平日もOK。
「舞鶴港とれとれセンター」周辺の見どころ
●舞鶴赤れんがパーク
7棟の赤レンガ建築が連なる倉庫群を改築した施設で、展示施設やイベント会場、カフェなどがあります。建物は重要文化財に指定。
2号棟は明治35年に旧海軍の兵器廠倉庫として建設されたもので1階はイベントホールと会議室、喫茶コーナーに、2階は舞鶴の歩みを紹介する舞鶴市政記念館になっています。
3号棟「まいづる智恵蔵」は明治35年に弾丸庫として建設された倉庫。建物内には鉄道レール、木製の扉口、階段、ガラス窓など当時の姿をそのまま残しています。
4号棟「赤レンガ工房」は、明治35年に旧海軍の兵器廠倉庫として建設されたもの。ものづくりの体験やワークショップなどが楽しめる創作工房や防音スタジオなどもあります。
5号館は大正7年に旧海軍の水雷庫として建設されたもので、赤レンガ倉庫群のなかでもっとも大きなものになります。大型多目的ホールとして利用でき、さまざまなイベントスペースとして貸し出しています。
[開園時間]24時間(各館は9時~17時まで、夜間利用の場合は~22時)、年末年始休み
●赤れんが博物館
国指定重要文化財に指定されている舞鶴旧鎮守府倉庫施設[旧舞鶴海軍兵器廠魚形水雷庫]。明治34年に旧海軍舞鶴鎮守府の開庁に伴い、明治36年に建設されたもので、本格的な鉄骨構造のれんが建築物としては日本最古のものとされています。
れんがについての歴史や世界のれんが、製造窯などを展示するれんがに関する博物館になっています。
[開館時間]9時~17時、年末年始休み
●五老スカイタワー
舞鶴のほぼ中心にあり、標高301mの高さを誇る五郎岳の頂上にそびえる高さ50mの展望タワーです。海抜325mの展望室からは美しいリアス式海岸を持つ舞鶴港や市内が一望でき、ここからの眺めは「近畿百景第1位」に選ばれています。
[営業時間]4月~11月:9時~19時(土日祝9時~21時)/12月~3月:9時~17時、無休
●田辺城資料館
田辺城は1579年に築城されたもので別名は舞鶴城(ぶがくじょう)と呼ばれています。1600年の関ヶ原の戦いの際、城主である細川藤孝は石田光成方大軍1万5千人に攻められますが、要害の地の堅固な城であったことにも助けられ50余日も善戦したと伝えられています。
現在は本丸跡などを舞鶴公園として整備。天守台の一部、石垣、掘跡などが残っています。平成4年に城門である大手門が完成。2階部分にある展示室では、細川幽斎を中心とした歴代城主や、城下町・田辺の歴史を紹介しています。また、彰古館では、「糸井文庫」の錦絵資料を展示しています。
[開館時間]9時~17時、水曜定休、年末年始休み
「舞鶴港とれとれセンター」おすすめのお土産情報
●舞鶴ブランドの海産物
舞鶴カニの解禁は11月から3月まで。平成24年特許庁の地域団体商標に登録されたブランドカニです。姿の美しさ、味の良さで冬の味覚の王者。市場ではそのまま刺身でいただくのもおススメです。
もう一つ、注目は丹後とり貝。舞鶴湾で大切に育てられた大きな身は食味が良く甘みもたっぷり。舞鶴の初夏の味覚です。
またミネラル豊富な舞鶴かきを使ったご当地丼「舞鶴かき丼」。夏は「舞鶴岩かき丼」もあります。
●舞鶴かまぼこ・ちくわ
近海でとれた新鮮な魚(シログチ等)の生のすり身を多く使用。舞鶴を代表する特産品のひとつです。舞鶴独自の2段階蒸上げ方法により、うま味やしこしこした弾力がアップ。2006年に地域団体商法制度の認定第1号になっています。
●万願寺甘とう
舞鶴の万願寺地区で採れる大型のとうがらしで京都の伝統野菜第1号。おおぶりで肉厚、甘みを持つ初夏(5月上旬~9月中旬出荷)の味覚です。ビタミンAやCが多く夏場のビタミン補給に最適。そのまま素焼きで食べてもおいしい!
この万願寺甘とうを使ったシフォンケーキ「舞鶴万願寺シフォンケーキ」も登場しています。
施設名:道の駅 舞鶴港とれとれセンター
アクセス:
西舞鶴駅から車で5分
舞鶴西ICから車で10分
住所:京都府舞鶴市下福井905
電話:0773-75-9945
開館時間:9時~18時 ※時期により変更する場合あり
休館日:1月1日~3日
駐車場:
普通車:200台 大型バス:8台 身障者用:4台
トイレ:男性:19器 女性:16器 身障者用:1器/
海鮮市場内 男性:6器 女性:5器 身障者用:1器
その他:隣接してローソン、出光GSあり
※最新情報は公式ホームページを参照してください
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