“森の京都”亀岡の自然を楽しむなら「保津川下り」「嵯峨野トロッコ列車」を体験してみよう

“森の京都”亀岡の自然を楽しむなら「保津川下り」「嵯峨野トロッコ列車」を体験してみよう

亀岡市と嵐山の渡月橋まで、保津峡の景勝地を流れる保津川。古くから川下りや嵯峨野トロッコ列車を使った観光で人気があります。

亀岡市は“京の奥座敷”“森の京都”とも呼ばれ、山の恵みや豊かな森、水運と共に人々の営みが続けられてきたエリアです。晩秋から初夏には盆地と保津川による丹波霧が発生しやすいため、幻想的な景色が楽しめる絶景スポットも。

「京都サンガ」のホームタウンとしても知られており、サッカー好きにはぜひ訪れたい聖地ですね。

1年を通じて楽しめる保津川下り

「保津川下り」は丹波亀岡から京都の名勝嵐山まで約16㎞の渓流を約2時間で下るスリル満点の舟下りです。熟練した船頭が棹、舵、櫂で操り、岩の間をすり抜けてゆきます。

四季を通じて保津渓谷にこだまする鳥たちの鳴き声と“かい”の音や、それぞれ趣きをもった景観は保津川下りだからこそ味わえるおススメのアクティビティです。

保津川下りの様子

保津川の水流を利用して下流にある京都や大阪に物資を輸送することに始まった川下り。約1200年前、長岡京に都を造営する際、筏で木材を運搬していたと言われています。

その後、米や麦、薪炭なども輸送されるようになりました。観光用の川下りは明治時代から始まり、当時はVIPが楽しむ高級な遊びだったとか。

今では120か国の海外から年間60万人もの観光客が訪れる有名な観光地となりました。

Information

京都・亀岡 保津川下り
営業時間:3月10日~12月8日 9時~15時/それ以外の時期 10時~14時30分
※土日祝日は定員が集まり次第運行する場合も
※~20名で貸切も可。
所要時間:約1時間30分前後(川の水位によって前後します)
※雨天の時も船にテントを張り通常運行。暴風時、増水時は運航中止。
料金:大人6,000円、幼児~小学生4,500円、貸切船144,000円(1隻17名まで)
※35名以上の団体で割引あり
問合せ:0771-22-5846(保津川遊船企業組合)
保津川下り安全に対する方針はこちら≫
予約はこちらから≫
バス駐車場:要問合せ

アクティブにスリルを味わいたい人にはラフティングがオススメ

保津川ラフティング

ゴムボートに乗って激流を下って行き、時には岩をよけながら、時には急流を滑り落ち、岩上からダイブしたり、川にぷかぷか浮かんでみたり、はんなりとした川下りとはひと味違う楽しみ方ができます。
馬車に乗ったり、トロッコ列車やランチ、温泉などとセットになったプランもありますよ!

Information

保津川下り ラフティング
開催時期:3月下旬~11月上旬
※小学校1年生以上
住所:京都府亀岡市保津町下中島2
問合せ:0771-22-5846(保津川遊船企業組合 ラフティング事業部 9時~17時受付)

紅葉の時期は特に大人気「嵯峨野トロッコ列車」

紅葉の中を走る嵯峨野トロッコ列車
紅葉の中を走る嵯峨野トロッコ列車

トロッコ嵯峨駅からトロッコ亀岡駅までの7.3㎞を約25分で結ぶ「嵯峨野トロッコ列車」は、山陰本線の旧線を活用して走る観光列車。春は山桜と新緑、夏はセミ時雨と川のせせらぎ、秋は絢爛の紅葉、冬は雪景色と、四季折々の保津川渓谷の美しさが存分に楽しめます。

“トロッコ”とはもともとは荷物輸送用の小型貨車として、トラックや通常の列車が入れない場所にレールを敷いて走らせた箱型車両のこと。ちょっと早い自転車ぐらいの速さで走るので、渓谷美をゆったりと楽しめるのがポイントです。

トロッコ列車で亀岡駅まで移動して、帰りは川下りで嵐山まで。そんな観光コースが人気です。

Information

嵯峨野観光鉄道株式会社
乗車料金:大人片道880円、子ども440円
※15名以上の団体で割引あり。
※ネット購入は8名まで予約が可能。15名以上の団体は、旅行会社を通じて申込を(当日券の団体割引はありません)。

京の奥座敷、歴史ある「湯の花温泉」

戦国武将・明智光秀の居城があった亀岡市。その中心部から西へ約7㎞、静かな山間に湧く温泉が湯の花温泉です。かつて戦国武将たちが刀傷を癒したという言い伝えが残ります。

湯の花温泉んは、鬼が住み着いて里の人々を怖がらせていたという伝説があり、この地で産出される「桜石」を投げつけたところ、鬼の目から涙があふれて温泉になり石の霊力で鬼が退治されたといわれています。

船室は天然ラジウム温泉で、神経痛や疲労回復、冷え性、慢性婦人病などによく効くそうです。保津川下りや嵯峨野トロッコ列車で亀岡市観光を楽しんだあとはぜひ湯の花温泉へ。

日帰り入浴も可能ですよ。

Information

湯の花温泉
場所:京都府亀岡市稗田野町湯の花温泉
問合せ:0771-22-5445

“丹波霧”を楽しむなら「かめおか霧のテラス」

かめおか霧のテラス
かめおか霧のテラスから見た雲海

亀岡盆地南側にある標高412.4mの竜ヶ尾山山頂付近に、2018年開設された展望デッキが「かめおか霧のテラス」です。秋から春にかけて発生する「丹波霧」で幻想的な雲海の様子を観察できます。

雲海が出やすいのは前日との寒暖差が大きく、風の少ない晴れた日の早朝なのだとか。日の出から10時ぐらいまでがねらい目だそうです。亀岡市のライブカメラをチェックしてお出かけくださいね。

もちろん霧の出ない時期でも、亀岡盆地を一望できる景勝地としておススメです。

Information

かめおか霧のテラス
住所:亀岡市下矢田町医王谷 竜ヶ尾山山頂付近

「ドゥリムトン村」が「英国村(Great Britain Victorian Village)」としてリニューアル

亀岡の奥地に忽然と現れるイギリスの田舎の町並み。はちみつ色の家が建ち並び、緑豊かなイングリッシュカントリーガーデンがお出迎えしてくれます。

ヨーロッパの田舎の雰囲気が好きな人にはたまらない場所です!「亀岡のドゥリムトン村」が2022年に「英国村」としてリニューアルしました。

無料エリアと有料エリアがあります。無料エリアではイギリスにちなんだお土産が購入できる「ブリティッシュストア」、英国パブ「マリーズパブ・展望砦」、スコーンや紅茶が楽しめる「ガーデンティールーム」が。

有料エリアは入場料だけで見学も可能。村の中にはティールーム&レストラン、B&B(宿泊)、アンティークショップ、コスプレ、ロケーションレンタルなども可能です。

英国村のガイドツアー、団体バスツアーの受け入れも可能。美しいお庭でピクニックも楽しめます。

Information

英国村
営業時間:11時~17時
※施設により異なります。
入村料:1人3,000円~
※駐車場~お土産ショップまでの利用は無料
場所:亀岡市西別院町柚原水汲12
問合せ:0771-27-3004

※料金やサービス等は取材当時のものです。最新の情報は公式ホームページを参照してください。

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バス観光マガジン編集部 編集ライター

バス観光マガジンの中のヒト。貸切バスについての基礎知識やバス旅行のヒント、バスファンのための情報など、バスに関する楽しいコンテンツを日々お届けします。

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