「そうだ京都、行こう2014」の十輪寺バス駐車場の利用について

寒くなったり、暖かくなったりと、ゆっくりですが、少しずつ春に近づいてきていますね!

お花見にバスで行こう!とういう問い合わせも佳境に入ってきました。都心から近いところでは、
伊豆の河津温泉や都内の桜の名所を回るツアーなどが、人気のようです。

さて、関西でも桜の名所がいろいろありますが、JR東海のCMで有名な十輪寺より、駐車場利用についてのお願いが届いています。

JR東海では2014年春、「そうだ 京都、行こう。」のキャンペーンで十輪寺を紹介しています。

お花見のピークとなる2014年3月21日~4月13日までの24日間は、十輪寺の駐車場が利用できません。また、寺院前の道路での車乗降も禁止です。

十輪寺を観光ルートに予定している幹事さんは、気を付けてくださいね。

なりひら寺とも呼ばれる古刹「十輪寺」とは?

通称なりひら寺と呼ばれる十輪寺

嘉祥3年(850)に創建された天台宗のお寺。十輪寺は通称業平(なりひら)寺とよばれています。これは、平安時代の歌人、「伊勢物語」の主人公、在原業平の晩年の住まい跡だったことに由来します。

お寺の中には、藤原高子への思いを伝えたという
塩釜の跡もあります。毎年命日の5月28日に「業平忌三弦法要」が営まれています。

十輪寺のご本尊、延命地蔵菩薩(えんめいじぞうぼさつ)は腹帯地蔵尊と呼ばれ、子授け安産の祈願に、また、業平が塩焼きの風流を楽しんだといわれる「塩がまの跡」は、恋愛結婚成就の祈願として親しまれているそうです。

十輪寺の庭園中央にあるしだれ桜(通称:なりひら桜)は樹齢150年。三方普感(さんぽうふかん)庭を覆い隠すように咲く姿が大変美しく、他では見られない光景ということで人気があります。

三方方普感庭とは、1750年右大臣の藤原常雅公が
本堂を御再興した時に造られた庭で、三方とは「高廊下(南側)」「茶室(北側)」「業平御殿(東側」
をいいます。

十輪寺近隣の観光名所には、「善峯寺」、「正法寺」、「大原野神社」、「光明寺」、「勝持寺」、「金蔵寺」などがあります。

お花見などの込み合う期間以外なら、ご住職による法話もお願いできます(定員約50名)。要予約で10名以上からお願い可能。バス旅行で訪れる際に、お願いしてみましょう。

【住所】 京都市西京区大原野小塩町481
【拝観時間】9時~17時、無休
【拝観料】400円
【問い合わせ先】 075-331-0154
【駐車場】通常期は普通車20台、バス3台、無料
【駐車場が利用できない期間】
2014年3月21日(金・祝)~2014年4月13日(日)までの24日間。
十輪寺の駐車場は終日利用不可。
また、寺院前の道路での乗降も禁止です。

期間中は公共の交通機関を利用のこと。阪急「東向日駅」から阪急バス66系統「小塩」下車すぐ。

※京都観光を貸切バスで楽しみたいとお考えの幹事さん、だいたいのルートを考えたら見積りを取り寄せてみましょう!

※料金やサービス等は取材当時のものです。最新の情報は公式ホームページを参照してください。

この記事を書いた人
バス観光マガジン編集部 編集ライター

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