参りましたお伊勢さん(3)相差で海女小屋ランチと石神さん詣で
さて、鳥羽駅にはいろんなホテルの送迎車がずら~り。
普通のマイクロバスタイプもあれば、
ハイエースのようなコミューターもあり、
ちょっとユニークな形の送迎車なども来ています。
赤のレトロバスのような形は「戸田家」の送迎バス。
鳥羽駅から歩いても約3分ぐらいと近いホテルです。
今晩宿泊する宿は「石鏡第一ホテル神倶良(かぐら)」で、
鳥羽駅からは送迎バスで約25分ぐらいかかる石鏡町にあります。
ところでみなさん、石鏡(いじか)をご存知か?
かの有名な演歌歌手、鳥羽一郎・山川豊兄弟の故郷として知られています。
(私は知らなかった・・・)
そして、この石鏡町はなんと、
ゴジラが初めて日本に上陸した場所だったそうで・・・
昭和29年(1954年)映画「ゴジラ」内で大戸島という
架空の島がでてきますが、そこがこの石鏡町だったというわけ。
(私は知らなかった・・・)
当時の石鏡村民がエキストラとして大勢参加したとあります。
当時、20歳ぐらいだった方がいまはもう80歳を超えているわけで、
(御存命の方もまだいらっしゃるかもしれませんが・・・)
さぞ、町は大騒ぎだったことでしょうねー。
今回宿泊した「石鏡第一ホテル神倶良(かぐら)」の
廊下に当時のロケの様子を紹介する記事などが貼られておりました。
こちらが石鏡港の様子。
ホテルの部屋からの眺めです。
ここでゴジラが大暴れしたと聞くと
何やら感慨深いものがありますねー。
ホテルのお部屋は2階だった(ツアー用)らしいのですが、
お客様が少ない平日ということで、眺めのよいお部屋(海側)に
してくれました。
キレイな夜景もばっちりです。
お風呂はアルカリ性単純温泉「南勢桜山温泉」とあります。
伊勢志摩鳥羽の海を一望する露天風呂と展望風呂。
潮風に吹かれながらゆっくり楽しみました。
さあ、いよいよ、夕食です。
「ダイニング波音(はのん)」でいただきます。
こちらは朝、日の出を拝めるポイントになっています。
港町ということで新鮮な魚介類がいっぱい!
伊勢海老漁も解禁ということで、瓦焼の半身もついてきました。
でもって、私の誕生日ということで・・・
伊勢海老のお刺身(時価・オプション)をゴチになりやした!
サンキューダンナ~♪
明日のチェックアウト、いくらとられるかドキドキだね~~。
他に大家族できていたテーブルでは、
カキフライを豪快に注文。
大皿に山盛りに盛られている(何個のってるかわからん)のを見てびっくり・・・。
美味しそうだけど、見てるだけで胃もたれしそうな量であった。
トンビぐるぐるな朝
「石鏡第一ホテル神俱良」ならではサービス。
一つ目は早朝の日の出拝観。
ダイニングから見るのがよいらしく、
いそいそでかけたのですが、残念ながら曇っており拝めず・・・。
甘酒サービスしていたので、ごちそうになり帰りました。
もう一つは早朝のトンビの餌付け。
寒いからめんどくさいなーと
廊下から眺めてたんですが、なかなか面白そうなんでいってみることに。
トンビめがけてお刺身を放り投げると
見事にキャッチ!
結構たのしーーー!!
おそらく、前日に残った刺身の残りかと思われる。
見事なリサイクルでございます。
鳥羽駅にもどってから相差へ
実はこの「石鏡第一ホテル神俱良」を選んだ理由。
2日目に相差(おうさつ)で海女小屋体験を予約していたから。
鳥羽と相差のちょうど中間ぐらいのところに
このホテルがあり、朝、相差の石神さん参りへ無料送迎してくれると
いうことだったんで、ちょうどいいかなーと。
ところが、オフシーズン(2月)な上、平日ということで
相差にそんな早朝にいってもどこも開いておらず、
極寒の中、震えて待つことになるということが判明・・・。
これだから、素人の企画はダメだよね・・・。
結局、鳥羽駅まで送ってもらい、そこから路線バスで
向かうことにしました。
でも、とてもアットホームでよいホテルでしたよー。
サービスも良かった。
ぜひ、皆さんもお泊りくださいませー。
鳥羽駅から100mほど離れたところにある「鳥羽バスセンター」へ。
駅から連絡通路を使って簡単にアクセスできます。
相差に向かうバスは「かもめバス」で、
「国崎」行きに乗ります。
相差までの往復は1,200円ですが、
1日乗車券を利用すると1,000円です。
ほとんどのお客さんは相差行なので、みなさん1日乗車券を購入。
コミュニティバスなのでコンパクトなバスで、
小型バスぐらいの大きさでしょうか。
鳥羽から相差までは片道約35分ぐらい。
途中、バスの車窓から見える景色はのんびりとした港町と
山間の風景。牡蠣小屋の看板や鳥羽一郎&山川豊の故郷をアピールする
看板がそこかしこに・・・。
ちなみに、ダンナの18番は「兄弟船」。
はっきりいって、上手いですっ。
石神さんでお願いごとをひとつ・・・
着きました・・・。
石神さん前で下車し、少々歩きます。
石神さんとは、神明神社の参道にある小さな社のこと。
玉依姫之命(神武天皇の母上)が祭神で、
女性の願いならひとつはかねてくれるという言い伝えがあり、
女性に人気の神様です。
平日にも関わらず、大勢の女性たちがお参りに。
皆さん、熱心に拝んでいらっしゃいました。
おみやげにお守りと小さなパール付きの
ストラップを購入。
願いごとを書いて、石神さんあてに郵送すると
神さまにお願いごとが届くそう。
海女の磯着に見立てた麻袋に貝紫色で
描かれた文字、手作りのお守りです。
ちなみに私の願いごとは・・・ヒミツですっ!
海女小屋でランチ!
さて、今回のメインイベントPart2は
海女小屋「相差かまど」でのランチです。
われわれは2名だったんで(直接「相差かまど」へ申込みの場合は4名から)
「Visit三重」という観光予約サイトから手配をしました。
相差海女文化資料館の中にある受付でクーポンを受け取り、
海女小屋までぶらぶら歩きます。
天気もよく、風もほとんどないのでぽかぽか陽気。
のどかな漁村の風景です。
「相差かまど」海女小屋に到着!
「かまど」とは、海女さんが漁の合間に
体を休めたり、温めたりする小屋のことです。
現役バリバリの海女さんのおしゃべりを楽しみながら、
目の前で新鮮な貝や魚を豪快に焼いてくれるというものです。
ランチタイムとティータイムの2種類あり、
私たちはランチを申し込みました。
「かまど」の中はこんなふう。
早く着いちゃったんで、私たちがイチバン乗り。
本日、焼いてくれる食材。
サザエ、牡蠣、大あさり、あじの乾物、バタ貝・・・。
この他、うに飯とおもちを入れたお椀がつきます。
1人4,000円。うーん、贅沢だけど安い!
美人(!)海女が次々と焼いてくれます。
もくもくと食べる・・・。
牡蠣もじゅーしー。ぷりぷり。
もちろん1人分ですよー
貝好きにはたまらない・・・!
締めにウニめしとのり&焼きもち入りのお椀。
ごちそうさまでした!!
ちなみに、海女さんはこの間もいろいろなお話を
してくださいます。
2月は禁漁期ということで海にははいらないとか、
資源が枯渇しないよう、獲る量を決めているなどなど。
現役海女さんの平均年齢は60代で、
最年長者で80代の方もいらっしゃるそう。
地元の人なら当たり前の海女小屋体験ですが、
観光客にとってはめったにできない(非日常)こと。
とても楽しませていただきました。
海女さんが獲ってきたあおさのりなど、
海藻をいっぱいお土産に購入。
最後にとびきり美人で若い海女さんと記念撮影!
楽しいひとときをありがとうございました!
さあ、この後、帰りのバスが来るまで
相差で時間をつぶさねばなりませぬ。これが意外と厄介でした・・・。
(--続く--)
※料金やサービス等は取材当時のものです。最新の情報は公式ホームページを参照してください。
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