宮崎へ観光バス旅行!おすすめの休憩スポット「田野」
県道・日南高岡線沿いにある道の駅「田野」は、山あいの丘陵部にあります。
施設内には「倉谷ふれあい牧場」があり、ポニーやヤギ、和牛、乳牛、などの動物が飼育されており、気軽に触れ合いを楽しむことができます。
駅の近くには日本最大級といわれる巨大なV脚を持つ「蒼雲橋(せいうんばし)」があります。井倉川のV字谷にかかるアーチ式の橋で、橋面から水面までの高さは約137m。国道にかかる橋としては東洋一を誇ります。橋のそばには「道の駅 蒼雲橋」もあります。
牧場地内にある田野町の道の駅
道の駅のある田野町は、農業が盛んな町で、農家一戸あたりの生産額は県内一。干し大根の生産、葉タバコの耕作面積は日本一です。
物産販売所では地元のとれたて農産物や干し大根、漬物、手作り団子、田野町産の甘藷を使った「うまかぽてと」や「焼き芋アイス、ソフトクリーム」が大人気。ここでしか味わえない人気メニューになっています。
焼き芋ソフトクリームは牛乳を煮詰めてつくる「甘乳蘇(かんにゅうそ)」を使用。
町内では古くから伝わる「城攻め踊り」や「棒踊り」、「雨太鼓」など郷土芸能の伝承も盛んで、市の無形民俗文化財に指定されています。
「城攻め踊り」とは、孟宗竹で作った長さ2mほどの棒を50本ほど束ね、色とりどりの花びらを付けて背負い、鐘や太鼓を打ち鳴らしながら舞い踊る勇壮な踊りです。
戦国時代、敵の油断を誘うため、農民姿に変装し、武器を見せずに面白おかしく踊りながら攻め入ったことに由来するといわれています。
「田野」のグルメ情報
●柿の木茶屋
そばやうどん、定食などのメニューがそろう食堂。「どんちゃん(うどんのちゃんぽん)」や「すき焼きそば」なども人気があります。もともとは県道220号線沿いにあるドライブイン柿の木茶屋が本店。チキン南蛮やとんかつなどもラインナップ。
[営業時間]9時~18時
「田野」周辺の見どころ
●鰐塚山(わにつかやま)
標高1,118m。周辺はわにつか県立自然公園に指定されています。名前の由来は海幸彦・山幸彦伝説に登場する鰐(サメの古名)にあるといわれ、昔は鰐ノ塚山とも呼ばれていました。
世界的にも珍しいキリノミタケと呼ばれるキノコやサトイモ科のヒュウガヒロハテンナンショウ(絶滅危惧種)の群生地として有名です。
ヒュウガヒロハテンナンショウの花期は5月中旬~下旬で、ここと鹿児島県の稲尾岳でしか見ることができません。
宮崎県の全テレビ局とFMラジオの中継所の親局がここにあり、ほとんどの地域をカバーしています。
●名物「大根やぐら」
収穫した大根を高さ6m、長さ50mの竹で組んだ「やぐら」に、葉っぱがついたままの大根をびっしりと掛けて干し大根にします。
毎年、近隣の畑のあちこちでみられる「大根やぐら」はこの町の風物詩。1週間~10日ほど、冷たい風と天日にさらされ、うま味をギュッと濃縮した干し大根になります。
●白砂ヶ尾冷泉
昔、山に住んでた猿が切り傷の治療に使っていたのを漁師が見て自分たちも試してみたところ、切り傷ややけど、皮膚病に良く効いたことから、冷泉場になったという場所です。
[営業時間]9時~17時、不定休 Tel:0985-86-3831
●天神ダム
田野町と都城市山之口町の堺を流れる大淀川水系境川に建設された県内唯一のロックフィルダム。岩石や土砂を積み上げて建設しています。
下流の宮崎市と清武町にまたがるのうち約2,000ヘクタールに供給しています。ダム湖の周辺道路には桜が約1,000本程度植えられており、春になるとお花見に訪れる人でにぎわいます。
「田野」おすすめのお土産情報
●漬物
「大根やぐら」で作られた干し大根の漬物はまさに田野町のお日様の味。たくわんも約20種類と豊富です。味見をしてからお気に入りの一品を買いましょう。
●あさぎりだんご
道の駅の近くにある「あさぎり橋」から名前をとったお団子。紫いもやよもぎを練りこんでつくる手作り団子です。田舎のおかあさん、手作りの味。
●芋焼酎「萬年」
田野町にある渡邊酒造のつくる焼酎。自家栽培で作っている「黄金千貫」を白麹で仕込んだ味わい深い逸品。芋の風味がふわりと鼻を抜け、飲みあきないおいしさです。
施設名:道の駅 田野
アクセス:宮崎自動車道「田野I.C」より約3km
住所:宮崎県宮崎市田野町倉谷字尾八重甲7885-164
電話:0985-86-2960
開館時間:9:00~17:30(12/31 ~17:00 1/3 10:00~)
休館日:第2水曜日、1/1~1/2
駐車場:普通車:41台 大型バス:2台 身障者:4台
トイレ:男性:6器 女性:3器
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