宮崎県「道の駅 酒谷」

宮崎へ観光バス旅行!おすすめの休憩スポット「酒谷」

道の駅「酒谷」は、日南市と都城市を結ぶ国道222号の中間にあります。日南市付近で育つ飫肥杉に囲まれた「日南ダム湖」の先に、ひときわひと目を引く大きな茅葺屋根の施設が道の駅です。

飫肥杉(おびすぎ)は江戸時代、飫肥藩により植林が進められたもので、樹脂を多く含んでいるため、吸水性が低く、軽量で強度が高いことから造船用によく利用されていました。

飫肥杉(おびすぎ)

日南ダム湖は酒谷川の氾濫被害を防ぐ治水目的に作られたもので、毎年春には桜の花で埋め尽くされ、5月にはたくさんのこいのぼりが泳ぐ景観スポットになっています。

道の駅入口近くに山へ入っていく細道をたどると坂元の集落につきます。そこにある「坂元棚田」は、日南市最高峰の小松山(約989m)の南斜面に広がるもので、自然石を大小に割り、垂直に積み上げられて作られています。

坂元の棚田
(C)宮崎県観光協会

長方形の田んぼが階段状に整然と並ぶ景色は圧巻で、素朴で温かみがあります。山からの湧水を引き込み、宮崎ブランド米であるヒノヒカリを育てています。もともとは「茅場」と呼ばれる、集落共有の野ねを葺く茅を刈る原野だったそう。

棚田へと変換したのは昭和の初めごろで、当時としては高額の費用をかけて昭和8年に約100枚、5ヘクタールの棚田を完成させました。現在ではオーナー制度を導入し、地元の農家と一緒に田植えや草取り、稲刈りなどの作業に楽しみながら参加する人が季節ごとに訪れています。

道の駅の中には、地元産のよもぎで作った「草団子」や新鮮な町内産野菜がずらり。レストランではこだわりの器で提供される「棚田そば」が人気です。

「酒谷」のグルメ情報

●レストラン「せせらぎの里」

看板メニューの「棚田そば」には冷やしと暖かいおそばがあります。筍や椎茸、てんぷら、厚真揚げ、鶏肉などのトッピングがされておりボリューム満点。四季折々の地元で獲れた素材や山菜を使い、ほっとする味を提供しています。ソフトクリームの人気です。
[営業時間]11時~16時

「酒谷」周辺の見どころ

●飫肥城

宮崎県「飫肥城」

道の駅から国道222号線を日南方面に向かい、約20分程度のところにあります。飫肥は大正16年から明治初期まで、飫肥藩・伊東氏5万1千石の城下町として栄え、九州の小京都と呼ばれていました。

武家屋敷や石垣、漆喰塀が残る町並みは昭和52年に重要伝統的建造物群保存地区に選定。昭和53年に大手門を復元し、松尾の丸、藩校振徳堂、伊東家の歴史を綴る貴重な資料が展示されている飫肥城歴史資料館があります。

復元にあたっては地元の飫肥杉がふんだんに使用され、当時の建築に近い姿を再現しています。

●酒谷キャンプ場

宮崎県「酒谷キャンプ場」

4棟のバンガローの他、体育館、プール、会議室、研修室など、コミュニティセンターも併設しているキャンプ場。敷地はもともと「上酒谷小学校」があったところで、跡地を整備したものです。

すぐわきを酒谷川が流れ、夏は天然のプールとして川遊びが楽しめます。下流に向かった少し歩くと、河川敷を利用して作られた河川プールもあり、シャワーも完備しているので便利。

●小布施の滝、大谷石橋

宮崎県「小布施の滝」

酒谷キャンプ場から上流側へ移動するとある「小布施の滝」。高さ23m、幅3m、滝壺直径15mあり、毎年7月下旬~8月にかけて夜間はライトアップされています。

命名には諸説あり、滝のそばにある看板にはある継母が先妻の子どもを殺害しようと滝の上に連れてきて突き落としたが、知らぬまに子どもが継母の腰ひもと自分のものを結んでいたので二人とも滝壺に転落死したというもの。

ことのき小布が枝にひっかかりのこったのを哀れと思った人が「小布施の滝(こぶせのたき)」と呼んだそうです。

宮崎県「大谷石橋」

その先をさらにすすむと橋がり、左手にあるのが「大谷石橋」です。大谷石橋は明治時代前期にかけられたアーチ状の石橋で、当時の土木技術を知ることができます。小布施の滝とともにライトアップされる時期は幻想的な雰囲気に包まれ、地元の人も多く訪れます。

「酒谷」おすすめのお土産情報

●草だんご

酒谷名物の「草だんご」。山里の素朴でなつかしい味が楽しめます。

●地元醸造の焼酎

宮崎県「地元の焼酎」

小玉酒造の「おび蒸留屋」や「いねむり兎」、桜乃峰酒蔵の「黒麹平蔵」、焼酎日南共同組合「日南の路」など素材から製法までこだわった自慢の味がずらり。宮崎県で唯一の土蔵造りの醸造蔵でつくられる「八重桜」は逸品です。

●漬物、梅干し、わさび味噌

地元の人がコツコツ手作りで作っている味。

information
施設名:道の駅 酒谷
アクセス:
日南市中心部から車で20分
都城市から車で45分
住所:宮崎県日南市大字酒谷甲1840番地4
電話:0987-26-1051
開館時間:
4月~9月8:30~18:00
10月~3月8:30~17:00(12/31 ~15:00)
10:00~16:00(レストラン)
休館日:1月1日、2日
駐車場:普通車:63台 大型バス:3台 身障者用:2台
トイレ:男性:7器 女性:3器 身障者用:2器
※24時間利用可

※最新情報は公式ホームページを参照してください

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バス観光マガジン編集部 編集ライター

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