道の駅「越後出雲崎天領の里」

新潟へ観光バス旅行!おすすめの休憩スポット「越後出雲崎天領の里」

道の駅「越後出雲崎天領の里」は、北陸自動車道・西山ICを下車し、国道352号を寺泊方面へ約20分ほど移動したあたりにあります。

出雲崎町は古くから北国街道の宿場町、港町として栄え、江戸時代は徳川幕府の直轄地(天領)として越後で初めて7万石の代官所がおかれました。

北前船の寄港地であり、佐渡金山からの金銀の荷揚げが行われ、廻船問屋や旅館などがずらりと立ち並び、栄えた歴史があります。現在も当時の面影を残す「妻入り家屋(間口が狭く、奥行きが長い)」が軒を連ねる風景を見ることができます。

駅の中にある「天領出雲崎時代館」では、代官所、御奉行船、江戸時代の街並などが再現され、天領としてにぎわった出雲崎を臨場感あふれる演出で体感することができます。

松尾芭蕉も1689年、奥の細道を旅していた際、出雲崎に立ち寄り「荒海や佐渡によこたふ天河」という句を残しています。奥の細道300年を記念し建てられた「芭蕉園」には、芭蕉真筆の銀河の序を全文刻んだ句碑と銅像が立っています。

新鮮な日本海刺身御膳が美味しい出雲崎町の道の駅

夏の日本海日本海出雲崎妻入り家屋街並み

約9kmの海岸線を有し、向かいに佐渡島を望む出雲崎町は、「関東から一番近い、日本海の町」であり、良寛さんの生まれた町。良寛は出雲崎の名主、橘屋山本家の長男でしたが、18歳の時、突然出家。光照寺で4年間修業し、諸国巡礼のために立寄った円通寺の国仙和尚に入門を許され、その後、和尚のもとで修業を続けたといわれています。

また、出雲崎は日本における「近代石油産業発祥の地」、明治時代、日本で初めて石油採掘に機械を導入し、成功をおさめました。駅内には「出雲崎石油記念館」があります。

和船のアスレチック、遊具、芝生広場が広がる日本海夕日公園。イベント広場から日本海に延びる、長さ102mの木製の橋「夕凪(ゆうなぎ)の橋」は、『橋の欄干に鎖を結び鍵をかけると恋が成就する』と言い伝えられ、いつしか「恋人たちの橋」と呼ばれるようになりました。「世界一大きい」と言われる出雲崎の夕日をぜひ堪能してください。

「越後出雲崎天領の里」の駅内施設

●天領出雲崎時代館

幕府の直轄地として賑わう出雲崎の当時の様子を再現。幕府の御奉行船や代官所の模型などを展示しています。凧屋や絵ろうそく屋、紙風船屋などの商家、職人の暮らしぶりがわかる出雲崎特有の妻入り街並みを再現。紙風船や凧づくりの体験もできます。
[営業時間]9時~17時、第1水曜(5・8月は無休)、年末年始休み
[入館料]大人500円、小中学生400円、20名以上の団体割引きあり

●出雲崎石油記念館

平成17年4月に時代館に併設する形でリニューアルオープン。石油発見から近代ロータリー式採掘法までの歴史、石油精製品や化学製品が出来上がるまでの行程などを展示し、映像や音声などでわかりやすく紹介しています。
※入館料は時代館に含まれています。

「越後出雲崎天領の里」のグルメ情報

●レストラン「陣や」

日本海を眺めながら鮮度抜群の魚料理が食べられるお店。鮮度抜群の海の幸を使った「お刺身御膳」や「天領の里御膳」、数量限定のご当地グルメ・グランプリを獲得した「サザエの炊き込みご飯」など、港町ならではのメニューがずらり。出雲崎特産のもずくをたっぷりと練込んだ、オリジナル「もずくめん」は、磯の風味としゃきしゃきした食感が楽しめます。ご当地限定の出雲崎ラーメンもモズクを練りこんだ手打ち麺で、魚介系のスープとマッチしておいしい!
[営業時間]11:00~17:00(オーダーストップ16:30)※夏季延長あり
[定休日]第1水曜日(5月、8月除く)

「越後出雲崎天領の里」周辺の見どころ

●良寛記念館(車で約5分)

生誕200年を記念し、昭和40年につくられました。館内には良寛の遺品や遺墨を数多く展示。敷地内には良寛が晩年すごした五合庵を模写した庵や島原の文人画家釧雲泉の墓、橘屋の墓地もあります。
[開館時間]9:00~17:00 ※4月~10月は休みなし
[休館日]毎週水曜、12/29~1/3休み

●良寛と夕日の丘公園

良寛と夕日の丘公園

良寛の母親のふるさと、佐渡島を日本海越しに望めるロケーション。にいがた景観100選で第1位に選ばれました。右手には弥彦山、眼下には良寛堂、出雲崎漁港、海岸線に沿って続く旧北国街道の妻入りの街並みをみることができ、美しい夕日をじっくり楽しむことができます。

●北国街道妻入り会館

幕府の天領地時代、出雲崎はわずかな平地に約2万人も暮らしていたといわれています。当時、間口の広さで税金をかけられたことから、間口を狭くし、奥行きの長い妻入り家屋が建てられたそう。このため、出雲崎には約4㎞も続く妻入りの街並みが作られました。
その伝統的な間取りをさいげんし、観光客向けの休憩スポットとして建てられたのが北国街道妻入り会館です。街並をブラブラ散策したついでに立ち寄ってみては?
[営業時間]8時30分~17時30分、年末年始休館

「越後出雲崎天領の里」おすすめのお土産情報

●イカの白作り塩辛

皮をむき、糀を使って仕込んだ甘口の塩から、出雲崎の名物です。通常の造り方で仕込んだ赤作り塩辛もあります。ご飯もお酒も進むことまちがえなし。

●たらでんぶ

鱈の身をほぐし、醤油、砂糖で味付けした素朴な味。

●天領もずくめん

レストランでも人気のもずく麺。日本海の冷たい荒波にもまれ、育ったもずくは、他では味わえない歯ごたえと食感が自慢!この良質のもずくを練りこんだしこしこ麺をお土産用に乾麺タイプに。

●鱈の親子漬

鱈の白身と卵を使います。甘酢に漬けた鱈の身と塩と砂糖などの調味料に着けた卵を合わせて炒り、風味を出します。さらにきくらげ、生姜を入れ、寝かせて完成!独特の甘み、酸味、食感が楽しめる郷土の味。おにぎりにしてもおいしいです。

●紙風船

出雲崎は紙風船の日本一の生産量を誇ります。海が荒れる冬場、漁師の妻の手仕事として始められました。カラフルな色彩と手作り感のある温もりが懐かしい!

●大黒屋の良寛せんべい、月の兎など

良寛の遺墨、約寿種類を焼き印した玉子たっぷりのおせんべい。月の兎は良寛の読んだ長歌にちなんだ焼き菓子で、さらし餡と卵を使い、表面をサクッと焼き上げています。

●笹あめ

米飴と水飴を白く練り、熊笹にはさんだお菓子。夏目漱石の「坊っちゃん」に、「清が越後の笹飴を笹ぐるみむしゃむしゃたべている」と書かれたことから有名になり、上越みやげとして定着しました。飴に移った笹の香りが昔懐かしい!

information
施設名:道の駅 越後出雲崎天領の里
アクセス:
JR越後線「出雲崎駅」からバスで8分(「良寛堂前」下車後、徒歩で約10分)
北陸自動車道「西山IC」から車で20分
住所:新潟県三島郡出雲崎町大字尼瀬6番地57
電話:0258-78-4000 (代)
開館時間:9:00~17:00
休館日:第1水曜日(5月、8月除く)、12/30~1/3
駐車場:普通車153台 大型バス7台 身障者用2台
トイレ:男性用20器 女性用14器 身障者用2器
 
※最新情報は公式ホームページを参照してください

この記事を書いた人
バス観光マガジン編集部 編集ライター

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