道の駅「雪のふるさとやすづか」

新潟へ観光バス旅行!おすすめの休憩スポット「雪のふるさとやすづか」

道の駅「雪のふるさとやすづか」は、新潟県上越市の国道403号沿い、国道405号との分岐点近くにあります。

駅のある安塚区は長野県との県境にあり、日本海特有の重たい雪が積もる豪雪地帯。上杉謙信時代は三国海道の軍事的重要地、明治以降は政治文化の中心的な役割を果たしてきましたが、山間豪雪地ということもあり、人口流出が続いてきました。

その後、雪のマイナスイメージを変えるべくはじめられた「雪の宅配便」が話題に。雪だるま型の発泡スチロールケースに特産品と一緒に粉雪の新雪を積めたもので、大変注目されました。その他、空家を売り出した「田舎売ります」などで話題になっています。

平成2年には「キューピットバレイ」スキー場がオープン。平成4年には菱ケ岳・ゆきだるま温泉「雪の湯」がオープン。年間45万人が訪れる観光地になっています。冬のスキーはもちろんですが、夏季はサマーボブスレーや自然体験教室、ホタル観賞ツアー、雪室見学など1年を通じて楽しめるようになっています。

地元農産物がいっぱい安塚区の道の駅

駅のメイン施設となる「雪だるま物産館」には、地域の物産直売所や休憩コーナー、飲食コーナー、インフォメーションなどのほか、真夏でも雪が体験できる「ミニ雪室」があります。

「雪室」の中は1月~9月の間、ほぼ0°に保たたれている自然の冷蔵庫。貯蔵庫内ではお酒やお米、玄そばを保管しています。倉庫の地下にたまった雪解け水は夏季の間、物産館と「小さな空」の冷房に活用しています。

物産直売所では、地元産季節の野菜のほか、笹だんご、餅丸長者、雪中熟成酒、はさかけ米、棚田米、かきもちなどの特産品を取り扱っています。

特に、雪解けとともに採れる、春の山菜は品質が良いと評判。お米も粘土質の棚田育ちなので、粘りと甘味があり、とてもおいしいと人気です。(豪雪地帯のため、12月~3月の路地栽培野菜の販売はありません)

「雪のふるさとやすづか」のグルメ情報

●雪むろそば家「小さな空」

玄そば(そばの実)を雪中貯蔵庫(雪むろ)で保存し、店内にある石臼で少しずつ挽いて、そばを打っています。お通しで出る手づくりの漬物などの小鉢が、ほっとする味で好評です。

季節限定で登場する夏の辛味大根おろしそばや山野草の天ぷら、紫黒米のおこわは暑さに疲れた体にほっとするおいしさ。

そばを入れたそばいなり、自家製の十割そば、安塚地区伝統の自然薯をつなぎにした太い観音そばなどは通年楽しめます。

毎月第2、第4日曜日には田舎料理バイキングを開催。十割そば1人前がついた50食限定の人気イベント。宴会は6名から、お座敷は10名から利用できます。
[営業時間]11:00~15:00 17:00~20:00(夜は予約のみ、6名様より)
[定休日]毎週月曜日(祝日の場合は翌日)、年末年始
[問合せ先]Tel:025-592-3877

●ジェラート

物産館の喫茶コーナーで販売。毎朝つくりたてのジェラートで、ふきのとうやイチゴ、すいか、まくわメロン、桃太郎トマト、むかご、焼きナスなどユニークなものがいろいろ。そば粉でとろみとコクを出しているのがポイントです。

「雪のふるさとやすづか」周辺の見どころ

●雪だるま高原キュービットバレイスキー場(駅から車で約10分)

冬のスキー、スノーボードはもちろん、夏は自然を楽しめる体験やボブスレーなど、オールシーズン楽しめます。

スキー場は初級~上級コースがあり、スノーパークではキッカーやBOX、ダウンレール、ウォールがあるスノーパークと、ウェーブやトンネルなどがある親子で楽しめるファミリーパークを設置。小さいお子さん連れに好評なのが、雪室を使った天然の雪遊び場「キューちゃんランド」で、悪天候の場合でも楽しめます。

カナダから直輸入したログハウスのリゾートホテル「キューピットビレッジ」、バイキングレストラン、菱ヶ岳から湧き出る雪だるま温泉、源泉かけ流しの天然温泉がある宿泊施設「久比岐野」もあります。
15名以上の団体なら日帰りのBBQプランもあります。
[問合せ]Tel:025-593-2041

●かやぶき美術館(駅から車で約10分)

失われつつある雪国の伝統家屋「かやぶき民家」をテーマとした美術館です。かやぶき民家を描き続けた松苗一正氏の絵画と、模型製作者・江添治人氏が作った民家の模型が圧巻。
[開館時間]10:00~16:00、土日祝のみ開館、1月~3月は休館
[問合せ先]Tel:025-592-2048

「雪のふるさとやすづか」おすすめのお土産情報

●めちゃうま

唐辛子(かぐらなんばん)と塩、麹、柚子を合わせ、1年熟成させた調味料です。まろやかな辛さが料理を引き立てる地元では人気の調味料です。

●雪中熟成酒「小さな空」、「さわのどぶろく」

安塚産の酒米「五百万石」を使用。瓶詰後は雪室で3か月間熟成させています。すっきりとした味わいとコク、まろやかさのバランスが良く、辛口です。原酒、吟醸酒、純米原酒があります。
どぶろくは民芸の宿「さわ」を営む吉田良一さんが醸造。さわやかな甘みと酸味の絶妙なバランスでTOKYOどぶろくフェスタ2010年優秀賞、第9回全国どぶろくコンテスト 濃芳醇の部入賞を果たしています。

●棚田米、はさかけ米

安塚区の棚田

安塚区産の棚田米は豪雪地帯特有の粘りや甘みが感じられるおいしいお米。一部の農家では、はさかけ(天日干し)しているところもあります。貯蔵は雪中保存のため、いつでも新米のような味を楽しめると好評。

●かきもち、笹だんご

物産館で1、2を争う人気商品は「春谷さんのかきもち」と「かあちゃんの家の笹だんご」。

「かきもち」は安塚産こがねもち(もち米)使用し、寒い時期についた餅を干しあげ、毎日かりっと揚げてつくります。安塚地区では「かたもち」と呼ぶ場合も。
新潟といえばこれ!「笹だんご」は春に積んだよもぎ、夏にとった笹を使い、米粉でだんごを突き上げます。ひとつひとつ手作りであんを包み、笹で巻いているおかあさんのやさしい手作りの味。

information
施設名:道の駅 雪のふるさとやすづか
アクセス:北越急行「虫川大杉駅」から車で15分
住所:新潟県上越市安塚区樽田140
電話:025-595-1010
開館時間:9:00~18:00
休館日:毎週月曜日(月曜が祝祭日の場合はその翌日)
駐車場:普通車48台 大型バス6台 身障者用2台
トイレ:男性用4器 女性用3器 身障者用1器
 
※最新情報は公式ホームページを参照してください

この記事を書いた人
バス観光マガジン編集部 編集ライター

バス観光マガジンの中のヒト。貸切バスについての基礎知識やバス旅行のヒント、バスファンのための情報など、バスに関する楽しいコンテンツを日々お届けします。

このライターの記事一覧
タグ
関連記事
ランキング
貸切バスの達人は
全国1,100社以上の
貸切バス会社をネットワーク
参加バス会社のロゴ一覧
貸切バス料金を安く抑えるなら
バス会社の比較がポイント!

全国1,100社以上のバス会社参加
お得にバスを借りるなら一括見積

まとめて比較!貸切バス料金お取りよせ