関川・渡辺邸

新潟へ観光バス旅行!おすすめの休憩スポット「関川」

道の駅「関川(桂の関)」は、新潟県の下越と山形県の米沢地区とを結ぶ国道113号沿いにあります。

駅のある関川村は清流、荒川が流れる豊かな自然が残るエリア。村の中心部には国の重要文化財「渡辺邸」や「佐藤邸」、県指定文化財「津野邸」「東桂苑」など、18世紀の街並が残されています。

駅の建物もその街並をイメージしたデザインで、歴史と趣を感じさせてくれるつくりになっています。

天然温泉のある関川村の道の駅

駅の中にある多目的体育館「ふれあいど~む」には、ギネス認定世界一をうけた巨大な大蛇を展示。竹とワラで作った大蛇は長さ82.8m、重さ2tもあり、昭和63年から毎年8月下旬に行われている「大したもん蛇まつり」で登場します。

「大したもん蛇まつり」は、昭和42年8月28日に多くの犠牲者を出した羽越大水害をきっかけに、関川村に伝わる「大里峠(おおりとうげ)」という大蛇伝説とを結びつける形で始められました。82.8mという長さはその水害の日にちに由来しています。

駅にはこの他、関川村の観光情報を伝える「せきかわ観光情報センター」や創作料理が評判の「アチェーロ」、新鮮野菜や特産物を扱う「あいさい市」、村の歴史料を展示した「せきかわ歴史とみちの館」、物産販売や特産品「猫ちぐら」の制作実演を行う「ちぐら 地域文化交流会館」、各種温泉施設を備えた「ゆ~む 桂の関温泉」があります。

「関川」の各施設紹介

●せきかわ観光情報センター

村の自然や季節ごとのイベントの様子などを知りたい場合はこちらへ
[営業時間]9時~16時30分、1/1休み
[問合せ先]Tel:0254-64-0252

●旬菜ダイニング acero(アチェーロ)

地元産の食材を活かした旬の味。1階は食事とカフェスペース、2階は大宴会場になっており、最大で70名収容できます。

手作りの味にこだわりメニュー数をしぼって提供。新潟名産の朝日豚を100%使用した贅沢なハンバーグがイチオシ。特製のデミグラスソースが朝日豚のうま味を引き出しています。この他、トンテキ、カレーライスがあります。

あっさりしたしょうゆ味のラーメンにももちろん、朝日豚のチャーシューをトッピング。

関川村の女川(おんながわ)地区にある「女川ハム工房」で作られているおいしい女川ハム、ソーセージは売り切れ必至!
[営業時間]10時~21時、毎週火曜休み
[問合せ先]Tel:0254-64-3077 団体利用の場合は予約を!

●ゆ~む 桂の関温泉

源泉かけ流しの日帰り温泉施設。泉質はナトリウム、カルシウム硫酸塩温泉で、動脈硬化や慢性皮膚病、筋肉痛などに効き目があります。

男女それぞれ大浴場、露天風呂、サウナがあります。また、女性専用のリラックスルームやウォーキングバスがあり、安心してくつろげます。館内にはいろり付きのホールや64畳ある大休憩室、カラオケルーム、売店も完備。
[営業時間]4月~10月 9時~22時/11月~3月 9時~21時30分、第3水曜休み
[料金]大人中学生以上500円、子ども300円(4歳未満無料)
[問合せ先]Tel:0254-64-1726

●ふれあいど~む

全天候型のドーム型運動施設。各種スポーツ合宿やイベントにおススメです。テニスやゲートボール、フットサルの他、運動会にも対応。高さ10mのクライミングウォール、遊具を備えたプレイルームもあります。「大したもん蛇」も展示。
[営業時間]平日13時~22時/土日祝 8時30分~22時
[問合せ先]Tel:0254-64-3636

●ちぐら 地域文化交流会館

関川村の観光案内や物産品を取り扱っています。特に有名なのが「猫ちぐら」。昔農家で使われたお椀型で子守のためにつかわれた「ゆりかご」を「ちぐら」といいます。

「猫ちぐら」は大正時代、もしくは明治時代からすでにあったといいますが、100%天然のわらを使い、猫ちぐらの会会員による手作り。このエリアの素朴な民芸品として愛されています。

猫ちぐら
猫ちぐら

飾り用の小さいものから、猫が入る大きさのものまで大小あり、入口を大きく開けた犬用もあります。毎週土曜日、10時~15時、制作実演しています。
玄関前には足湯もあるのでドライブの休憩に最適。
[営業時間]4月~10月 9時~18時(土日祝は18時30分まで)/11月と3月 9時~17時(土日祝は17時30分まで)/12月と2月 9時~16時(土日祝は17時まで)、第3水曜、12/31~1/3は休み
[問合せ先]Tel:0254-64-3311

●あいさい市

村内の農家で朝どりした新鮮野菜や特産品などを販売。女川ハムや光兎もち、荒川しいたけなどの特産品も手に入ります。
[営業時間]4月~10月 9時~18時/11月と3月 9時~17時/12月と2月 9時~16時、第3水曜日休み
[問合せ先]Tel:0254-64-1249

●せきかわ歴史とみちの館

せきかわ歴史とみちの館
せきかわ歴史とみちの館

関川村は日本海側と内陸を結ぶ交通の要として発達してきました。その村の歴史や暮らしなどを展示。無料で甲冑の装着も体験できます。また、国重要文化財「渡辺邸」など旧米沢街道の18世紀の街並を再現して紹介。書や絵画などの企画展も常時開催されているので楽しめます。
[営業時間]9時~16時30分、毎週月曜、年末年始休館
[入館料]大人300円、小・中・高生150円、20名以上の団体割引きあり
[問合せ先]Tel:0254-64-1288

「関川」周辺の見どころ

●えちごせきかわ温泉郷

高瀬、鷹の巣、雲母、湯沢、桂の関(ゆ~む)の5温泉からなる温泉郷で、それぞれ違う泉質の温泉が楽しめます。

高瀬温泉は旅館数が多く、荒川の雄大な流れに沿って広がる温泉街。春には桜が咲き、散策に最適です。泉質は弱アルカリ性で源泉温度は69℃、筋肉痛や慢性消化器病、冷え症に効き目があります。

鷹巣温泉は、荒川渓谷の中にある温泉地で磐梯朝日国立公園の素晴らしい景色に包まれた風光明媚な場所にあります。泉質は中性で源泉温度は54℃。

雲母温泉(きらおんせん)は荒川の左岸に広がる温泉地で、飯豊・朝日連峰の山々と荒川の眺めを楽しめます。泉質は約アルカリ性で源泉温度は62℃。

湯沢温泉は最も古い歴史を誇り、吉村昭氏の小説「桜田門外ノ変」にも登場します。高台には33体の観音像がある公園や相馬御風の歌碑もあり。1号井は中性の単純温泉、源泉は29°。2号井は弱アルカリ性で源泉は55℃です。

●18世紀の街並み

国指定重要文化財「渡辺邸(屋号:桂屋)」は、3,000坪の敷地に500坪の大邸宅というたいへんぜいたくな造り。初代は村上藩主の家臣で郡奉行として活躍した人物で、寛文7年に現在の下関に転居したと伝えられています。
渡辺家の子孫は廻船業、酒造業、新田開発などで財をなし、米沢藩にも融資をしていたといわれ、全盛期には75人の使用人を抱えていました。

石置木羽葺屋根撞木(いしおきこばぶきやねしゅもく)造りという珍しい切妻造りの母屋、6つの土蔵、廻遊式の庭園があり、往年の暮らしぶりがうかがえます。
NHKドラマ「蔵」のロケ地になりました。
[開館時間]9時~16時、年末年始休館
[入館料]大人600円、小中学生250円、20名以上の団体割引きあり

国指定重要文化財「佐藤邸(屋号:古関屋)」は明和2年(1765年)に作られたもので、先祖は地域の庄屋を務めた大地主でした。江戸期の上層農民の屋敷構えを伝える豪壮な茅葺屋根で、現在も住民がいるため中は非公開です。

県指定文化財「津野邸(屋号:湊屋)」は、渡辺邸に隣接して建っています。こじんまりとした茅葺屋根で1789年に建てられたもの。庄屋を務める傍ら、織物や雑貨を扱う街道筋の店としてたびたび改造の手が加えられてきました。こちらも非公開。

東桂苑
東桂苑

村指定文化財「東桂苑」は、渡辺三左衛門家(渡辺邸)の分家にあたるもので、渡辺邸に隣接して建っています。昭和57年に関川村が管理することになり「東桂苑」という愛称がつけられています。木造2階建て、日本瓦葺寄棟造りで明治時代の建築技術を駆使して作られたものです。こちらでは風情あるお庭を見ながらお弁当を食べることができます。

お弁当は予約制で前々日の16時まで受け付け。期間は4月~11月まで。
申込みは(財)関川村自然環境管理公社 Tel:0254-64-0252
[開館時間]4月中旬~11月上旬の9時~16時
[入館料]大人100円、小中学生50円、30名以上の団体割引きあり

「関川」おすすめのお土産情報

●あらかわしいたけ

関川村は菌床しいたけの生産では県内最大!肉厚でぷりっとした歯触り、たいへん香りのよいおいしいしいたけです。シンプルに焼いてもおいしい。

●女川ハム

地元産の鮮度抜群の豚肉をじっくり熟成。山桜でていねいにスモークした味わいは香り高く絶品!添加物を最小限まで減らし、塩分濃度にもこだわって手作りしています。
ロースハム、ベーコン、ちょい!!ワルおやじの酒のさかな(豚干し肉)、ポークソーセージ、地鶏もも肉のくんせいなど、どれもおいしいラインナップ。こだわり品ゆえ、売り切れ御免!

●光兎もち(こうさぎもち)

農家直送、独特のコシの強さがある杵つきもち。名前の由来は春になると兎の形をした雪形があらわれる「光兎山(こうさぎさん)」から。こがねもち米100%で荷崩れしません。

●えちごせきかわ旬づくり味噌

関川産大豆100%、関川産五百万石(酒米)の麹を使用して仕込んでいます。添加物は一切不使用。天日塩で仕込んだプレミアムタイプもあり。

information
施設名:道の駅 関川
アクセス:
JR米坂線「越後下関駅」から徒歩で10分
日本海東北道「荒川胎内IC」から車で20分
住所:新潟県岩船郡関川村大字上関1252番-1
電話:0254-64-0252
開館時間:9:00~16:30
休館日:
月曜、年末年始
桂の関温泉ゆ~む 第3水曜休
駐車場:普通車280台 大型バス16台 身障者用10台
トイレ:男性用16器 女性用13器 身障者用2器
 
※最新情報は公式ホームページを参照してください

この記事を書いた人
バス観光マガジン編集部 編集ライター

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