大分へ観光バス旅行！おすすめの休憩スポット「いんない」

石橋が多い大分県の中でも突出してたくさんの石橋が残されている宇佐市院内町。その数はなんと75基。その中心にある道の駅「いんない」は別名「石橋ステーション」とも呼ばれ、石橋や観光スポットについての情報発信をする展示ホール、特産物販売コーナー、レストランがあり、院内町で保護された国の特別天然記念物オオサンショウウオ「石橋柚子太郎」も特別公開しています。

オオサンショウウオは体長1mを超える世界最大の両生類。宇佐市院内町南院内地区は九州唯一の生息地であり、南限でもあります。「山椒魚（サンショウウオ）」という名は、刺激を与えると皮膚から白い体液を出し、それが山椒のような臭いがすることから名付けられたとか。別名｢ハンザキ｣とも呼ばれるのも、｢体を半分に裂いても生きている｣という生命力の強さからきています。現在、道の駅にいるオオサンショウウオは、文化庁の許可を得て一般公開中。大変希少な機会ですので、ぜひ、会いに行ってみましょう。

深い渓谷と川の流れが急であることが特徴の院内エリアは、頑丈で流されない石橋が生活上必要だったことと、建造に必要な石を豊富に採石できたこと、また、棚田や石垣等を組む技術に長けた石工が多くいたことが「石橋の郷」と称されるほどの数多くの橋が建造されることになりました。情報コーナーでは、石橋のパネルや体験模型などが展示され、匠の技をわかりやすく紹介しています。

物産館では、地元で収穫された鮮度抜群の農作物や特産品であるゆずを使った加工品なども充実。高冷地トマト、イノシシ肉の他、桑茶、霊芝（れいし）、ウコンなどの健康食品も扱っています。隣町である安心院町特産のすっぽんやワインや、「海と山の交流」の一環として道の駅「くにみ」から海産物などを仕入れて販売。地元の人からも愛される駅を目指しています。

「いんない」のグルメ情報

●レストラン「柚子の里」

猪味噌朴葉焼きセットや特産のどじょうのセット料理など、他では食べられないメニューを提供。猪めしのせいろ蒸しやセットも好評です。苦手な方にはとり天定食、親子丼、かつ丼、うどんなどの一般的なメニューもあります。
[営業時間]10時～17時、無休

●宇佐唐揚げ「ゑびす」

全国でブームを巻き起こしているB級グルメ「からあげ」。そのブームのきっかけは宇佐市や中津市のから揚げ店が東京に進出したことがきっかけとか。一人当たりの鶏肉消費量日本一といわれる大分県。中でも県北の宇佐市や中津市では、専門店が味を競い合っているエリアです。
道の駅にある「ゑびす」では、朝ジメの国産鶏を使用。醤油やにんにく、しょうが等をベースにした特製のタレにしっかり漬込んだ味付けが特徴で、ひとくち食べれば中から溢れ出す肉汁に、県内外からのリピーターも多いとか。車の中でも食べやすい様にカップ入り。しかも、金額指定、個数指定、グラム指定で購入できます。ゆずソフトクリームも好評です。
[営業時間]10時～17時、無休

「いんない」周辺の見どころ

●日本一の石橋群

院内に石橋を10基以上かけた名棟梁といえば、松田新之助（1867~1947年）。関西でアーチ設計の技術を学び、院内の地形に合う石造りアーチ橋の架設に情熱を捧げました。宇佐市を代表する鳥居橋や荒瀬橋、富士見橋は彼の「作品」です。
[鳥居橋]

県指定有形文化財。深い谷に点在する集落をリズミカルに結ぶ5連アーチの石橋。気品あふれるたたずまい、すらっと天に伸びた長い橋脚から「石橋の貴婦人」と呼ばれることも。多くの洪水にも耐え、現在もそのままの姿で残っているのは、名工松田の確かな設計と技術によるものといえます。夜間は10時までライトアップされています。
[御沓橋]

県指定有形文化財。町内最長を誇る3連アーチ橋。町を南北に流れる恵良川にすくっとたつ姿は頼もしく、モダンな姿を見せています。
[荒瀬橋]

市指定有形文化財。町内一の高さを誇るもっとも美しいめがね橋。橋のたもとにある公園から見上げると、めがね部分から美しい山並みが望めます。道の駅からは歩いて約1分程度。
[富士見橋]

市指定有形文化財。工事半ばで崩落したところ、名棟梁・松田新之助の意地と信念で再架設。私財を投げ打ち、翌年には見事に完成させたという伝説の石橋です。橋の上に立つと「豊後富士」と呼ばれる由布山が見えます。

「いんない」おすすめのお土産情報

●猪肉

地元猟友会が獲ったものを販売。

●こんにゃく

中華スープとからしでいただく「そうめん蒟蒻」が意外なおいしさ。そうめんにクロレラや青のりが練りこんであり、とってもヘルシー。さしみ蒟蒻もあります。

●ジャム、ようかん

いちごをまるごと使った手作りジャムやおまんじゅう、お菓子など、心づくしの加工品が並んでいます。

▼ information▼
施設名：道の駅　いんない
アクセス：大分自動車道「玖珠I.C」をおりて国道387号を北へ約40分・宇佐別府道路「院内I.C」をおりて下車国道387号を南へ約7分
住所：大分県宇佐市院内町大字副1381-2
電話：0974-66-3553
開館時間：8：00～18：00　レストラン　10：00～17：00
休館日：12月31日～1月2日レストラン　第2・4月曜日
駐車場：普通車：32台　大型バス：5台　身障者：2台
トイレ：男性：7器　女性：5器　身障者：2器

※最新情報は公式ホームページを参照してください

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