大分へ観光バス旅行！おすすめの休憩スポット「佐賀関」

大分県では4番目にオープンした道の駅「佐賀関」。大分自動車道の大分宮河内ICで降りて約20分、佐賀関半島にあります。半島からは対岸にある愛媛県の佐多岬半島までを結ぶ国道九四フェリーが就航。約70分で四国と九州を結んでいます。

もともとは木造2階建ての物産館からスタートした道の駅ですが、2009年6月にシロアリ被害が発覚。地震で倒壊の恐れがあるため、2010年に再建されました。別府湾を背景に建っているのでロケーションは抜群。展望台からは、豊後水道を一望でき、天気の良い日は瀬戸内海の島々や国東半島などが見渡せます。裏手は「磯公園」になっており、磯釣りや水遊びが楽しめます。駅の駐車場にある階段を下りていくとあります。

高級魚として取引される「関あじ」「関さば」は、豊予海峡（速吸の瀬戸）で漁獲され、大分県大分市の佐賀関で水揚げされたものだけに与えられるブランド。豊後水道で一本釣りにより獲れるマアジ、マサバのことをそう呼びます。関あじの旬は3月～10月で、刺身にして大分名産のカボスをかけていただくのが地元流です。関サバは秋口になると脂のノリがよくなります。

もう一つ、佐賀関の特産品といえば九州豊後水道で育つクロメ。クロメ（黒布）は褐藻の1種でコンブ科カジメ属の海藻です。コンブによく形で漁期は1月中旬～3月中旬まで。天然物はコンブやわかめよりミネラルなどの栄養が豊富で、中でも佐賀関で獲れるのが有名。瀬戸内海の水と太平洋の水が接し、潮流が速く水質がきれいなため、ここで育ったものは大変高品質なものとして取引されています。

道の駅ではクロメの入ったタコ焼きを販売中。クロメ特有の粘りを残し、洋風ソースに仕上げています。見た目は真っ黒ですが、一度食べたらやみつきになる味！ヤギのミルクで作ったヤギソフトも人気です。

「佐賀関」のグルメ情報

●レストラン

関アジや関さばを始め地元で水揚げされた魚介類がお手ごろな値段で味わえると評判のレストラン。関アジ丼や関サバ丼の他、関アジ団子汁やおにぎりセットなど手頃なメニューもあります。細かう刻んだクロメを入れたクロメ汁もおススメ。ジャコ天やブリカツなど、佐賀関名物をぜひ召し上がれ。
[営業時間]10:30～17:00、冬季(12月～3月上旬)10:30～16:00

●クロメタコ焼き

ミルク味、カボス味のソフトクリームが大人気。チューリップの球根を粉末にして入れた珍しいフレーバーのソフトクリームもあります。

「佐賀関」周辺の見どころ

●関崎海星館

関崎半島突端にある展望・天文台施設。九州内でも有数の60㎝反射望遠鏡を備えています。

マルチ映像ゾーンでは、豊予海峡や豊後水道での一本釣り漁の様子や潮流、公開中の舟をズームテレビカメラで撮影。肉眼では見えない詳細な映像をマルチ画面で見ることができます。シーフードレストランきららでは郷土料理も。団体利用の場合、限定メニューを用意（平日限定・予約制）。関埼展望からは300度のパノラマ展望を楽しみながら軽食を食べることもできます。
[開館時間]月水木10時～18時、金土日祝・8月は10時～22時、火曜休館、12/29～1/3

●高島

佐賀関の関崎から約3.5km沖合の豊予海峡に浮かぶ離島。瀬戸内海国立公園にしてされている無人島です。

島の周辺は石灰岩の波食洞門や岩礁が発達し、ウミネコ営巣地の南限、ビロウ樹自生北限であり、大分県の天然記念物に指定されています。春から夏にかけてはウミネコ観光周遊船が就航し、7月～8月には西側海岸にキャンプ場がオープン。

●黒ヶ浜、白ヶ浜

黒ヶ浜は日本の渚100選のひとつで、波によって作り出される蛇紋石（じゃもんがん）でできた黒石ばかりの海岸です。夏は海水浴を楽しむ人でにぎわいます。

トイレはありますが、脱衣所やシャワー、売店はありません。すぐそばに隣接しているのが白ヶ浜で白い砂ばかりでできた海岸。コテージがありキャンプもOK。BBQの貸し出しや更衣室、温水シャワーなどもあります。このように白黒の海岸が隣接する地形は全国でもめずらしく、平安時代から景勝地として知られています。

「佐賀関」おすすめのお土産情報

●クロメ製品

独特の強い粘りと味の濃さで人気の関クロメ。資源保護のため、採取期間は冬場のわずか2か月で、生で販売される期間中は注文が殺到します。冷凍にした刻みクロメや乾燥クロメ、クロメソース、クロメ味付け瓶詰など加工品もあります。そのまま味噌汁やうどんに入れたり、ごはんと醤油でいただいたりおいしいです。

●魚介類

関アジ、関サバはもちろん、関ぶりや豊後鯛、うに、さざえなど、おいしい海の幸がいっぱい。お土産にぴったりな加工品もたくさんあります。

●佐賀関りーめん

醤油ラーメンで、乾燥クロメがついています。冷麺で食べてもおいしい。

●関アジ関サバもなか

緒方町の一村一品といえばサトイモ。だんご汁にも欠かせない食材です。この他、大根、白菜、ネギ、ヒノヒカリ（お米）など、地元農家の人々が愛情たっぷりに育てた野菜がずらり。焼きもちやゆで餅、手作り菓子、キッチンうすだのパンなど、道の駅ならではのお土産を見つけてみては？

●りゅうきゅうたれ

大分県の郷土料理「りゅうきゅう」を簡単につくれるタレ。お刺身を付け込み、ごはんや日本酒と一緒にいただきます。つくりたてはもちろん、1番寝かせて翌日食べても絶品です。

▼ information▼
施設名：道の駅　佐賀関
アクセス：大分自動車道　宮河内ICから車で約15分
住所：大分県大分市大字大平989-6
電話：097-576-0770
開館時間：9時～18時/お食事10時30分～17時、冬季（12月～3月上旬）は10時30分~16時
休館日：なし
駐車場：普通車：45台　大型バス：6台　身障者用：2台
トイレ：男性：6器　女性：4器　身障者用：1器

※最新情報は公式ホームページを参照してください

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