大分へ観光バス旅行!おすすめの休憩スポット「耶馬トピア」
道の駅「耶馬トピア(やばとぴあ)」は、国道500号線沿いにあり、国道212号線からも約1㎞の距離にあります。
駅がある大分県中津市本耶馬渓町は、無数の奇石が連なる絶景で知られている耶馬渓がある町として有名。
駅のある場所は、羅漢寺の禅海和尚が、参拝客が難所を渡る際に命を落とさないよう、ノミ一本で掘り抜いたトンネル「青の洞窟」と、五百羅漢で有名な曹洞宗の寺院「羅漢寺」のちょうど中間地点に位置します。
また、大分と福岡の県境を流周防灘に注ぐ山国川の支流にあたる、跡田川に囲まれた立地にあり、遊歩道を整備した1万4千平方メートルもある広大な敷地は俗世界から隔絶された別天地のよう。四季折々の表情を見せる豊かな自然と清流に包まれ、絶好の癒しステーションになっています。
本耶馬溪町は、朝夕の寒暖差が大きくそばの栽培に最適。転作作物として町を挙げて推奨しており、耶馬トピアはその拠点として平成5年にオープンしました。
毎年、市内で栽培されたそばのほとんどがここに集まり、品質管理しています。敷地内には製粉加工工場を置き、製造、管理、商品開発も行っています。そば粉を使った「蕎麦ラーメン」や「そば羊羹」、「そば饅シュー」は地元企業と提携して誕生した道の駅オリジナル商品です。
館内にある体験施設『そば打ち体験道場』では、初心者でも手軽に『そば打ち』ができる他、レストランでもそば職人の打ったおいしい蕎麦を楽しむこともできます。
『耶馬溪風物館』では、主に青の洞門と禅海和尚についての、絵画や書物などの資料を展示。広島の漢学者小野桜山が全国行脚により収集した古書一万冊を収蔵した馬渓文庫が起源になっています。
「耶馬トピア」のグルメ情報
●そば処 石臼亭「洞門そば」
洞門そばのこだわりは、自社製粉所で石臼を使い、昔ながらの挽きぐるみ方法で玄そば(そばの実)を粉にしていること。そばの実は1年中低温(5℃)、湿度60%で管理し、風味が落ちないように工夫しています。
きしめんのように長細い独特の形。コシや甘みがあり、おいしいと評判です。自然薯をすりおろした山かけそばや天ぷらそば、そばラーメンもあります。
「そば打ち道場」で自分で打ったそばをレストランで食べることもできます。体験時間や約40分~50分(受付:10時~15時)で、1台で5食分のそばが打てます。保冷容器でお持ち帰りOK(つゆ付)。レストランで食べる場合はかけそば(温)、ざるそば(冷)のいずれかが選べます。
※体験は予約制
[営業時間]9時~17時、木曜定休、8月と11月は営業
[問い合わせ]Tel:0979-52-3030
「耶馬トピア」周辺の見どころ
●青の洞門
菊池寛の小説「恩讐の彼方に」で全国に知られた名所。山国川に面してそそりたつ競秀峰の裾にあります。
諸国遍歴の旅の途中に立ち寄った禅海和尚は、断崖絶壁に鎖のみで結ばれた「鎖渡し」と呼ばれる難所で命を落とす人々を見て、トンネルを掘り、安全な道をつくろうと考えました。托鉢勧進で資金を集め、石工たちを雇い、約30年の歳月をかけて完成したものです。
ノミと槌だけで掘り抜いた隧道の長さは全長約342m、うちトンネル部分は約144mあります。大分県の史跡に指定。耶馬日田英彦山国定公園内にあり、紅葉時期は観光客が大勢集まります。
●羅漢寺(らかんじ)
本尊は釈迦如来。日本国内の羅漢寺の総本山です。
禅海堂では青の洞門を掘削した禅海を祀り、遺品などを展示しています。羅漢山の中腹に位置し、岩肌を穿ち、しがみつくように建つ姿が印象的。日本三大五百羅漢の一つです。
境内には無漏窟(むろうくつ)があり、様々な表情をした五百羅漢の石仏が並んでいます。十六羅漢、千体地蔵などをいれると3770体の石仏があります。
[開寺時間]9時~17時、無休
●一目八景(深耶馬渓)
名勝・耶馬渓の中でも特に風光明媚といわれている場所。山国川の支流、山移川に沿った景勝地は一度に海望嶺、仙人岩、嘯猿山、夫婦岩、群猿山、烏帽子岩、雄鹿長尾嶺、鷲の巣山の八つの景色が眺望できることから「一目八景(ひとめはっけい)」の名がつきました。
近くに鴫良(しぎら)温泉があり、足湯も楽しめます。10月中旬〜11月下旬に県道28号線沿いのモミジがライトアップされ、大勢の観光客でにぎわいます。
「耶馬トピア」おすすめのお土産情報
●蕎麦ラーメン
道の駅オリジナル。本耶馬溪産のそば粉を31%使用したそば麺を豚骨ラーメン仕立てにした逸品です。ゆず胡椒がピリッと効いたあっさりとんこつ味。
●そばロールケーキ、そばオムレット、そば饅・シュー、そば羊羹
そば粉を使用した耶馬渓ならではのスイーツ。そばロールケーキはそば粉で作ったスポンジにあんと生クリームをまいています。そばオムレットは生クリームにかぼちゃ・いも餡の2種類。
そば饅・シューはそば粉でつくったシュー生地に生クリームとあんを絞り込みました。地元の和菓子屋にそば粉を提供し、つくりあげたオリジナルの味をぜひ楽しんで。
●巻柿
耶馬渓の自然で育ったえりすぐりの柿を使用。干し柿の果肉部分だけを幾層にも重ね、竹の皮とわらで包んで縄で巻き、作り上げたお菓子。独特の風味が人気です。
●かぼす醤油、ゆず醤油
大分県特産のゆずとかぼすを配合した爽やかな風味のお醤油。
施設名:道の駅 耶馬トピア
アクセス:中津駅から車で20分・当スポットから周辺観光地まで本耶馬渓(青の洞門・羅漢寺など)車で3分
住所:大分県中津市本耶馬渓町大字曽木2193-1
電話:0979-52-3030
開館時間:毎週木曜、1月1日~1月4日(8月・11月は休まず営業)
休館日:年末年始
駐車場:普通車:102台 大型バス:5台 身障者用:2台
トイレ:男性:6器 女性:4器 身障者用:1器
その他:「そば打ち体験道場」9時~17時/「耶馬渓風物館」9時~17時
※最新情報は公式ホームページを参照してください
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