道の駅くす

大分へ観光バス旅行!おすすめの休憩スポット「童話の里くす」

(C)ツーリズムおおいた

道の駅「童話の里くす」は、玖珠町役場のすぐ近く、367号線沿いにあります。不思議な形の山々(万年山や伐株山などテーブル状の台地がある)に囲まれた玖珠町は逸話や伝説が数多く語り継がれています。

道の駅の名前に入っている「童話」は、「日本口演童話の父」といわれる児童文学者の久留島武彦が玖珠町出身である事に由来しています。有名な「夕やけ小やけ」の童謡を作詞しました。玖珠町では毎年5月5日には「日本童話祭」が開催されています。

久留島武彦がかつてデンマークを訪れた際、アンデルセンの生家が物置同然に扱われていること、彼の墓が荒れ果てていたことを見て、行く先々でアンデルセンの復権を訴えたといいます。このことに心を動かされてあるデンマーク人から「日本のアンデルセン」とも呼ぶようになったとか。

「日本童話祭」は、昭和25年5月に久留島武彦の活動50周年を記念し童話碑を建てた年からスタート。昭和34年に彼が亡くなるまで、欠かさずこの故郷の祭りに出席したそうです。

道の駅のある玖珠町は、大分県の西部に位置し、豊かな山並みに囲まれた盆地になっています。

東西に大分自動車道が走り、福岡や北九州、熊本へは90分圏内、大分市には60分圏内と交通の便もよいところ。町内を玖珠川が流れ、落差の大きな三日月の滝、清水瀑園など美しい水にも恵まれた土地柄です。

山浦早水棚田
(C)ツーリズムおおいた

近くには日本棚田百選にも選ばれた、扇を広げたような姿、山浦早水(やまうらぞうず)の棚田があります。慈恩の滝から県道704号線を入った、万年山(はねやま)の麓の小さな集落です。いくつかの展望スポットがあるので、散策にも最適です。

玖珠町は古くからおいしいお米の産地としてその名をとどろかせています。「献上米」の産地として選ばれるだけではなく平成18年日本穀物検定協会の食味ランキングで「大分県玖珠産ひとめぼれ」が九州では唯一「特A」に選ばれたこともありました。

施設内には、地元の新鮮野菜や謙譲米にもなった玖珠産米ひとめぼれ、豊後牛、焼き立てパンなど各種名産品の販売所やレストランがあります。

オリジナルキャラクターは「鬼丸くん」。高速道路からも大きな鬼がにらみを利かせているオブジェが見えるので、これを目印に訪れるといいかも!?

また道の駅脇を本物の戦車が走るため、撮影スポットとしても有名。戦車が走る時間は玖珠町のホームページで検索できます。

「童話の里くす」のグルメ情報

●レストラン

地元食材を利用した一品開発を心掛けているレストラン。お米はもちろん、玖珠産ひとめぼれ。地元野菜をたっぷり使った豊後牛カレーが大好評。この他、玖珠の名山、伐株山をかたどったオムライス「きりかぶオムライス」や「きりかぶカレー」、「玖珠牛丼」などもあります。
[営業時間]10時~17時(LO16時30分)

●焼き立てパンベーカリー

土日限定で発売の童話の里にちなんだ、ももたろうパンセットが人気。赤鬼、緑鬼、桃の形をしたパンなど、童話にちなんだキャラクターパンがおもしろい。
[営業時間]9時~

●ソフトクリーム

ももソフトなど期間限定フレーバーもあります。

[営業時間]10時30分~17時30分

大分県「ソフトクリーム」

「童話の里くす」周辺の見どころ

●玖珠温泉

こじんまりとした温泉で、ログハウス1棟貸しをしている「湯の森くす」は黄金色したモール泉。肌をすべすべにしてくれます。「豊後乃里」は玖珠川を見下ろすかけ流しの湯。この他にも町内に温泉施設があります。

●豊後森機関庫跡

旧国鉄久大線を走る蒸気機関車(SL)の点検、格納庫として1934年に完成。鉄筋コンクリート造りで、SLの向きを変える円形の転車台を中心に扇を広げた形が独特。

大分県「豊後森機関庫跡」

2009年に「旧豊後森機関区の関連遺産」として扇形機関庫と転車台とが近代化産業遺産に認定され、2012年には国の登録有形文化財にも登録されています。
日本で存在する扇形の機関庫として貴重な近代産業遺産で、施設と線路跡がほぼ完全な状態で残っているのは大変珍しいものです。戦時中は軍事輸送の拠点となったため、米軍の攻撃目標にされ、壁面には機銃掃射の弾痕が残っています。

●三日月の滝公園

玖珠川が逆U字の形に蛇行している場所にあり、近くには三日月の滝と嵐山滝神社があります。「三日月」の名は滝の落ち口が弧を描くようになっているところからつけられました。神社に隣接した場所に温泉とキャンプ場があり、カヌー体験ができるようになっています。

●カウベルランドくす

大山の農産物と農産加工品を販売する店。有機栽培でつくった農作物を販売する農産品バザール、石釜で毎日焼いているパン、梅の加工品などの他、農家もてなし料理バイキングを提供する「オーガニック農園」があります。

「童話の里くす」おすすめのお土産情報

●玖珠産ひとめぼれ米

標高が400m以上の山々に囲まれた盆地特有の寒暖の差が激しいこと。山々から湧き出す豊富で美しい水と、肥沃な赤土土壌など、稲作には最適な好条件を備えています。

大分県「玖珠産ひとめぼれ米」

●万能たれ、魔法たれ

道の駅オリジナルブランド商品として開発された「高校生がつくった万能たれ」。福岡農業高校食品科学科の学生さんが八丁味噌、赤みそをベースに開発しました。

「おばあちゃんがつくった魔法タレは、おばあちゃんが昔家庭でつくってくれた焼肉のタレレシピを再現。濃厚な味わいでおいしいと評判です。

●玖珠産ひとめぼれ石鹸

道の駅オリジナル。「玖珠産ひとめぼれ」の米ぬかを使用した業界初のクリーム状石鹸です。

大分県「玖珠産ひとめぼれ石鹸」

●焼酎「童話の里」

玖珠町に蔵元がある亀の井酒造の大分麦焼酎。ふくよかな香りとまろやかな味わい。麦100%のお酒です。

大分県「焼酎 童話の里」

●吉四六漬

地元、玖珠九重農業協同組合の食品工場でつくられています。大根、ニンジン、きゅうり、セロリなどを独特のもろみでじっくり漬けた大分県を代表する漬物。、とんち話で知られる豊後国野津院(現在の大分県臼杵市野津地区)の吉四六さんにちなんで名前が付けられました。

information
施設名:道の駅 童話の里くす
アクセス:玖珠IC正面、国道210号から国道387号を北に約2km
住所:大分県玖珠郡玖珠町大字帆足2121
電話:0973-72-5535
開館時間:9:00~18:00(12月~2月 ~17:00)
休館日:年末年始(12/31~1/1)
駐車場:普通車:115台 大型バス:6台 二輪車:32台 身障者用:3台
トイレ:10器 女性:9器 身障者用トイレ:1器(オストメイト対応)
※24時間利用可

※最新情報は公式ホームページを参照してください

この記事を書いた人
バス観光マガジン編集部 編集ライター

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