沖縄へ観光バス旅行!おすすめの休憩スポット「道の駅 おおぎみ やんばるの森ビジターセンター」
やんばると呼ばれ、豊かな自然が広がる沖縄北部。「道の駅 おおぎみ やんばるの森ビジターセンター」は大宜味村津波の旧大宜味中学校跡地に2020年2月にオープン。
「旧・道の駅おおぎみ」から車で約7~8分の所にあり、大宜味村だけではなく、東村・国頭村とともにやんばる国立公園の玄関口として機能しています。
ちなみに緑の森を背景に、目の前には青い海が広がる解放感のあるロケーションに建っていた「旧・道の駅おおぎみ」は現在、大宜味村農村活性化センターとなっています。
大宜味村の特産は、シークヮーサーやパイナップル、赤土大根などで、物産販売所には、とれたての旬のくだものや野菜がずらり並んでいます。
シークワーサーは8月頃から出始め、秋から冬にかけてはタルガヨー、タンカンなど大宜味特産のかんきつ類が並びます。
ゆでると実が細くほぐれていくそうめんカボチャや通常の大根より太くて大きい赤土かぼちゃは生で食べても甘味があるそう。旬は11月~5月頃なので、夏は切干大根がおススメです。
青々としたシークワーサーは酸味が強く、調味料としても最適ですが、熟して黄色くなったものは「クガニ」(12月~1月頃)と呼ばれ、果実をそのまま食べられるのが特徴。道の駅ではシークワーサーを使ったソースが自慢のハンバーガーが人気商品になっています。
建物の隣には「日本一長寿の町」宣言の碑があり、80歳はまだまだ子どもだと書かれているそうです。おおぎみの看板にかかれているのは「ぶながやー(ギジムナー)」。
古くから大宜味村の森や川にすむといわれている妖精で、体中が真っ赤な子ども、あるいは赤い髪、赤い顔の子どもの姿で現れるといいます。
魚介類を主食にするといわれ、魚の目玉(特に左目)が大好き。目玉だけがない魚の死骸があると、ぶながやーの食べ残しといわれています。
戦前は沖縄のほとんどの村で暮らしていた「ぶながやー」は、近代化に耐え切れず、豊かな自然の残る大宜味村へと逃げてきたものを、村の人々が大切に守ってきました。大宜味村の平和と自然を愛する心の象徴になっています。
おおぎみの前には美しいエメラルドグリーンの海が広がり、美しい砂浜が広がっています。
遊泳禁止ではありませんが、シャワーなどの施設がないので、国頭村のJALプライベートリゾートオクマにあるビーチが一番近いおススメビーチになります。
▼「道の駅 おおぎみ やんばるの森ビジターセンター」周辺で楽しめるアクティビティやイベント(予定)
●やんばるアートフェスティバス 1月
●大宜味村農業まつり 1月
●大宜味村夏祭り 7月or8月
●ぶながやの森 芸術縁日 秋
「道の駅 おおぎみ やんばるの森ビジターセンター」のグルメ情報
レストランやんばるシーサイド
地産地消をコンセプトに、やんばるや沖縄県産の食材を使った料理が楽しめるレストラン。
古くからの沖縄に伝わる調理法「マース煮」で仕上げた豚肉をのせ、ちぢれ麺を合わせた「沖縄そば」、シークヮーサーの風味がさっぱり「シークヮーサー沖縄そば」、「あぐー豚の生姜焼き」も人気です。
■営業時間:11時~18時30分(L.O.18時)
パーラーくがに
うちなー天ぷらやサーターアンダギーなど、沖縄を感じるお手軽メニューをご提供。店名である「くがに」とは、完熟したシークヮーサーのことです。
その完熟したシークヮーサー果汁を加えた自家製ソースでいただく「シークヮーサーバーガー」は大宜味村らしい一品。爽やかな酸味のソースで後味すっきりと評判です。
大宜味産のイチゴをふんだんに使用したスムージーやソフトクリームなど、スイーツもおすすすめです。
笑味の店(えみのみせ)
地元産の島野菜を使った長寿膳が人気。三枚肉をシークワーサー果汁入りの煮汁で煮含めた「サワーラフテー」、タピオカと紅イモを混ぜて揚げた「タピオカアンダギー」、ういきょうを揚げ衣に加えた「イーチョーバー入り海老の天麩羅」など、ここでしか味わえないおいしさが楽しめます。
手作りの「長寿弁当」や「カーサーバージューシー(たきこみごはんのおにぎり)」をテイクアウトして、海辺でいただくのもおすすめ。
ホームページ
住所:沖縄県国頭郡大宜味村字大兼久61(道の駅 おおぎみから貸切バスで約10分)
営業時間:11時30分時~(L.O.16時)、火・水・木保美
OGIMI SKY TERRACE(大宜味スカイテラス)
全7室の「ホテル天(Tin)」に併設されている「大宜味スカイテラス」。フレンチ・イタリアン・中華のシェフが2か月交代で地産地消に取り組み、地域の食材をふんだんに使用したメニューを楽しめます。
テラス席からは塩屋湾(沖縄八景)や海に浮かぶ島々を眺めながら、ゆったり食事ができるロケーション。団体で利用したい場合は、事前予約をしましょう。
2023年には全長15mの展望遊歩道「スカイウォーク」を新設。さえぎるもののない素晴らしい景色を撮影できます。
ホームページ
住所:沖縄県国頭郡大宜味村字田港427-2(道の駅 おおぎみから貸切バスで約12分)
営業時間:朝食 7時~9時/ランチ 11時30分~14時/アフタヌーンティー 14時~17時/ディナー 17時~21時、火曜休み
予約:0980-44-2255
「道の駅 おおぎみ やんばるの森ビジターセンター」周辺の見どころ
やんばるの森ビジターセンター
やんばるの森を体感できる映像ホール(B棟)は360度のドームシアター。やんばるの森の歩き方や、やんばるの自然が貴重な理由を、「ぶながや」の案内で学ぶことができます。
寝ころびながら映像を見るのがおすすめです。
VRコーナーでは臨場感たっぷりの映像で、まるで森の中を探索しているような体験が可能。展望台からは人気の古宇利島ややんばるの森を一望できます。
観光案内コーナーでは大宜味村・国頭村・東村のおすすめスポットを紹介してもらえますよ。
塩屋湾
浅瀬から深いところへ、海の色の青のグラデーションが美しい風光明媚な場所。かつてはやんばる船が行きかう場所でした。
湾口にかかる塩谷大橋からは見晴らしがよく、美しい景色を楽しめます。
毎年旧盆明けに行われている海神祭り(うんがみ)は海のかなたにあるといわれる「ニライカナイ」から神を迎え、作物の豊穣や豊漁を祈る収穫祭で、国の重要無形民俗文化財に指定されています。
Information
塩屋湾
住所:沖縄県国頭郡大宜味村字白浜(道の駅から貸切バスで約7分)
旧大宜味村役場庁舎
県指定有形文化財です。大正14年にメートル法を用いて設計されており、台風の多い沖縄の気候や風土に合わせて八角形の平面形状を取り入れるなど、意匠的にも優れたものになっています。
県内に存在する唯一のコンクリート造りということで、貴重な建物です。
Information
旧大宜味村役場庁舎
住所:沖縄県国頭郡大宜味村大兼久157(道の駅から貸切バスで約10分)
問合せ先:0980-44-3006
芭蕉布会館
戦前までは沖縄各地で織られていた芭蕉布。今は大宜味村の喜如嘉(きじょか)だけになっています。柳宗悦(やなぎむねよし)の『芭蕉布物語』の中で「いまどきこんなにうつくしいぬのはめったにないのです」と紹介されています。
第二次世界大戦のため、一時生産が途絶えていましたが、大宜味村の平良敏子さんの尽力により、復興を果しました。平良さんは人間国宝になっています。
幕府会館は生産拠点であるとともに、PR施設にもなっています。1階の展示室では、製品の展示や販売などを行っており、2階では布を織る人の研修などが行っています。
撮影等を希望する場合はあらかじめ許可が必要になります。
Information
旧芭蕉布会館
営業時間:4月~10月 10時~17時30分、11月~3月 10時~17時、日曜、旧盆、年末年始休み
住所:沖縄県国頭郡大宜味村喜如嘉454(道の駅から貸切バスで約12分)
問合せ先:0980-44-3033
喜如嘉の七滝
芭蕉布の里として有名な喜如嘉の森の奥にある滝。流れ落ちるまで水の軌道が7回変わることからそう呼ばれています。
滝の地下深くからくみ上げた水は「七滝の水」として販売もされています。滝を目指して歩いていくと鳥居があり、その右側には拝所(健康と長寿を祝う)がありますが、地元の人にとっての聖地なので配慮するようにしましょう。
Information
喜如嘉の七滝
住所:沖縄県国頭郡大宜味村喜如嘉2234(道の駅から貸切バスで約15分)
問合せ先:0980-44-3001(大宜味村役場)
「道の駅 おおぎみ やんばるの森ビジターセンター」おすすめのお土産情報
シークヮーサー酢SKS+S
地元の中学生が商品開発に携わった「シークヮーサー酢SKS +S」。大宜味村産のシークヮーサーを100%使用しています。
希釈してジュースとして飲んでもOKですし、お寿司やドレッシングなどにも!
赤土だいこん
赤土で育った大根は、しっかりとした触感と大根の風味が活きています。その大根を太目に切って干したのがふしかぶです。大根そのものは太くて大きいので、おみやげにはこれが便利!
カラキハのあめ
カラキハはシナモンの仲間である沖縄ニッケイのやんばるでの呼び名。地元ではカラキ、カラギと呼ばれています。
大宜味村のカラキハを使い、職人が一つひとつ手作り、地釜炊きの「カラキハのあめ」は、さわやかな味と香りで人気です。
「やんばる酒造」の泡盛
大宜味村にあるやんばる酒造は1950年創業。沖縄県本島最北端にある泡盛酒造所(沖縄県国頭郡大宜味村田嘉里417)です。製造された泡盛の6~7割は地元で飲まれています。
地元で一番愛されているのは「まるた 20度」。泡盛特有のクセが苦手という場合は「尚 SHO-YANBARU-」がおすすめだそうです。
ツゥの方には古酒もあります。
酒造所見学(要事前予約・5名以内・1人1,000円)も受け付けており、見学後には泡盛の試飲やお土産のサービスもあるそうです。お時間があるときはぜひ、酒造にも立ち寄っていきましょう。
▼ information▼
施設名:道の駅 おおぎみ やんばるの森ビジターセンター
アクセス:那覇空港から沖縄自動車道を通って車で約1時間30分。
住所:沖縄県大宜味村字津波95番地
電話: 0980-44-2233
開館時間:9時~17時(情報発信施設)、9時30分~18時30分(特産品販売所)
※施設により営業時間が異なる
駐車場:普通車:110台 大型バス:9台
※トイレ、コインシャワー施設、公衆電話、レンタサイクルあり
施設名:道の駅 おおぎみ
アクセス:那覇空港から沖縄自動車道を通って車で約1時間30分。
住所:沖縄県国頭郡大宜味村根路銘1373
電話:0980-44-3048
開館時間:10:00~18:00
休館日:無休
駐車場:普通車:29台 大型バス:1台 身障者用:1台
トイレ:男性6器 女性3器 身障者用2器
※最新情報は公式ホームページを参照してください
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