大阪へ観光バス旅行!おすすめの休憩スポット「しらとりの郷・羽曳野」
山紫水明の地で育まれた農産物が美味しい羽曳野の道の駅
道の駅「しらとりの郷・羽曳野(はびきの)」は、大阪の南東部にある羽曳野市にあります。大阪府堺市から奈良県葛城市を結ぶ南阪奈道路の側道沿いにあり、歴史的にも重要な史跡や文化財が多く残されているエリア。古代には歴代の皇族や有力氏族の活躍の舞台となり、数多くの陵墓や寺院が造られ、これが現在の羽曳野市の礎といわれています。
大小さまざまな古墳が密集する日本有数の古墳群、「古市古墳群」があり、中でも日本で2番目の墳丘長を誇る応神陵古墳(誉田御廟山古墳)は有名。この他に、墳丘長200mを超える巨大な前方後円墳が6基、100m以上の大古墳が9基もあります。
宮内庁により日本武尊の陵墓として治定されている「白鳥陵古墳」は、古墳時代中期につくられた大型前方後円墳で、古市古墳群の南部にあります。墳丘長190m、後円部直径106m、前方部幅165m。日本書紀などによれば「日本武尊は遠征の帰り道、伊勢の能褒野(のぼの)で亡くなり白鳥となって大和琴弾原(ことひきはら)を経由して古市に飛来し、また埴生野の空を向かって羽を曳くように飛び去った」と伝えられており、羽曳野市の名前の由来になっている古墳です。
羽曳野市は金剛や生駒山系の山なみや石川の清流がもたらす豊かな恵みにより、おいしい農作物に恵まれています。なかでも、市域東部には二上山系の斜面を利用した広大な果樹園があり、ぶどうや柿、みかん、桃などの栽培が盛ん。特産品として有名ないちじくは、関西地区では最も多い生産量を誇ります。
駅には大阪もんの農作物や特産品を販売する直売所「あすかてくるで」の他、商工物産館「タケル館」、野外活動広場(芝生広場、BBQ広場、子ども遊具など)を併設。「あすかてくるで」は、「今日も来たけど、明日かて、来るで!」ということばの通り、平日でもスーパーマーケット感覚で来店する人が多く、大変にぎわっています。地元の農作物は毎日持ち込み、毎日持ち帰るのが基本。出荷される農作物はすべて農薬などの使用履歴を提出し、毎日JA職員がチェックしています。
「はびきのうどん」では、羽曳野で昔から愛されてきた伝統的な郷土料理、牛のホルモン(小腸)を油で揚げた「油かす」を使った「かすうどん」が大人気。ホルモンが脂が抜けるまでじっくり素揚げし、余分な脂をおとしたものをうどんに乗せていただきます。肉のうまみが凝縮され、コラーゲンたっぷり。女性にもおススメの逸品です。
「しらとりの郷・羽曳野」のグルメ情報
駅の周辺には飲食店はないのでご注意を。
●はびきのうどん
ここでのおすすめはもちろん「かすうどん」。高タンパク、低脂肪、コラーゲンたっぷりの「油かす」と和風だしの絶妙なコラボレーション!くせになるうまさです。たっぷり煮込んだ特濃ルーとオリジナルスパイスが効いている時価瀬カレーうどん、ワールド牧場から毎朝直送されるこだわりのたまごを使ったうどんなど、メニューも豊富。お持ち帰りもOKです。
[営業時間]11時~18時30分、木曜定休
●ぱんろーど・しらとりの郷
オープンカフェ併設のパン屋さん。地元野菜を使った調理パンや、フレッシュなフルーツを使った甘いパンなど、焼き立て、揚げたて、作り立てにこだわったおいしいパンがずらり。人気No.1はチキン南蛮サンド。パンダの顔が付いたミニメロンパンや、野沢菜おやき、クロワッサンなどバラエティも豊富。カフェではもちもち感が癖になる生パスタも提供。特にカルボナーラは大人気です。
[営業時間]7時~18時30分、カフェは11時~18時(LO)、木曜定休
●茶屋・山ぶきの里
Webページもブログもなし、口コミでお客さんが集まる店。築100年以上の古民家で味わう手作り料理でゆったり過ごせます。食事メニュー(いもがゆ、あげ餅など)のみ前日まで要予約。金剛山から帰るルートで富田林のほうに行くルートと、河内長野へ行くルートを結ぶの道の真ん中のトンネルの上にあります。ぜんざいやお抹茶、あんみつ、クルミ餅、コーヒーがあります。
[住所]大阪府南河内郡千早村中津原729 Tel:0721-72-0335
[営業時間]11時~17時、金曜と第1日曜休み、食事は要予約
「しらとりの郷・羽曳野」周辺の見どころ
●応神陵古墳(おうじんてんのうりょうこふん)(駅より車で約12分)
宮内庁によって応神天皇の陵墓に治定。古市古墳群の中心となる古墳です。
百舌鳥古墳群の仁徳陵古墳(大仙古墳)に次いで2番目の大きさを誇ります。出土遺物には、円筒埴輪や盾・靫(ゆぎ)・家・水鳥などの形象埴輪の他に、蓋形の木製品やクジラ・タコなどの土製品あります。
●野中寺(やちゅうじ)(駅より車で約7分)
高野山真言宗の仏教寺院で、別称は「中之太子」、本尊は薬師如来。創建は飛鳥時代といわれています。伝承によると、聖徳太子建立48寺院の一つといわれ、太子の命を受けた蘇我馬子が開基といわれています。古代の官道であった丹比道(たじひみち、後の竹内街道)はこの寺の北辺を通っていました。
創建当時は東に金堂、西に塔を配置する法隆寺式の伽藍配置だったことが判明しており、中門跡・講堂跡・回廊跡にも多くの礎石が残されています。このため、国の史跡指定を受けています。
また、国の重要文化財に指定されている、白鳳期の金銅弥勒菩薩半跏思惟像が安置されています。
●誉田八幡宮(こんだはちまんぐう)(道の駅より車で11分)
主祭神は応神天皇で、応神天皇陵のすぐ南に鎮座しています。第29代欽明天皇の命で建てられた日本最古といわれる八幡宮。八幡神が源氏の氏神とされることから、源氏姓を名乗る歴代の将軍をはじめ、武家の信仰を受けてきました。
国宝になっている古墳時代の金銅透彫鞍金具、鎌倉時代の塵地螺鈿金銅装神輿、重要文化財の誉田宗廟縁起、神功皇后縁起、蔦松皮菱螺鈿鞍などがあります。
「しらとりの郷・羽曳野」おすすめのお土産情報
●肉の竹田屋
大和路の中程、河内飛鳥と隣り合わせに埴生があります。この土地は河内文化の発祥の地ともいわれ古くから保存食肉として(さいぼし)等の加工技術があります。原料、製法にこだわったタケダハムは、食品添加物未使用の「無塩せきハム、ソーセージ」やあらびきウインナーの先駆け「スタミナウインナー」を販売。道の駅では「タケル館」の中に直売コーナーがあり、ハムやソーセージ以外に肉も販売しています。BBQの食材調達にもおススメです。
●なにわの伝統野菜
羽曳野市の伝統野菜といえば碓井豌豆(うすいえんどう)。南河内地域原産で甘いと評判。明治中ごろ、アメリカから伝わったもので小型で色は淡いですが、粒が大きく甘みが強いのが特徴です。豆ごはんや卵とじ、天ぷらなどにもぴったりです。
●いちじく
羽曳野市周辺は砂質土壌で金剛山系の地下水も豊富なため保水力が高く、いちじく栽培に最適。羽曳野いちじくは大阪府下で随一の生産量を誇ります。傷みやすく完熟が速いため、加工品として「いちじくジャム」やツヅミ食品の「いちじくソース」もあります。南河内名産の糖度の高いいちじくを使用した、甘口でフルーティーなソースはヒット商品です。
●河内ワイン
ぶどうの産地としても有名な羽曳野市。生駒・葛城山の麓はブドウ造りに適しており、昭和初期には日本一の生産地として有名でした。現在では、市内にあるワイナリー「河内ワイン」や「飛鳥ワイン」が河内ワインを製造しています。
●河内もなか
羽曳野市産のぶどうをたくさん使用し、上品な甘さと舌触りに仕上げた絶品もなか。形もぶどうの葉をモチーフにしています。
施設名:道の駅 しらとりの郷・羽曳野
アクセス:近鉄長野線 古市駅 車20分
住所:大阪府羽曳野市埴生野975-3
電話:
072-957-6900(野外活動広場総合棟)
072-957-8180(商工物産館「タケル館」)
072-957-8318(JA大阪南農産物直売所)
開館時間:
9:30~18:00(野外活動広場)
9:30~18:00(休憩情報案内施設棟)
9:30~18:00(商工物産館「タケル館」地元特産品販売)/
8:00~19:00(喫茶・軽食)/10:00~18:00(JA大阪南農産物直売所)
休館日:木曜日、年末年始
駐車場:普通車:79台 大型バス:4台 身障者用:2台
トイレ:男性(小)10器、(大)3器 女性 10器 身障者用:1器
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