道の駅厳木

佐賀へ観光バス旅行!おすすめの休憩スポット「厳木」

道の駅「厳木(きゅうらぎ)」のある唐津市は佐賀県の北西部、玄界灘に面しています。道の駅「厳木」は唐津市の内陸部、佐賀市から唐津市街地を結ぶ国道203号線のほぼ中間点に位置しています。

また、駅に併設する形で佐賀唐津道路(厳木多久道路・厳木バイパス)が通過しています。

厳木駅
100年前の蒸気機関車の給水塔が残される「厳木駅」

厳木地区は、佐賀県北部を流れる松浦川の上流に位置しており、大正から昭和のはじめ頃にかけて炭鉱の町として栄えていました。松浦川河口付近は日本三大松原のひとつとして特別名勝に指定されている「虹の松原」となっています。

また、厳木地区は「愛する人との別れを惜しむあまり石になってしまった」という日本三大悲恋伝説(浦島太郎伝説、羽衣伝説)のひとつ「佐用姫(さよひめ)伝説」ゆかりの土地でもあり、駅には高さ12メートルの佐用姫像」がシンボルとして立っています。20分で一回転するというこの佐用姫像は、羽衣を振りかざし周囲を見下ろしながら、訪れる人々の無事を祈っています。

佐用姫は厳木町笹原地区の篠原の長者の娘で、たぐいまれな美人であったといわれています。537年、朝廷から任那・百済救援(朝鮮半島)の命を受けた大伴狭手彦(おおとものさでひこ)がこの佐用姫を見初め、夫婦の契りをかわします。

「佐用姫像」は、百済へと向かう狭手彦との別れが悲しくて港まで追いかけ、背中から左右の肩にかけ、長く垂らした「領布(ひれ)」を一心不乱に降り続ける姿を再現したものです。

悲しみのあまり石になった作用姫の石は「望夫石」として、唐津市 呼子町加部島の田島神社境内にある佐用姫神社に祀られています。

駅には日産自動車より2014年3月、電気自動車と電力供給システムを寄贈され、地域の足として、非常時のバックアップ電源として活用されています。給電は無料です。

「厳木」グルメ情報

●結城食堂

長崎県や佐賀県のふるさとの味といえばチャンポン。道の駅「厳木」内にある結城食堂でも、地元唐津で採れた野菜や魚介類をふんだんにつかった唐津チャンポンが一番人気です。ドライブのお供に、「いなり」や「とりめし」はテイクアウトもできます。
[営業時間]10:00~17:00
[定休日]第1・3・5火曜日

●佐用姫だんご

地元農家の婦人部の皆さんが早朝から作る「佐用姫だんご」は、地元産の小豆がたっぷり入った厳木地区のふるさとの味。どら焼きのように平べったい形が特徴のおだんごです。

「厳木」周辺の見どころ

●環境芸術の森

環境芸術の森
環境芸術の森

道の駅からバスで約15分のところにある環境芸術の森。厳木町の作礼山南西斜面に位置し、約20ヘクタールの私有林です。

佐賀県でもトップクラスを誇る紅葉スポットとして大人気。もみじの数は1万本を超え、樹齢600年、1,000年を超えるものも。昔ながらの自然の力を活かした美しい芸術をぜひバス旅行で楽しんでみては?

[営業時間]9時~16時
[入場料]500円、小中学生200円
※団体20名以上で割引あり、お座敷利用料200円(風遊山荘へのお弁当持込みの場合)

●見帰りの滝

佐賀県「見帰りの滝」

松浦川の支流、左伊岐佐川にあり、九州一の落差を誇ります。日本の滝百選。周辺には約4万株のアジサイが植えられており、毎年6月にはアジサイ祭りが開催されています。

●村田英雄記念館

唐津市旧相知町地区出身の村田英雄さん(享年73歳)の業績をたたえ、その人柄を後世に語り継いでいこうとつくられました。衣装や愛用の習字道具、サイン、レコードなど昭和の大スター「男・村田英雄」の遺品が約200点展示されています。
[開館時間]9:00~17:00
[休館日]水曜日(祝日の場合は翌日)、年末年始(12/29~1/3)
[入館料]大人200円、小中学生100円(団体割引有)
[駐車場]普通車7台、マイクロバス1台(無料)、大型バスで来館時は事前連絡要

●天山

肥前アルプスとも呼ばれる天山山地の主峰、標高1046メートル。佐賀平野が一望でき、県立自然公園に指定されています。草原が広がる登山道が整備され、登山初心者にも人気の山です。人工スキー場があり、冬には九州各地からスキーやスノーボードを楽しむ若者や家族連れが集まります。

「厳木」おすすめのお土産情報

●佐用姫だんご

地元JA婦人部手作りのおだんご。「佐用姫が愛する狭手彦を追っていった際に踏みつけてしまったおだんご」がモチーフで、平べったいのが特徴。添加物など一切使っていないので、小さいお子さまからお年寄りまで、安心して召し上がれます。

●石垣饅頭

佐用姫だんご同様、地元JA婦人部手作りのおまんじゅう。厳木産のサツマイモがぶつ切りでゴロゴロ入っており、自然な甘味が人気です。

羊羹の消費量日本一の佐賀県において、小城羊羹と並ぶ人気があるのが祐徳神社の「稲荷ようかん」。紙筒に入っている羊羹を食べたい分だけ押し出し、筒についている糸で切っていただきます。別名「糸切りようかん」。

●ゆず製品

佐賀県「ゆず」

厳木の特産品であるゆずを使って無添加で作られたこの地区の特産品です。熟した唐辛子を使った赤の「ゆずこしょう」と熟していない唐辛子を使った青の「ゆずこしょう」(各420円)、そして激辛の黄色いゆずこしょうがあります。鍋物には「ゆず入ぽん酢」(450円)、天然果汁100%「ゆず酢」(540円)などがおススメ。

●相知しいたけ

佐賀県「相知しいたけ」

豊かな自然の中に広がる広葉樹木の原木で育った相知地区産の椎茸。

●わさび漬け

佐賀県「わさび漬け」

厳木産のわさびを漬物にしました。贈りものに人気です。

●風の画家「中島潔」作品

厳木出身の“風の画家”中島潔の作品、グッズなど。

●厳木天川産コシヒカリ

佐賀県「厳木産コシヒカリ」

日本穀物検定協会より特A級の評価を受けた特別栽培米。おいしいお米をぜひ味わってみて。

information
施設名:道の駅 厳木(きゅうらぎ)
アクセス:福岡空港から約1時間30分
住所:佐賀県唐津市厳木町牧瀬692-1
電話:0955-63-3737
開館時間:8時~18時(土日祝は18時30分まで)
休館日:12月31日~1月2日
駐車場:普通車:60台 大型バス:3台 身障者用:2台
トイレ:男性:7器 女性:5器 身障者用:1器

※最新情報は公式ホームページを参照してください

この記事を書いた人
バス観光マガジン編集部 編集ライター

バス観光マガジンの中のヒト。貸切バスについての基礎知識やバス旅行のヒント、バスファンのための情報など、バスに関する楽しいコンテンツを日々お届けします。

このライターの記事一覧
タグ
関連記事
ランキング
貸切バスの達人は
全国1,100社以上の
貸切バス会社をネットワーク
参加バス会社のロゴ一覧
貸切バス料金を安く抑えるなら
バス会社の比較がポイント!

全国1,100社以上のバス会社参加
お得にバスを借りるなら一括見積

まとめて比較!貸切バス料金お取りよせ