埼玉へ観光バス旅行!おすすめの休憩スポット「龍勢会館」
道の駅「龍勢会館」は、埼玉県秩父市の県道37号(皆野両神荒川線)沿いにあります。
「龍勢」とは、10月の第二日曜日の椋神社秋祭り(別名:龍勢祭)」に神をまつる儀式として奉納される「農民による手作りロケット(煙火の仕掛け)」のこと。
龍勢会館では、その龍勢の製造から打ち上げまでの資料を展示しているほか、150インチの大型スクリーンでお祭りの様子を上映しています。
「龍勢」は轟音とともに天高く打ちあがるロケットが龍の姿を連想させることから、その名が付けられました。
「龍勢祭」の「農民手作りロケット」で祭りの感動を味わえる秩父の道の駅
ロケットは愛火雲流や浅間雲流、櫻龍会など、全部で27流派により作り方が受け継がれ、「背負い物(しょいもの)」といわれるロケット花火に仕込まれる飾りや打ち上げの口上もひとつひとつ違います。
始まりは定かではないそうですが、江戸時代に書かれた神社の書物に、大火の燃えさしを投げ、翌年の豊作を占ったという記述があり、それが起源といわれています。
龍勢会館隣の「龍勢茶屋」には、特産品の展示販売所とと食堂があります。
売店には、地元産朝採り新鮮野菜のほか、「吉田みそ」「龍勢ようかん」「龍勢まんじゅう」「こんにゃく」「古代米」「そば粉」などが地元のお土産品が並んでいます。食堂では地元産の黒米を使った定食やみそおでんなどが道の駅ならではの味になっています。
駅の屋外には秩父事件120周年映画「草の乱」の撮影で使われたセットが移築されており、事件の中心人物になった井上伝蔵邸が再現されています。
秩父事件とは、地元の農民を中心に負債の延納、雑税の減少を求めて武装蜂起したもので、1884年10月~11月にかけて起きたものです。井上伝蔵邸は現在「秩父事件資料館」になっており、関係資料や撮影衣装、小道具などが公開されています。
アニメ「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。(通称:あの花)」で、打ち上げたロケットのモデルになっており、聖地巡礼先として人気。アニメ関連グッズも売っています。
▼「龍勢会館」で楽しめるアクティビティやイベント
●龍勢祭り 10月
「龍勢会館」グルメ情報
●食堂「龍勢茶屋」
地元の素材を使った定食やうどん、そばが楽しめます。人気は、黒米入赤飯・黒米粉入り手打ちうどん・川魚の塩焼き・旬の野菜のてんぷら・旬の煮物・みそおでん・七平豆腐・黒米大福もち・旬の果物が一度に味わえる「龍勢御膳」もおススメ。
甘い味噌ダレがかかった味噌ポテトはお持ち帰りもOK。ソフトクリームもミルキーでおいしいと評判です。
[営業時間]9:00~17:00
「龍勢会館」周辺の見どころ
●白砂公園カタクリの里(駅から車で約5分)
第三紀層花崗質の白い砂岩が風化してできた奇岩とその周辺の松、ツツジが美しい公園。
3月下旬に可憐な花をつけるカタクリの群生地としても有名です。 園内には遊歩道が整備され、北側斜面には約5,000株のカタクリの花が開花し見事。遊歩道を登り頂上近くから眺める景色も格別です。
●歴史民俗資料館(駅から車で約5分)
旧吉田村役場、後に吉田町役場となり1972年(昭和47年)まで使用されました。
自由民権運動の高まりの中で起きた秩父事件の資料をはじめ、龍勢の展示、考古学資料、民具など、山村の暮らしなどをいきいきと伝える資料館です。
[開館時間]9:00~16:00
[開館日]日・水・金曜日
●菊水寺(駅から車で約10分)
秩父札所33番所。入母屋造りの御堂は中央が土間になっており、県指定文化財の聖観世音像に間近で接することができます。
左右の壁には「孝行和讃の図」と「子孫繁昌手引草」の額が掲げられています。
●山逢の里(駅から車で約15分)
オートキャンプのできるキャンプ場。コテージ、シャワー、水洗トイレ、お風呂も完備。
また手打ちそばやうどん、こんにゃく作り、草木染めなどの体験教室も開催しています。初夏にはホタルの姿も見られます。
「龍勢会館」おすすめのお土産情報
●干しいも
切干いもは11月下旬~4月頃までの期間限定で売り出されます。埼玉県産の「タマユタカ」を使用し、昔ながらの素朴な味に仕上がっています。秩父地域のふるさと認証商品。
●秩父太白いもようかん
幻のさつまいもといわれる「太白芋」をつかったようかん。芋本来の甘みが活かされ、ここでしか出会えない逸品に仕上がっています。
●吉田みそ、おなめ
吉田みそ加工グループがつくる郷土の味。おなめとは「お箸をなめるほどおいしい」ということばから生まれたもので、古くから農家でつくられてきたもの。ナスや生姜を刻んでつくります。春先はふきのとう、夏はミョウガをいれることも。野菜をつけて食べたり、ひややっこにかけてもイケます。
味噌は大豆、お米、麹、塩、水は地元産にこだわったものを使用。お米は秩父産の古米を使っています。
●七平とうふ
やや固めでずっしり、大豆の香りがふわっと口の中にひろがります。地元産のゆず胡椒を付けてたべるのがおすすめ。お食事処でも食べられます。
●古代龍勢だいふく
吉田町特産物推進協議会推奨、黒米を使った紫色の大福。
●ジャム
埼玉県内でとれたフルーツをたっぷり使用。砂糖と果実だけの甘さでとってもフルーティに仕上がっています。
アクセス:関越花園ICよりR140経由、長瀞・秩父方面へ40分
住所:埼玉県秩父市吉田久長32
電話:0494-77-0333
開館時間:9時~16時30分
休館日:毎週火曜日(祝日の場合翌日)、年末年始
駐車場:普通車74台 大型バス9台 身障者用3台
トイレ:男性用14器 女性用9器 身障者用1器
※最新情報は公式ホームページを参照してください
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