水曜日しか行けない!でも大丈夫!「レトロバス」で行く、川越散歩
水曜日に川越に行っても大丈夫なコースを開発してみた!
街おこしに興味がある、貸し切りバスの達人のエンジニアhironenです。前回の、「のんだくれても大丈夫レトロバスにのって川越散歩」のとおり、川越は水曜日定休の施設が多いです。
「川越祭り会館」でさえ、水曜日定休。ということで、「水曜日でも大丈夫!レトロバスで行く川越散歩」決行です。
マップはこちら↓
本川越の駅でレトロバスに乗ります
小江戸循環バスはこのバス停です。
レトロバスは30分に1本のペースできてくれます。
ちなみに、川越は、観光地の各所にレンタルサイクルステーションがあります。お酒を飲まない方はレンタサイクルというのもあり。
レトロバスに乗ると、運転手さんが、観光地の案内をしてくれます。
仲院をすぎます。
喜多院にきました。下車します。なぜ喜多院で下車したかというと、喜多院には春日局の居室が、江戸城から移築されているからです。
川越は全く観光地ではなかったのですが、NHKの大河ドラマで紹介されてからここを訪れる観光者が増えました。観光地として、定着する発祥の地ですね。
喜多院にある春日局の居室へ
喜多院そのものは、こんなお寺です。では、いざ春日局の居室へ。
建物内は写真が取れないので、春日局と家光公が見ていたと思われる中庭だけ。
中庭も移築されています。
中庭は3つありました。
春日局の居室の建物ですが、「柿葺き屋根」でできています。この「柿」、これなんて音読しますか?
理系男子な僕は「かき」と音読していました。答えは、「こけら」です。住職の直筆で、「こけら」と読むと書いててありました。僕も含め間違える人が多いのですね。
こけらについてですが、「こけら=薄い木片」で、「柿葺き屋根」は木片重ねて敷き詰めた屋根のことを指します。劇場の初興行を「こけら落とし」といいますが、この「こけら」と柿葺きの「こけら」は同じ意味で、「こけら落とし」とは、舞台が完成した時に木屑を掃き落としたことに由来します。
喜多院の敷地内には「五百羅漢」もあります
喜多院の敷地内には、お地蔵さまがいっぱいのスポット、「五百羅漢」もあります。これだけいると、自分に似ている羅漢様がきっといるはず!
再びレトロバスに乗り、川越城本丸御殿へ
次はまたレトロバスに乗って、川越城本丸御殿へ向かいます。先ほどのバスとはちょっとちがいますね。
本丸御殿はこんな建物。この辺は、地理上荒地で攻め込まれるようなことがなかったので、石垣みたいのはないそうです。
本丸御殿、実は戦後すぐ小学校の体育館として使われていました。なので、天井にバレーボールがあったった跡が残っています。
建物内写真撮影ができないので、撮れていません。城の天井にバレーボールの跡、変わった風景を見たい方は是非!
またまたレトロバスに乗って、蔵の街並みへ
この街がなぜ、蔵の街になったのかというと、明治時代に大火があって、焼け残ったのが、蔵の商店だったからです。それ以降、蔵の建物の街となりました。
ちなみに、蔵の街並みの辺りは、宅地化の計画があつたのですが、時の市長が、観光地として街づくりをしようと、「川越蔵の街並み保管計画」が実施されたそうです。
もどって、焼け残った建物がこれ、大沢家住宅。今も、松屋民芸店として使われています。
そして、有名な「時の鐘」、残念ながら修復工事中です。
ちなみに、何で川越に「時の鐘」があるかというと、昔は職人の街で、職人は時間にルーズだったから、時をわからせるために作られたという説もあります。
街並みから、菓子屋横丁へ向かって、ちょっと歩ていると、となぜかモンスターに遭遇します。
猿がいたり・・・。
カメレオンが5円玉に乗っていたりする・・・。
そして、NHKの朝ドラの舞台になった、菓子屋横丁へ。
この朝ドラのおかげで観光地として川越は確固たる地位になりました。NHKパワー過ごし。やっぱり、街おこしはNHK?
またレトロバスに乗って、今度は、氷川神社へ
今度のバスは紺色。
夏の終わり、氷川神社は風鈴が飾られていて、とてもきれいです。
この風鈴は、「縁結び」の風鈴。パートナーを探している人は、必ず行くべき場所ですね。
1人旅、友達同士で来ている浴衣姿の女性がたくさんいらっしゃいました。川越は浴衣をレンタルしてくれる場所がいくつかあり、街おこしとして、ぬかりなしです。
縁結びだけあって、「あい鯛」おみくじがあります。
僕は、大好きなパートナーがいるので、「安鯛」おみくじ。
中吉でした。
小江戸蔵里(こえどくらり)でお土産を購入
最後は、旧鏡山酒造の建築物を、当時の面影を残しつつ改修した、小江戸蔵里(こえどくらり)で、お土産を買います。蔵のイメージの建物です。
お土産の前に、鏡山由来の地なので、やっぱり、鏡山飲み比べはしとかないといけませんね。
会社へのお土産。貸切バスの達人事務局は、若者が多いので、量いのち!たくさん入っている、煎餅にしました。川越は煎餅でも有名です。
以上で終了です。
NHKで取り上げられたのはもちろん、街並みを維持する、coedoビールやレトロバス、浴衣とか、施設、官、民、市民、みんなが街をつくり上げている川越という観光地でした。
どうしても水曜日じゃないと川越観光に行けない!という方はこんな感じで楽しんでみてはいかがでしょうか?
川越貸切バスツアーで必須の観光バス駐車場情報
貸切バスを利用して川越観光を楽しみたいという幹事さんのために、駐車場情報もお伝えします。
観光バス(大型、中型、マイクロ)が利用できる駐車場は、全部で7か所あります。
①初雁球場バックネット裏駐車場(公営)
初雁公園の中にあり、川越市立博物館の向かい側にあります。
要予約、駐車料金は無料。野球試合開催等で利用できない場合があります。
問合せ先:公園管理事務所 Tel:049-222-1301
②公園管理事務所北側駐車場(公営)
①の向かい側にありますが、不正駐車防止のため施錠しています。到着したら管理事務所に連絡をいれてください。
要予約、駐車料金は無料。野球試合開催等で利用できない場合があります。
問合せ先:公園管理事務所 Tel:049-222-1301
③本丸御殿脇駐車場(公営)
東日本唯一の川越城の本丸御殿観光に便利です。要予約、駐車料金は無料。
問合せ先:公園管理事務所 Tel:049-222-1301
④神明町車庫バス駐車場(民営)
要予約、有料。料金については問い合わせ。
問合せ先:東武バスウエスト川越営業所事務所 Tel: 049-226-3485
⑤エムエス観光バス駐車場(民営)
http://www.ms-bus.com/parking/index.html
川越観光の目玉「時の鐘」、蔵造りの街並みにいちばん近くて便利です。メールもしくはFaxde要予約。
利用時間:9時~17時、年中無休
利用料金:大型バス・中型バス(9m以上)1時間1,000円、以後30分ごとに500円、小型バス・マイクロバス 1時間800円、以降30分ごとに400円
⑥喜多院明星駐車場(民営)
乗用車で133台分のスペースがあります。
利用時間:9時~16時30分(11/24~2月末までは16時まで)、入車は閉場時間の30分前まで
利用料金:観光バス 2時間まで1,000円、以後1時間ごとに500円
※1/3は交通規制のため駐車できません。
問合せ先:喜多院拝観寺務所 Tel: 049-222-0859
⑦小江戸蔵里(くらり)観光バス駐車場(民営)
明治8年に創業した旧鏡山酒造の建築物を、当時の面影を残しながら、お土産処、お食事処、展示スペースなどに改修した複合施設「小江戸蔵里」敷地内に観光バス2台分の駐車スペースがあります。要予約。
利用時間:10時15分~18時(原則、1時間までの利用で)
問合せ先:小江戸蔵里 Tel:049-228-0855(9時30分~18時受付)
※市役所北側に設けた観光バス乗降場(無料・予約不要)は、バスの乗降のみでなので注意してください。
※フリー観光で時間が余った場合は「元町休憩所」が無料で利用できます。市役所北側の観光バス乗降所から徒歩約5分。トイレ・冷暖房完備、ベンチ・テーブルもあり、100人程度収容可能です。
こちらは「川越まつり会館」に入館する場合のみ、観光バスの駐車を受け付けていますのでお問合せください(Tel: 049-225-2727)
※料金やサービス等は2016年当時のものです。最新の情報は公式ホームページを参照してください。
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