まだまだ間にあう!?お江戸深川さくらまつり
こんにちは!編集部Iです。
今回は、東京は江東区、深川エリアに出没してみました。
江東区といえば、東京の東側。
中でも深川は江戸時代から木材関連の倉庫や木場が多く、
米・油問屋の町として栄え、
伝統芸能や伝統工芸など、庶民文化が花開いた下町風情の残るエリア。
中でも”木場の角乗(かくのり)”は無形民俗文化財に指定されている民俗芸能で、
水辺に浮かべた角材に乗った筏師が鳶口一つで操り、
筏に組む仕事から派生したものです。
毎年10月下旬に行われる江東区民まつりで、
木場公園の専用池で披露されていますよ!
船遊びも楽しめる!深川の春
今回は春、ということでやはり桜!
荒川と隅田川が流れ、東京湾に面している江東区は「水彩都市」として、
水と親しむイベントやアトラクションがいろいろ。
「お江戸深川さくらまつり」は今年で12回目を迎えます。
川沿いに続く桜並木を遊歩道から、船から楽しめると年々注目度がUP!
しかもあの、スカイバス東京のオープントップバスが特別運行し、
お花見周遊が楽しめるとか!
これはいくっきゃない!?
今年は天候に恵まれない・・・
東京の春。今年はいまひとつのお天気。
ということで写真もどよ~ん。
特に週末はどこも雨模様で肌寒い・・・。
「お江戸深川さくらまつり」は、大横川沿いをメイン会場に、
遊歩道や橋でさまざまなイベントが行われています。
お花見カフェや和船、動力船などを運行。
桜を川から鑑賞できるとあって、毎年大人気だそうです。
お花見周遊船「和船」は、週末土日と、水曜日に航行されており、
20分の遊覧でなんと500円、お土産付き!
先着700名限定ということで、行列必至です。
昔ながらの手漕ぎ船で黒船橋から東富橋まで、
のんびりと進む様子はまさにお江戸気分!
昔の人もこんな風にお花見を愉しんだんでしょうねー。
船の上では「新内流し(しんないながし)」も行われるそうです。
「新内流し」とは、二人一組で三味線を合奏しながら、
流しで芸を披露する新内節芸人のことで、敦賀新内が始めた浄瑠璃の一流派のこと。
花街や遊里などを流して歩いたそうで、客の求めに応じて
時には屋敷などに招かれて演奏したそうです。
新内流しは石島橋付近で、イベント開催中の土日、13時~14時に
行われる予定です。
もう一つは現代風に「動力船」のお花見クルーズ。
こちらは、昼と夜の運行で、事前予約が必要です。
高見の桜見物ならやっぱりオープントップバスでしょっ!
東京観光で人気の「スカイバス東京」(日の丸自動車興業)。
2階建てバスで天井がオープンになっているので、
解放感も眺めも抜群!
桜並木をまさに「高見の見物」!
はらはらと舞い散るさくらにすぐ手が届きそうですよね。
黒船橋乗船場入口から出発し、桜並木を疾走します。
1日4本、各回40名限定で1,500円。
こちらは残念ながら、今年の運行は4月5日(日)で終了。
来年はぜひ、足を運んでみてくださいね。
夜は桜をライトアップ。お仕事帰りにちょこっと足を延ばすのもおススメです。
お江戸気分で深川をそぞろ歩き!まずは八幡様へ
門前仲町といえば「富岡八幡宮」!
約400年の歴史を誇る、深川エリアの守り神です。
江戸三大祭りのひとつである「深川八幡祭り(富岡八幡宮例祭)」でも有名ですよね。
8月中旬に行われ、3年に一度、八幡宮の御鳳輦が渡御を行う年は「本祭り」と呼ばれ、
大小あわせて120数基の町神輿が担がれる様子は圧巻です。
元禄時代の豪商、紀伊国屋文左衛門が奉納したといわれている
総金張りの宮神輿が3基あったそうですが、関東大震災で焼失。
平成3年に日本一の黄金神輿(約4.5トン!)が奉納され、復活を遂げました。
あまりにも大きく(高さ4.4m)、担げないということで、
平成9年に二宮神輿がつくられ、御本社祭りのときにはこちらが担がれることに
なっているそうです。それでも重さは2トンあるとか・・・。
深川八幡祭りの特徴は、掛け声とともに沿道の人から浴びせられる水!
別名「水掛祭り」とも呼ばれています。
江戸時代もこんな風に盛り上がってたんでしょうね~。
富岡八幡宮、もう一つは、江戸勧進相撲発祥の地として有名です。
江戸時代の相撲興業は京都、大阪から始まりますが、
トラブル多発ということで、禁令が出ていました。
その後、1684年に春・秋の2場所だけ勧進相撲が幕府より許され、
富岡八幡宮の境内で行われるようになったそうです。
そのあとは本所回向院に移りますが、
こちらが発祥の地として明治33年に記念碑が建てられました。
初代横綱明石志賀之助から67代武蔵丸関までの四股名が刻まれています。
相撲ファンなら、ぜひ一度は足を運んでみたいですね!
そして、向かい側には深川不動尊もあります。
こちらは千葉県成田市にある大本山成田山新勝寺の東京別院。
元禄16年に初めて、成田山からの出開帳が行われ、
本尊である不動明王像が公開されたそう。
その後も出開帳のたびに江戸っ子たちが押し寄せ、大いににぎわったと
いわれています。
4月9日にはお釈迦さまの誕生日である花まつりを開催。
交通安全お練り行列と灌仏会大法要が行われるということなので、
今週末は桜祭りと合わせて、大変にぎわいそうですね!
桜の見ごろが過ぎても大丈夫!牡丹に花菖蒲、藤のお花見へ
さくらだけじゃない江東区。
4月下旬から5月中旬までは、古石場親水公園にある牡丹園へでかけてみましょう!
大横川ほとりでは昔から牡丹が栽培されていたということで
「牡丹町」という地名がついたといわれています。
古石場親水公園は「水辺の香り」をテーマに整備されたもので、
水路には海水が流れているため、たまにあさりがとれるとか!
「古石場」という地名の由来ですが、
もともとは越中島の一部だったのですが、その後、使い道がなくなり、
江戸城築城の際、石置き場として使われたことに由来しています。
アジサイが植えられ、バラ園もあるので、これからの季節、
そぞろ歩きにぴったりですね。
そして6月からは都指定名勝「清澄庭園」の花菖蒲!
岩崎彌太郎ゆかりの庭園として有名な清澄庭園では、
約350株の花菖蒲が咲き乱れ、
今年は6月11日(土)~19日(日)にカフェがオープンし、
さまざまなイベントが行われます。
下総国関宿藩主・久世大和守の下屋敷を含む邸を岩崎彌太郎が買い取り、
明治13年にお客様を招待する場所として開園したものです。
清澄庭園に隣接する旧東京市店舗向住宅など、
昭和初期に建てられた建造物、
深川江戸資料館、東京都現代美術館など、見どころがいろいろ。
最近では倉庫跡を再利用したおしゃれなカフェも急増中です。
そして藤の花をみるなら「亀戸天神」へ。
4月下旬~5月上旬に約100株の藤が咲き誇り、「藤祭り」も開催されます。
江戸時代から名所として知られ、浮世絵師である広重も
「名所江戸百景亀戸天神境内」に描いており、その美しさは格別。
期間中は露店で賑わい、下町情緒をたっぷりと楽しめますよ。
亀戸では水陸両用バス「スカイダック」が運行しています。
東大島「旧中川・川の駅」がスプラッシュポイント!
これからの季節、観光ついでにぜひ、乗船(乗車)してみてはいかがですか?
貸切バスで江東区へお江戸旅行は?
実は江東区、貸切観光バスでおでかけにはちょっと不便・・・。
現在のところ、観光バスが止められる駐車場は
お台場近くの臨海エリアと辰巳になります。
どちらかというとお台場周辺の観光に便利な感じ。
門前仲町や深川散策は、電車や都バスが便利ですね。
【お江戸深川さくら祭り】
開催日時:2016年3月26日(土)~4月13日(水)
会場:深川・門前仲町の大横川周辺(黒船橋~巴橋間)
*ライトアップは16時~21時
http://www.mon-naka.com/sakura/
■富岡八幡宮
江東区富岡1-20-3
Tel:03-3642-1315
東京メトロ東西線「門前仲町」駅徒歩約3分
都バス「富岡一丁目」(東京駅丸の内北口・錦糸町駅発 東20・22系統など)
■古石場親水公園
東京都江東区牡丹2-10
東京メトロ東西線・大江戸線門前仲町駅下車3分
■清澄庭園
東京都江東区清澄二・三丁目
Tel:03-3641-5892
都営大江戸線・東京メトロ半蔵門線「清澄白河」駅徒歩3分
■深川江戸資料館
東京都江東区白河1-3-28
Tel:03-3630-8625
都営大江戸線・東京メトロ半蔵門線「清澄白河駅駅徒歩3分
都バス「清澄庭園前」(豊海水産埠頭~亀戸駅、葛西駅~秋葉原駅 門33・秋26系統)
■亀戸天神
東京都江東区亀戸3丁目6番1号
TEL : 03-3681-0010
総武線「亀戸駅」もしくは半蔵門線「錦糸町駅」下車徒歩15分
都バス「亀戸天神前」(亀戸駅前~上野公園、東大島駅前~浅草寿町 上26・草24系統)
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江東区にある観光バス駐車場
[木場公園第一駐車場]
江東区木場4-1-1
Tel:03-3820-3526
大型バス 2時間まで2,000円(30分毎に500円)
*門前仲町までの距離約2㎞・6分
■辰巳の森海浜公園第二駐車場
東京都江東区辰巳2丁目8番
Tel:03-5569-8672
大型バス 1回2,000円
*門前仲町までの距離約4㎞・14分
※事前に必ず問い合わせのこと
■夢の島公園第一駐車場
東京都江東区夢の島3丁目2
Tel:03-5569-4394
大型バス 9時間~24時間まで最大4,500円(繰り返し可)
*門前仲町までの距離約5㎞・15分
■青海臨時駐車場
東京都江東区青海1丁目1
Tel:03-5500-5672
大型バス 1回3,000円
*門前仲町までの距離約8㎞・25分
■青海第二臨時駐車場
東京都江東区青海1丁目1番16号
Tel:03-5500-5672
大型バス(31台まで) 1回3,000円
*門前仲町までの距離約8㎞・25分
■青海東臨時駐車場
東京都江東区青海1丁目2番
Tel:03-5500-5672
大型バス 1回3,000円(夜間は5,000円)
*門前仲町までの距離約8㎞・25分
※予約不可
■日本科学未来館大駐車場
東京都江東区青海2丁目3番6号
Tel:03-3570-9151(代表)
大型バス(20台)来館中3,090円
*門前仲町までの距離約8㎞・25分
※予約不可
■船の科学館駐車場
東京都品川区東八潮3番1号
Tel:03-5500-1111
大型バス 1,000円~
*門前仲町までの距離約8㎞・25分
※江東区ではないですが、日本科学未来館のすぐそばです!
★観光スポットとバス待機場所(駐車場)間は、回送料金がかかります。
また、駐車場料金も実費での清算になりますので、ご注意を!
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<写真提供・取材協力>
深川観光協会(深川仲町通り商店街振興組合内)
江東区門前仲町2-2-1
Tel:03-3643-0114(平日受付 9時30分~17時)
http://www.fukagawa-kanko.com/
(公財)東京観光財団
東京都新宿区山吹町346番地6 日新ビル6階
Tel:03-5579-2681
http://www.gotokyo.org/
※料金やサービス等は取材当時のものです。最新の情報は公式ホームページを参照してください。
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