道の駅「甲斐大泉」

山梨へ観光バス旅行!おすすめの休憩スポット「甲斐大和」

国道20号線沿いにある道の駅「甲斐大和」。中央自動車道・大月ICと勝沼ICの中間ぐらいで、新笹子トンネルのすぐ近くにあります。

駅のある山梨県東山梨郡大和村は2005年に塩山市、勝沼町と合併。甲州市になりました。甲斐大和は「そば切り発祥の里」として知られているエリア。武田信満公が開基、名僧「業海本浄」が開山した名刹、天目山栖雲寺(せいうんじ)の境内に「蕎麦切発祥の地」と書かれた大きな石碑が建っています。

そばが日本に伝来したのは奈良時代以前といわれ、もともとは脱穀したそばの実をそのまま雑穀類に混ぜて煮たり、そばがきのようなものにして食べていたといわれています。現在のように、細く切って麺のようにして食べるようになったのが室町時代の頃です。

栖雲寺がそば切り発祥の地といわれる根拠の一つとして、天野信景という人物(尾張藩士・国学者)が書いた『塩尻』という随筆の中で

「蕎麦切りは甲州よりはじまる。初め天目山参拝多かりし時 参拝の諸人に食を売るに そばを練りて 旅籠とせしに、其後うどむを学びて今のそば切りとはなり・・・」

と書かれていたことがもとになっています。

また、甲斐大和は武田家終焉の地としても有名。武田家第19代目の”武田信玄”を後継した第20代勝頼が1575年、織田・徳川連合軍に長篠の戦で敗れて敗退。1582年大月・岩殿城を目指す途中、小山田信茂の謀反に合い、甲斐大和天目山へ敗退を図るものの、途中で自刃して果てます。このため、岳だけゆかりの史跡や文化財などが点在し、かつての面影をしのぶことができます。

駅の近くにはハイキングコースとしても人気の高い日川渓谷竜門峡があります。水の流れに沿って遊歩道が整備されているので、マイナスイオンをたっぷり浴びながら自然の作り出す造形美を楽しむことができます。

駅には甲斐大和の特産品、ワインやうらじろまんじゅう、炭などを扱う物産館、軽食コーナー、レストラン、農作物加工体験施設を併設。山梨名物、ほうとう麺打ち体験ができ、その場で調理して食べることもできます。

「甲斐大和」のグルメ情報

●惣菜村2248

道の駅が2013年4月にリニューアルオープン。「そば切り発祥の里 天目山」らしく、地域のそば文化の継承に力を入れています。大和産そば粉を使用し、腕によりをかけてつくる手打ちそばが人気です。
大和のマイタケを使用したマイタケごはんのついた定食、そばがきの素揚げの他、白髪ねぎや温玉、青のり入りあげだま、わかめを乗せた大和ぶっかけそばも好評です。また、朝9時から提供される朝カレーもおススメ。
[営業時間]11時~18時、木曜定休

●軽食コーナー

麺類、ごはん類、定食などの他、ソフトクリームなどもあります。ここでの名物は巨峰ソフトクリーム。薄いパープル色で巨峰の香りが楽しめます。
[営業時間]10時~18時、水曜定休

「甲斐大和」周辺の見どころ

●天目山温泉ふれあいやすらぎセンター

標高1000mにある温泉。焼山沢の渓流のそばにあるため、春は新緑、秋は紅葉、冬は雪景色と四季折々の自然に囲まれ、森林浴を楽しみながらくつろげます。
しかも世界的にも珍しい高アルカリ性温泉。水素イオン濃度10.3phで肌がつるつるに。登山やトレッキング、BBQ、釣りの後の疲労回復にもぴったりです。
[営業時間]10時~19時(18時受付終了)、水曜定休、年末年始休み

●日川渓谷 竜門峡・レジャーセンター

山梨県「日川渓谷 竜門峡」

日川渓谷は、山梨県甲州市大和町にある渓谷。甲州市大和町田野地区から天目地区にかけてを竜門峡と呼んでいます。渓谷沿いに遊歩道が整備されているため、気軽なトレッキングコースとして親しまれています。
渓谷には巨石が横たわり、途中に丸太橋や滝などもあるのでのんびりと散策するのがおススメ。甲斐大和駅から武田家ゆかりの史跡、景徳院や栖雲寺、やまと天目山温泉、日川渓谷レジャーセンターなどを巡り、駅までを歩くとだいたい3時間ぐらいです。
特に秋は紅葉狩りの名所として人気があります。10月下旬~11月上旬ぐらいが見ごろ。ケヤキやカエデ、ホオノキ、オニグルミ、コナラなどがあります。

「日川渓谷レジャーセンター」
釣りやBBQが楽しめるアウトドア拠点。宿泊できるバンガローもあります。餌や竿などもそろっているので、手ぶらで遊びに来てもOK。釣れた魚はその場で焼いて食べることもできます。
BBQは要予約で、食材、木炭などがついて2,000円コース、4,000円コースの2タイプ。食材持ち込みもOK。
[問合せ先]Tel:0553-48-2455

「甲斐大和」おすすめのお土産情報

●そばプリン

現在、大ブレイク中の週末限定プリン。そば風味のプリンにカラメルソース、カリカリのそばの実を振りかけていただきます。

●うらじろまんじゅう

うらじろは正式名称をオヤマボクチ(キク科)といい、山地に生える多年草。よもぎとはまた違ったさっぱりした風味で人気があります。オヤマゴクチの白い葉の部分を練りこんでつくった皮で、甘さ控えめの餡を包んでいます。毎日手作り、無添加、無着色。イベントや日祝祭日には地元の木炭で焼いた焼きまんじゅうの販売もあります。

●甲州産ワイン

甲州小梅を使った手作りの味。

●うらじろ麺

麺のつなぎとしてうらじろを練りこんでいます。生産量が少ないため、売り切れの場合もあります。ゆでるとキレイな翡翠色になります。うらじろの葉は天ぷらにしてもおいしいそうです。

information
施設名:道の駅 甲斐大和
アクセス:
JR甲斐大和駅から徒歩20分
勝沼インターから車で5分
住所:山梨県甲州市大和町初鹿野2248
電話:0553-48-2571
開館時間:午前9時~午後6時
休館日:毎週水曜日、12月28日~1月3日
駐車場:普通車:59台 大型バス:7台 身障者用:1台
トイレ:男10、女6、身体障害者2

※最新情報は公式ホームページを参照してください

この記事を書いた人
バス観光マガジン編集部 編集ライター

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