結婚式の送迎には貸切バスがおすすめ!メリット、マナー、注意点は?
結婚式を挙げるとなると、決めることが沢山あります。どんなスタイルの式にする?結婚式場は?ドレスは?招待客、席次、引き出物 etc。
そんな中でつい見落としがちなのが、式場までのアクセスです。駅から近い式場や、式場でシャトルバスを用意してもらえるなら問題ありませんが、
- 式場までのアクセスが不便
- 式場でシャトルバスのサービスがない
- 披露宴や二次会の会場が挙式場と異なる
- 親族や遠方から参加するゲストが多い
- 高齢のゲストや小さな子ども連れのゲストがいる
など、貸切送迎バスを手配した方がゲストに喜ばれるケースは多くあります。そこで、結婚式のゲスト送迎に貸切バスを利用するメリットやマナー、注意点などをまとめました!
<目次>
- 結婚式送迎で貸切バスを利用するメリット
- 結婚式送迎でぴったりな貸切バスの種類・料金
- 結婚式送迎で貸切バスを手配するマナー・注意点
- 結婚式送迎で貸切バスを予約するタイミング
- コロナ禍で結婚式を延期や中止した場合の貸切バスキャンセル料
結婚式送迎で貸切バスを利用するメリット
まずは貸切バスを利用するメリットからご紹介します。
メリット1:時間や場所を自由に設定できる
結婚式場で用意してくれるシャトルバスの送迎区間は、最寄駅⇔式場 や 自宅周辺⇔式場 のみという場合がほとんど。その点貸切バスなら乗車/下車場所を自由に決められるので、新郎新婦の地元が遠方な場合や、挙式会場から披露宴会場、披露宴会場から二次会会場などへの送迎も可能です。
また、近年人気が高まっているアウトドアウェディングやゲストハウスウェディングの場合、アクセスが不便なのにシャトルバスのサービスがないことも少なくありません。タクシーを何台も手配すると手間も費用もかさみますし、自家用車で来てもらうゲスト用の駐車場の準備も必要。
貸切バスなら、さまざまなケースに臨機応変に対応でき安心です。
メリット2:遠方から参列する親戚やゲストに喜ばれる
メリット1で少し触れましたが、新郎新婦の地元が遠方の場合にも、貸切バスが重宝します。遠方だと式場のシャトルバスの範囲外なことが多いですし、土地勘がないと道に迷ってしまうこともあります。
また、高齢のゲストや子ども連れのゲストは公共交通機関での移動が負担になる場合も。かといって、自家用車で長時間運転となると、式が始まる前に疲れてしまうことも。
遠方からのゲストは荷物が多くなりますし、観光気分を楽しんでもらえるという側面もあります。また、コロナ禍中でも人ごみを避けて移動でき、公共交通機関を使うよりも安心です。
メリット3:高齢の方や子ども連れのゲスト送迎に便利、ついでに親族旅行も!
アクセスがさほど悪くなくても、ご高齢のゲストや子ども連れのゲストにとっては徒歩で向かうのが大変な場合があります。そんな時にも、貸切バスがあると喜ばれます。
また、親族用に貸切バスを手配して、結婚式と合わせて親族旅行を楽しんでもらうように企画するカップルもいますよ。
結婚式の送迎にぴったりな貸切バス、どんな種類があるの?料金は?
続いて、結婚式でのゲスト・親戚の送迎に便利な貸切バスの種類をご紹介します。あんまり大仰なのはちょっとという人も、親族が多いけど乗り切れるかしら?という人も、きっとぴったりなバスがありますよ。
バスの大きさごとの大体の料金も記載しますので、参考にしてください。料金は都道府県ごとに異なります。
小型マイクロバス(定員:20名前後)
貸切バスの中で最もコンパクトなバスです。短距離なら補助席を利用することもでき、その場合は、25~26名ぐらいまで乗れる場合もあります。
料金目安:往復8時間 65,670円~(都内発 100km程度の移動)
※バス運行前後の安全確認を行う2時間分も含めて計算。
※高速道路等有料道路料金、バス駐車場料金等は別途実費としてかかります。
※バス会社から乗降場所までの回送代は含みません。
中型バス(定員:27名まで)
移動に便利な観光バスタイプ。座席と座席の間がゆったりしているので、自宅と式場が離れてる場合などにおすすめです。
マイクロバスにはないトランクも付いているので、荷物が多くても安心。天井も高く眺めがいいので、結婚式のついでに観光も楽しみたいという場合にもぴったりです。
料金目安:往復8時間 76,560円(税込)~(都内発 100km程度の移動)
※バス運行前後の安全確認を行う2時間分も含めて計算。
※高速道路等有料道路料金、バス駐車場料金等は別途実費としてかかります。
※バス会社から乗降場所までの回送代は含みません。
大型バス(定員:43~45名)
定員は補助席なしで43名前後、補助席を利用すれば53~55名まで乗車可能。大勢が一度に移動できるので、親族の送迎はもちろん、結婚式場から披露宴会場や2次会会場までの送迎にも便利です。
料金は最も高くなりますが、大勢がスマートに移動できるのは魅力です。
料金目安:往復8時間 89,980円(税込)~(都内発 100km程度の移動)
※バス運行前後の安全確認を行う2時間分も含めて計算。
※高速道路等有料道路料金、バス駐車場料金等は別途実費としてかかります。
※バス会社から乗降場所までの回送代は含みません。
上記金額は2023年8月25日に国土交通省が公示した「新公示運賃額(最低基準額)」に基づき、計算した最低基準額です。実際のバス料金は、各バス会社が運輸局に届け出た単価で計算します。
このため、正確な料金は見積りを取らない限りわかりません。また、バス会社ごとに単価が異なるので、しっかりと見積りを取り寄せて、比較しないと損をしてしまいますよ。
▼都道府県別結婚式送迎バス貸切料金の目安
北海道エリア:北海道
東北エリア:青森|秋田|山形|岩手|宮城(仙台)|福島
北陸甲信越エリア:福井| 石川(金沢)|富山| 新潟|長野
関東エリア:山梨|栃木|群馬|茨城|千葉|東京|神奈川(横浜)|埼玉
中部(東海)エリア:静岡|愛知(名古屋)|岐阜|三重
関西エリア:滋賀|奈良|京都|大阪|兵庫(神戸)|和歌山
中国エリア:岡山|広島|島根|鳥取|山口
四国エリア:愛媛|香川|高知|徳島
九州エリア:福岡|長崎|佐賀|大分|熊本|宮崎|鹿児島
沖縄エリア:沖縄
貸切バス料金の目安についてはこちらのページも参考になさってください。
結婚式送迎に貸切バスを手配する場合のマナー・注意点
結婚式の送迎に貸切バスを利用する場合ならではの、マナーや注意点もありますよ。
結婚式の送迎バス幹事役を決めて点呼をお願いする
結婚式当日は、新郎新婦は先に会場に入っていることがほとんどです。その場合、送迎バスに新郎新婦は同乗しないため、バスに乗る人の中から、その場を取り仕切ってくれる幹事役を事前に決めておきましょう。
幹事役の人にお願いするのは主に以下のようなことです。
- 乗車時の人数や乗車予定ゲストのリスト確認
- 駐車場代や有料道路代の支払い(当日精算の場合)
- トラブル時の対応や新郎新婦側とのやりとり(事故に巻き込まれた、渋滞で遅れそうなど)
親族や友人など親しい間柄の人にお願いし、引き受けてくれた人にはお礼としてお車代を用意するのがマナーです。
お車代の金額(相場)やご祝儀袋について
送迎バスの幹事だけでなく、仲人や乾杯のスピーチをお願いするゲスト、遠方からのゲストなどに感謝の気持ちとしてお渡しするお車代。包む金額は、渡す相手によって金額が変わります。
- 仲人、媒酌人:1万円~3万円(別途10~20万円のお礼)
- 主賓、乾杯の発声をお願いした方:1万円~3万円
- 遠方ゲスト:交通費の半額~全額
- 受付係、送迎バスの幹事:3,000円~5,000円
お車代を包むご祝儀袋も、金額によって変わります。
- 1万円〜数万円:水引と「のし」がついたご祝儀袋
- 1万円前後:水引と「のし」が印刷されたご祝儀袋
- 5千円前後:水引と「のし」が印刷されたご祝儀袋 or ぽち袋
送迎バスの幹事の場合、お車代は3,000円〜5,000円なので、印刷されたご祝儀袋かぽち袋に入れて渡します。ぽち袋は可愛らしいデザインのものも販売されていますし、手作りしても素敵です。
以下、結婚式のお車代に関する参考記事もぜひご覧ください。
・結婚式送迎バスの案内状ガイド!付箋の例文&手配スケジュール
引用元:「花嫁note」
・結婚式で渡す「お車代」の相場。相手別・距離別に解説!
・結婚式のお車代を入れる封筒マナー。選び方と入れ方ガイド
・【結婚式】お車代の渡し方!タイミングと添える言葉【マナー】
うっかり忘れがちな結婚式送迎バス駐車場の確認・手配
結婚式場や披露宴会場に、バスを停められる駐車場があるかの確認も必要です。バスの駐車スペースがない場合や、「マイクロバスは停められるけど中型バスや大型バスは停められない」ということも多いので、その場合は自分たちで探します。
式場のスタッフに相談するか、「地名」+「バス」+「駐車場」のキーワードでインターネット検索してみましょう。
(例)「表参道 バス 駐車場」
また、以下の記事も参考にしてください。
式場の近くでバスの駐車場が見つからなかった場合、周辺に公園や大型レジャー施設などがあればそこの駐車場を借りられることもあるので、問い合わせてみましょう。
貸切バスの予約はなるべく早めに!
結婚式を挙げるのはほとんどの場合、週末や祝日ですよね。週末や祝日は、結婚式以外にもイベントや行楽などで貸切バスを利用する人が多いので、結婚式の日時が決定した時点、もしくはなるべく早めに貸切バスの予約をした方が安心です。
特に7月~11月の週末や連休は、1年前でも予約が埋まっていることも。とはいえ参列者が決まらないことにはどの程度の大きさのバスを予約すればいいかも決められないかもしれませんが、早めに予約した方がいいということは頭に入れておきましょう。
人数が変更になった等、貸切バスのキャンセル料はいつからかかる?
一般的に貸切バスのキャンセル料がかかるのは、利用日の14日前から。
貸切バスの運行契約について定めた法律「貸切バス運送約款第15条」にあるキャンセルポリシーについては以下の通りになっています。
キャンセル料が発生するタイミング | キャンセル料 |
利用日の14日~8日前まで | 貸切バス料金の20% |
利用日の7日~24時間前まで | 貸切バス料金の30% |
利用日の前日 | 貸切バス料金の50% |
当日 | 100%相当額 |
しかしながら、自家用車でいく人が増えたなど、当初の予定よりも貸切バスの利用人数が減ってしまう場合もあります。
また、さまざまな事情で結婚式が延期になるということも。延期の場合、変更したい日時で貸切バスに空きがあれば運行日変更ということで配慮してもらえる可能性がありますので、ぜひ相談してみましょう。
結婚式の日取りが1年以上先などという場合も、とりあえず見積りを取り寄せてバス会社に予約をしておけば安心。キャンセル料がかかり始める2週間前までに決断すれば料金はかかりません。
結婚式での送迎バスや幹事役をお願いした場合のマナーなどについて、もっと詳しく知りたい場合は、以下の記事を参考にしてください。
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結婚式の送迎には貸切バスがおすすめ!メリット、マナー、注意点まとめ
大切な親族やゲストには、少しでも気持ち良く結婚式に参列してもらいたいもの。発着地点や時間を比較的自由に決められる貸切バスなら、アウトドアウェディングや遠方の親族を招待する場合などさまざまな場面で活躍します。
うっかり見落としがちな送迎バスの準備ですが、できるだけ早めに手配を済ませましょう。
遠方からゲストを招待する場合でも安心して利用できる貸切バスについては、どうぞお気軽に「貸切バスの達人」へお問合せください。お見積もりは無料です!
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