フランス・パリの定期観光バス「オープントップバス」はホントに便利なの?
こんにちは!編集部Iです。
今回はフランス花の都、パリを走る定期観光バスについて調べてみました。
最近日本でもオープントップバスを使った
定期観光バスツアーが人気ですよね。
もちろん、観光スポット満載のパリでも走っています。
こちらは赤い車体でお馴染みの「Car Rouge(カー・ルージュ)」。
パリの主要スポット、9か所を巡回。
イヤホンで日本語のガイドを聞けるという点では、スカイバス東京とかと同じ。
好きなスポットで自由に乗り降りできる点も同じです。
【Car Rouge巡回ルート】
エッフェル塔→シャン・ド・マルス公園→ルーブル美術館→ノートルダム大聖堂
→オルセー美術館→オペラ座→シャンゼリゼ・エトワール(凱旋門)→グラン・パレ
→トロカデロ(終点)
エッフェル塔第3展望台(最上階)からながめると、
このシャン・ド・マルス公園の美しい姿を一望できますよ。
そして、御存じ「ルーブル美術館」。
世界最大級のコレクションを所蔵するここを見学するなら、半日は覚悟しないと無理。
入場の待ち時間もはんぱないので、来館目的でこのバスを利用するのは厳しそう・・・。
10月~3月の毎月第一日曜日と7月14日(祝)は一般無料の日になっています。
お次はノートルダム大聖堂。
シテ島に建つ、ゴシック建築の最高峰。
パリから○kmはここにある「ポワン・ゼロ」が起点です。
まさにパリの中心(へそ?)ですな。
エッフェル塔や凱旋門に登る人は多いようですが、
ノートルダム大聖堂の塔に登る人は少ないといいいます。
ところがここはなかなかの展望スポット。
ギリシア神話に登場する架空の怪物の彫刻、ガーゴイル(シメール)がたくさん!
雨の水を吐き出すことで悪霊を退散させるのだとか・・・。
こちらに登るには8.50ユーロかかりますが、
それだけの価値ありです!
塔に登らなければ30~40分程度というところ。
混んでいる時期はもう少し余裕を見ましょう。
その次はオルセー美術館。
1900年に開催された「パリ万国博覧会」の際に、
オルレアン鉄道が建設したオルセー駅の鉄道駅兼ホテルだったものを改修。
1986年に19世紀美術作品を展示する美術館として開館したものです。
マネ、ドガ、モネ、ルノワール、ゴッホなどが好きな人には
ルーブルよりも魅力的かもしれませんね。
こちらも入場&見学するのに時間がかかるので、
このバスで訪れるのは不向きかも・・・。
果たしてオープントップ・バス・ツアーは観光に便利なのか?
ここまで見てみると、このバスで観光スポットを回るのは無理がありそうな・・・。
2階建てからの眺望を楽しむ、
パリの町をぐるりと眺めてみる、という目的で利用するにはちょうどいい
といったところでしょうか?
続いてオペラ座。
バレエ公演中心で、安い席ならドレスコードも緩め。
パリらしいエレガントさを楽しみたいならうってつけですね。
こちらの凱旋門もパリの“顔”のひとつ。
屋上まではらせん階段をぐるぐると登ります。
登りきると、サクレクール寺院やエッフェル塔なども見渡せます。
こちらはあまり混雑しないので、バスを降りて立ち寄ってもいいかも。
そして「グラン・パレ」。
パリ8区のシャンゼリゼ大通りとコンコルド広場の間
こちらも1900年パリ万博博覧会会場としてつくられたものです。
イベントが行われている時は混雑しています。
一面ガラス張りの天井がこちらのみどころ。
タイミングが合えば(イベント開催時以外)降りて見学も可能かもしれません。
グラン・パレのお隣にある「ミニパレ」には
ロマンティックなレストランが!
暖かい時期ならテラス席もオープン。
こんな夜景が楽しめるかも!
最後のバスツアーはエッフェル塔発15時47分。
こちらに乗れば、グラン・パレ到着が17時56分だそう。
ディナーにはちょっと早い??
そして終点のトロカデロに到着。
パリ16区にあり、エッフェル塔とはセーヌ川を挟んだ向かい側に位置します。
こちらもパリ万博の際に、もともとあったトロカデロ宮殿を取り壊し、
現在のシャイヨ宮に立て替えられており、
湾曲した双翼のカタチが特徴的な建物です。
ここまでバスを降りずに約1時間半で到着。
ただ、終点のトロカデロからはどこにもいかないので、
降りて別のバスに乗り換えないといけません。
ベンリかときかれると、ちょっと微妙・・・。
1日券で大人30ユーロ、2日間で34ユーロ。
セーヌ川1時間クルーズがついたものだと36ユーロだそうです。
(2015年現在)
オンライン予約だを10%OFFです。
■Car Rouge
http://eng.bigbustours.com/paris/home.html
次回は別のオープンバスツアー。
「パリ・オープン・ツアー」についてご紹介していきましょう!
<写真提供>
パリマダム ドゥ・ラクロワ・Kota
https://pixabay.com/
※料金やサービスは取材当時のものです。最新の情報は公式ホームページを参照してください。
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