nanndaimon

カンボジアをバスが行く② アンコール・トム、タ・ブローム、アンコールワットへ

どよ~ん。カンボジア入りしたその夜はホテルに直行。ゆっくり休めると浮かれていたのもつかの間・・・。

早朝にアンコールワットで日の出鑑賞ってぇことは、早起きしなきゃだめじゃん!(←ゆるく気付いていなかった)

5時にロビー集合のため、4時起きしてでかけることになりました。でも、素敵な光景を思い浮かべ、疲れた体にムチ打ち、ロビーへ。真っ暗な街へバスは出発しました。

hyundai_bus

バスはヒュンダイ(韓国)製。外国人の観光客向けのバスとしてアジアではよく走っています。

日本にも2008年頃に輸入され始め、最近では西鉄バスが高速バスとして導入するなど、国内でもよく見かけるようになりましたね。

バンコクからの国境越え直通バスは、ベンツのものなどもあるようです。お値段はヒュンダイ製のものより少々お高い様子。

さて、アンコール遺跡群の観光には入場券が必要ですが、1日券・3日券・7日券の3種類があります。今回は3日間訪れる予定なので3日券を購入。

ticket3days

いざ、アンコールワットに向けて出発!

breaking_dawn

着きましたー。

アンコールワットの正面でバスを降り、石畳の西参道東側陸橋を進みます。西塔門をくぐると中央祠堂など、アンコールワットの見なれた景色が見えてきます。参道を進み、写真スポットで有名な聖池のそばで日の出を待ちます。

Angkor_Wat

しかしこの日、雲が切れず残念ながらご来光はお預け・・・。

ざ~んね~ん!

pond
approach

日の出時刻を過ぎ、ホテルに戻って朝食、そして午前観光の準備のために参道を戻ります。バスに乗り込み、まだ静かな街をバスはホテルに向かいます。

window

せっかくなので、バスの窓ごしに遺跡をパチリ!

sunrise

そしてホテルに到着。ロビーで伝統楽器ロニアット・アエックの演奏が迎えてくれました!

hotel
xylophone

かわいらしい御嬢さんですなぁ~。

今日の予定は午前中がアンコール・トム、タ・ブロームを訪れる予定。昼休憩を挟んで午後からアンコールワットの観光です。

カンボジア観光は、日中気温が高い(35~40度)ため昼休憩を挟んで午前と午後(3時ぐらいから)に分けて出かけます。昼休憩の間にエアコン効かせた部屋で、ゆっくり体力を回復できます。これで早起きの疲れも取り返せそうです。

いざ、アンコール・トムへ!
ちなみに「アンクル・トム」ではありません

のっけからオヤぢぎゃぐ炸裂!?今どきの若者は知らないよね「アンクル・トム」。アメリカ人のストウ夫人が1850年代に書いた小説です。興味のある人は図書館で・・・。って、ギャグの説明をしている場合ではない。

bus2

バスに乗り込み、一路アンコール・トムへ。ちなみに「アンコール・トム」は大きな街という意味です。9~13世紀にインドシナ半島を治めていたクメール王朝が築いた帝都。12世紀後半にジャヤヴァルマン7世が建造しました。

cityscape

車窓から見える風景は「赤」っぽいという印象です。

cityscape2

赤、黄色といった色の建物が多く見られるのと、郊外に出ても土が赤いためです。

そして建物の柱が細いのには驚き。なんでも地震のない国だそうで、日本のように地震を見越して建物を作る必要がないからとのことでした。でもそれにしても細くておっかないなぁ・・・

bus3

しばらくすると今朝日の出鑑賞に訪れたアンコールワットの入口を通過します。トムも近くなるとのどかな森林風景が広がってきます。

前方には黄色いバスが!建物も黄色いがバスも黄色いのかw

「南大門は狭いので、ここでバスを降りてくださ~い」

guide

あ、この方がガイドのビーさんです。

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南大門からアンコール・トムの中心であるバイヨン寺院には、南大門を大きなバスは通過できないため手前で降りて歩いて向かいます。

nanndaimon2

中はトゥクトゥクなどで回ることもできるようです。これが、トゥクトゥク。

tuktuk

グリーンのものはトゥクトゥクよりも大きなサイズ。

mini_bus

日本でいえば、ミニバスぐらいのサイズかなー?

nandaimon2

歩き始めて5分も経たないうちに南大門が見えてきました。

門の隙間、せまっ!

でも、マイクロバスぐらいのサイズなら通り抜けられるかなー。門の高さは約23mで、王が象に乗ったまま通れるように作られてるそうです。

nandaimon3

象に乗ってくぐり抜けるとこんな感じ?

elephant_ride

南大門の手前の橋の欄干は乳海攪拌を模したナーガ(蛇神)、そしてそれを引っ張るアスラ(阿修羅)の神々の像があります。「乳海攪拌」というのは、ヒンドゥー教の天地創世神話のひとつ。

かつて、不老不死の霊薬アムリタを巡り、神々とアスラ族の間で繰り広げられました。お互い譲らず、疲労こんばい。維持神のヴィシュヌに助けを求めたところ「争いを止め、互いに協力をし、大海に様々な素材を入れてかき回せばアムリタを手に入れることが出来る」といったとか・・・。

そこで1000年の間ぐるぐるぐるぐる。やがて太陽や月、アムリタが生まれて・・・っていうお話。

angkorthom

ぽつん、ぽつんと色白のアスラさまがぁ~。

アスラの胴体と首の色が異なるものは、内戦の際に破壊されてしまったものを修復したものだそうです。城門の中でも南大門が修復状態もよいといわれています。

asura

えいしゃ、えいしゃ、ひっぱるアスラたち。橋を渡り、そのまま南大門をくぐり抜けます。

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南大門を下から仰ぎ見るとこんな感じ。

さあ、アンコール・トムの中心、バイヨン寺院を目指しましょう!

――続く――

(All photo by Kota)

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バス観光マガジン編集部 編集ライター

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