快適・豪華・安全・美しい!スイス鉄道のバス編
こんにちは!ローマ在住のSです。夏休みを利用してスイスに旅をしてきました。
スイスは26の州・準州(カントン)に分けられていて、公用語もスイスドイツ語、スイスイタリア語、スイスフランス語、そしてロマンシュ語が話されています。
ロマンシュ語なんてあまり耳にしない言語ですが、スイスのグラウビュンデン州の一部、アルプス北山脈地方で話されている公用語です。
人気のアニメ「アルプスの少女ハイジ」は、もしかしたらロマンシュ語を話していたのかもしれませんね。
(小説・アニメの舞台になったマイエンフェルトは、オーストリアとの国境付近にあり、スイスドイツ語圏です)
今回はスイスの街を走る2階建てバスを視察しました。場所はスイスURI(ウーリ)州からLucerne(ルツェルン)州を走るスイスドイツ語圏でのバスの旅です。
ウーリ州はスイスの中央よりやや東に位置し、隣接するルツェルン州は、中世の面影が残る古い州です。
●SETRA社(ドイツ)の2階建てバス
モデル S 431 DT
座席数は 83席(後方にトイレ付)
バスの長さは 14m(13.890m)
車体は豪華で美しいだけでなく、豊富な収容率と乗客の安全も誇る仕様に出来上がっています。
今回のルートバスはスイス連邦鉄道(SBB/SFF/FFS)の運営のため運賃は電車運賃程。スイスには鉄道割引パスがあるので、すごくお得なんです。
通常では観光バスに利用されるS431Dバスですが、スイスでは市民の足として使われることもあるのに驚きです。
たいへん快適なバスの旅で、約1時間半程度でルツェンの街まで移動しました。
普通の市バスのバス停でバスを待つことになりました。
到着したバスは2階建ての大きなバスです。静かにドアが開き、運転手にチケットを見せて乗車となります。
バス車内です。
入ってすぐにチケットの刻印機があるところが、「鉄道バス」ですね。
もちろん、停車ボタンもありました。
運転手後ろに前方からの2階への階段が設置されています。そして観光案内パンフレットと、ゴミ袋が用意されていました。
運転席です。 運転手にとっても快適なドライブができる工夫がされています。例えば、長距離を運転する場合、バスが「休憩タイムでお茶はいかがですか?」と教えてくれるそうです。
こちらは後方部からの2階への階段です。
2階からの眺めは素晴らしいものでした。
とにかく、窓が広い!
広い窓から壮大な景色が流れるように過ぎていきます。右手に湖を眺めながら遠くの山を眺めるとスイスって本当にのどかなところなのだと感心します。
トンネルは天井に届くのではないか?と心配してしまいそうな高さでした。
振動もほとんどなく、快適で心地よいバスの旅です。
無事にルツェンについて、快適2階建てバスの旅は終わりました。
それにしてもスイスのバスは清潔できれいに保たれていますね。もちろん、日本の電車やバスもです。スイス在住の友人は、日本に帰ってきても特に感動することはないようですが、私(ローマ在住)は日本に帰るときれい!最高!!と思ってしまいます。ローマの汚い車内と比較してしまうので(笑)。
スイスは鉄道とバスでほとんどの区間を移動できます。山が多い為、山脈専用バスもあり、そのバスはなかなかの運転テクニックが必要です。山脈バスの記事もお楽しみにしてくださいね。
次回はルツェンを走る市バスをご紹介します。
■利用したバス会社
スイス連邦鉄道(SBB/SFF/FFS)
https://www.sbb.ch/de/
今回の利用ルート:
Fluelen乗車二ヶ所停車→高速道路走行→街に入り2か所停車→ルツェルン駅前ロータリー到着終了(所要時間は約1時間半)
バス会社の比較がポイント!