電車と貸切バス、料金が安いのはどっち?お得で便利な使い分け方法
社員旅行や合宿送迎など、まとまった人数で移動する場合、電車の方が良いのか、貸切バスを運転手付きでチャーターしたほうがよいのか迷うと思います。
料金を抑えて快適に移動できるのは電車なのか、貸切バスなのか、それぞれのメリット・デメリットを比較してみましょう。
1人当たりの料金で比較すれば「電車」が安いことが多い
新幹線や特急など、長距離を移動して座席指定が必要な電車は別として、一般的な電車であれば1人当たりの料金は圧倒的に「電車」に軍配があがります。特に短距離移動であれば電車の方が「安い」し、移動時間もほぼ正確によめるので、絶対に遅刻したくない場合は特におすすめです。
貸切バスの料金は時間・距離で計算されるもの。運転手付きでチャーターした場合の金額です。費用は利用者で頭割りにするため、乗車人数が少ないと割高になってしまいます。
また、貸切バスの場合、最低利用時間が3時間から。さらにその前後2時間は安全点検の時間が必要。
30分の移動距離であっても5時間分利用したとして支払わなければなりません。割高に感じてしまうかもしれませんね。
電車と貸切バス比較(1)電車の方が安い・メリットがある
- 人数が少なくて荷物も少ない
- 短距離、短時間(1時間程度)の移動
- 行き先にバスの駐車場がない、など
まとまった人数で移動する、荷物が多い場合は「貸切バス」がお得で便利
貸切バスは定員数ギリギリまで利用者がいれば、割り勘になるのでとてもお得!マイクロバスなら20名、中型バスなら27名、大型バスなら43名で利用すればリーズナブル、というわけです。
また、荷物が多い、小さな子どもたちが多い場合、他の利用者が多い公共の交通機関では迷惑がかかります。ゴルフやスノボー、合宿、遠足などの場合、できれば貸切バスが便利ですよね。
また、公共の交通機関が発達していない地方などでは、電車の本数が少ない・乗換に時間がかかるなど、思うように移動できない場合も。沖縄などはまさに都心部にモノレールがあるだけなので、貸切バスやタクシー(レンタカー)は必須です。
短い移動距離でも、人数が多ければ費用が抑えられる可能性がありますので、ぜひ見積りを取り寄せて電車の場合と比較してみましょう。
貸切バス乗車人数比較 | 大型バスの定員 | 中型バスの定員 | 小型バスの定員 | マイクロバスの定員
電車と貸切バス比較(2)貸切バスの方が安い・メリットがある
- 人数が多い、荷物が多い(ゴルフバッグやキャリーバッグがあるなど)
- 3時間以上の移動や利用時間
- 公共の交通機関が発達していない(電車の本数が少ないなど)
- 参加者にご年配者や子どもがいる、など
新幹線や特急電車での移動と貸切バスで比較する場合
新幹線や特急電車など、長距離移動を想定する場合、貸切バスとどちらが安いのでしょうか。1つの目安となるのは、運転手1名で運転できる距離・時間までなら貸切バスの方が安い可能性が出てきます。
バスツアーでいえば、日帰りで往復できる範囲。もしくは現地で宿泊して片道が運転手1名で運転可能な距離・時間である場合です。
運転手1名で移動できる距離は1日500㎞まで(夜間は400㎞まで)。運転時間は2日間平均で9時間までです(休憩時間は含まず)。
例えば東京~大阪間など片道500㎞を超えるような移動は、交代運転手が必要で早朝・深夜運行となるため、かなり割高となります。新幹線だと高すぎるのであれば、高速バスを利用するのが最もお得といえますね。
貸切バスよりも高速バスが安く運行できる理由は以下の記事を参考にしてください。
電車と貸切バス比較(3)貸切バスの方が高くつく
- 利用時間が長い、移動距離が500㎞以上(夜間は400㎞以上)になる
- 早朝深夜の時間帯に運行時間がかかる(22時~翌5時までに適用)
- 高速バスの方が断然安い
電車と貸切バスの比較、利便性が高く、料金が安くなるのはケースバイケース
料金だけを単純に比較するならば電車が最も安く移動できます。しかしながら、公共交通機関が発達していない場所での移動は、貸切バスが必須の場合も。
大きな荷物を抱えて何度も電車を乗り換えなければならないのもしんどいもの。小さなお子さんがまとまって移動する幼稚園・保育園の遠足も貸切バスなら安心です。
観光旅行なら、移動時間中もみんなでカラオケや宴会などでワイワイ楽しめる貸切バスが断然楽しいですよね。
新幹線・飛行機などを利用して移動する場合は、現地でバスをチャーターして移動手段にするのがベストな場合もあります。「貸切バスの達人」なら、貸切バスの見積もりは無料。
複数のバス会社からまとめて取り寄せて料金を比較できるので相場感もわかります。電車か、バスか迷う場合はお気軽に見積りを取り寄せてみてはいかがでしょうか。
バス会社の比較がポイント!