貸切バスでバスガイドは頼める?料金やお仕事内容解説
バスツアーで観光スポットをわかりやすく紹介してくれるバスガイドさん。
場を和やかな雰囲気にしてくれるので、ぜひ貸切バスを使った旅行でも、バスガイドさんに同行してほしいと思う方も多いのではないかと思います。
「貸切バスの達人」では、バスのお見積もりと一緒に、バスガイドさんの依頼も可能です。
依頼方法や料金、お仕事内容まで、バスガイドさんについて解説します!
1. バスガイドの仕事とは?
2. バスガイド・添乗員・バスアテンダントは何が違う?
3. バスガイドの頼み方。料金は1日いくら?
4. 貸切バスでバスガイドを頼むときの注意事項
5. 貸切バスのバスガイドまとめ
バスガイドの仕事とは?
バスガイドの仕事は、観光バスや貸切バスに乗車して、観光地にまつわる情報を提供したり、車窓から見える景色を案内しながらお客さまを楽しませること。
観光だけでなく、ツアー時間の調整・管理、お客さまの管理、車内サービスまでを担当し、お客さまにとって快適な旅を提供しています。
またバスガイドは運転手のサポートをする役割や、車内でのお客様への案内役も担っていて、バックの際の誘導、社内点検、シートベルト着用の呼びかけも大事な仕事。
(下記、2017年6月追記)
2017年6月に起きた愛知県新城市の東名高速での乗用車との衝突事故では、バスガイドさんが運行中に何度もシートベルトの着用を乗客に案内したことから、ほとんどの乗客がシートベルトをつけていたそう。
乗客は重軽傷を負いましたが、犠牲者はいませんでした。被害が大きくならずに済んだのは、バスガイドさんの呼びかけのおかげですね。
さらに、ガイドさんの経験や個性にもよりますが、歌を歌ったり、バスレクレーションを行ってくれたり、バスの中でのエンターテイメント的な役割りを果たしてくれるガイドさんもいらっしゃいます。
ただしこういったことの得意・不得意は人それぞれなので、例えば「なにか歌を歌ってください」とお願いしても「苦手なのでご遠慮させてください」といった場合も出てくると思いますのでその辺りはご了承を!
バスガイドになるために特別な資格は必要とはされていませんが、各自のスキルアップのため入社後に「国内旅程管理主任者」という国内の添乗業務を行うための資格取得を義務付けている会社もあります。
バスガイド・添乗員・バスアテンダントは何が違う?
バスガイドと添乗員の違い
バスガイドが観光案内をしたり、車内のサービスを行うのに対して、旅行全般の業務に携わるのが添乗員。
添乗員になるには前述した「国内旅程管理主任者」という資格が必要です。
添乗員になると、現地のガイドはもちろん、ホテルのチェックインやチェックアウト、観光スケジュールの決定、自由行動の注意点や集合についてなどを管理できるようになり、よりツアー全体を運営することができるようになります。
バスガイドとバスアテンダントの違い
「バスアテンダント」という言葉も聞くことがありますが、バスガイドさんとはどういった違いがあるのでしょうか?
たくさんのツアーアテンダントが所属する「美バス」を展開している人材派遣会社「美職カンパニー」さんに伺ってみました。
「ツアーアテンダントの仕事はお客様のバス旅行を安全に、華やかに、楽しく盛り上げることです」。
仕事は観光案内や車内サービス・バスの中での司会などを担当していただくことができて、バスガイドさんの仕事と大きな差はないようです。
ただ、バスアテンダントの人材派遣会社ではモデルやコンパニオン、キャビンアテンダントを経験した女性が多く所属しているので、華やかな雰囲気の旅にしたいならツアーアテンダントさんにお願いするのも手ですね。
バスガイドの頼み方。料金は1日いくら?
「貸切バスの達人」でバス会社に見積りをお願いする際、バスガイドを頼みたい場合は、バス会社を通じて手配をお願いしましょう。
バス会社の中には自社でバスガイドを確保している会社もありますが、だいたいのバス会社ではバスガイドの派遣会社に頼むことが多いです。
※貸切バスの達人では専属バスガイドのご用意はありません
バスガイドの料金は、1人あたり、1日20,000(税込で22,000)円前後が相場です。
「子どもたちと遠足に行くので、歌を歌ってくれるガイドさんを」など、こんなガイドさんに頼みたいというご希望をお伝えいただければ、可能な限り要望に応じてくれると思います。
ミニコラム:男性のバスガイドもいる?
ところで旅客機では男性の客室乗務員を見かけることありますが、バスガイドにも男性はいらっしゃるのでしょうか?
実は、数は少ないけれど男性バスガイドはいらっしゃいます。
1999年に改正された「男女雇用機会均等法」により、バスガイドに男性も採用される流れが加速しました。
観光バス会社大手の「東都観光」でも現在は男性バスガイドを採用しているそう。
高年層の女性のお客さまを獲得するための戦力として活躍しています。
同じバスガイドでも男性と女性が行うのでは雰囲気が変わってくるので、男性のバスガイドが増えることはお客さまにとっても選択肢が増えて良いですね♪
貸切バスでバスガイドを頼むときの注意事項
貸切バスの達人でバスガイドを頼むときに気をつけなくてはいけないことは何でしょう?
まず一泊以上の旅行の場合、バスガイド用の宿泊場所を用意する必要があります。
宿泊施設はガイドだけではなく、運転手さんにも必要となってくるので、それぞれ一部屋ずつ予約するようにしましょう。
お客様の泊まる宿が高額の場合は、近くの手頃なビジネスホテルなどでもかまいません。夕食や朝食の代金や宿泊施設までの交通費などもお客様にご負担いただきます。
昼食代や心付け(寸志)などは特にご用意していただく必要はありません。
また、当然のことではありますが、バスガイドはコンパニオンではないので宿泊先で接待などをお願いすることはできません。
貸切バスのバスガイドまとめ
- バスガイドは、車内で観光案内や道中の見どころを紹介して乗客を楽しませることが仕事
- 添乗員は、バスを降りて現地のガイドができる
- バスガイド料金の相場は、20,000(税込で22,000)円前後
- 宿泊行程の場合は、バスガイドの宿もお客様手配になる
バスガイドさんに同行していただく貸切バス旅行。
参加者を上手に盛り上げ、まとめてくれるので幹事さんにとっても非常に助かりそうですね。
「ぜひバスガイドさんにガイドをお願いしたい!」とお考えの方は、貸切バスのお見積もり時や、お申込みの際にお伝えくださいね!
※料金やサービス等は取材当時のものです。最新の情報は各バス会社にお尋ねください。
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